2026年最新の半固体電池・固体電池搭載ポータブル電源を比較。Dabbsson・YOSHINOを中心に、容量・出力・重量・価格・寿命、安全性、リン酸鉄・三元系との違いまで初心者向けにわかりやすく解説します。

先に結論からお伝えすると、迷ったらDabbsson 1000L、寒冷地やアウトドア重視ならYOSHINO B1200 SSTがおすすめです。
この後の比較表やおすすめモデルで詳しく紹介しますので、あなたの使い方に近いところから読み進めてみてください。
記事全体のポイント
- 「半固体・固体」は電解質、「リン酸鉄・三元系」は正極材料と、比べる軸がそもそも違う
- Dabbssonは半固体LFP、YOSHINOは固体電池Li-NCM(三元固体電池)を展開
- 「半固体・固体だから絶対安全」ではなく、BMSや製造品質まで含めて選ぶのが大切
- 2026年は336Whの小型モデルから2,611Whの大容量モデルまで選択肢が拡大
この記事でわかること
- 2026年最新モデルの比較表と、目的別のおすすめ4台
- 半固体電池とは何か、なぜ今注目されているのか
- 正極材料(リン酸鉄・三元系)と電解質(液体・半固体・固体)、2つの違いの整理
- 半固体リン酸鉄系と三元固体電池、それぞれに向く使い方
- 半固体電池のメリット・デメリットを正直に
- 安全に長く使うために購入前後で確認しておきたいポイント


名前:Masaki T
経歴:2019年にポータブル電源を初めて購入して以来、現在まで日常的に活用しています。防災やアウトドア(キャンプ・車中泊)など用途は幅広いですが、特にPC電源としての使用経験が豊富です。
日本の大手電機メーカーで、回路設計エンジニアとして約5年勤務。実使用と技術の両面から、信頼性の高い情報発信を心がけています。
ポタ電の失敗&後悔25選 ポタ電源の火災・事故・リコール情報
主な参照先:日本ポータブル電源協会/経済産業省/製品評価技術基盤機構
結論|2026年、目的別のおすすめはこの4台



先に結論からお伝えします。2026年8月時点でおすすめできるのは、目的別に見るとこの4台です。詳しいスペックの比較や、各モデルの特徴は、この後の章でじっくりご紹介します。
- 迷ったら/はじめての1台:Dabbsson 1000L(1,008Wh・約10.6kg)
容量・重さ・価格のバランスがよく、防災にもアウトドアにも使いやすい定番サイズです。 - 家族の防災・大容量重視:Dabbsson 2000L/3000L(2,048〜3,072Wh)
冷蔵庫やエアコンもまかなえる大容量帯。半固体LFPで長寿命なのも安心材料です。 - 軽量・寒冷地・アウトドア重視:YOSHINO B1200 SST(1,085Wh・約11.6kg)
三元固体電池ならではのコンパクトさと、マイナス18℃対応の低温性能が魅力です。 - とにかく身軽に:Dabbsson 300E(336Wh・約4.3kg)
半固体電池モデルの中で最軽量。普段のお出かけやスマホ・小型家電の充電に向いています。
半固体・固体電池ポータブル電源 比較表



主要モデルを容量・出力・重量・サイクル数・参考価格で並べました。
用途に近いスペックのモデルから検討してみてください。価格は2026年8月時点で確認できた参考値です。セールなどで変動しますので、購入前に必ず公式サイトでご確認ください。
| モデル | 電池タイプ | 容量 | 定格出力 | 重量 | サイクル数 | 参考価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Dabbsson 300E | 半固体LFP | 336Wh | 300W | 約4.3kg | 4,000回 | 2万円台〜 |
| Dabbsson 600L | 半固体LFP | 768Wh | 600W | 約8kg | 4,000回 | 4万円台〜 |
| Dabbsson 1000L | 半固体LFP | 1,008Wh | 1,200W | 約10.6kg | 4,000回 | 6万円台〜 |
| Dabbsson 2000L | 半固体LFP | 2,048Wh | 2,200W | 約18.6kg | 4,000回 | 8万円台〜 |
| Dabbsson 3000L | 半固体LFP | 3,072Wh | 3,000W | 約25.8kg | 4,000回 | 14万円台〜 |
| YOSHINO B1200 SST | 三元固体電池 | 1,085Wh | 1,200W | 約11.6kg | 4,000回以上 | 13万円台〜 |
| YOSHINO B2000 SST | 三元固体電池 | 1,326Wh | 2,000W | 約14.2kg | 4,000回以上 | 27万円台〜 |
| YOSHINO B3300 SST | 三元固体電池 | 2,611Wh | 3,300W | 約24.3kg | 4,000回以上 | 70万円台(¥700,700) |
【2026年最新】半固体電池・固体電池搭載おすすめポータブル電源



ここからは、上の比較表に登場した各モデルを一台ずつ詳しくご紹介します。
半固体リン酸鉄系のDabbssonと、三元固体電池のYOSHINO、それぞれの特徴を確認しながら選んでみてください。


