Jackery 300 Newは、288Wh・300W出力を約3.7kgにまとめ、AC2口と約10ミリ秒のUPSを備えた2026年6月発売の小型ポータブル電源です。
この記事では、口コミ・評判や前モデル300 Plusとの違い、デメリット、使える家電、ライバル機との比較まで、初めての方にもやさしく解説します。

【結論】Jackery 300 Newはこんな人におすすめ

先に結論からお伝えしますね。300 Newの魅力は「軽さ・AC2口・約10ミリ秒のUPS」、注意点は「アプリ非対応・使えるのは定格300Wまで」です。

「軽くて停電にすばやく強い、はじめての一台」を探している方にぴったりのモデルです。
- こんな人におすすめ
- 別のモデルを検討したほうがいい人
- この記事でわかること
こんな人におすすめ
- AC(コンセント)が2口ほしい方
ノートPCとWi-Fiルーターを、電源タップなしで同時に使えます。 - 在宅ワーク中の瞬停(ほんの一瞬の停電)が心配な方
約10ミリ秒で切り替わるUPS機能で、PCやルーターが落ちにくくなります。 - 軽くて長持ちする防災用の一台がほしい方
重さ約3.7kg、充放電サイクル約4,000回のリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しています。 - 家電量販店で実物を見て、相談しながら買いたい方
ヨドバシカメラやビックカメラなどを中心とした「販路限定」モデルです。
気になった方は、いまの気持ちに合わせて次のリンクからどうぞ。
- 300 Newが自分に合いそうな方
▶ Jackery 300 Newの最新価格を見る(公式ストア) - ほかの300Whクラスとまだ迷っている方
▶ 300Wh前後のポータブル電源の価格を比較する
別のモデルを検討したほうがいい人
- スマホアプリで残量を確認・操作したい方
300 Newはアプリ連携に対応していません。 - 電気ケトルやドライヤーなど、300Wを超える家電を使いたい方
500Wh級〜1,000Wh級の上位モデルが安心です。 - とにかく安さを重視したい方
セールで大きく値下がりすることがあるEcoFlow RIVER 3 (230)なども候補になります。 - コンセント(AC)は使わず、USB充電がメインの方
ACなし・約2.5kgの兄弟機「Jackery 300D」のほうが軽くて手頃です。
この記事でわかること
- 基本スペックと、300 Plusとの違い(比較表つき)
- 正直なデメリットと、購入前の注意点
- 国内外の口コミ・評判
- 充電時間と、使える家電の目安
- 300D・Anker・EcoFlowとの比較と、保証・よくある質問
Jackery ポータブル電源 300 New ってどんな製品?


まずは基本のところから、ゆっくり見ていきましょう。数字がたくさん並ぶと身構えてしまいますが、ひとつひとつはとてもシンプルです。
- 基本スペック(容量・出力・サイズ・重さ)
- 長持ちのヒミツはリン酸鉄リチウムイオン電池
- 発売日・価格と、どこで買えるか
- 箱の中身をチェック
基本スペック(容量・出力・サイズ・重さ)


容量は288Wh、定格出力は300Wです。容量は「ためておける電気の量」のことで、数字が大きいほど長い時間、たくさんの機器に電気を送れます。
本体サイズは231×153×167.7mm、重さは約3.7kg。Jackery公式によると、同じ容量クラスの他社製品より約19%小さく、約9%軽く作られているそうです。
2リットルのペットボトル2本分より少し軽いくらいなので、片手でひょいと持ち上げられます。リュックのすき間にもすっと収まるサイズ感で、旅の荷造りが少し楽しくなりそうです。
長持ちのヒミツはリン酸鉄リチウムイオン電池



