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【走行充電器】EcoFlow Alternator Charger(800W)の実力は?強みと注意点|競合比較・セール情報・海外情報を徹底解説レビュー|ポータブル電源のオルタネーターチャージャー

【走行充電器】EcoFlow Alternator Charger(800W)の実力は?強みと注意点|競合比較・セール情報・海外情報を徹底解説レビュー|ポータブル電源のオルタネーターチャージャー

車で移動する時間を、そのままポータブル電源の充電時間に変えられたら。EcoFlow 800W Alternator Charger(オルタネーターチャージャー)は、そのアイデアを形にした走行充電器です。2024年6月に日本国内で発売されたこの製品は、車のオルタネーター(発電機)が生み出す余剰電力を利用して、ポータブル電源を走行中に高速充電できます。

従来のシガーソケット充電と比べて約8倍の出力にあたる最大800Wを実現しており、EcoFlow DELTAシリーズのポータブル電源であれば約1,000Whを最大出力時に約1.3時間で充電できるとされています(車種・走行状態により変動。DELTAシリーズ接続時の代表訴求値)。本記事では、製品の仕組み・特徴・注意点・競合製品との比較・海外の使用事例まで、購入検討の参考になる情報を整理してお伝えします。

目次

この記事のポイント

  • EcoFlow 800W Alternator Chargerは2024年6月発売。シガーソケット比で約8倍の出力を持つ走行充電器です
  • 走行充電・逆充電・バッテリーメンテナンスの3モードを1台でカバーする設計です(逆充電等はXT150ケーブル接続時のみ)
  • GaN(窒化ガリウム)テクノロジーと複数の保護機能を備えています
  • 競合のBLUETTI Charger 1(560W)・Jackery Drive Charger 600W との違いを比較します
  • アメリカの実使用レビューでは好意的な評価が多く見られます
  • 2025年11月には後継の第二世代モデルも国内発売されています

この記事でわかること

  • オルタネーターチャージャーの仕組みと、シガーソケット充電・ソーラー充電との違い
  • EcoFlow 800W Alternator Chargerの主要スペックと3つのモードの使い分け
  • 対応する車種・ポータブル電源・ケーブルの選び方
  • 競合製品(BLUETTI Charger 1・Jackery Drive Charger 600W)との比較ポイント
  • 第二世代モデルとの違いと、今800Wモデルを選ぶ意味
  • アメリカでの実使用事例と、日本での使用時に考慮すべき点

おすすめな方・注意したい方

特に向いている方

EcoFlow DELTAシリーズのポータブル電源をお持ちで、かつSUV・ミニバン・キャンピングカーなどオルタネーター容量に余裕のある車を使っている方にとっては、走行中の充電速度が大きく改善できる可能性があります。車中泊・キャンプ・バンライフ(車を住居代わりにした旅のスタイル)を楽しんでいる方、長距離ドライブを頻繁にされる方、防災目的で大容量ポータブル電源を備えている方にとっても、日常的な充電手段として活用しやすい製品です。

注意が必要な方

軽自動車・コンパクトカーをメインで使っている方は、オルタネーターの容量によって期待どおりの出力が出ない場合があります。EcoFlow DELTAシリーズ以外のポータブル電源のみをお持ちの方は、最大800Wの充電は難しく(別売りXT60ケーブル接続時は最大500W)、接続するポータブル電源側の入力上限も確認が必要です。また、自分で車の配線作業をしたことがない方は、専門業者への依頼費用を含めたトータルコストを把握してから検討することをおすすめします。

オルタネーターチャージャーとは|仕組みをわかりやすく整理します

オルタネーターの役割と余剰電力の活用

車を走らせるとき、エンジンの回転に連動して動く発電機のことを「オルタネーター」と呼びます。ガソリン車・ディーゼル車では、エンジンが動いている間は常に発電を続けており、その電力で車内の電装品を動かしたり、車の始動用バッテリー(メインバッテリー)を維持したりしています。電装品が消費しきれずに残った電力が「余剰電力」(車の発電で使い切らなかった分)であり、EcoFlow 800W Alternator Chargerはこの余剰電力をポータブル電源の充電に転換します。

