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サーマレスト「Zライトソル」の特徴(軽量・コンパクト性、断熱性、クッション性、耐久性) 、どっちが上・下、ザックへの取付け方法、注意点、購入者レビューと実売価格について解説します。

サーマレスト「Zライトソル」とは?

サーマレスト Zライト ソル  thermarest z-lite sol

POINT

アコーディオンのように折りたたんで収納できる3シーズン用のクローズドセルマットレスです。表側にはアルミを蒸着。アルミ蒸着なしのモデルと比較して、断熱性が20%向上しています。折りたたみ式は広げるのも収納するのも素早くできるので、たとえば短い休憩でも、さっと出してストレスなく使用できます。[出典:thermarest]

S(ショート) R(レギュラー)
カラー シルバー/レモン シルバー/レモン
大きさ 51×130cm 51×183cm
重量 290g 410g
材質 架橋ポリエチレン 架橋ポリエチレン
厚さ 2cm 2cm
収納サイズ
(長さ×直径)
51×10×14cm 51×13×14cm
R値 2.6 2.6
生産国 Made in USA Made in USA

「サーマレスト Zライトソル S(ショート)&R(レギュラー)」の購入者レビューと実売価格

特徴

サーマレスト Zライトソル(Thermarest Z Lite Sol)は、登山用クローズドセルマットとして非常に人気があり、テント泊を伴うルートを歩くと、すれ違う登山者のザックに外付けされているのをよく見かけます。

軽量・コンパクト性

登山用マットの軽量性・コンパクト性

Zライトソル レギュラー(左から2番目)とその他クローズドセルマット、エアー系マット

収納サイズは、クローズドセルマットのため、エアー系(空気注入型)マットに比べて、収納はエアー系の2倍以上かさばります。そのため、ザックに外付けするのが一般的です。

重量はS(ショート、51×130cm、290g)、R(レギュラー、51×183cm、410g)と十分軽量です。

Zライトソルはアコーディオンのようにパタパタと収納できます。ロール式のマットは通常巻グセが付き、広げても丸く巻いて使いにくいところがあります。

クローズドセル ロール式 巻グセ

ロール式のクローズドセルマットは巻きグセ付き、一度広げた後はまた巻いてしまう

アコーディオン式のZライトソルは、広げてもそれほど折りグセ強くなくすぐに使えるのも魅力です。

断熱性

サーマレスト Zライト ソル thermarest z-lite sol

POINT

サーマキャプチャー テクノロジーは熱反射板が体温を逃がさず、その熱を利用して体を温めるサーマレストの技術です。表面に施されたコーティングが効率良く熱を反射して暖かさを保ちます。[出典:thermarest]

アルミ蒸着加工により、アルミ蒸着なしに比べて断熱力R値・R-valueが0.4上がっています。

  • Zライト(アルミ蒸着なし,重さ410g):R値・R-value=2.2
  • Zライト ソル(アルミ蒸着あり,重さ410g):R値・R-value=2.6

Zライト ソルは、アルミ蒸着なしのZライトと同じ大きさ重量で、断熱力が上がっているため、多少の価格は上がりますが登山用途ではソルを選択するのがおすすめです。

ZライトソルのR値・R-valueは2.6となっており、主に3シーズン用途向けです(積雪期は底冷えする可能性大)。積雪期に使用する場合は、他のマットと組み合わせて使うことを推奨します。

快適性・クッション性

サーマレスト Zライト ソル thermarest z-lite sol クッション性

フォーム自体の厚さは数ミリ程度ですが、凹凸形状にすることでマット全体としての厚みは2.0cmになっています。

この凹凸形状が非常に秀逸です。2019年秋に八ヶ岳行者小屋のテント場で寝心地実験をしたのですが、ある程度荒れた地面でも凸凹を感じにくく、5cm程度の石ゴロゴロの場所でもそれとなく寝れる程度の寝心地が得られます。

サーマレスト Zライト ソル thermarest z-lite sol クッション性

1~2cm程度の凸凹地面なら、十分快適に寝れる

 

サーマレスト Zライト ソル thermarest z-lite sol クッション性

5cm程度の石ゴロゴロ地面は、流石にある程度の凹凸感じます

 

マット厚以下の石による凸凹は、マットの凹凸形状がうまく凹んで吸収してくれます。

サーマレスト Zライト ソル thermarest z-lite sol クッション性

サーマレスト Zライト ソル thermarest z-lite sol クッション性

 マットの下に小さな石があっても、マットが吸収してくれる

サーマレスト Zライト ソル thermarest z-lite sol クッション性

サーマレスト Zライト ソル thermarest z-lite sol クッション性 

数センチに及ぶ石の突上げは全体としては盛り上がるが、体を寝かせたとき凹凸形状がある程度緩和してくれる

寝心地・クッション性はエアー系マットには及びませんが、クローズドセルマットの中では十分な快適性を確保していると感じます。ただ、この凹凸形状寝ていても背中で感じるため、普段の布団と違う違和感は多少あります。