バッテリーには、長持ちで熱にも強いといわれるリン酸鉄リチウムイオン電池(LFP電池)が使われています。



充放電のサイクルは約4,000回。
1日1回のペースで使っても、約11年もつ計算です。公式によると、4,000回使ったあとも、買ったときの70%以上の容量を保てるとのことです。
さらにJackeryのプレスリリースによると、保管中に電池が少しずつ減る「自然放電」をおさえる独自技術も使われています。防災用にしまっておき、いざというときに取り出す使い方とも相性がよい一台です。
LFP電池とほかの電池の違いは、リン酸鉄リチウムと三元系の違いを解説した記事でくわしく紹介しています。
発売日・価格と、どこで買えるか



Jackery ポータブル電源 300 New(品番:JE-300C)は、2026年6月4日に発売された新しいモデルです。
Jackery Japan、小型モデルの「Jackery ポータブル電源 300 New」を販路限定で6月4日(木)より発売によると、300 Newは「販路限定」モデルです。
ヨドバシカメラやビックカメラなど、全国の家電量販店を中心に取り扱われています。
- 通常価格:39,800円(税込・Jackery公式、2026年9月24日確認)
- 実際の販売価格:販売店やセールの時期によって変わります
取扱店によっては通常価格より安く売られていることもあるので、買う前に今の価格を見ておくと安心です。
箱の中身をチェック
公式情報によると、箱に入っているのは本体・AC充電ケーブル(1.5m)・取扱説明書の3点です。届いたその日から、コンセントにつなぐだけで使い始められます。
なお、シガーソケットから充電したい場合のケーブルや、ソーラーパネルは同梱されていません。車やアウトドアで充電したい方は、あとから必要なものをそろえましょう。
300 Plusとの違いは?前モデルから変わったポイント





後継機というと「ちょっとだけ改良された」イメージを持たれがちですが、300 Newの変更点は意外と大きめです。
なお、前モデルの300 PlusはJackery公式ストアで「終売」と表示されており、今後は300 Newが中心になっていくと考えられます。
- ひと目でわかる!300 Newと300 Plusの比較表
- 停電対策がEPSからUPSへ進化
- AC出力ポートが1口から2口に
- 充放電サイクルが3,000回から4,000回に
- アプリ連携がなくなったのはなぜ?
ひと目でわかる!300 Newと300 Plusの比較表
| 項目 | 300 New(JE-300C) | 300 Plus(JE-300B) |
|---|---|---|
| 容量/定格出力 | 288Wh/300W(瞬間最大600W) | 288Wh/300W(瞬間最大600W) |
| 重さ | 約3.7kg | 約3.75kg |
| 出力ポート | AC×2・USB-C×2(100W+15W) | AC×1・USB-A×1・USB-C×2・シガー×1 |
| 停電時の切り替え | UPS・約10ミリ秒 | EPS・約20ミリ秒 |
| サイクル寿命 | 約4,000回(70%以上を維持) | 約3,000回(80%以上を維持) |
| AC充電時間 | 約76分 | 約2時間 |
| アプリ連携 | 非対応 | 対応(Wi-Fi・Bluetooth) |
| 公式ストアの状況 | 39,800円(販路限定) | 公式ストアでは終売 |
※300 Newの出力ポートは、公式ページで案内されているAC×2とUSB-C×2を記載しています。
300 PlusにあったUSB-Aやシガーソケット出力は、300 Newの公式ページでは記載が見当たらないため、車載冷蔵庫などをシガー出力で使いたい方は購入前に確認しておくと安心です。
停電対策がEPSからUPSへ進化


300 Plusは、停電すると約20ミリ秒で切り替わる「EPS機能」でした。300 Newでは、約10ミリ秒で切り替わる「UPS機能」に進化しています。
切り替えにかかる時間が半分になったことで、PCやネットワーク機器がより落ちにくくなりました。台風やゲリラ豪雨のときの瞬停が気になる方には、うれしい進化です。
AC出力ポートが1口から2口に