ここから、2025〜2026年現在メーカーから実際に販売されているモデルをご紹介します。スペックはすべてメーカー公式サイトの情報をもとに記載しています。価格はセールや時期によって変動しますので、購入前に必ず各販売ページでご確認ください。
現在、半固体電池を搭載したポータブル電源として最も充実したラインナップを持つのがDabbsson(ダブソン)の「Lシリーズ」です。768Wh〜3,072Whまで4モデルが揃っており、用途や予算に合わせて選べます。三元固体電池系ではYOSHINO B1200 SSTが軽量コンパクトな選択肢として注目されています。
Dabbsson 600L|手軽に始める半固体電池入門モデル(768Wh)


「ポータブル電源はちょっと大きそう、重そう…」と感じている方にまず手に取ってほしいのが600Lです。約8kgという軽さは、片手で提げて移動できる感覚で、初めての一台としても、大容量モデルのサブ機としても活躍が期待できます。半固体リン酸鉄リチウムイオン電池(Semi-Solid LiFePO4)を搭載し、充放電サイクルは最大4,000回(公式サイト記載値)。毎日使っても10年以上もつ設計とされています。



容量768Whは、スマートフォン約57回・ノートPC約13時間・車載冷蔵庫約11時間という使い方が参考値として公表されています。
1〜2人のデイキャンプ・釣り・車中泊の補助電源、防災グッズの入門として適しているモデルです。
AC急速充電で約1.7時間(公式記載)のフル充電、80%充電なら約70分という充電速度も実用的です。出力600W(瞬間最大1,200W)で、P-Boost機能により900Wまでの電熱線家電にも対応するとされています。
Dabbsson専用アプリとWi-Fi・Bluetooth接続に対応しており、スマートフォンから充電状況の確認や各ポートのオンオフが可能とされています。EPS機能(停電時15ミリ秒以内の自動切替)も搭載しているため、ミニ冷蔵庫や照明をつないでおく使い方もできます。公式サイト購入で5年保証(3年基本+2年延長)と使用済み製品の無料回収サービスが付きます。
こんな人に向いています:初めてのポータブル電源が欲しい方、軽さを優先したい方、1〜2人のキャンプ・デイアウトドアで使いたい方


- 半固体電池採用の高い安全性
- 4,000回の長寿命
- UPS 15ms以内
- 25〜50dBと静音
- 定格600Wとやや控えめ
- バッテリー拡張非対応
- ブランド認知度低め
- 参考価格やや高め
Dabbsson 1000L|急速充電と軽さを両立した1kWhクラス(1,008Wh)


「600Lでは足りないかもしれないけど、2000Lは大きすぎる気がする…」という方にちょうどよいのが1000Lです。容量1,008Wh・定格出力1,200W(P-Boost時1,600W)を、約10.6kgの軽量設計に収めたバランス型モデルです。メーカーによると女性でも片手で持ち運べる重さとされています。



スマートフォン約75回・ノートPC約18時間・車載冷蔵庫約16時間という稼働時間が参考値として示されています。ソロ〜2人のキャンプ・車中泊(数泊)・1〜2日間の停電対策として適した容量と言えます。
充電速度は独自の「Dabflash急速充電」技術により約50分で0%から80%まで充電できるとされており(公式記載)、急いで出発する日にも対応しやすい設計です。
半固体リン酸鉄リチウムイオン電池搭載で、充放電サイクル最大4,000回。EPS機能・アプリ操作・5年保証・無料回収サービスも完備しています。なお、1000Lは拡張バッテリーとの接続や並列接続には対応していません(公式サイト記載)。将来的に容量を増やすことを考えている場合は2000L以上のモデルのご検討をおすすめします。
こんな人に向いています:急速充電を重視したい方、ソロ〜2人のキャンプ・車中泊のメイン機、1〜2日の停電対策をしたい方


- 1008Whの大容量
- 約1.2時間の高速充電
- 4000回の長寿命サイクル
- 半固体電池で安全性が高い
- 約10.6kgと比較的軽量
- 出力1200Wは大型家電には物足りない場合も
- バッテリー拡張非対応
- UPS 20msはやや遅め
- 騒音レベルが高め(50dB)
Dabbsson 2000L|家族の防災・アウトドアを本気で支える主力モデル(2,048Wh)


「停電のとき冷蔵庫とエアコンを動かしたい」「家族でのキャンプを快適にしたい」という方が最もよく行き着くのがこのクラスです。2000Lは2,048Wh・定格2,200W(瞬間最大4,400W)という容量と出力を持ちながら、同容量クラスの従来モデルより35%軽量・33%小型化を実現し、重量は約18.6kgとされています(公式サイト記載)。



