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コールマン キャンパーインフレーターマット/シングルⅢ

<2023年更新!>2021年の春にコールマン(coleman) キャンパーインフレーターマット/シングルⅢを購入したので使用感などレビューします。

 

購入した背景

コールマン キャンパーインフレーターマット/シングルⅢ

他にもエアー注入式のマットは複数持っているのですが、どれも登山向け(軽量コンパクトだが横幅50cmと余裕はない)で自宅や車中泊でゆったり幅で気軽に使える耐久性の高く寝心地のよいマットは無いかな?と探し、コールマンというブランドと、価格もそこそこだったので、購入してみました。

 

特徴

シングル用マットとしては横幅広めの63cm

コールマン キャンパーインフレーターマット/シングルⅢ

このマットは使用サイズが横幅63cm×長さ195cm×厚さ5cmになり、一般的なシングルマットは横幅50cm程度が多く、寝た時に左右に多少の余裕があります。

横幅50cmだと、私の体格ではほぼ肩幅ぐらいで、腕をダラ~ンとするとマットから落ちやすいです(ただし寝袋に入っていると袋形状のため落ちません)が、横幅63cmだと多少余裕があり、そこまで落ちることを気にせずにリラックスでき寝返りもしやすいです。

必要十分な厚さ5cm

コールマン キャンパーインフレーターマット/シングルⅢ

一般的に普及しているインフレーターマット(インフレータブルマット)の厚さは、2.5cm程度、5cm程度、10cm程度、それ以上と様々な厚みの製品があります。

経験上2.5cmだと地面が荒れていると凸凹を感じたり、寝ている時は大丈夫でもマットの上で膝を着くと底づき(マットを介して膝と地面が当たる、ちょっと痛い)しやすいのですが、5cm以上のものになると空気がしっかり入っていればめったに底づきせず、石ゴロゴロの上でも難なく寝れる厚みです。

インフレーターマットの厚みが、5cm程度でも10cm程度でも寝心地はほとんど変わらないですが、後部座席を倒してある程度凸凹した場所で快適に寝たい場合は、より厚いマットの方が吸収幅がフラットになりやすいですが、ある程度平坦な場所であれば5cmで事足りると思っています。

あんまり厚みのあるマットだと、畳んでも収納サイズが大きくなって車の積載スペースを取るので、ファミリーキャンプ向けのマットとしては、このマットぐらいが扱いやすい印象です。

手頃な価格

私が2021年春にamazonで購入した時、¥ 5,934でした。これよりも安価なマットもあり、実はこのマットを買う前に安価な類似のマットを購入したのですが、マットからのケミカル臭が強すぎて寝ていて気分が悪くなったため、もう少しちゃんとしたものをと思いこのマットを購入してみました。

 

実際に使った感想

  

実際に使って感想です。

よかった点

寝心地は抜群、生地も強い

コールマン キャンパーインフレーターマット/シングルⅢ

ポリエステルの生地がかなりしっかりしています。

コールマン キャンパーインフレーターマット/シングルⅢ

登山向けのエア注入式マットをいくつか使ってきている関係上、軽量化のために薄い生地に慣れていましたが、このコールマンのマットはポリエステル繊維が太く、かなりの摩耗耐性があると思います。

 

ポリウレタンフォームの膨らむ力がしっかりしている

このマットはインフレーターマット(インフレータブルマット)なので、空気の吸引部分であるバルブを開けることで、自動である程度まで膨らんでくれます。

コールマン キャンパーインフレーターマット/シングルⅢ バルブ

バルブを開けると、シューと空気を吸い始めます。このマットは1ヶ月以上収納した状態でしたが、バルブを開けるとゆっくりと吸引し始めました。

およそ4分ほど経過すると・・・

コールマン キャンパーインフレーターマット/シングルⅢ

こんな感じになりました。まだしばらく置いておくと、まだ吸引します。どれだけ置いておいても7割程度の膨らみまでで、それ以上は、バルブから口などで空気を入れます。

マットの厚みやサイズが大きくなると、口で膨らます量も増えますが、7割程度膨らんでくれれば数回空気を入れればパンパンになると思います。

 