仕組みとしては、DC-DCコンバーター(電圧を変える装置)が車のバッテリーからの12Vまたは24Vの直流電力を昇圧(電圧を高くする変換)し、ポータブル電源の充電に適した40V〜60Vへと変換して供給します。電力ロスは約3%と案内されています。

シガーソケット充電との違い

よく知られた走行充電として、シガーソケット(車のアクセサリーソケット)を使う方法があります。手軽で配線不要という利便性がある一方、出力は100W前後が上限でした。これに対してEcoFlow 800W Alternator Chargerは、車の始動用バッテリーに直接接続することで最大800Wという出力を実現できるとされています。EcoFlow DELTAシリーズ接続時には、約1,000Whを最大出力時に約1.3時間で充電できるとされていますが、これはあくまで参考値であり、車種や走行状態により変動します。

ソーラー充電との使い分け

ポータブル電源の充電手段として、ソーラーパネルと走行充電器を比較することもよくあります。ソーラー充電は天候や設置場所に左右されるという制約がある一方、エンジンを動かさなくても発電できます。走行充電器は天候を問わず、エンジンが動きさえすれば充電できる確実性があります。両者は競合するよりも補完し合う関係にあり、状況に応じて組み合わせる運用が向いています。

EcoFlow 800W Alternator Chargerの基本スペックと3つのモード

主な仕様(EcoFlow公式情報より・2026年4月確認時点)

スペックの詳細や最新情報については、必ずEcoFlow Japan 公式製品ページにてご確認ください。

  • 最大出力:800W(従来のシガーソケット充電比で約8倍)
  • 入力電圧:11V〜31V(12V/24V車対応)
  • 入力電流:最大76A
  • 出力電圧:40V〜60V DC(急速充電時)
  • 充電時間の目安:約1,000Whを約1.3時間でフル充電(最大出力・DELTAシリーズ接続時・車種や走行状態により変動)
  • 出力ポート:XT150(DELTAシリーズへの標準接続・接続端子の種類)、XT60対応(別売ケーブル使用時・最大500W)
  • 重量:約2.3kg
  • 採用技術:GaN(窒化ガリウム)テクノロジー
  • 電磁環境適合性:EMC Class A認証(電波干渉に関する規格)
  • 電力変換ロス:約3%(公式案内値)
  • サブバッテリー(走行用とは別に車内機器へ電力を供給するバッテリー):12V/24V対応。対応するEcoFlow機器との組み合わせで最大7.2kWhまで容量を拡張可能
  • 保証:2年保証

3つの動作モードと使い分け

  • 走行充電モード:車のオルタネーターの余剰電力を利用して、ポータブル電源を走行中・アイドリング中に充電します。充電出力は100〜800Wの範囲でEcoFlowアプリから調整できます。
  • 逆充電モード:ポータブル電源から車の始動用バッテリーへ向けて電力を戻して充電するモードです。バッテリーが上がった際の緊急対応にも役立つ可能性があります。XT150ケーブル接続時のみ有効。
  • バッテリーメンテナンスモード:始動用バッテリーを最適な充電レベルで維持し続けるモードです。長期保管中の自然放電緩和などに役立つ機能とされています。XT150ケーブル接続時のみ有効。

別売りのXT60ケーブルを使用した場合、逆充電モードとバッテリーメンテナンスモードは利用できません。また、接続先ポータブル電源の受け入れ上限によっては、実際の充電速度がXT60接続の500Wより低くなる場合もあります。用途に合わせてケーブルを選ぶ必要があります。