エアコン(450W目安)なら約4時間、電子レンジ(1,000W目安)なら約1.7時間、冷蔵庫(45W目安)なら約34時間という使い方が参考値として示されています。
停電対策の電源として冷蔵庫・照明・スマートフォン・Wi-Fiルーターを接続しておき、停電時にEPS機能(15ms以内自動切替)でシームレスに切り替わる使い方が多く見られます。
ACとソーラーパネルを併用した場合、最大1,500Wでの高速充電が可能で最短約1.3時間でのフル充電が見込めるとされています(公式記載)。またエネルギー変換効率の向上により、同じ容量でも冷蔵庫・エアコン・電子レンジなどの稼働時間が従来比1.3倍延びるとメーカーは説明しています。
こんな人に向いています:家族の本格的な防災備蓄にしたい方、エアコン・電子レンジなどの高出力家電を使いたい方、2〜3日のキャンプやRV旅行に持っていきたい方


- 2048Whの大容量
- 定格2200Wで大型家電も使える
- 4,000回で80%維持の長寿命
- UPS 15ms以内の高速切替
- 1.5時間で80%充電の高速充電
- バッテリー拡張非対応
- 約18.6kgの重量
- 騒音レベル公式未確認
- 半固体電池の情報が少ない
Dabbsson 3000L|大容量でも軽量、家全体を長時間支えるモデル(3,072Wh)


「2,000Wh級では少し物足りない」「数日間の停電でも冷蔵庫・エアコン・炊飯器を使い続けたい」という方へ。2025年6月に発売された3000Lは、3,072Wh・定格3,000W(瞬間最大6,000W)という大容量・高出力でありながら、3,000Whクラスとして業界最軽量水準の約25.8kgを実現したとメーカーは説明しています(公式サイト記載)。



エアコン(450W目安)なら約6時間、炊飯器(500W目安)なら約5.8時間、スマートフォン(12W目安)なら約230回充電という参考値が公表されています。
P-Boost機能により3,600W以下の電熱線家電にも対応するとされており、ほぼ家庭内の幅広い電化製品を動かせる出力帯です。
両サイドにハンドルを備えた設計で、大容量ながら持ち運びに配慮された形状です。アプリによるタイマー設定・家族共有機能にも対応しています。なお、3000Lは拡張バッテリーとの接続や並列接続には対応していません(公式サイト記載)。将来的に容量を拡張したい場合はDBS3500などの上位モデルをご検討ください。
こんな人に向いています:家族全員の家電を長時間まかないたい方、数日にわたる停電への備えを万全にしたい方、大人数でのキャンプや車中泊に使いたい方


- 次世代半固体電池採用
- 3072Whで約25.8kgと軽量
- 4,000回の長寿命
- 低負荷時25dBの静音
- 約1.7時間で80%の高速充電
- バッテリー拡張非対応
- ブランド歴史が浅い
- 通常時45dBはやや騒音あり
YOSHINO B1200 SST|三元固体電池×軽量コンパクト、寒冷地に強い(1,085Wh)


「軽くてコンパクトで、山や雪の中でも安心して使えるポータブル電源が欲しい」という方に紹介したいのがYOSHINO B1200 SSTです。アメリカのYoshino Technology社が独自開発した「三元固体電池」(同社商標)を採用した製品で、2025年5月26日に発売されました。国内ではヨシノパワージャパンが取り扱っています。



1,085Whの容量を持ちながら、サイズ296×204×256mm・重量11.6kgという1kWhクラスとして最小水準のコンパクト設計とされています(ヨシノパワージャパン調べ・2025年4月時点)。
定格出力1,200W(最大1,600W、瞬間最大2,400W)で家庭の99%以上の家電に対応するとメーカーは説明しています。
最大の特徴はマイナス20℃でも安定動作するとされる低温性能です。マイナス15℃〜プラス5℃の範囲では従来比18%程度効率が向上するというデータがメーカーから示されています(ヨシノパワージャパン発表資料)。スキー場・冬山・雪中キャンプなど、他のポータブル電源が苦手とする環境での使用を想定している方には有力な選択肢となると思われます。高温耐性は65℃まで対応するとされており、夏の車内保管にも使いやすい設計とのことです。
充放電サイクルは4,000回以上(80%容量維持)で、ドイツの第三者認証機関TÜV SÜDによるSクラス認証を取得しています。動作音は最低25dBとされており、静かな場所でも使いやすい設計です。EPS(無停電電源装置)機能も搭載しています。
- 電池種類:三元固体電池(独自技術 ※「三元固体電池」はYoshino Technology社の商標)
- 容量:1,085Wh(32,400mAh)
- 定格出力:1,200W(最大1,600W)/瞬間最大2,400W
- 動作温度(放電):マイナス18℃〜60℃
- 充放電サイクル:4,000回以上(80%容量維持)
- 重量:11.6kg
- サイズ:296×204×256mm
- 出力ポート:AC×4、DC×2、USB-A×2、USB-C×2
- 動作音:最低25dB
- EPS機能:あり
- アプリ操作:あり
- 第三者認証:TÜV SÜD Sクラス認証取得
- 保証:最大5年
- 参考価格:通常169,900〜187,000円(税込)/発売時キャンペーン価格99,900円の実績あり(時期により変動)
こんな人に向いています:冬山・スキー場など寒冷地のアウトドアに持ち出したい方、軽量コンパクトさを優先したい方、安全認証の裏付けを重視したい方
どれを選べばいいか迷ったときの早見表