ボタンで左右に連結も可能

コールマン キャンパーインフレーターマット/シングルⅢ 連結ボタン

このマットは複数個あれば、連結ボタンで左右に連結していけます。同じマットであれば2個でも3個でも連結可能です。連結ボタンはマットの片側に3個付いています。

連結すれば、寝たときにずれ落ちしなくなります。

 

気になった点

収納袋による空気注入が難しい

コールマン キャンパーインフレーターマット/シングルⅢ 収納袋

このマットの収納袋は、空気注入袋としても活用できる作りになっているよう(ただし公式サイトにはその記載は無い)のですが、袋の取っ手の裏にバルブを差し込める箇所があります。

コールマン キャンパーインフレーターマット/シングルⅢ 収納袋

コールマン キャンパーインフレーターマット/シングルⅢ 収納袋

実際にやってみたのですが、空気がなかなか入ってくれません。シューと音はするのですが、間から抜けてるのかなんなのか、とにかく入りませんでした。衛生上の理由で口で入れたくない、息で入れると湿気がマット内に入るため中でカビやすいなどの理由で、登山向けのエア注入式マットはエア注入袋で空気を入れるのが主流で、このマットも同様にいけると思ったのですが、なかなかうまく入ってくれませんでした。何かコツがあるのかもしれませんが、正直、ここで苦闘するくらいならさっさと口で入れたほうが早いです。

試しに、手持ちの電動空気入れを差し込んでみたらうまくバルブにはまり、そちらで空気を入れました。

コールマン キャンパーインフレーターマット/シングルⅢ 自動空気入れ

1個であれば口で膨らませても良いですが、家族分を複数個となるとしんどくなってくるので、こういったバッテリー駆動の電動空気入れがあると、とても便利です。(入れるときだけでなく、空気を抜くときにも大活躍します)

今回はこの空気入れでパンパンに入れました。

 

畳みにくい

コールマン キャンパーインフレーターマット/シングルⅢ

ポリウレタンフォームの復元力が強いということは、収納時に空気が抜けにくいということでもあります。

また、バルブが昔ながらのバルブで径が小さいので、空気の抜け穴が小さく、体重をかけても空気が抜けていくのに時間がかかります。

コールマン キャンパーインフレーターマット/シングルⅢ

1個ならまだしも、このマットが複数個となると、結構収納するのに時間がかかるでしょう。家族総出で片付けたいところですが、子供が小さいと体重が足らず結局親がやることになるかもしれません。

コールマン キャンパーインフレーターマット/シングルⅢ

これは結構大変だ となり、今回は試しに最期ほど電動空気入れ&空気抜きを使って、空気を抜いてみました。登山向けのインフレータブルマットだと、ペッチャンコになるのですが、このコールマンのマットはマット内部のポリウレタンフォームの膨らむ力が強いので1~2割り程度空気が残りました。

それでもここまで縮めば畳むのはとても簡単で、くるくる巻いて最後の方だけバルブを開けて空気を押し出すだけで良かったです。

コールマン キャンパーインフレーターマット/シングルⅢ

上の写真のように収納袋がけっこう余るくらい小さく収納できました。

 

少しケミカル臭がする

コールマン キャンパーインフレーターマット/シングルⅢ

個人的にはこれが最も残念だった点です。先程、「以前購入したマットはマットからのケミカル臭が強すぎて寝ていて気分が悪くなった」ことを書きましたが、このコールマンのマットもそれに比べると匂いがずっと少ないものの、同じような匂いがありました。

多分、野外でのテント泊など風通しの良い環境であればほとんど気にならないと思います。(amazonで511個のレビュー付いてますが、この匂いに関するレビューは見当たりませんでした)

ただ、私の使い方の1つとして、自宅や車中泊で寝るときに使う用途も入っていて、うつ伏せや、空気循環のあまり無い状況だと、この匂いがかすかに臭ってきます。屋内利用の頻度が高いため、僅かなケミカル臭でも何度もかぐとやはり気になるのと、干しても匂いが無くならなかったです。