CarPlay・Android Auto連携について

アップデートによって、Apple CarPlayおよびAndroid Autoに対応しました。カーナビのディスプレイからポータブル電源の充電状況をリアルタイムで確認・操作できるこの機能について、EcoFlowは業界初とうたっています。スマートフォンを操作せずとも、カーナビ画面で充電の進捗を把握できます。利用にはEcoFlow専用アプリとの連携が必要です。

EcoFlow 800W Alternator Chargerの主な特徴

特徴1:シガーソケット比で約8倍の充電速度

この製品の大きな特徴のひとつが、800Wという出力の高さです。一般的なシガーソケット充電の出力は100W前後のため、充電速度の差は大きくなります。EcoFlow DELTAシリーズ(約1,000Whクラス)との組み合わせ時であれば、シガーソケット充電で10時間以上かかっていたフル充電が、最大出力時には約1.3時間に短縮できるとされています(車種・走行状態により変動)。充電出力はアプリで100〜800Wの範囲に調整でき、オルタネーター容量が小さい車種では出力を抑えた運用も可能です。

特徴2:GaN採用と複数の保護機能

GaN(窒化ガリウム)テクノロジーの採用により、高効率な電力変換と発熱の抑制が図られています。電力ロスは約3%と案内されています。安全面では、低電圧保護(始動用バッテリーへの過剰消費を防ぐ)、オルタネーター負荷に応じた自動出力調整、過電流・逆極性・短絡・過電圧・低電圧・過熱に対する保護機能を備えています。EMC Class A認証(電波干渉に関する規格)にも適合しており、車内の電子機器への電波干渉を抑える設計です。エンジン停止後は始動用バッテリーの電圧低下を検知して充電を自動停止します。

特徴3:3モード設計と拡張性

走行充電・逆充電・バッテリーメンテナンスの3機能を1台でまかなえる点は、管理のしやすさの面で利点があります。対応するEcoFlowのポータブル電源やエクストラバッテリーを組み合わせると蓄電容量を最大7.2kWhまで拡張できるとされており、大きな車内電源システムを構築したい方の選択肢のひとつとなります。

特徴4:アプリとカーナビ連携

EcoFlow専用アプリから充電モードの切り替え・出力調整・バッテリー残量の確認が行えます。さらにCarPlay・Android Autoへの対応により、カーナビ画面からも操作・確認ができます。運転中に手元のスマートフォンを操作することなく充電状況を把握できる点は、安全面でも配慮された仕様といえます。

DIY前に確認したいこと|注意点まとめ

注意点1:取り付けには作業の知識と手間が伴います

本製品はシガーソケットに差し込むだけで使えるタイプではなく、車の始動用バッテリーに直接配線する必要があります。エンジンルームから車内へ太めの配線を引き込む作業が伴うため、作業に不慣れな場合は難しく感じる工程があります。EcoFlow公式サイトも「取り付け前に専門業者にご相談ください」と案内しています。

専門業者への依頼が難しい場合は、走行充電器の取り付けに対応しているキャンピングカーショップや自動車整備工場に相談することも候補になります。なお、車体に穴を開けずにヒーターホースホールなど既存の隙間を使って配線する方法もあります。配線の保護に使うコルゲートチューブ(配線保護管)は付属していない場合があるため、別途用意が必要な場合があります。

注意点2:充電制御車への接続は事前確認が必要です

「充電制御車」(燃費向上のために、走行状況に応じてバッテリーへの充電量を自動調整する仕組みを持つ車)では、始動用バッテリーのマイナス端子に電流センサーが設置されているケースがあります。この場合、入力線のマイナス極をバッテリー端子に直接接続すると充電動作が不安定になることがあるため、マイナス端子はボディアース(車体のシャーシ部分に接続するアース)に接続する必要があります。ハイブリッド車・プラグインハイブリッド車も、車両の構成によって適否が変わる場合があります。