もうひとつの大きな変化は、AC出力(コンセント)が2口に増えたことです。
300 Plusは1口だけだったので、複数の家電を使うには電源タップを用意する必要がありました。
300 Newなら、ルーター・NAS・ノートPC・LED照明などを、そのまま同時につなげます。さらにAC充電の時間も、約2時間から約76分へと短くなりました。
充放電サイクルが3,000回から4,000回に
バッテリーの寿命も延びました。300 Plusの約3,000回に対して、300 Newは約4,000回です。毎日使った場合、単純計算で2〜3年ほど長く使える計算になります。
ただし、サイクル後に保てる容量の目安は、300 Plusが「80%以上」、300 Newが「70%以上」と公表されています。回数は増えた一方で、基準の数字は少し違う点も知っておくと、より正確に比べられます。
アプリ連携がなくなったのはなぜ?
一方で、300 Plusが対応していたWi-Fi・Bluetoothのアプリ操作は、300 Newにはありません。スマホから残量を確認したい方には、少しさみしいポイントです。
そのかわり、アプリの設定やアカウント登録がいらず、本体のボタンだけで直感的に使えるシンプルさがあります。
300 New ならではの注目ポイント


スペック表だけではわかりにくい、実際に使うときにうれしいポイントを4つ紹介します。
- 業界最小・最軽量クラスの軽さ
- 10msの高速UPSで停電時のバックアップに
- 省エネボタンでうっかり放電を防止
- デュアルPDで同時に急速充電
業界最小・最軽量クラスの軽さ


Jackery公式発表によると、300 Newは同じ容量クラスの中でも最小・最軽量クラスに入る設計です。折りたたみハンドルも付いていて、デスクの上に置いても場所を取らず、緊急時にもさっと持ち出せます。
玄関やクローゼットのすみに置いておいても、じゃまになりにくいサイズ感です。「重すぎて持ち出せなかった」という事態を避けやすいのも、防災用としては心強いところです。
10msの高速UPSで停電時のバックアップに



UPS(無停電電源装置)とは、停電した瞬間に自動でバッテリーからの給電へ切り替わる機能のことです。
300 Newは、この切り替えを約10ミリ秒(0.01秒)で行います。デスクトップPCやWi-Fiルーターをふだんからつないでおけば、一瞬の停電で作業データが消えたり、通信が途切れたりするリスクを抑える助けになります。
ただし、10ミリ秒の切り替えで止まらずに動き続けられるかは、機器によって違います。NASなど大切な機器をつなぐ場合は、事前に動作を確かめておくと安心です。
省エネボタンでうっかり放電を防止
電力の消費が少ない状態になると、自動で出力を止めてくれる「省エネボタン」も新しく付きました。電源の切り忘れで、気づいたらバッテリーが空っぽ……という失敗を防いでくれる、地味だけれどありがたい機能です。
デュアルPDで同時に急速充電


USB-Cポートは、最大100W対応と最大15W対応の2つを備えた「デュアルPD」仕様です。100Wのポートなら、ノートPCやタブレットも専用の充電器なしでスピーディーに充電できます。
スマホとノートPCを同時に充電しながら、コンセントには別の家電をつなぐ、といった使い方もできます。なお、100Wで充電するには100W対応のUSB-Cケーブルが必要です。
300 Newのデメリットと購入前の注意点


よいところばかりお伝えしても不公平なので、正直に気になる点もお話ししておきます。買ってから「思っていたのと違った」とならないよう、ここはしっかりチェックしておきましょう。
- UPSは「完全に0秒」ではない
- アプリ非対応・ポートが少なめ
- 「販路限定」だからこそ気をつけたいこと
UPSは「完全に0秒」ではない