初めてこのマットを使う方は、たとえかすかに臭ってきても「こういうものだろう」と思える範囲内だと思うのですが、今まで山岳向けの複数のエア注入式マット(インフレータブルも含む)を使って、この匂いが気になったことがありませんでした。その後、結局、モンベルで同程度のマット(U.L. コンフォートシステム キャンプパッド50 180)を購入したのですが、やはりこのケミカル臭がほとんどありませんでした。

このコールマンのマットは、ケミカル臭に敏感な方は避けたほうが無難です。経験上、アウトドア向けのマットメーカーが作った定価1万円程度するマットはこの匂いがほとんど無いので、比較的安価なこのマットと使っている素材・材料が違うと考えられます。

因みに、最寄りのアウトドアショップでコールマンの違うマット(確かキャンパーインフレーターマットハイピーク)が展示してあったので、試しに匂い嗅いでみたら、このキャンパーインフレーターマットと同じ匂いの種類、匂い量でした。

私は普段、人工香料がふんだんに入った製品(洗濯洗剤・食器用洗剤など)を避け、無香料か香りが穏やかな天然香料の製品を選んで使っている生活のため、ケミカル臭には結構敏感だと思います。(先日、久々に一般的な食器用洗剤を使ったら香料の匂いが強すぎて驚きました)

臭いに敏感な方や、室内・車中泊など空気循環が多いとは言えない環境で主に使う方は、別のマットがいいかもしれません。

最後に

以前記事にも書きましたが、マットの匂いはなかなか実物を使ってみないとわからないですが、安価な製品の中には、amazonのレビューに書かれている場合があります。複数件書かれている場合は、匂いが強い可能性があり、睡眠中にずっと吸引することになるため避けるのが無難です。(特にPVC-ポリ塩化ビニルを使ったマットは要チェックです)

このコールマンのキャンパーインフレーターマットハイピークに関しては、先程も記載したようにamazonで511個のレビュー付いてますが、この匂いに関するレビューは見当たりませんでした。このマットはキャンプ用品店で扱っていることが多いので、気になる方は一度直接行って確認してみると良いでしょう。

個人的にはこの臭いの件を除けば、マットとしては非常にコストパフォーマンスの優れたマットです。空気注入バルブは旧世代で、最近のマットでは使われなくなってきているバルブですが、価格が価格なのでしょうがないかな、という感じがします。

無臭に近い同程度のマットがいい、という方は私も購入したモンベルのU.L. コンフォートシステム キャンプパッド50 180(13,200円(税込))がおすすめです。値段が約2倍(それは違い出ますよね)ですが、バルブがサイン普及している形状で、空気注入も排出もスムーズです。ただ、このバルブは口で空気入れにくい形状のため、実質、別にポンプを購入(約3000円)する必要になり、私は最初からポンプ持っていたので良いですが、これから最初から購入する方には費用がかさみます。

一応、キャンプ初心者の方のために最後に大事な件も付け加えて置きますが、こういうエア注入式マットは地面の上に直接置くのは避け、何らかのシートの上でお使いください。草木の小枝がある場所にエア注入式マットをのせて寝ると、目で見えない程度の小さな穴が開く可能性あり、寝ている間に徐々に空気が抜けてしまう状態になる可能性があります。(一度こうなると穴を探して塞ぐのが面倒です)

以上、いろいろ記載してみましたが、参考になれば幸いです☆

 

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この記事を書いた人寝袋選びで大切なこと寝袋とマットは2つで1つ

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著者: Masaki T

2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆

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雪山 クローズドセルマット

谷川岳の雪洞で宿泊

今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。

雪山 テント泊 八ヶ岳

雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)

雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。

自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。

楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆

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山岳・登山用の寝袋マットの選び方の基本(無積雪期)

寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。

キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。

『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。

これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。

登山ルート上のキャンプ場・テント場

『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。

テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆

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