注意点3:対応するポータブル電源に制約があります

最大800Wの充電が見込めるのは、標準付属のXT150ケーブルを使ってEcoFlow DELTAシリーズと接続した場合が中心です。DELTA miniや一部の旧モデル(DELTA 1000、DELTA 1300など)には対応していません。DELTA Pro・DELTA Pro 3・DELTA 3 Max Plus・DELTA 3 Ultra Plusに接続するには別売りの専用ケーブルが必要です。

別売りのXT60ケーブルを使えばEcoFlow RIVERシリーズや他社製ポータブル電源にも接続できますが、最大出力は500Wに制限されます。また、ポータブル電源側の受け入れ上限によっては500Wに届かない場合もあります。逆充電・メンテナンスモードはXT60接続時には使用できません。

注意点4:出力は最大値であり、常に800W出るわけではありません

800Wはあくまで最大出力の値です。実際の充電出力は、車両のオルタネーターの余剰電力や走行状況(エンジン回転数・エアコンなど他の電装品の使用状況)によって変動します。軽自動車や小型車はオルタネーター容量が限られることが多く、フル800Wが出ない場合があります。取り付け前に車の取扱説明書でオルタネーターの容量を確認しておくことをおすすめします。

注意点5:本体の発熱と設置場所の通気確保

高出力を長時間使用した際には本体が高温になる場合があります。EcoFlow公式の情報によれば、使用後はすぐに直接触れないよう注意が必要とされています。設置場所は通気性を確保し、本体を布やケースで覆わないようにすることが推奨されています。

競合製品との比較

ここではEcoFlow 800W Alternator Chargerと、現在市場で比較対象となることが多い2製品との違いを整理します。各製品のスペックはアップデートにより変更される場合がありますので、購入前に各メーカーの公式サイトで最新情報をご確認ください。

EcoFlow 800W vs BLUETTI Charger 1(560W)

まず結論を先にお伝えすると、出力スピードを優先するならEcoFlow、他社製ポータブル電源との接続対応の広さを優先するならBLUETTIという見方がひとつの目安です。

1kWhを充電する際の所要時間の目安は、EcoFlowが約1.3時間(最大出力時・DELTAシリーズ接続時)に対し、BLUETTI Charger 1は約2.5時間程度とされています(各社案内値。実際は車種・走行状態により変動)。出力は800W対560Wと大きな差があります。一方でBLUETTI Charger 1は他社製ポータブル電源への接続対応範囲が広い点が特徴とされており、すでに他社製品を使っている方には選びやすい面があります。重量はEcoFlowが約2.3kgに対してBLUETTI Charger 1の方が軽量とされています。最新の重量・価格等の詳細は各社公式サイトでご確認ください。

EcoFlow 800W vs Jackery Drive Charger 600W

Jackery(ジャクリ)は2025年9月29日にブランド初の走行充電器「Jackery Drive Charger 600W」を日本国内で発売しました(メーカー希望価格:66,000円・税込)。シガーソケット比で約6倍の最大600W出力で、1,000Whのポータブル電源を最短約3時間で充電できるとされています。特徴的なのはACC連携(アクセサリー電源との連動)と電圧検知機能による自動制御で、車両の状態に応じて自動で充電を開始・停止します。静音設計(40dB未満)と放熱性に優れた金属筐体も特徴です。

ただし、Jackery Drive Charger 600Wは接続できるのが専用の入力ポート(DC8020)を搭載したJackery製ポータブル電源のみという制約があります。EcoFlow製品には接続できません。EcoFlowとJackery、どちらのポータブル電源をお持ちか、あるいは今後どちらで揃えるかによって、選択肢は自然と決まってくるでしょう。