⇒ 八ヶ岳行者小屋のテント場で各登山マットの寝心地実験の記事はこちら

耐久性

サーマレストは、登山用のマットメーカーとして世界のトップブランドであり、非常に高い信頼性があります。

クローズドセルマットですので、たとえ少し裂ける、穴が開くなどあっても実使用上ほとんど問題ありません。数年使っていると徐々にマット自体が柔らかくなると思います。また、銀のアルミ蒸着が徐々に薄くなっていくかもしれません(同様の加工されている手持ちのリッジレスト ソーライトが銀色が薄くなっていますので)

Zライトソルが発売されたのが、2012年頃ですから、発売から数年経過し、ある程度耐久性があることはすでに実証済みされています。

高難易度の山岳ルートを登攀する登山家の方のザックにZライトが外付けされている写真も度々見かけます。

 

S(ショート)orR(レギュラー)のどっちにするか

ショートサイズとレギュラーサイズをどちらにしようか、と悩まれる方も多いかと思います。

S(ショート) R(レギュラー)
カラー シルバー/レモン シルバー/レモン
大きさ 51×130cm 51×183cm
重量 290g 410g
材質 架橋ポリエチレン 架橋ポリエチレン
厚さ 2cm 2cm
収納サイズ
(長さ×直径)
51×10×14cm 51×13×14cm
R値 2.6 2.6
生産国 Made in USA Made in USA

S(ショート130cm)サイズは、別途ザックや枕を足して全身に使う長さです。

マットの長さ120~130cm,150~160cm,180cm選択基準例

130cmの長さは正直使いにくく、ザックが雨で濡れていると寝袋も濡れてしまうため、よほど軽量化やコンパクト化したい方以外はおすすめしません。肩から足までがマットに乗る150cm以上が使いやすいです。

R(レギュラー183cm)サイズは全身載せられますが、軽量化したい方は、R(レギュラー)サイズを購入して150cm程度(ご自身の肩から踵までの長さ)にカスタマイズしまうのもおすすめします。ハサミで簡単に切断できます。

黄色と銀色どっちが上・下(表・裏)?

サーマレスト Zライト ソル thermarest z-lite sol 黄色面と銀色面 黄色と銀色どっちが上・下(表・裏)?

黄色と銀色どっちが上・下(表・裏)?

Zライトソルを実際に使う時に、「黄色・銀色のどちらを上にして使うのか?」と疑問に思う方多数おられます。

この回答は、日本の販売代理店のモチヅキのWebサイトに掲載されています。

お馴染みのサーマレストのZライトですが、よくどちらの面が上側と質問されることがあります。

答えはどちらが上でも問題はありません。使い分けるわけなんですが、寒いときはアルミ蒸着面を上にします。断熱性が向上し、また自身の体温がアルミに反射することでまた暖かくなります。
逆に暑いときは地面側にアルミ蒸着面を向けます。体温による保温効果をなくします。ビーチなど砂が暑い場合は下からの熱を跳ね返す役目にもなります。とは言っても完全には下からの地熱を遮断するわけではありませんのでご承知ください。軽減です。[出典:モチヅキ]

  • 暑い時は、黄色面を上
  • 寒い時は、銀色面を上

と使い分けるよう推奨されています。

以上の内容は、断熱力視点での回答になっていますが、更に私から別の視点でも追記したいと思います。

Therm-A-Rest Z LITE SOL R(サーマレスト Zライトソル レギュラー)

私は基本的に黄色面を上にして好んで使うことが多いかもしれません。

理由は、

  • フォームがむき出しの黄色面は水で濡れると湿っぽくなるのに対し、銀色のアルミ蒸着面は薄いフィルムが貼られており、水を吸いにくい構造。テント底面の結露などでマット自体が湿りにくい。
  • テントの床は土などで汚れるが、フィルム貼られた銀色が下だと汚れ付着後のメンテナンスがしやすい。
  • 銀色面より黄色面の方が肌触りが良い

などあります。

私の場合、銀色面の上・下でどの程度の差があるのかわからない断熱効果より、快適性やメンテナンスしやすさを重視しているとも言えます。

ザックへの取付け方法

クローズドセルマット ザックに外付けする方法

Zライトソルをザックに外付けする方法は複数あります。

よく見かける方法は、①~③です。①、②、③の方法の中で、最もおすすめの取付け方は③のサイドベルト(サイドストラップ)で締めて付ける方法です。

①の方法は、登山道が広く、岩場が無い場所では良いです。段差の大きな岩場の下りでは、マットが引っかかりやすくけっこう危険(ザックの底面が長くなるため、自分は降りたと思ってもマットが残っていて引っかかる)です。