モデルが多くて迷ってしまった方のために、主要5モデルを用途軸で整理しました。最新の価格・スペックは必ず各公式サイトでご確認ください。
- Dabbsson 600L(768Wh・600W・約8kg)
セール参考価格36,600円〜 / 向いている方:初めての一台、軽さ優先、デイキャンプ・釣り・補助電源 - Dabbsson 1000L(1,008Wh・1,200W・約10.6kg)
セール参考価格62,500円〜 / 向いている方:急速充電重視、ソロ〜2人のキャンプ・車中泊・1〜2日の停電対策 - Dabbsson 2000L(2,048Wh・2,200W・約18.6kg)
セール参考価格87,000円前後 / 向いている方:家族の防災・エアコン・電子レンジを使いたい・2〜3日のキャンプ - Dabbsson 3000L(3,072Wh・3,000W・約25.8kg)
セール参考価格144,200円前後 / 向いている方:数日の長期停電対策・大人数キャンプ・すべての家電を使いたい - YOSHINO B1200 SST(1,085Wh・1,200W・11.6kg)
参考価格169,900〜187,000円(税込)(キャンペーン実績あり) / 向いている方:寒冷地アウトドア・軽量コンパクト優先・認証重視
半固体電池とは?リン酸鉄・三元系との違い





ポータブル電源を比較するとき、容量(Wh)や出力(W)と同じくらい大切なのが「どのバッテリーを積んでいるか」という点です。
バッテリーの種類は、実は2つの軸で見る必要があります。ひとつは正極材料の違い(リン酸鉄系か三元系か)、もうひとつは電解質の状態の違い(液体か、半固体・固体か)です。この2つは別の話なので、「半固体電池」と「リン酸鉄電池」を対立する選択肢のように単純比較することはできません。
- 三元系リチウムイオン電池(NCM/NCA)とは
- リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)とは
- 半固体電池とは——電解質が「液体ではない」ことの意味
三元系リチウムイオン電池(NCM/NCA)とは



三元系とは、正極にニッケル・コバルト・マンガン(NCM)やニッケル・コバルト・アルミニウム(NCA)の化合物を使ったリチウムイオン電池です。
エネルギー密度が高く、同じ容量でも小型・軽量にまとめやすいのが強みで、電気自動車の初期モデルにも広く採用されてきました。
一方で、充放電サイクルの回数が比較的少なく寿命が短めな傾向があること、コバルトなどのレアメタルを使うためコストが高くなりやすいことが弱点として挙げられます。また、正極材料単体の研究では熱に対する安定性がリン酸鉄系よりやや低い傾向も報告されていますが、これは材料レベルでの評価であり、実際のセルやポータブル電源としての発火・発熱リスクは、電解液の種類・セル設計・BMS(保護回路)・製造品質など多くの要因で決まります。ポータブル電源の世界では、安全性と長寿命を重視する流れから、近年はリン酸鉄系へシフトするメーカーが増えています。
リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)とは





リン酸鉄系(LFP:LiFePO4)は、正極材に安価で安定した鉄系化合物を使ったリチウムイオン電池です。
三元系よりエネルギー密度はやや低く、同じ容量でも本体が少し大きくなりやすい一方、熱安定性が高く熱暴走が起きにくいとされる安全性と、長いサイクル寿命が魅力です。
正極材料単体の研究では、三元系より熱に対して安定している傾向が報告されていますが、これも材料レベルでの評価であり、製品としての安全性はセル設計やBMS、製造品質にもあわせて左右される点は三元系と同様です。充放電サイクルは3,000〜4,000回以上を謳うモデルも多く、毎日使っても10年以上の使用を見込める設計です。コバルトなどのレアメタルを使わないぶんコストも抑えやすく、現在のポータブル電源市場の主流となっています。ただし氷点下の環境では、三元系より性能が落ちやすい点には注意が必要です。
半固体電池とは——電解質が「液体ではない」ことの意味