3製品の比較早見表

主要なポイントを以下に整理しました。最新情報は各メーカーの公式サイトにてご確認ください。

  • EcoFlow 800W Alternator Charger:最大出力800W、重量約2.3kg、2年保証。対応ポータブル電源はEcoFlow DELTAシリーズが中心(XT60接続で他社製品にも最大500Wで接続可)。逆充電・メンテナンスモードあり(XT150接続時)。
  • BLUETTI Charger 1:最大出力560W、重量はEcoFlowより軽量とされる。他社製ポータブル電源への対応範囲が広い。1kWh充電目安は約2.5時間。逆充電機能は非搭載。最新スペックはBLUETTI公式サイトでご確認ください。
  • Jackery Drive Charger 600W:最大出力600W、重量約1.6kg、メーカー希望価格66,000円(税込)、2年保証。DC8020ポートを搭載したJackery製ポータブル電源専用。ACC連携・電圧検知による自動制御搭載。静音設計(40dB未満)。

第二世代との違い|旧モデルの800Wを今選ぶ意味

第二世代モデルの概要(2025年10月30日発表・11月6日発売)

EcoFlowは2025年10月30日に、800Wモデルの後継となる「第二世代 Alternator Charger」2製品を発表し、2025年11月6日に日本国内で発売しました(参照:EcoFlow プレスリリース)。

  • Alternator Charger 600(第二世代):最大出力600W、通常価格70,000円(税込)、重量約1.1kg。シガーソケット比で約6倍の出力。約1,000Whを約1.9時間で充電できるとされています。XT60出力ケーブルが付属し、EcoFlow製・他社製を問わず幅広いポータブル電源に対応します。
  • Alternator Charger Plus 1000(第二世代):最大出力1,000W(単体でのオルタネーターからの出力。ソーラーパネルとの組み合わせは走行時:最大700W+ソーラー最大300Wで合計最大1,000W)、通常価格99,000円(税込)、重量約1.7kg。シガーソケット比で約10倍の出力。ソーラー入力(最大300W)にも対応。逆充電モードも搭載。約1,000Whを約1時間で充電できるとされています。

第一世代(800W)と第二世代を比べると、第二世代は軽量・コンパクト化が図られており、イグニッションケーブル内蔵によりスマートオルタネーター対応の車両でもエンジン停止時の自動シャットダウンがより確実に機能するよう改善されています。EMC規格も第一世代のClass AからClass Bへ変更されています。なお、第一世代と第二世代のケーブルには互換性がないため、注意が必要です。

今、旧世代の800Wモデルを選ぶ意味

第二世代が登場した今、旧世代の800Wモデルを選ぶ主な理由としては、セール時の価格差(800Wモデルの方が値引き率が大きくなる場合がある)、既存のEcoFlow DELTAシリーズとの接続でフル800W出力を活かせること、そして十分な実績と使用事例があることが挙げられます。逆充電モードが必要でEcoFlow DELTAシリーズをお持ちの方は、800Wモデルでも十分なケースが多いでしょう。一方、他社製ポータブル電源をお持ちの方や、より軽量・コンパクトな製品を希望する方には第二世代600のほうが向いているかもしれません。

500Wモデルについて(2025年4月15日発売)

なお、EcoFlowは2025年4月15日に「EcoFlow 500W Alternator Charger」も発売しています(参照:EcoFlow プレスリリース)。最大出力500Wで約1,000Whを約2.1時間で充電できるとされており、EcoFlow製品だけでなく他社製ポータブル電源にも標準で対応しています。800Wの前後に位置する選択肢として参考にしてください。

海外の使用事例|アメリカでの評価傾向

EcoFlow 800W Alternator Chargerは、アメリカのRV・バンライフ・オフロードコミュニティで比較的早くから注目を集め、複数のメディアやレビュアーが実際に取り付けて使用したレポートを公開しています。以下に3つの事例をご紹介します。なお、各レビューの評価は筆者独自の検証に基づくものであり、EcoFlowの公式見解とは異なる場合があります。

The Solar Lab(米国)|懐疑的な立場から検証

ソーラー・ポータブル電源専門の米国レビューメディア「The Solar Lab」は、「最初は本当に動くのか疑っていた」としながらも、ジープ・ラングラーで実際に取り付けて検証しています。接続後すぐに800W近い出力が安定して出たことに驚いたと報告しており、ヘッドライト・エアコン・カーオーディオをすべてオンにした状態でも出力が維持されたとしています。テストを経て「一部のユーザーにとっては充電体験を変えうる製品だという評価に至った」と述べています。

