車を走らせながらポータブル電源を充電できれば、長距離ドライブや車中泊での電力運用を見直しやすくなります。そうした需要に応えるため、EcoFlowは2025年10月30日に新しい走行充電器を発表し、同年11月6日に国内販売を開始しました。現行Alternator Chargerシリーズの上位機「Alternator Charger Plus 1000」です。シガーソケット充電に対して出力ベースで約10倍にあたる最大1,000Wを実現し、シリーズ初となるソーラー入力にも対応しています。この記事では、公式スペックと海外レビューをもとに本製品の仕様・強み・注意点を整理し、競合製品・旧モデルとの違い、購入前に確認したいポイントまで解説します。
この記事のポイント
- Alternator Charger Plus 1000の主要スペックと特徴を公式情報をもとに解説
- 旧モデル(500W・800W)および現行600Wとの具体的な違い
- 競合製品BLUETTI Charger 1との性能・価格・汎用性の比較
- 海外ユーザー・レビューサイトが伝える実際の使用感と評価
- 取り付け時の注意点や購入前に確認すべきポイント
この記事でわかること
- EcoFlow Alternator Charger Plus 1000の主要スペック・付属品・執筆時点の参考価格
- シガーソケット充電や旧モデルとの出力・充電速度の違い
- ソーラー入力対応がもたらすメリットと具体的な活用シーン
- BLUETTI Charger 1との性能・コネクタ仕様の比較
- 海外レビューから見える傾向と気になる点
- 取り付けで気をつけるべきオルタネーター負荷の考え方と確認ポイント
EcoFlow Alternator Charger Plus 1000とは?走行充電器の仕組みから理解する
まずは「走行充電器」という製品カテゴリーについて、簡単に整理しておきます。車が走行またはアイドリングしているとき、エンジンに連結されたオルタネーター(交流発電機)は常に電力を生み出しています。車内の電気系統への供給を差し引いた余剰電力を、DC-DCコンバーターで電圧を変換し、高出力でポータブル電源に送る仕組みです。
従来のシガーソケット充電は、一般的には12V車で100W前後が目安とされています。約1,000Wh分を充電しようとすると、理論値では10時間以上かかる計算です。日常利用では時間がかかりやすい充電方法といえます。こうした課題に対応する製品カテゴリーが走行充電器です。
EcoFlowはこのカテゴリーで複数モデルを展開しており、500Wモデル・800Wモデルを経て、2025年11月に第2世代として600WとPlus 1000を発売しました。今回取り上げるAlternator Charger Plus 1000は、現行シリーズ最大の1,000W出力に対応しており、シリーズで初めてソーラー入力に対応しています(EcoFlow Technology Japan株式会社 プレスリリース 2025年10月30日付)。執筆時点の参考価格(税込)は99,000円で、日本国内では2025年11月6日に販売が開始されました。
なお、走行充電器はEcoFlowだけが扱う製品カテゴリーではなく、BLUETTIなど他のメーカーも類似製品を展開しています。この記事では後半でBLUETTI Charger 1との比較も解説します。
EcoFlow Alternator Charger Plus 1000の主要スペック一覧
以下のスペックは、EcoFlow Japan公式製品ページおよびEcoFlow Technology Japan株式会社のプレスリリース(2025年10月30日付)をもとに記載しています。価格を含む仕様は変更される場合があるため、購入前には必ず最新の公式情報をご確認ください。
- 最大出力:1,000W
- ソーラー入力:最大300W(入力電圧 11〜60V、最大15A)
- 走行充電+ソーラー同時充電時:最大1,000W(EcoFlowアプリでソーラー充電をオンにした場合。オルタネーター最大700W+ソーラー最大300W)
- 執筆時点の参考価格(税込):99,000円
- 重量:約1.7kg
- サイズ(幅×奥行×高さ):27.6×18.7×3.8cm
- 動作音:40dB未満
- 保管温度:-30℃〜+70℃
- 防塵性能:IP4X等級
- 冷却方式:ファンレス・自然対流
- EMCレベル:Class B
- 保証期間:2年
- 付属出力ケーブル:XT150出力ケーブル(600W/1000W品専用)
- 保護機能:5つのバッテリー保護(逆極性・過電流・短絡・過電圧/低電圧・過熱)+3つのオルタネーター保護
- 対応充電モード:走行充電・逆充電・バッテリーメンテナンス(付属XT150ケーブル使用時)