UPS機能は約10ミリ秒で切り替わりますが、0ミリ秒(まったく途切れない)ではありません。
公式のよくある質問でも、医療機器やサーバーなど、ほんの一瞬の停電も許されない機器での使用はすすめられていません。
また、UPSとして使っているときの最大出力は300Wまでです。複数の機器をつなぐときは、合計の消費電力が300Wを超えないようにしましょう。
アプリ非対応・ポートが少なめ
スマホアプリには対応していないため、外出先から残量を確認したり、遠隔で電源を入れたりはできません。また、公式ページで案内されている出力はAC×2とUSB-C×2の計4ポートで、ライバル機と比べるとポートの数は少なめです。
USB-Aの機器(古いスマホケーブルなど)をよく使う方や、シガーソケット出力で車載冷蔵庫を動かしたい方は、ポートの多いモデルのほうが使いやすいかもしれません。
同じ容量クラスでポートの多い機種は、小型・軽量クラスの最安値比較でまとめて探せます。
「販路限定」だからこそ気をつけたいこと



300 Newは家電量販店を中心とした「販路限定」モデルのため、Amazonなど大手通販サイトで気軽に買えるとは限りません。
購入先は、Jackery公式オンラインストアや家電量販店の店舗・通販サイトが中心になります。
実物を見てから決めたい方は、家電量販店の店頭や、Jackeryが開催する相談会・イベントを活用するのもおすすめです。実機にふれられる場所は、ポータブル電源の実物を見られるイベント・店舗まとめで紹介しています。
ここまでのデメリットが気にならなければ、300 Newは「軽さ・AC2口・約10ミリ秒のUPS」を大切にしたい方にとって、とても選びやすい一台です。
300 Newの口コミ・評判は?国内外のレビューを調査





Jackery公式サイトの300 Newのページは、2026年9月24日時点でも「No reviews」の表示で、国内の口コミはまだほとんど見当たりません。
そこで、アメリカで売られている近い仕様のモデルと、前モデル300 Plusの評価を「参考情報」として分けて紹介します。どちらも日本版300 Newそのものの評価ではない点に注意しながら読んでみてください。
- 参考:米国版「E300New」の口コミ(日本版とは仕様が異なる)
- 「300 Plus」海外プロレビューに見る実力
- 口コミ・評判からわかること
参考:米国版「E300New」の口コミ(日本版とは仕様が異なる)



アメリカのWalmartでは「Jackery E300New」という名前で、290Wh・300W出力の小型ポータブル電源が販売されています。
ただし米国版は、AC×2・USB-C×1に加えてUSB-A×2と車用の出力ポートを備えていて、日本版JE-300Cとはポートの構成が違います。
また、同じ商品ページには旧モデル「Explorer 300」の名前の商品もまとめられているため、あくまで参考程度に見てください。
2026年9月24日時点でWalmart.comのカスタマーレビューを確認したところ、5点満点中4.2で、170件を超える評価が投稿されていました。満足の声が多い一方で、低い評価をつけている人も一定数います。
よい口コミでは「ファンや照明、スマホの充電をまかなえた」「ビーチへの持ち出しに便利」「コンセントにつなぐだけで使い始められて簡単」といった声が見られました。
容量に合った使い方をすれば満足度が高い、という傾向は300 Newを検討するうえでも参考になりそうです。
「300 Plus」海外プロレビューに見る実力



300 Newの前モデルにあたる「300 Plus」については、海外の専門サイトによるレビューも見つかりました。
Jackery Explorer 300 Plus Review: LFP Upgrade Tested(PowerStationLab.com、300 Plusを対象としたレビュー)では、約3.75kgのコンパクトさや折りたたみハンドルの使いやすさ、LFP電池(3,000回以上)への進化が高く評価されています。
スマホなら約30回、ノートPCなら3〜4回分充電できたという実測も紹介されていました。その一方で、EcoFlow製品の約60分に対してJackeryは約2時間と、充電の速さでは見劣りするという指摘もありました。
300 NewではAC充電が約76分まで短くなっているので、このとき弱点とされたポイントはしっかり改善されているといえそうです。
口コミ・評判からわかること