自分が思っている以上に後ろに飛び出すため、下りで岩を抜けたと思ったがマットが残っていて、マットが岩に乗り、ザックが上に持ち上げられて、自分が前のめりで転びそうになる

私自身も北アルプス登山で危ない思いを経験したことがあり、岩稜帯では避けたほうが無難です。また、マットの飛び出しが大きく雨天時にザックカバーで覆えない・覆いにくいのもよくありません。

②は、ザックの内部の荷物を出し入れする度にマットを外さないといけなくなり、面倒です。

③は、①・②に比べてあらゆる状況下で安定してマットを携行でき、おすすめです。登山時の岩場での引っ掛かりも起きにくく、大概付属のザックカバーで一緒に覆えると思います。気になる点は、

  • サイドベルトが短め(40リットルクラスだとそれほど長くない)だとベルトの長さが足りないことがある
  • 藪こぎルート・道幅の狭い・頻繁に枝が飛び出している登山道ではマットが木や枝に引っかかる&マットが傷つく(カバー装着で軽減可)

があることです。

④の方法は、マットの外付けの影響は最小限にできる携行方法はないだろうか?とずーっと考えて思いついた方法です。

ザックの外側(フロント側)に取り付ける

ザックのフロント側に取り付ける

ザックの外側(フロント側)に取り付ける

ゴム紐(登山店で切り売りしているもの)とドローコードで締め具合を調整

ザックカバーも容易にかけられる

この方法の優れた点は

  • マットが体の外側に飛び出さないため、木や枝の風の影響を受けにくい
  • 岩場でも引っかかりにくい
  • ゴム紐で伸縮するため、フロントポケットも容易にアクセスできる
  • ザックカバーを違和感なく覆える

気になる点は

  • 自作する手間(ゴム紐をサイドベルトのループ部を使って這わせ、ドローコードをで締め調整できるようにする)
  • ゴム紐のテンションがゆるいと、登山中にマットが落下する&強風時にマットが飛ばされる可能性がある

が挙げられます。

③の方法で不満のある方は、手間暇かけて④にする方法もありますので、ご参考に。

 

注意点

Zライトソルは、凹凸形状のため、雨で濡れると、凹んだ部分に水が溜まりやすいです。

サーマレスト Zライト ソル 水濡れ

雨天の登山となり、外付けのマットがある程度濡れてしまうと、テント設営後にテント内で水濡れを拭き取りますが、Zライトはそれがやりにくいです。テントの外でバサバサッと水を落としたいところですが、雨天時は外が雨ですのでそれもできません。

そのため、雨天が予想される天候での登山では、マットが最初から濡らさないようにするのがおすすめです。

大きなビニール袋に入れるのも一つの方法ですが、あまり耐久性があまりありませんので、何度も使う可能性がある方は、最初からZライト専用のスタッフサックを用意されるとよいでしょう。

サーマレスト Zライト ソル thermarest z-lite sol スタッフサック 収納袋

 

 

購入者レビューと実売価格

2012年発売から数年経過し、今も山で見かけるロングセラーマットです。

amazonに多数のレビューあり、高評価です。(2019/10/11時点:レビュー数186件、評価4.5)。

レビューを見ると、登山用途だけでなく、キャンプや車中泊まで幅広い用途で選ばれています。

以下、登山用途で参考となるレビューを一部抜粋。

  • 登山家愛用(2012年7月3日):登山家の竹内洋岳さんのザックについている写真を見て、この人が使ってるくらいのものなんだから多分間違いないだろう・・・と思って買いました(笑 今までは普通の銀マットを使っていたので、それとくらべると雲泥の差です。マットの購入で迷っている方は、これを買って損はないと思いますよ。
  • 信頼性で選ぶならこれが一番(2015年8月4日):以前エア注入式マットを使用していましたが、数年の使用でエア漏れが発生しました。もし縦走中や冬期登山でマットが破れてしまったらと思うとぞっとします。有名な登山家たちが、未だにこの安価で持ち運びにも不便なこのマットを利用している人が多いのか?やはり破損しないという絶対的な信頼が有るからだと思います。登山道具は性能も大事ですが、耐久力も重要な選択肢の一つです。その点ではこの商品を選ぶのはベストなチョイスだと思います。でも・・・・・やっぱりかさ張るんだよな~!!
[出典:amazon]

登山家から初心者まで広く愛されているZライトソル。パンクの心配ない、確実に寝れる安心感があります。

Therm-A-Rest Z LITE SOL R(サーマレスト Zライトソル レギュラー)

「サーマレスト Zライトソル S(ショート)&R(レギュラー)」の購入者レビューと実売価格

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