- CarPlay/Android Auto:対応する車載ディスプレイでEcoFlowアプリを介して利用
なお、同時発売の下位モデルAlternator Charger 600は、最大600W出力・重量約1.1kg・サイズ22.4×15.3×3.8cm・EMC Class B・執筆時点参考価格70,000円(税込)で、XT60出力ケーブルが標準付属します。ソーラー入力ポートはありません。
Alternator Charger Plus 1000の4つの強み
シガーソケット比 出力ベースで約10倍の最大1,000W
最も注目すべきは、最大1,000Wという出力です。一般的なシガーソケット充電が約100W前後であることを考えると、出力ベースで約10倍の計算になります。EcoFlow公式の説明によれば、最短約1時間で約1,000Wh分を充電できるとされています(周囲温度25℃・12Vバッテリーシステムにおけるメーカー自社テスト結果。実際の充電時間は車種・走行状態・オルタネーター容量などにより異なります)。
EcoFlow公式の記述によれば、DELTA Pro 3では2台接続にも対応し、条件が合えばより高速な充電が可能とされています(DELTA Pro 3専用機能。自社テスト値。実際の結果は条件により異なります)。大容量ポータブル電源を搭載したキャンピングカーなど、高電力量を使う用途では検討しやすい仕様です。
「充電しながら目的地へ向かう」という使い方は、長期のアウトドア旅行や頻繁な車中泊をされる方にとって、移動中の電力確保の手段として選択肢になりやすいと思われます。
シリーズ初のソーラー入力対応
Plus 1000が他のAlternator Chargerモデルと最も大きく異なる点は、専用のソーラー入力ポート(最大300W)を搭載していることです。エンジンを止めた停車中でも、日照条件が整っていればソーラーパネルから充電を継続できます。
走行中には、EcoFlowアプリでソーラー充電をオンにすることで、オルタネーター(最大700W)とソーラーパネル(最大300W)を合わせて最大1,000Wで充電できます。昼はソーラー、帰路は走行充電という使い分けがしやすい点が特徴です。
なお、ソーラー入力を使用するには、EcoFlow専用のソーラー入力ケーブルが必要です(別売)。使用前にケーブル構成を確認しておくとスムーズです。
走行充電・逆充電・バッテリーメンテナンスの3モード対応
Alternator Charger Plus 1000は、走行充電のほかに2つのモードを備えています。
ひとつは逆充電モード(車載バッテリーを補助的に給電する機能)です。ポータブル電源から車載バッテリーへ電力を供給するモードで、車載バッテリー電圧が低下した際の補助機能として活用できるとされています。3モードの利用は付属XT150ケーブル前提です。実際の利用前には、EcoFlow公式の仕様と使用条件をご確認ください。
もうひとつはバッテリーメンテナンスモードです。長期保管時などに車載バッテリーの状態を補助的に維持しやすくするために活用できます。
カーナビ連携・IP4X等級防塵・ファンレス設計
第2世代Alternator Chargerの共通アップデートとして、Apple CarPlayおよびAndroid Autoへの対応が加わりました。対応する車載ディスプレイでEcoFlowアプリを使うことで、車載バッテリー電圧や充電状況の確認、充電オンオフやモード切り替えができます。操作を車載ディスプレイ側にまとめやすい点は利点です。
また、IP4X等級の防塵設計と、ファンを使わない自然対流による冷却方式を採用しています。粉塵が発生しやすい環境での使用も考慮した設計です。
Alternator Charger Plus 1000の注意点・デメリット
充電出力はオルタネーターの余剰電力に依存する
Alternator Charger Plus 1000の出力は、車のオルタネーターが生み出す余剰電力に依存します。EcoFlow公式は、使用にあたって車両の取扱説明書でオルタネーターの出力が本製品の最大消費電力に対応していることを確認するよう案内しています。車種や発電能力によって実際の充電出力は大きく変わります。
最大1,000Wの出力を引き出すには、それに見合った容量のオルタネーターを搭載した車両である必要があります。軽自動車やコンパクトカーでは、車種によって出力が伸びにくい場合があります。購入前に愛車のオルタネーター容量を確認するか、専門業者に相談されることをおすすめします。
また、近年の車に採用されている「スマートオルタネーター(発電量を自動制御する方式)」は、走行状況によって発電量が変動します。Alternator Charger Plus 1000は新世代でイグニッションケーブルを内蔵し、対応範囲の改善がうたわれていますが、改善度合いは車種や環境で差が出る可能性があります。不安がある場合は取り付け前にEcoFlowサポートや専門業者への確認をおすすめします。
