<2023年更新!>2016年9月に購入し、5年以上経過した今も使い続けているキャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) キャンプマット レジャーシート EVA フォーム マットの使用レビューです。

結論を書くと、低価格の割に寝心地もよく、収納袋もそこそこしっかりしていて、非常にコストパフォーマンスが優れたフォームマットだと思います。
(※このページで使っている写真は、2021年9月に撮影したものが多いです。そのため写真に使用感があります。)


目次
購入した目的
子どもがマットから落ちても冷たくないようにする
まだこの時は買ってなかった

このマットを購入したのは、子供が産まれてファミリーキャンプをする時に、テント内部のマットとして敷くためでした。
それほど寒くなければ直接この上に寝ることも可能ですが、寝心地が少し硬いのでこのマットの上にエアマットを敷いて使っています。エアマットだけでも十分では?と思う方もいるかも知れませんが、子どもは寝心地が悪く、シングル用のエアマットの上に寝かせてもしばらくすると落ちてしまっています。(幼児は、え?いつのまにそこまで行ったの?起きて歩いたの?というくらい寝てる間にあちこち動き、シングル用のエアマットの上にとどまってられません)。ダブルサイズのフォームマットであれば、テントの端っこ行かない限りマットの上にいられます。
テント内で快適に過ごすため

テント内部にこのマットを敷くことで、足裏が冷たくなりにくいです。
暑い夏を除いた時期は地面が冷たく、ほとんど断熱力の無いテント生地の上に足を乗せると冷たく感じるため、このマットを全体に敷くことでテント内部で過ごしやすくなります。
このマットはフォームマットですので、パンクしません。そのため万が一、エア注入式マットがパンクしてしまった時でもある程度の断熱力とクッション性を確保できます。エア注入式マットは寝心地は非常に良いですが、何らかの理由で穴が空く、剥離して膨らむ、バルブの故障などで突然空気を入れても抜ける現象が起きる可能性があります。
エア注入式マットがパンクしても寝れるようにするため
エア注入式マットの空気抜けは、補修材(接着剤・補修生地)が入っていても、まず原因と原因箇所を探すのに時間がかかり、寝る前に空気抜けが起きているとわかっても対処しにくいことも少なくありません。過剰装備を持っていきにくい登山ならしょうがないとして、ある程度荷物を持ち運べる車移動のキャンプであれば、とりあえず確実にパンクしないフォーマットをテント内部に敷くのは安心に繋がります。
キャプテンスタッグ EVAフォーム キャンプマットの特徴

以下2021年9月に撮影した写真をメインに紹介しています。
収納袋
収納袋が付いてきます。結構しっかりしていて、5年経過後でもまだ使えてます。
寝心地
フォーマットなので寝心地はエア注入式には劣りますが、凹凸が適度に荷重を分散してくれるのである程度ソフトな寝心地になります。地面に直接寝るよりはずっと快適です。

凹凸の幅は1.5cm程度なので、昨今の整備されたキャンプ場でも大概対応できると思います。
石がゴロゴロしている河原や不整地キャンプ場だと、ちょっと寝た時に当たる感じがでると思います。
肌触りもしっとりしていて、銀マットのようにペタペタ肌に張り付く感じがありません。肌の露出量が多いTシャツ・短パンで寝るような温かい時期でも銀マットよりずっと快適に過ごせます。
表はグリーン、裏はグレーです。カタログに「材質: 発泡ポリエチレン、EVA樹脂」と書いてあるので色の異なる2素材を張り合わせているのかもしれません。
耐久性
このマットは結構使ってきています。使用により削れている箇所もあります。
エア注入式マットであればパンクするような負荷でも、フォーマットは傷つくだけで使用上問題なく、確実にマットとして使える安心感があります。
購入後5年が経過すると、最初よりも明らかにマット全体が柔らかくなっています。(購入時はもっとハリがありました)。変化したことといえばそれくらいで、どこかがボロボロしてくるようなこともなく、まだ現役で使えています。
その他-ヘッド部を折りたたむことで枕になる
一部が半分に折りたたむことができるようになっていて、折りたたんで枕にすることも可能です。
ただ、実際やってみると抑えていないと元に戻ろうと(広がろうと)するため、
この使い方は、ほどんどしてません。(たまたま休憩で横になった時、この部分と頭が近かったら、重ねて枕代わりにする程度)
類似製品との比較

