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登山用のマット選びで意外と悩むのがサイズ選びです。

マットのサイズとして、横幅・厚さ・長さがありますが、厚さと長さはその人の好みや登山スタイルに合わせたものを選ぶことをおすすめします。

横幅

登山用マット 寝心地比較実験①

複数の登山用マットを寝比べる(2019年)

登山用マットは、ほぼどのメーカーも仰向けになって寝た時に両肩が収まる50cm程度です。これ以上横幅があるマットは登山というよりキャンプ向けになります。(日本で流通している登山用のマットは、海外メーカーが主流で、外国人体型に合わせた横幅60cmのサイズもありますが、ほとんどの日本人には大きすぎます)

極力軽量化し無駄を省きたい登山用マットの中には、それほど使われない足元の横幅を削っている製品も多数あります。

厚さ

基本的にマットが厚いほど、地面の凸凹も吸収します。

マットの厚さは、マットの種類に大きく依存します。

  • クローズドセルマット:厚さ1mm~20mm程度
  • (セルフ)インフレータブルマット:厚さ25mm~38mm程度
  • エアーマット(&インシュレーテッドマット):厚さ50mm~80mm程度

経験上、マットの厚さが15mmあれば、ある程度の凸凹であれば快適に寝ることができます。

もっと薄くて軽いマットもありますが、薄くなればなるほど地面の凸凹感がでやすく(岩ゴロゴロのテント場では厳しい)、寝心地も硬くなるため、快適に寝れるかはかなり個人差がでると思われます。

エアーマットは十分な厚みがあり、ブヨブヨせず、左右に落下しにくく設計されているものであれば、よほどの凸凹の場所でも快適に寝ることができ、大概のテント場で快適に寝れる安心感があります。

赤岳鉱泉 テント場(2017/09/30)

平らな場所が埋まり奥の樹林の中にテント設営。エアーマットならこんな場所でも難なく寝れます。

長さ

登山用のマットの長さは、大きく分けると

  • 肩~お尻(120cm~130cm程度)
  • 肩から足(150cm~160cm程度)
  • 全身(180cm程度)

の3タイプあります(必要最低限の90cmもありますが、上級者向きで省略)

マットの長さ120~130cm,150~160cm,180cm選択基準例

上の図にあるように、肩からお尻までの赤色の部分は、寝た時に下(床)との接地面が広く、マットの上に乗せるのが基本です。その他の頭や足の部分は、点で接地するため、軽量・コンパクト化のためマットを使わず

  • 枕(エア枕、もしくは衣類等を防水袋に入れ枕形状にしたもの)
  • ザックもしくはシットマット(休憩時にお尻にしくマット)

で埋め合わせることも可能です。

結論を書くと、初心者にはマットの長さが150cm~160cm程度、もしくは180cmがおすすめです。

理由は、ザックやシットマットで代用すると、

  • 寝ている時にズレる(傾斜したテント場では特に)
  • 寝心地がマットより良くない(足元の凸凹が気になる)
  • 雨天登山後の宿泊だとザックやシットマットが濡れたりするため、マット代わりに敷くと寝袋にも濡れ移りし冷えの原因になる(かなり厄介)

などの現象が起き、面倒なことや気にすることが増えるためです。

次にマットの種類と長さ選びの注意点です。

エアーマットはマット自体の厚さ(50mm~80mm)あり、枕を外付けにすると高さを合わせるのが難しく、エアーマットを選ぶ際は180cmの長さをおすすめします。

エアーマットと枕選び

衣類詰めた枕は高さでにくくエアーマットに継ぎ足しにくい(枕がエアーマットより低い)

クローズドセルマット、インフレータブルマットは150cm~160cm程度,180cmどちらでも大丈夫です。

また、女性の場合、女性用サイズを製品化しているメーカー(サーマレスト)もありますので、検討してみても良いかもしれません。

 

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この記事を書いた人寝袋選びで大切なこと寝袋とマットは2つで1つ

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著者: Masaki T

2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆

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雪山 クローズドセルマット

谷川岳の雪洞で宿泊

今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。

雪山 テント泊 八ヶ岳

雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)

雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。

自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。

楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆

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山岳・登山用の寝袋マットの選び方の基本(無積雪期)

寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。

キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。

『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。

これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。

登山ルート上のキャンプ場・テント場

『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。

テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆

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