通常のリチウムイオン電池は、液体の電解質(電解液)でリチウムイオンを移動させています。この液体が可燃性であることが、異常時に発熱・発煙するリスクの根本にあると考えられています。
半固体電池は、この電解質をゲル状・クレイ状にしたり、セラミックに少量の電解液を含ませたりして半固体状態にした電池の総称です。
液体成分が大幅に減ることで、衝撃を受けたときや劣化が進んだときの熱暴走・発煙リスクの低減が期待されています。ただしあくまで「リスクの低減」であり、どの電池であっても正しい使い方・保管方法を守ることが大切です。
電解質を半固体・固体にすること自体は、リン酸鉄系にも三元系にも応用できる技術です。2026年時点でポータブル電源に搭載されている代表例は、リン酸鉄系に半固体電解質を組み合わせた「半固体LFP」(Dabbssonが採用)と、三元系(NMC)に固体電解質を組み合わせた「三元固体電池」(YOSHINOが公式に「固体電池Li-NCM」とも表記)の2系統です。どちらも「正極材料」と「電解質の状態」を組み合わせた技術であり、「半固体電池」と「リン酸鉄電池」を対立する選択肢のように比べるのは正確ではありません。
半固体電池・リン酸鉄・三元系の特徴を比較する





ここからは、正極材料と電解質の違いが「安全性」「寿命(サイクル数)」「エネルギー密度と軽量性」「低温性能」「価格」にどう関係するのか、5つの観点から整理していきます。
各メーカーの設計や品質管理によっても差が出るため、以下はあくまで各電池の材料・構造上の一般的な特性として捉えてください。
- 安全性——電解質と構造の違いがリスクに影響する
- 寿命(充放電サイクル数)——長く使えるほど総合的なコスパが出る
- エネルギー密度と軽量性——同じ容量をどこまで小さく作れるか
- 低温性能——氷点下での使いやすさに差がある
- 価格——半固体・固体電池はまだプレミアムゾーン
安全性——電解質と構造の違いがリスクに影響する



三元系は、過充電や物理的な衝撃で液体電解質が漏れると熱暴走・発煙につながりやすい可能性が、材料レベルの研究で指摘されています。
リン酸鉄系は材料特性の面での熱安定性が三元系より高いとされる報告が多くありますが、これはあくまで正極材料単体の傾向です。半固体・固体系は液体成分を大幅に減らした構造により、液漏れや発煙・発火のリスクをさらに抑えた設計と考えられていますが、「固体だから発火しない」という意味ではありません。どのタイプの電池であっても絶対に安全と言い切れるものはない、という前提で選ぶことが大切です。
ただし、過去には大手メーカーを含む複数のポータブル電源でリコールや火災関連の事故が報告されており、2026年に入ってからも同様の報告は続いています。製品の安全性は電池材料の特性だけでなく、バッテリーマネジメントシステム(BMS)の品質や製造管理にも大きく左右されるため、信頼できるメーカーから購入し、使用前にリコール情報を確認することが大切です(確認先は記事末尾をご参照ください)。
寿命(充放電サイクル数)——長く使えるほど総合的なコスパが出る



三元系の充放電サイクルは製品によって差がありますが、比較的少ない傾向があります。
リン酸鉄系は2,000〜4,000回以上のサイクルを謳う製品が多く、1日1回の使用なら8〜10年以上使える計算です。
半固体リン酸鉄系を採用したDabbssonは、現行Lシリーズ各モデルの公式ページで最大4,000回のサイクル、毎日使っても10年以上の使用を想定した設計を謳っています。三元固体電池のYOSHINOも4,000回以上のサイクルを公表しており、初期費用は高めでも、長期で見たときのコストパフォーマンスは半固体・固体電池が有利になる可能性があります。
エネルギー密度と軽量性——同じ容量をどこまで小さく作れるか



三元系はエネルギー密度が高く、同じ容量でもコンパクト・軽量に仕上げやすい特性があります。
リン酸鉄系は三元系よりエネルギー密度が低く、同容量ならやや大型・重量になりやすい傾向があります。
半固体リン酸鉄系は従来のリン酸鉄系より密度が向上しており、Dabbsson 2000Lは2,048Whクラスで約18.6kg、最軽量の300Eは336Whで約4.3kgと軽さが際立ちます。三元固体電池はエネルギー密度の高さをそのまま活かせるのが強みで、YOSHINO B1200 SSTは1,085Whクラスで約11.6kg。さらに大容量のB2000 SST(1,326Wh・約14.2kg)やB3300 SST(2,611Wh・約24.3kg)も登場し、小型モデルだけでなく大容量帯でも選べるようになりました。
低温性能——氷点下での使いやすさに差がある



低温性能は電池の化学系(LFPか三元系か)だけでなく、セル設計・BMS・ヒーターの有無・測定条件によっても変わるため、「LFPはマイナス何度で何%」という数字を単純比較するのは難しい面があります。
今回紹介するYOSHINO B1200 SSTは、メーカー公表の放電温度範囲がマイナス18℃〜60℃となっており、寒冷地での使用を想定する場合に比較の目安にしやすいモデルです。冬山・スキー場・寒冷地でのアウトドア使用を検討している方は、この温度範囲を一つの基準にするとよいでしょう。
価格——半固体・固体電池はまだプレミアムゾーン



電解質の製造プロセスが複雑なため、同容量のリン酸鉄系モデルより本体価格が高くなる傾向があります。
ただしDabbssonのLシリーズやYOSHINOのSSTシリーズは定期的なセールで大幅な割引が実施されることも多く、長寿命によるコスト回収もあわせて総合的に判断することをおすすめします。
半固体リン酸鉄系と三元固体電池——どちらが向くか