取り付けには配線作業が必要で、専門業者への依頼も選択肢
走行充電器は、シガーソケットにつなぐだけで使える製品とは異なります。車両のバッテリーターミナルから配線を引き込み、エンジンルームを通じてケーブルを室内へ通す作業が必要です。適切なヒューズの選定やケーブルの固定なども求められます。EcoFlow公式情報のなかでも「取り付けは専門業者に依頼することを推奨する」と案内されています。
後述の「海外レビューが伝えること」のセクションでも触れますが、一部の海外レビュアーから公式マニュアルの配線手順に関する技術的な指摘も出ています。不安がある場合はDIYせず、専門業者への相談が無難です。
接続する機器によって別売ケーブルが必要になる
Alternator Charger Plus 1000には、XT150出力ケーブルが付属しています。接続する機器によっては別売ケーブルまたはアダプターが必要です。
| 接続先・用途 | 必要なケーブル/アダプター |
|---|---|
| 一部の他社製ポータブル電源やEcoFlow RIVERシリーズ | 別売のXT60出力ケーブル(600W/1000W品専用) |
| 一部のDELTA上位機種(DELTA Pro 3・DELTA Proなど) | 別売のXT150アダプター |
| ソーラーパネルとの同時充電 | EcoFlow専用ソーラー入力ケーブル(別売) |
購入前に「どの機器と接続するか」を確認し、必要なケーブル類を同時に準備しておくと使い始めやすくなります。接続したい機器との互換性に不安がある場合は、EcoFlow公式サポートへの問い合わせをおすすめします。
執筆時点の参考価格が99,000円と高め。用途次第では下位モデルも検討を
Alternator Charger Plus 1000の執筆時点の参考価格(税込)は99,000円です。同時発売のAlternator Charger 600より高価格帯です。ソーラー入力が不要で、接続するポータブル電源の入力上限が低い場合は出力の差が発揮されにくいため、600Wモデルのほうが合理的な選択になる場合もあります。大容量機とソーラー併用を重視する場合に向きやすいです。
海外レビューから見える傾向
Alternator Charger Plus 1000は2025年11月に日本国内で販売が開始されています。そのため、Plus 1000そのものの実機レビューはまだ限られています。一方で、EcoFlow Alternator Chargerシリーズ(特に旧800Wモデル)については海外で複数のレビューが蓄積されており、製品の傾向を把握するうえで参考になります。以下に参考情報として紹介します。
「次世代モデルとして良好な改善」:独立系レビューサイトの評価
独立系のEcoFlow製品専門レビューサイト「Matanich Reviews」(reviews.matanich.com)は、Plus 1000と600Wモデルの両方について詳細な技術分析を公開しています。同サイトは第2世代について、旧世代でスマートオルタネーター搭載車との相性に課題があったオート起動が改善されており、バンライフ・RV・オーバーランド用途の選択肢として好意的に評価しています。互換性ガイドや充電電力計算ツールも提供しており、確認資料として参考になります。
「充電スピードを評価」:オーバーランド系メディアの実走レビュー
アメリカの自動車・アウトドアメディア「Pickup Truck Talk」(pickuptrucktalk.com)は、EcoFlow DELTA 3 PlusとEcoFlow 800W Alternator Chargerの組み合わせを実際の旅で使用した実走レビューを公開しています。旧800Wモデルを使用した記事ですが、Alternator Chargerシリーズ全体の実用性を把握するうえで参考になります。
同記事では充電速度を評価する一方、一部の操作は手動で切り替える必要があることを言及しています。操作に自動化されていない部分があることは事前に把握しておくとよいでしょう。
「当初は懐疑的だったが好意的に評価」:ソーラー系メディアの旧モデルレビュー
アメリカのソーラー・アウトドアメディア「The Solar Lab」(thesolarlab.com)は、EcoFlow 800W Alternator Chargerの実機テストを行っています。特定の車種(Jeep Wrangler)に接続し、複数の電装品を同時使用した状態でも800Wの出力が維持されたとしています。ただしこれは大型車・大排気量車での特定条件の事例であり、すべての車種で同様の結果が得られるとは限りません。
「最短充電時間の表記はアクセサリー込みの前提」:充電時間表記の前提条件への指摘