参照元:The Solar Lab – EcoFlow 800W Alternator Charger Review

Pickup Truck Talk(米国)|29日間の大陸横断で使用

アメリカのオフロード・トラック専門メディア「Pickup Truck Talk」は、EcoFlow DELTA 3 PlusとAlternator Chargerを組み合わせて2025年にノースカロライナからオレゴンへの29日間・Trans America Trail横断旅行で使用した体験を公開しています。走行中の充電が安定しており、長期間の旅での電力確保に役立ったと報告されています(記事筆者の評価)。

参照元:Pickup Truck Talk – Tested: EcoFlow Delta 3 Plus and 800W Alternator Charger

Matanich Reviews(米国)|Ford Transitバンでの長期実運用

バンライフ関連の独立系レビューサイト「Matanich Reviews」は、Ford Transit(250Aオルタネーター搭載)でEcoFlow DELTA Proと800Wモデルを2024年夏から実際に使用し、複数の長期旅行を通じた詳細な検証レポートを公開しています。誘導調理器(1,800W)・トースター・冷蔵庫・PCなど高負荷の機器を日常的に賄えたと報告されており、停電時に家庭用冷蔵庫や冷凍庫を動かすことができたとの記載もあります。長期実運用ベースの詳細なレポートとして参考にしやすい内容です。

参照元:Matanich Reviews – EcoFlow Alternator Chargers 500W and 800W Model Review

海外事例から読み取れる傾向

  • 大型SUV・ピックアップ・RV・バンなどオルタネーター容量の大きい車種での使用事例が多く、高い出力での充電が報告されやすい
  • 取り付けの手間については「経験者には難しくない」という声がある一方、「ケーブルの取り回しに手間がかかる」という声も見られる
  • 当初懐疑的だったレビュアーが実際に試して評価を変えるケースが多い
  • 日本と異なり大型車が多いアメリカでは、800Wをフル活用しやすい環境がある
  • 日本で軽自動車やコンパクトカーを使う場合は、条件が異なる点に留意が必要です

取り付けの概要と購入前チェックリスト

基本的な接続の手順

  1. ヒューズケーブルを入力ケーブルの一端に接続し、もう一端を車両バッテリーのプラス端子に接続します
  2. 入力ケーブルのマイナス側はボディアース(車体のシャーシ)に接続します(充電制御車では特にこの接続箇所を確認してください)
  3. 入力ケーブルをエンジンルームから車内へ通し、Alternator Charger本体に接続します(ヒーターホースホールなど既存の隙間を利用できる場合があります)
  4. 本体からポータブル電源へ出力ケーブルを接続します
  5. エンジンを始動し、EcoFlowアプリで動作確認・各種設定を行います

実際の作業は車種や取り付け環境によって異なります。EcoFlow公式のユーザーマニュアルを必ず参照のうえ、作業に不慣れな場合は専門業者にご依頼ください。

購入前チェックリスト

  • 自分の車のオルタネーター容量は十分か(車両取扱説明書で確認)
  • 接続したいポータブル電源のメーカー・型番を確認し、XT150またはXT60のどちらで接続できるかを確認した
  • XT150接続(最大800W・逆充電可)とXT60接続(最大500W・逆充電不可)のどちらが用途に合うかを判断した
  • ポータブル電源側のDC入力上限(受け入れ上限)を確認した
  • 取り付けをDIYで行うか、専門業者に依頼するかを決め、依頼する場合は費用を含めたトータルコストを把握した
  • 充電制御車・ハイブリッド車など特殊な構成かどうかを確認した

