サーマレスト リッジレスト ソーライト(RidgeRest SOLite)の実際に使用した感想を書きたいと思います。
私はアルミ蒸着なしのリッジレストと新しくアルミ蒸着されたリッジレスト ソーライトを使っています。
まず、このマットは本当に最高にいい!
私は、厳冬期の登山、夏や秋の登山、ファミリーキャンプ、バイクツーリング、車中泊などとにかく寝袋の下に敷くマットとして使用シーンに関わらず愛用しています。
リッジレスト ソーライトをオススメな理由
このマットの素晴らしいところは、その断熱力の高さ、軽さ、丈夫さ、値段の安さ すべてです。
まず最初にこのマットのデメリットをあげると、収納時の大きさにあります。
エアマットと違いマットを小さく、コンパクトに持ち運べません。
残念ながら、それはエアマットには勝てません。。。
すごい断熱力
このマットの素晴らしいところは、まず断熱力の高さです。
私はこのマットを実際に気温-14度くらいの厳冬期の八ヶ岳で美しい星空を眺めながら、雪の上に敷いて冬用の寝袋にくるまりながら使ったことがあります。(ソーライトになる前のものでですが)
夜に星空が綺麗で、テントを抜け出して、雪の上にマットを敷いて寝ました(^^) 厳冬期の冬山の夜空はプラネタリウム!
その後の早朝、寒すぎてシュラフカバーにビッシリ凍った霜が付着
その時に感じたのが、「少し底冷えするな~」程度です。
気温マイナス14度の雪原で使用してその程度なのですから、非常に断熱力が高いです。
もちろん、このような使い方をする人はあまりいないとは思いますが、非常に高い断熱力は冬期登山はもちろんのこと、夏期登山やキャンプなどいろいろな場面で安心して使えます。
しかも軽い
このマットだからというわけではありませんが、エアマットと比較して約さ3分の2程度の重量です。
スモールサイズ 51x122cm 重量 260g
レギュラーサイズ 51x183cm 重量 400g
です。
非常に軽く、長時間持ち運ぶような用途には最適です。
しかも丈夫
まず、このマットにはエアマットに付きまとうパンクのリスクがありません。
エアマットでありがちな、寝てる間に徐々に空気が抜けて、朝起きるとぺちゃんこにつぶれていた・・・なんて心配はないのです!
特に冬山や数泊の登山などリスクの高い時に使うマットとして最適です。
あと、芝生だろうが、岩場だろうが、安心して敷ける手軽さもすごい魅力です。
使い方いろいろ
エアマットほどの柔らかさはありませんが、車中泊など屋内使用でも大活躍します(^^)
サーマレスト リッジレスト ソーライトまとめ
・いまいちなところ
- 収納が小さくならない
- 寝心地が少し固い
・素晴らしいところ
- 下が雪でも冷たくないくらい断熱力がめちゃ高い!
- 重さが軽い!
- 値段が安い!
- どこでも雑に使い倒せる!
- 何より、数々のキャンパー、登山のエキスパートが使用し、愛され続けている実績がある。
マットの大きさは、
スモールサイズ 51x122cm 重量 260g
レギュラーサイズ 51x183cm 重量 400g
ラージサイズ 63x196cm 重量 540g
の3つあります。
スモールサイズは軽量化したい登山者に向いています。
ラージサイズは横幅が63と大きすぎて、キャンプ用といった感じです。
が、私もそうですが基本的にレギュラーサイズがおすすめです。
理由はしっかりと全身をのせることができるということと、もし長ければ簡単にはさみで切断できるからです。
登山はもちろんのこと、車中泊やキャンプなど幅広く使うことができます。
■追伸
他のメーカーで似たようなマットを販売していますが、似て非なるものです。
実際にさわるとわかるのですが、実際の質感や気泡の小ささは、このマットが上です。
もちろん、値段の安さでそれを選ぶ方もいるとおもいますが、このマットも十分安く、あえてリスクを抱えてチャレンジするのもどうかな~と思います。
こういうものは一度買うとそれなりに長く使うものです。
どうせ買うなら、安くていいもの選びたくはないですか?
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冬期登山はおっ、重い(^_^;)
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著者PROFILE
2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。
楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆
寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。
『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