テクノロジーメディア「AndroidGuys」(androidguys.com)は、EcoFlow DELTA 3 Max Plusのレビューの中でAlternator Chargerについても言及しており、「最短充電時間の表記は、別売りのアクセサリーを前提にした数字であり、標準のAC・ソーラー充電だけでは得られない数値も含まれる」と指摘しています。購入を検討する際には、充電時間の表記の前提条件を確認しておくことをおすすめします。
「取り付けマニュアルの配線手順に関する指摘」:独立系レビュアーの安全面への指摘
前述のMatanich Reviewsは、公式マニュアルおよびインストール動画の手順に関して技術的な懸念事項を指摘しています。「公式マニュアルとインストール動画では、イグニッションワイヤーをヒューズ端子に巻きつけるよう案内しているが、この方法ではワイヤーがヒューズの両側にまたがってしまい、ヒューズの保護機能が期待通りに働かない可能性がある」というものです(同サイトはヒューズタップの使用を代替案として示しています)。
なお、これはEcoFlow公式が認めたものではなく、独立した第三者レビュアーの見解です。取り付けを行う際は、公式マニュアルをよく確認するとともに、不安がある場合は必ず専門業者に依頼されることをおすすめします。配線作業に関する誤った手順や接続の不備は、電気系統のトラブルにつながるリスクがあります。
第2世代Alternator Chargerの進化ポイント:旧モデルとの比較
出力性能と重量の変化
旧800Wモデルは最大800Wの出力で、重量は約2.1kgでした(EcoFlow Japan公式ページより)。新世代のPlus 1000は出力を1,000Wへ引き上げながら、重量は約1.7kgとなっています。旧500Wモデルの後継である600Wモデルも重量約1.1kgです。高出力化と軽量化が進んだ点が特徴です。
EMCレベルの変化と防塵設計
旧800WはEMC Class A、新世代はClass Bです。ノイズ対策面でも新世代の改善点といえます。また、IP4X等級の防塵設計とファンレス冷却方式も新世代から採用されています。
スマートオルタネーター対応の改善がうたわれている
旧世代(500W・800W)では、スマートオルタネーター搭載車での自動起動が安定しないケースがあったと一部の海外レビューで言及されています。新世代ではイグニッションケーブルを内蔵し、対応範囲の改善がうたわれています。ただし、改善度合いは車種や環境で差が出る可能性があります。
CarPlay/Android Auto対応などの使い勝手の改善
Apple CarPlayおよびAndroid Autoへの対応は第2世代からの新機能です。旧モデルではスマートフォンのアプリ操作が必要でしたが、対応する車載ディスプレイ環境があればカーナビ画面からの操作も可能になりました。
Plus 1000のみの特長:ソーラー入力の追加
シリーズ全体の進化に加え、Plus 1000固有の最大の変化はソーラー入力ポートの新設です(EcoFlow公式プレスリリース 2025年10月30日付でもシリーズ初として紹介)。停車中もソーラーで補いやすくなりました。
競合比較:EcoFlow Plus 1000 vs BLUETTI Charger 1
走行充電器市場でAlternator Charger Plus 1000の比較対象の一例が、BLUETTIの「Charger 1」(最大560W)です。以下は各社の公式ページをもとにした比較ですが、仕様・価格は変更される場合があります。購入前には各社の最新公式情報を必ずご確認ください。
最大出力と充電速度
EcoFlow Plus 1000の最大出力が1,000Wであるのに対し、BLUETTI Charger 1は最大560Wです。出力の差は充電時間に影響しますが、実際の充電速度は接続先のポータブル電源の最大入力や設定、オルタネーター容量によっても変わります。大容量ポータブル電源を使っており、できるだけ短い移動時間で充電量を確保したい場合に、Plus 1000の高出力が活きやすいと思われます。
ソーラー入力の有無
ソーラー入力に対応しているのはEcoFlow Plus 1000のみです(最大300W)。BLUETTI Charger 1には専用のソーラー入力ポートがなく、走行充電に特化した製品設計です。停車中も日照条件が整えば充電を継続したい方にとって、ここは大きな違いになります。
冷却方式とボディサイズ
EcoFlow Plus 1000はファンレスの自然対流方式でIP4X等級の防塵性を備えており、本体サイズは27.6×18.7×3.8cmです。BLUETTI Charger 1はアクティブ冷却ファンを搭載しており、サイズは145×110×60mm・重量約720gと、BLUETTI Charger 1のほうが小型・軽量です。設置スペースが限られる場合は、小型・軽量なCharger 1が選択肢になりやすいです。