海外の声をまとめると、Jackeryの小型モデルは「停電の備えとして頼れる」「キャンプや車中泊で扱いやすい」と評価される一方、「容量なりの限界がある」「付属品や充電速度は競合と一長一短」という冷静な指摘もあります。
300 Newそのものの口コミはまだ少なく、日本での実際の使い心地はこれから明らかになっていく段階です。国内の口コミが増えてきたら、この記事でも追ってお伝えしていきます。
使い方が自分に合っていそうなら、同じクラスのライバル機との価格差もあわせてチェックしておくと、納得して選べます。
充電方法と使える家電の目安


いざというときに「充電に何時間かかるの?」「この家電は使えるの?」とあわてないよう、目安を知っておきましょう。
- 4つの充電方法とかかる時間
- 家電ごとの使える時間の目安
4つの充電方法とかかる時間



300 Newは、家庭用コンセント・USB-C・ソーラーパネル・シガーソケットの4つの方法で充電できます。
公式サイトで案内されている、満充電までの目安は下の表のとおりです。
| 充電方法 | 満充電までの目安 |
|---|---|
| 家庭用コンセント(AC) | 約76分 |
| USB-C(100W入力) | 約1時間で80% |
| ソーラーパネル100W×1枚 | 約3.7時間 |
| ソーラーパネル40W Mini×1枚 | 約12.4時間 |
| シガーソケット(12V車) | 約5.6時間 |
シガーソケット充電は12V車のみの対応で、エンジンをかけた状態で使うよう案内されています。24V車(トラックなど)には対応していないので注意しましょう。
ソーラー入力はDC8020ポートから最大100Wまでで、つなげるパネルは1枚までです。「グリーンエネルギー優先モード」により、ソーラーとACを同時につないで充電することもでき、ソーラーの電気が優先して使われます。
家電ごとの使える時間の目安


| 家電(消費電力) | 公式の目安 |
|---|---|
| 電気毛布(55W) | 約4.2時間 |
| ノートPC(87W) | 約3回充電 |
| 扇風機(15W) | 約18時間 |
ほかの家電の使える時間は、「容量288Wh×約0.8÷家電の消費電力(W)」でおおよそ計算できます。
0.8をかけるのは、ACで使うときに電気を変換するロスがあり、288Whをまるごと使えるわけではないためです。たとえば55Wの電気毛布なら、288×0.8÷55で約4.2時間と、公式の目安とほぼ同じになります。
なお、公式ページにはタブレット(20W)で「50回」という目安も載っていますが、条件がはっきりせず、288Whの容量から考えるとかなり多めの数字です。そのため、この記事の表からは外しています。
ルーター・スマホ・LED照明・小型の扇風機・ノートPCなどは、300 Newと相性のよい機器です。反対に、電子レンジやドライヤー、多くのエアコンのように消費電力が大きい家電は使えません。
知っておくと安心!ポータブル電源選びの基礎知識


せっかくなので、300 Newに限らず、ポータブル電源を選ぶときに役立つ基礎知識にも少しだけふれておきましょう。
- 容量(Wh)と出力(W)、何が違うの?
- 「起動するときの電力」にも注意しよう
容量(Wh)と出力(W)、何が違うの?
容量(Wh)は「ガソリンタンクの大きさ」、定格出力(W)は「エンジンの力」のようなものです。容量が足りていても出力が足りないと家電は動かないので、買う前に両方を確認しておきましょう。
「起動するときの電力」にも注意しよう
モーターを使う家電の中には、スイッチを入れた瞬間だけ、ふだんより大きな電力を使うものがあります。表示されている消費電力が300W以下でも、起動のときに300Wを超えると動かないことがあるので注意が必要です。
300 Newの出力は「定格300W・瞬間最大600W」です。公式ページには「消費電力600W以下の家電を動かせる」という表現もありますが、600Wは起動の一瞬だけ出せる上限の数字です。



ふだん使い続けられるのは300Wまでで、公式のよくある質問でも「300W以下の電化製品に給電できる」と案内されています。
300W以下を目安に考えておきましょう。
同じ容量クラスのライバル製品と比較してみる