購入する際の確認ポイント

販売チャネルと価格変動について

EcoFlow 800W Alternator Chargerは、EcoFlow公式オンラインストア・Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング店などで購入できます。価格はセールの有無によって変動します。購入前に各販売サイトの現在の価格を必ず確認してください。EcoFlowは季節の節目に大型キャンペーンを実施することがある傾向があります。最新情報はEcoFlow Japan公式サイトでご確認ください。

セット購入という選択肢

EcoFlow公式サイトでは、ポータブル電源本体・ソーラーパネル・Alternator Chargerを組み合わせたセット商品も販売されています。セット内容によっては別売りの出力ケーブルが必要になるケースもあるため、付属品の確認をお忘れなく。

まとめ

EcoFlow 800W Alternator Chargerは、シガーソケット比で約8倍にあたる最大800Wの出力・3モード設計・GaN採用の保護機能を備えた走行充電器です。EcoFlow DELTAシリーズとの組み合わせ時には最大出力での高速充電が見込め、CarPlayとの連携機能も追加されています。アメリカでは複数の実使用レビューで好意的な評価が見られますが、大型車が多い現地の環境と日本の条件は異なる部分があります。

取り付けには作業の知識が必要であり、対応するポータブル電源の制約や車種との相性を事前に確認することが大切です。2025年11月には後継の第二世代モデルも国内発売されており、第一世代の800Wモデルは価格優位性やDELTAシリーズでのフル出力という観点で依然として選択肢のひとつです。

結論|どんな方に向いているか・注意が必要な方

  • 向いている方:EcoFlow DELTAシリーズをお持ちで、オルタネーター容量に余裕のある車(SUV・ミニバン・キャンピングカーなど)をご使用の方。車中泊・キャンプ・長距離ドライブ・防災備蓄に大容量ポータブル電源を活用したい方。
  • 注意が必要な方:軽自動車・小型車をメインで使っている方(出力が制限される可能性がある)。他社製ポータブル電源のみをお持ちの方(XT60接続で最大500W・逆充電不可)。自分で配線作業ができず、取り付けコストを考慮する必要がある方。

本記事が、EcoFlow 800W Alternator Chargerの導入を検討するうえでの比較・判断の参考になれば幸いです。

記事全体のまとめ

  1. EcoFlow 800W Alternator Chargerは2024年6月に日本で発売された走行充電器で、車のオルタネーターの余剰電力を使ってポータブル電源を充電します。
  2. 最大出力800Wは従来のシガーソケット充電比で約8倍にあたり、EcoFlow DELTAシリーズ接続時には約1,000Whを最大出力時に約1.3時間で充電できるとされています(車種・走行状態により変動)。
  3. 走行充電・逆充電・バッテリーメンテナンスの3モードを1台で備えています。逆充電・メンテナンスモードはXT150ケーブル接続時のみ有効です。
  4. GaN(窒化ガリウム)テクノロジーを採用し、電力ロス約3%・EMC Class A認証・複数の保護機能を備えています。
  5. 標準ケーブル(XT150)でEcoFlow DELTAシリーズへ最大800Wで接続可能。別売りXT60ケーブルで他社製品にも最大500Wで接続できますが、逆充電等は使用できません。
  6. Apple CarPlayおよびAndroid Autoへの対応について、EcoFlowは業界初とうたっています。カーナビ画面から充電の確認・操作が可能です。
  7. 取り付けには直接配線作業が必要です。充電制御車では接続位置に注意が必要で、作業に不慣れな場合は専門業者への依頼が推奨されています。
  8. アメリカでは大型SUV・RV・バンでの実使用事例が複数報告されており、好意的な評価が見られます。日本での使用では車種条件が異なる点に留意が必要です。
  9. 2025年11月6日に第二世代モデル(Alternator Charger 600・Plus 1000)が国内発売されました。800Wモデルは価格優位性やDELTAシリーズとのフル出力接続を活かせる点で引き続き選択肢のひとつです。
  10. EcoFlow公式サイトでは定期的にセールが行われており、価格が変動します。ポータブル電源とのセット商品も候補のひとつです。

オルタネーターチャージャー
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