接続コネクタと他社互換性
BLUETTI Charger 1はMC4コネクタでの接続を採用しており、ポータブル電源のソーラー入力ポートから電力を入力する設計です。BLUETTI公式サイトでは他社製品の95%に対応できると案内しています。EcoFlow Plus 1000は標準でXT150ケーブルが付属しており、ケーブル条件が合えば接続先の選択肢は広がります。
価格帯の目安
EcoFlow Plus 1000の執筆時点の参考価格は税込99,000円です。BLUETTI Charger 1の価格はセール時期によって変動するため、購入を検討する際はBLUETTI Japan公式サイトで最新価格をご確認ください。
Alternator Charger Plus 1000が向いている人・向いていない人
向いていると思われる用途・使い方
DELTA系の大容量機などをメインで使っており、移動中にできるだけ多くの電力を回収したい方には、1,000W出力の特長が発揮されやすいと思われます。長距離ドライブが多い方ほど活かしやすい製品です。
ソーラーパネルを展開しながら走行充電も組み合わせたいというハイブリッド運用を目指す方にも、Plus 1000のソーラー入力対応は有用な特長になります。消費電力の大きい運用で検討しやすいです。
防災の備えとして「もしものときに車でポータブル電源を素早く充電したい」という観点からも、1時間あたりの充電量が多い点は検討材料のひとつになります。
600Wモデルや競合製品も選択肢になる場合
使用するポータブル電源の最大入力許容値が低い場合は、1,000Wの出力を最大限に活かしきれない可能性があります。ポータブル電源側の入力上限が400Wであれば、充電器の出力が1,000Wでも実際の充電速度はそれ以下に制限されます。ソーラー充電との組み合わせを考えていない場合は、Alternator Charger 600のほうが費用対効果の面で合理的になる場合もあります。
Alternator Charger Plus 1000はハイブリッド車・EV・軽自動車でも使える?
購入前に気になる点のひとつに、愛車との互換性があります。以下は一般的な傾向を整理したものですが、すべての車種・個体に当てはまるわけではありません。使用前に必ず車両メーカーやEcoFlowのサポートにご確認ください。
ハイブリッド車での使用
EcoFlow公式FAQによると、オルタネーターとスターターバッテリーが搭載されているハイブリッド車であれば使用できる可能性があるとされています。ただし、ハイブリッド車はオルタネーターと車載バッテリーの制御が通常のガソリン車と異なる場合があり、車種によっては期待した充電出力が得られないケースもあると思われます。購入前に専門業者または販売元への確認をおすすめします。
電気自動車(EV)での使用
EVは構造が異なるため、事前にEcoFlow公式サポートへの確認が必要です。
軽自動車・コンパクトカーでの使用
軽自動車やコンパクトカーでは、車種によって出力が伸びにくい場合があります。実際の充電出力は車種や発電能力によって異なるため、事前に専門業者への確認をおすすめします。
ディーゼル車・SUV・ピックアップトラックでの使用
大排気量のディーゼルエンジン車・SUV・ピックアップトラックなどは、一般的にオルタネーター容量が大きい傾向にあり、比較的高出力を活かしやすい場合があります。前述のThe Solar Labでの実走レビューでも、大型SUVでの特定条件下での安定した出力が報告されていますが、あくまで特定車種での事例です。
よくある質問(FAQ)
Q1:Alternator Charger Plus 1000を使うと燃費に影響しますか?
EcoFlow公式の説明によれば、走行中に余剰電力を活用するものとされており、燃費影響は限定的と案内されています。ただし、走行充電器が動作している間はオルタネーターに一定の負荷がかかることになります。正確な影響については使用する車種の状況によって異なると思われます。
Q2:EcoFlowアプリなしでも動作しますか?
初回使用にはEcoFlowアプリでの初期設定が必要とされています。充電モードの切り替えやソーラー入力のオン/オフなどの操作にはアプリが必要になります。アプリはiOS・Android両対応です。
Q3:駐車中(エンジン停止時)にも充電できますか?
走行充電(オルタネーターからの充電)はエンジンが動作していることが前提です。エンジンを止めた状態では走行充電は行われません。一方、Plus 1000固有のソーラー入力ポートを使用すれば、停車中でも日照条件が整っていればソーラーパネルからの充電が継続できます。これがPlus 1000を選ぶ理由のひとつといえます。
Q4:Plus 1000は2台同時に使えますか?