同じ300Wh前後のクラスには、ほかにも魅力的な製品がそろっています。ここでは、とくに比べられることが多い3機種と並べてみました(2026年9月24日確認)。
- Jackery 300Dが向いている人
- Anker Solix C300が向いている人
- EcoFlow RIVER 3 (230)が向いている人
| 製品名 | 容量・出力・重さ | ポート・停電対策・参考価格 |
|---|---|---|
| Jackery 300 New | 288Wh・300W 約3.7kg | AC×2・USB-C×2 UPS約10ミリ秒・アプリ非対応 39,800円 |
| Jackery 300D | 288Wh・合計300W 約2.5kg | USB-C×3・USB-A×1・DC×1(ACなし) アプリ非対応 24,990円 |
| Anker Solix C300 | 288Wh・300W 約4.1kg | AC×3・USB-C×3・USB-A×1・シガー×1 切替約10ミリ秒・アプリ対応 49,990円 |
| EcoFlow RIVER 3 (230) | 230Wh・300W 約3.5kg | 計6ポート UPS20ミリ秒未満・アプリ対応 通常30,900円(セールで変動) |
※参考価格は各メーカー公式の表示価格です。実際の価格は、セールや販売店によって大きく変わります。



ざっくり選ぶなら、AC2口・軽さ・10ミリ秒UPSのバランスなら300 New、とにかく軽くUSB中心で使うなら300D、ポート数とアプリならAnker Solix C300、アプリと価格の手頃さならRIVER 3 (230)が目安です。
▶ 300D・Anker・EcoFlowの最新価格をまとめて比較する
Jackery 300Dが向いている人





同じJackeryの288Whクラスで、ACコンセントをなくした分、約2.5kgととても軽いのが300Dです。
USB-Cは最大140Wのポートを2つ備えていて、ノートPCやスマホの充電がメインなら十分に活躍します。公式価格も24,990円と、300 Newより1万5千円ほど手頃です。
ただし、コンセントの家電は使えず、UPS機能の案内もありません。また、コンセントから充電するには別売りのUSB PD充電器が必要です。
くわしくはJackery 300Dのレビュー記事をご覧ください。今いちばん安く買えるお店は、Jackery 300Dの最安値比較でチェックできます。
Anker Solix C300が向いている人





容量・出力は300 Newと同じで、ポートの数が多く、アプリでの遠隔操作にも対応しているのがAnker Solix C300です。
AC×3を含む合計8ポートなので、家族でキャンプに行ったときも余裕を持って使えます。停電時の切り替えも約10ミリ秒と、300 Newと同じ水準です。
重さは約4.1kgと300 Newより400gほど重く、公式価格も49,990円と高めです。そのかわりAmazonなどで手軽に買え、セールで値下がりすることもあります。
ポート数やアプリ連携を重視するなら、有力な選択肢です。くわしくはAnker Solix C300のレビュー記事、セール価格はAnker Solix C300の最安値比較でチェックできます。
EcoFlow RIVER 3 (230)が向いている人





EcoFlow RIVER 3 (230)は容量が230Whと少し控えめですが、約3.5kgと300 Newよりも軽く、セール時の価格も手頃なのが魅力です。
UPSの切り替えは20ミリ秒未満で、300 Newの約10ミリ秒と比べると少しゆっくりめです。そのかわり、アプリで残量や出力を管理できます。
くわしくはEcoFlow RIVER 3 (230)のレビュー記事、変動しやすいセール価格はEcoFlow RIVER 3 (230)の最安値比較でチェックできます。
もっと容量がほしい方は、同じシリーズの大容量モデルEcoFlow RIVER 3 Maxも候補になります。
どんなシーンで頼りになる?おすすめの使い方


スペックがわかったところで、実際にどんな場面で活躍するのかを見ていきましょう。
- キャンプ・車中泊のお供に
- 在宅ワーク中の停電対策に
- 一人暮らし・防災はじめの一台に
キャンプ・車中泊のお供に