半固体リン酸鉄系と三元固体電池は、どちらも次世代バッテリーとして高い安全性を備えていますが、得意なシーンには違いがあります。ここでは、それぞれがどんな人に向いているのかを整理してみましょう。
- 半固体リン酸鉄系(半固体LFP)が向くケース
- 三元固体電池が向くケース
半固体リン酸鉄系(半固体LFP)が向くケース



半固体リン酸鉄系は、リン酸鉄のもともと高い熱安定性に加え、電解質の半固体化で液漏れ・発煙リスクをさらに抑えた電池です。
最大4,000回というサイクル寿命と、セール時なら手の届きやすい価格帯が揃っているのが魅力です。
自宅の防災備蓄・リビングへの常設・長期にわたる日常的な節電利用に向いているタイプといえます。336Whの軽量モデルから3,072Whの大容量モデルまでそろっているので、冷蔵庫やエアコンをしっかり動かしたい方にも、身軽に持ち運びたい方にも対応できます。現時点でDabbsson(ダブソン)が最も幅広いラインナップを持ちます。
三元固体電池が向くケース



三元固体電池はエネルギー密度の高さから、同容量でも非常にコンパクト・軽量に仕上がります。
固体電解質の採用で安全性が高く、マイナス18℃という低温環境でも安定して使えるのが強みです。
登山・スキー場などの寒冷地アウトドア・持ち運びの頻度が高いキャンプ・スペースが限られる車中泊での活用に向いています。以前はコンパクトな1,000Wh前後のモデルが中心でしたが、2026年時点ではB2000 SST(1,326Wh)やB3300 SST(2,611Wh)といった大容量モデルも登場し、自宅用途でも選びやすくなりました。現在はYoshino Technology社が「三元固体電池」(同社商標)として製品化しており、国内ではヨシノパワージャパンが取り扱っています。
半固体電池のメリット



ここまでの内容を整理すると、半固体・固体電池には主に4つのメリットがあります。
- 液漏れ・発煙のリスクを構造的に低減できる可能性がある
- 充放電サイクルが多く、日常使いでも長持ちしやすい
- モデルによっては、同容量のリン酸鉄系より軽量・コンパクト
- 低温環境でも性能が落ちにくいモデルがある(三元固体電池)
それぞれの詳しい理由は、前の章の比較内容もあわせてご覧ください。ただし、これらはあくまでメーカー公表値をもとにした「傾向」であり、すべてのモデル・すべての使用環境で当てはまるとは限りません。
半固体電池のデメリット・無理におすすめしない人



良いことばかりではありません。正直なデメリットも知っておくと、あとで後悔しない選択がしやすくなります。
- 同容量のリン酸鉄系モデルより価格が高め
- 半固体・固体電池を採用するメーカーがまだ限られている
- 「半固体」「固体」の呼び方や技術の中身がメーカーによって異なり、比較しづらい
- 発売から日が浅いモデルも多く、長期の実使用データがまだ少ない
半固体電池を無理におすすめしない人
とにかく初期費用を抑えたい方や、すでにリン酸鉄系のポータブル電源に満足して使えている方は、無理に買い替える必要はありません。リン酸鉄系も熱安定性が高く、サイクル寿命の長い実績あるバッテリーです。
結局リン酸鉄(LFP)で十分な人
普段使いや週末キャンプ程度の利用で、価格を重視したい方は、液系のリン酸鉄モデルでも安全性・寿命の両方を十分に満たせます。半固体・固体電池は、電解質構造や軽量性、メーカー公表の低温性能などに魅力を感じる方が、リン酸鉄モデルとあわせて比較検討したい選択肢と考えるとよいでしょう。
スペックの読み方が分かれば、選ぶのはもっと楽になる





ポータブル電源を選ぶとき、必ず目に入るのが「Wh(ワットアワー)」と「W(ワット)」という2つの数字です。
意味がわかりにくく感じるかもしれませんが、一度理解すれば製品選びがぐっと楽になります。「思ったより使えなかった」と後悔しないためにも、ここで一緒に整理してみましょう。
- Wh(ワットアワー)=どれだけ電気を蓄えられるか「容量」
- W(ワット)=どんな家電まで動かせるか「出力」
- よく使う家電と使用時間の目安(参考値)
Wh(ワットアワー)=どれだけ電気を蓄えられるか「容量」





Whは電池の「タンクの大きさ」だと思ってください。
数字が大きいほど、たくさんの電気を蓄えられます。たとえば1,000Whのポータブル電源なら、100Wの電球を単純計算で10時間ほど点け続けられる量です。ソロキャンプや普段使いなら600〜1,000Wh程度、家族での使用や長期の防災備蓄なら2,000Wh以上が一つの目安です。
W(ワット)=どんな家電まで動かせるか「出力」