最近購入した”WAQ XPEフォーム 2人用キャンプマット (厚さ16mm)”とも比較してみます。
展開時のサイズは
- キャプテンスタッグ :サイズ (約)幅140×217×厚さ1.5cm
- WAQ :サイズ 長さ幅160cm x 200cm x 厚さ1.8 cm
ですので、それほど大きな差はありません。
素材はキャプテンスタッグがEVAフォーム、WAQがXPEフォームと異なり、凹凸形状も違います。
キャプテンスタッグのマットは購入して数年経過しているので、マット自体が柔らかくなっていて、厳密な比較はできませんが、恐らく新品同士でも寝心地はキャプテンスタッグの方が柔らかいと思います。
また、キャプテンスタッグの凸凹は大きめなので、寝た時に背中に当たる感じがソフトで、飲み物こぼした時の雑巾での拭き取りもキャプテンスタッグの方がしやすいでしょう。
収納袋に関しては、キャプテンスタッグの方がしっかりした作りです。
最後に
2023年3月時点でamazonで、 13,338個の評価が付き、星5つ中の4.3と高評価です。

2012年の発売とはいえ、キャンプ向けマットでこれだけのレビュー数が付くのはかなり珍しい、ロングセラーかつ人気定番マットと言えます。


実際使うとわかりますが、低価格かつ実用的なマットです。アウトドアショップで類似品を見たことありますが、マットがもっとペラペラで、このマットの方がずっと良いと思いました。ネットでも類似品があると思いますが、迷ったらとりあえずこれを選んでおけば間違いないかな、という製品です。
断熱力に関しては、春夏使用であれば問題ないですが、秋冬だと底冷えを感じることがあるかもしれません。(我が家ではエアマットと重ねて使ってるので単体の断熱力の限界値はわかりません)
もう少し断熱力が高いものが良いという方は、先程紹介したWAQのマットの方が厚みがあり断熱力が高いと思いますので、検討してみてください。
WAQのマットのレビュー記事はこちら↓
[使用レビュー]WAQ XPEフォーム 2人用キャンプマット (厚さ16mm)。キャプテンスタッグとの比較も
関連記事
寝袋マット・スリーピングマット関連記事
大手通販サイトの[寝袋用マット・パッド]人気・売れ筋ランキング
◎ 特集
- 【80製品以上】登山・ソロキャンプ向けマットレス比較一覧表(メーカー/モデル・R値・重さ・厚さ・断熱効率・タイプ)
- 【ソロ&ファミリーキャンプ用】のマットの選び方
- 【雪山・冬山登山】の寝袋マットの選び方(積雪期)
- 【山岳・登山】の寝袋マットの選び方の基本(無積雪期)
- 【実験】八ヶ岳テント場で各マット寝心地比較[クローズドセル(厚さ1.0/1.5/2.0),セルフインフレータブル(厚さ2.5),エアーマット(厚さ5.0)]
◎ 寝袋マット・スリーピングパッド全般
- 登山・キャンプ用マットにおけるR値(R-value)とは?
- 【新】マットの断熱力(R値,R-value)測定規格『ASTM F3340-18』
- エアー注入型マットを購入する前に
- インフレータブル&エアーマットの不具合(パンク、エア漏れ、剥離)と修理
- SEA TO SUMMITのポンプがEXPED/モンベルのエアマットでも使えた
◎ 登山用マット関連
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。

楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆
facebook いいね うれしいです♫

寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。

『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆
facebook いいね うれしいです♫