288Whは、スマホやタブレットの充電、LEDランタン、扇風機などでキャンプの快適さをちょっと底上げするのにちょうどよい容量です。
公式の目安では、15Wの扇風機なら約18時間使えるとされています。
荷物を増やしたくないソロキャンプや、車中泊のサブ電源としても扱いやすいでしょう。連泊するときは、ソーラーパネルと組み合わせると、天気しだいではありますが電気の残りを補いやすくなります。
在宅ワーク中の停電対策に


ノートPCとWi-Fiルーターを2口のACにつないでおけば、急な停電でも約10ミリ秒でバッテリー給電に切り替わります。オンライン会議の途中で画面が真っ暗に……というひやりとする瞬間を、ぐっと減らせそうです。
一人暮らし・防災はじめの一台に


はじめてポータブル電源を持つ方にとって、約3.7kgの軽さと4万円を切る価格は手を伸ばしやすいラインです。冷蔵庫や電子レンジのような大きな家電は動かせませんが、スマホの充電や停電時の明かりの確保なら十分に頼れます。
防災グッズの「最初の一歩」として選ぶ一台にも向いています。どれくらいの容量があれば安心か迷う方は、ポータブル電源選びの25項目チェックリストも参考になります。
もっと大きな容量がほしい方へ





家族数人分の家電をまとめて動かしたい方や、電気ケトル・ドライヤーのような大きな家電を使いたい方には、288Wh・300Wは少し心もとなく感じられるかもしれません。
そんなときは、ひとつ上のクラスもあわせて検討してみてください。
- Jackery 500 New(512Wh・500W)
300 Newのちょうど約2倍の容量で、使える時間に余裕が出ます。 - Jackery 1000 New V3(1024Wh・1500W)
電子レンジや電気ケトルなど、多くの家電を動かせる1,000Wh級です。
300 Newのちょうど約2倍の容量がほしいなら、Jackery 500 Newがちょうどよい選択肢です。使い心地はJackery 500 Newのレビュー記事でくわしく紹介しています。


電子レンジや電気ケトルまで使いたいなら、1,000Wh級のJackery 1000 New V3が安心です。


300 Newは「すべての人の正解」というより、用途がぴったり合う人にとっての頼れる名脇役です。300Wでは足りなさそうな方は、ほかのメーカーも含めて上のクラスを見比べてみてください。
安全性とリコール情報も知っておこう


ポータブル電源はリチウムイオン電池をたくさん内蔵しているので、安全性が気になる方も多いと思います。落ち着いて、ひとつずつ見ていきましょう。
- リチウムイオン電池の安全性について
- 300 Newのリコール情報は?
リチウムイオン電池の安全性について



300 Newが使っているリン酸鉄リチウムイオン電池(LFP電池)は、一般的な三元系リチウムイオン電池より熱に強いといわれています。
熱暴走(電池の中で異常な発熱が次々と広がる現象)が起こりにくい電池方式とされていて、最近のポータブル電源で主流になっています。



とはいえ、LFP電池もリチウムイオン電池である以上、絶対に安全というわけではありません。
真夏の車内に長時間置いたり、仕様に合わない充電器やケーブルを使ったりすると、劣化や故障につながる可能性があります。取扱説明書に書かれた使い方を守ることが、長く安全に使うためのいちばんの近道です。
300 Newのリコール情報は?