Wはポータブル電源の「蛇口の太さ」です。
この定格出力を超える家電をつなぐと、安全のため自動で電源が切れることがあります。家電の消費電力は本体裏面や底面のラベルに書かれているので、使いたい家電のW数より出力が大きいモデルを選ぶのが大前提です。電子レンジは700〜1,200W、ドライヤーは1,000〜1,200W程度のものが多く見られます。
よく使う家電と使用時間の目安(参考値)
以下はメーカー公表値をもとにした参考の目安です。実際の使用時間は機器の種類・使用状況・変換効率・周辺温度などによって変わりますので、あくまで目安としてご覧ください。


- スマートフォン(12W想定)
768Whで約57回・1,008Whで約75回・2,048Whで約153回、充電できる計算です - ノートPC(45W想定)
768Whで約13時間・1,008Whで約18時間・2,048Whで約38時間、使えます - 車載冷蔵庫(45W想定)
768Whで約11時間・1,008Whで約16時間・2,048Whで約34時間、稼働します - 電気毛布(60W想定)
768Whで約12時間・1,008Whで約16時間・2,048Whで約32時間、使えます - エアコン(450W想定)
2,048Whで約4時間・3,072Whで約6時間、使えます - 電子レンジ(1,000W想定)
2,048Whで約1.7時間・3,072Whで約2.7時間、使えます
自分に合う一台を見つける3つのステップ


ここまでの内容をふまえて、実際に自分に合う一台を選ぶための3つのステップをご紹介します。順番に確認していけば、迷わずたどり着けるはずです。
- ステップ1:何のために使うか、シーンを一つ決める
- ステップ2:使いたい家電の消費電力(W)を確認する
- ステップ3:必要な容量(Wh)を計算する
ステップ1:何のために使うか、シーンを一つ決める
「キャンプで使いたい」「停電のときに冷蔵庫を動かしたい」「車中泊の電源にしたい」など、まず主な用途を一つ決めましょう。複数の用途を欲張ると本体が大きくなりすぎて、結局どこにも持ち出せなくなることがあります。メインの使い方を決めたうえで、サブの用途もカバーできるかを確認する順番だと選びやすくなります。
ステップ2:使いたい家電の消費電力(W)を確認する
動かしたい家電の消費電力を確認し、その合計より定格出力が大きいモデルを選びます。消費電力は本体底面のラベルや取扱説明書に書かれています。P-Boost機能に対応したモデルなら、定格出力を超える電熱線系の家電にも対応できる場合があるので、購入前にメーカーのスペックページで確認しておくと安心です。
ステップ3:必要な容量(Wh)を計算する
「使いたい家電の消費電力(W)×使用時間(h)÷変換効率(一般的に0.85〜0.9程度)」が、必要なWhの目安です。たとえば冷蔵庫(45W)を24時間動かしたいなら、45×24÷0.9で約1,200Whが目安になります。※これは45Wを24時間連続で消費すると仮定した単純計算です。実際の冷蔵庫はコンプレッサーが断続運転するため消費電力量は変動し、起動時には一時的に大きな電力が必要になることもあります。少し余裕を持たせた容量を選ぶと、より安心して使えます。
購入前・使用中に確認しておきたい安全のポイント





ポータブル電源は大容量のバッテリーを内蔵した製品です。どの電池タイプのモデルであっても、正しい使い方と保管方法を守ることが安全に使う基本になります。
以下の点を確認してからご使用ください。
- リコール情報を必ず確認する
- 取扱説明書をよく読み、適正な使用環境を守る
- 充電中は目を離し過ぎない、就寝中の充電に注意する
- 衝撃・水濡れを避ける
- 廃棄・処分の方法を確認する
リコール情報を必ず確認する
ポータブル電源の本体は、2026年8月現在も電気用品安全法の規制対象外です。経済産業省は2024年に安全性要求事項の中間とりまとめを公表し、規制のあり方について継続して検討していますが、市場に出回る製品の品質にはまだばらつきがあります。実際に大手メーカーの製品でも、2026年に入ってからリコールや火災の報告が複数出ています。
購入前・使用中は、お持ちの製品がリコール対象になっていないかを定期的に確認することをおすすめします。確認先として、消費者庁リコール情報サイト(https://www.recall.caa.go.jp/)および独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の「SAFE-Lite」(https://safe-lite.nite.go.jp/)をご利用いただけます。
取扱説明書をよく読み、適正な使用環境を守る
メーカー指定の充電方法・動作温度範囲・保管温度範囲を守って使用しましょう。高温・直射日光の当たる場所や湿気の多い場所での保管・使用は避けるのが基本です。
充電中は目を離し過ぎない、就寝中の充電に注意する
充電中に異常な発熱・異臭・変形などに気づいたら、すぐに充電を中止し、製品から離れた安全な場所に移動させましょう。必要に応じてメーカーにも連絡してください。就寝中の無人状態での長時間充電は避け、万が一に備えて燃えやすいものの近くには置かないようにしましょう。
衝撃・水濡れを避ける
強い衝撃や水濡れは、内部の電池や回路を傷め、あとから発熱・発煙を引き起こす可能性があります。落下させた場合や濡れてしまった場合は、外観に異常がなくても充電・使用を中止し、メーカーに相談することをおすすめします。
廃棄・処分の方法を確認する
ポータブル電源は一般ゴミとして処分できません。DabbssonおよびYOSHINOはいずれも使用済み製品の回収サービスを実施していますが、送料はお客様負担となる場合があります。購入時から廃棄まで見据えておくと安心です。詳しい条件は各社の最新情報をご確認ください。
よくある質問(FAQ)