EcoFlow公式によれば、DELTA Pro 3に限り2台のAlternator Charger Plus 1000を同時接続することができ、最大合計出力1,700Wでの充電が可能とされています(この2台同時接続機能はDELTA Pro 3専用です)。
EcoFlow公式セールの傾向と購入前の確認ポイント
EcoFlow製品の価格はセールのタイミングによって変動することがあります。以下は参考情報であり、セール時期・内容・対象製品は変更される場合があります。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
定期的なセールの傾向
EcoFlow公式サイトでは、新製品の発売時期・年末年始・春の新生活シーズンなどに合わせてセールが実施されることがあるようです。公式情報として確認できた範囲では、2025年12月〜2026年1月の年末年始キャンペーンでAlternator Charger Plus 1000を含む製品がセット割引の対象になっていた例があります。
メルマガ登録で割引クーポンを取得できる場合がある
EcoFlow公式サイトのメルマガを登録すると、割引クーポンが発行される場合があるとのことです(時期により変動します)。急がない場合はまずメルマガ登録を確認してみるのもよいかもしれません。
認定整備済製品(中古)という選択肢
EcoFlow公式では、返品・回収された製品を整備・検査して販売する「認定整備済製品」の取り扱いもあります。在庫や対象製品は時期によって異なります。
セール情報は公式サイトが最も正確です。購入を検討されている場合は、EcoFlow Japan公式サイトを定期的にチェックすることをおすすめします。
取り付け・使用前に確認しておきたいこと
①愛車のオルタネーター容量を必ず確認する
取り付け前の確認として最も重要なのが、愛車のオルタネーター容量です。EcoFlow公式は「車両の取扱説明書でオルタネーターの出力が本製品の最大消費電力に対応していることを確認するよう」案内しています。
②接続するポータブル電源の最大入力電力と対応ケーブルを確認する
ポータブル電源側にも「最大入力許容値」が設定されています。Alternator Charger Plus 1000が1,000Wを出力できても、接続するポータブル電源の最大入力が400Wであれば、実際の充電速度は400W程度に制限されます。使用するポータブル電源の仕様と必要なケーブルを事前に確認しておくことが大切です。
③取り付けは専門業者への依頼も視野に入れる
電装系の作業に不慣れな方は、専門業者への依頼を検討されることをおすすめします。配線作業に関する誤った手順や接続の不備は、電気系統のトラブルにつながるリスクがあります。不安がある場合はDIYせず、専門業者への相談が無難です。
④EcoFlowアプリの初期設定を事前に確認する
Alternator Charger Plus 1000は、初回使用時にEcoFlowアプリでの初期設定が必要とされています。取り付け前にアプリをダウンロードし、設定の流れを確認しておくとスムーズです。
結論|EcoFlow Alternator Charger Plus 1000の要点
向いている人
- 大容量ポータブル電源を使っており、移動中に効率よく充電したい方
- ソーラー充電と走行充電を組み合わせたいハイブリッド運用を検討中の方
- キャンピングカーや長距離ドライブで高い電力量を必要とする方
- 防災用途として短時間で大量充電できる手段を探している方
注意したい人
- 軽自動車や小排気量車の場合、オルタネーター容量によって出力が伸びにくい場合がある
- 接続するポータブル電源の最大入力が低い場合、出力の差が発揮されにくい
- 取り付けには配線作業が必要。電装系に不慣れな場合は専門業者への依頼が無難
- ソーラー入力が不要かつ容量が小さい用途なら、下位の600Wモデルも選択肢になる
主要スペックの要点
- 最大出力1,000W・シガーソケット比で出力ベース約10倍(自社テスト値)
- シリーズ初のソーラー入力対応(最大300W)・IP4X等級防塵・ファンレス冷却
- 執筆時点の参考価格:税込99,000円(変動する場合あり。最新価格は公式サイトで確認を)
比較の要点
- BLUETTI Charger 1(最大560W)と比べ、出力・ソーラー入力で差がある一方で本体は大きめ
- 旧800Wモデル(約2.1kg)と比べ、出力アップ+軽量化(約1.7kg)が進んだ
- EMC Class B・スマートオルタネーター対応改善・CarPlay/Android Auto対応が主な進化点
- 出力はオルタネーターの余剰電力に依存し、車種によって実際の充電量は変わる
オルタネーターチャージャー
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