2026年9月24日時点で調べた範囲では、300 New(JE-300C)を対象としたリコールや自主回収の公式発表は見つかりませんでした。
ただし、ポータブル電源業界全体では、他社製品で自主回収が行われた例もあります。
万が一のお知らせを受け取れるよう、購入後はJackeryの製品保証登録をしておくと安心です。最新のリコール情報は、消費者庁のリコール情報サイトやメーカーのお知らせページで確認できます。
保証とアフターサポート


ポータブル電源は決して安い買い物ではないので、買ったあとのサポートもあらかじめ確認しておきましょう。
- 最大5年間の長期保証
- 修理・回収サービスもそろっている
最大5年間の長期保証



300 Newは、3年間の基本保証に2年間の延長保証が加わり、最大5年間の保証が案内されています。
公式の製品ページでは「公式サイトで購入すると2年が自動で延長」、よくある質問では「製品登録で2年延長」と説明されているので、念のため購入後に製品保証登録をしておくと確実です。
家電量販店など公式サイト以外で購入した場合は、購入ルートによって保証の扱いが変わることがあります。レシートを大切に保管し、気になる方は購入前にJackeryサポートやお店に確認しておくと安心です。
修理・回収サービスもそろっている
もしもの故障のときは修理サービスを利用でき、使い終わった製品は送料のみの負担で無料回収してもらえます。ポータブル電源は一般ごみとして捨てられないことが多いので、最後まで安心して任せられる仕組みがあるのはうれしいポイントです。
よくある質問


Jackery 300 Newはどこで買えますか?Amazonにはありますか?
「販路限定」モデルのため、Jackery公式オンラインストアのほか、ヨドバシカメラやビックカメラなどの家電量販店が中心です。Amazonなどの大手通販では取り扱いがない場合もあるので、購入前に販売店を確認しましょう。
300 Plusと300 New、どちらを選ぶべきですか?
AC2口・UPS約10ミリ秒・サイクル約4,000回・充電約76分と、多くの点で300 Newが進化しています。300 PlusはJackery公式ストアで終売となっているため、これから選ぶなら基本的には300 Newがおすすめです。
ただし、スマホアプリでの操作が欠かせない方や、販売店に残っている300 Plusが大きく値下がりしている場合は、300 Plusを選ぶのもひとつの手です。
エアコンや電子レンジのような大きな家電は使えますか?
定格出力300Wを超える家電には対応していません。使いたい家電の消費電力と、起動するときの電力を、取扱説明書などで事前に確認しておきましょう。
ソーラーパネルは何枚まで接続できますか?
公式のよくある質問によると、ソーラー入力はDC8020ポートから最大100Wまでで、つなげるパネルは1枚までです。
充電しながら使うことはできますか?
はい、パススルー充電(充電しながら給電する機能)に対応しています。ただし、この使い方をしているときの最大出力は300Wまでなので、つなぐ機器の合計消費電力に注意しましょう。
保証期間はどれくらいですか?
3年の基本保証に2年の延長保証が加わり、最大5年間です。くわしくは記事内の「保証とアフターサポート」もあわせてご覧ください。
まとめ


ここまで、Jackery 300 Newの特徴や300 Plusとの違い、口コミ・評判、デメリット、ライバル機との比較を見てきました。最後に、大切なポイントをふり返っておきましょう。
この記事のポイントのおさらい
Jackery 300 Newは、288Wh・300Wを約3.7kgに収めた小型モデルです。



前モデルの300 Plusから、AC2口化・UPS約10ミリ秒・サイクル約4,000回・AC充電約76分と、使い勝手に直結する部分がしっかり進化しました。
一方で、アプリ非対応であることや、ポートの数が少なめなこと、「販路限定」で買える場所が限られることは知っておきたいポイントです。
ポート数やアプリ連携を重視するならAnker Solix C300、価格の手頃さとアプリならEcoFlow RIVER 3 (230)、AC不要で軽さ重視ならJackery 300Dも候補になります。
在宅ワークの停電対策から、キャンプ・車中泊のサブ電源、防災のはじめの一台まで。小さなボディに日常の安心をぎゅっと詰め込んだ300 Newは、静かにそばで支えてくれる相棒になってくれそうです。
- 300 Newに決めた方
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この記事が、あなたにぴったりの一台を見つける小さなきっかけになればうれしいです。






















Jackery(ジャクリ)
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