半固体電池は全固体電池と同じですか?
異なります。全固体電池は電解質のほぼすべてが固体ですが、半固体電池は固体と液体の中間的な状態の電解質を使っています。「半固体」「固体」「全固体」に業界共通の定義はまだないため、購入の際は各メーカーが公表する液体比率などの数値や、第三者機関による安全試験の内容を確認すると安心です。
半固体電池は何年使えますか?
Dabbssonは現行Lシリーズの公式ページで最大4,000回(80%容量維持)のサイクルを謳っており、毎日1回充放電した場合で単純計算10年以上使える設計とされています。YOSHINOの三元固体電池も4,000回以上のサイクルを公表しています。実際の寿命は使用頻度・保管環境・充電の仕方・温度などによって変わりますので、あくまで目安としてご参照ください。
購入はどこが安いですか?
Dabbssonは公式サイトで定期的にセールが行われており、300Eが2万円台〜、600Lが4万円台〜、1000Lが6万円台〜、2000Lが8万円台〜、3000Lが14万円台〜という価格帯で購入できることがあります(2026年8月時点の目安)。



公式サイト購入は保証が手厚いことが多いので、価格と保証の両面から判断するとよいでしょう。
YOSHINOも公式サイトやAmazon・楽天でクーポン割引が行われることが多く、B1200 SSTは通常価格187,000円のところ、セール時は130,900円程度まで下がることもあります(2026年8月16日時点の公式サイト価格)。大容量のB3300 SSTは通常70万円台と高額なので、容量とのバランスを見て検討してください。なお、価格は時期によって変動しますので、購入前に必ず各販売ページでご確認ください。
充電しながら家電を使えますか(パススルー充電)?
Dabbssonの各モデルはパススルー充電(充電しながらの給電)に対応しています。ただしメーカーは、バッテリーの寿命を最大限に延ばすため日常的に連続してパススルー充電を使い続けることは避けることを推奨しています。
EPS機能とは何ですか?
EPS(Emergency Power Supply)機能は、停電などで外部電源が途切れた際に自動的にポータブル電源からの給電に切り替える機能です。Dabbssonの各モデルは15ミリ秒(0.015秒)以内での切替に対応するとされており、冷蔵庫やWi-Fiルーター、照明など電源の途切れが困る家電の接続に活用されています。ただし、生命維持に関わる医療機器など、電源の瞬断が許されない精密機器への使用は、必ず機器メーカーとポータブル電源メーカーの双方に事前確認してください。
車で充電できますか?
はい、シガーソケットケーブルを使った車載充電に対応しています。ただしシガーソケットからの充電は速度が遅い傾向があります。より速く充電したい場合は別売のオルタネーターチャージャー(走行充電器)を使うと500〜800W程度での充電が可能とされています。
保管中も残量は減りますか?
Dabbssonの各モデルは、100%充電後長期放置した場合でも3ヶ月後に80%以上の残量を維持できるとされています(公式サイト記載)。ただし電源ボタンをオンのままにしていると内部回路が動作し残量が減ることがあるため、保管時は電源をオフにすることが推奨されています。
YOSHINOにも大容量モデルはありますか?
はい。以前のYOSHINOはコンパクトなB1200 SST(1,085Wh)が中心でしたが、2026年時点ではB2000 SST(1,326Wh・約14.2kg)やB3300 SST(2,611Wh・約24.3kg)といった大容量モデルも登場しています。三元固体電池ならではの軽さと低温性能を保ちながら、家庭用の大容量電源としても選べるようになりました。
まとめ



半固体電池・固体電池は、電解質を液体からゲル状や固体に変えることで、安全性やサイクル寿命の向上が期待できる次世代バッテリーです。
ただし「半固体だからリン酸鉄より必ず安全」という単純な優劣ではなく、正極材料と電解質という別々の軸で考えることが大切です。
2026年時点では、半固体LFPのDabbssonが336Whから3,072Whまでの幅広いラインナップを、三元固体電池のYOSHINOが1,085Whから2,611Whまでのモデルを展開しています。
用途・容量・重量・価格のバランスを見ながら、この記事の比較表やおすすめモデルを参考に、あなたにぴったりの一台を選んでみてください。












価格は参考値です。最新の価格は各サイトでご確認ください。
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