<2023年更新!>以前から気になっていたビッグアグネス(big agnes)の「ツイスターケイン バイオフォーム(TwisterCane BioFoam Pad)」の特徴・スペック・寝心地を調査してみました!
特徴
[出典:big agnes]
下記動画が参考になりました!(英語)
スペック
このマットは、スペック的には他社メーカーのフォームマットに見劣りします。このマットの特徴は「環境に配慮した素材」を採用していることです。
登山向けフォームマットの定番でもあるサーマレストの「Zライトソル」とスペックを比較してみました。
[ビックアグネス]
ツイスターケイン バイオフォーム (レギュラー) |
[サーマレスト]
Zライトソル (レギュラー) |
|
---|---|---|
大きさ | 51×183cm | 51×183cm |
重量 | 397g | 410g |
材質 |
持続可能なサトウキビ樹脂を 60%以上含むEVAフォーム |
架橋ポリエチレン |
厚さ | 1.3cm | 2cm |
収納サイズ (長さ×直径) |
Φ18×51cm | 13×14×51cm |
R値(ASTM) | 1.7 | 2.0 |
寝心地
近くのアウトドアショップで展示品が出ていたので、寝てみました
厚みが1.3mmのため、寝てみると「厚めのヨガマット」という感じでした。正直クッション性はあまりなく、ヨガマットを数枚重ねた上に寝ているような感じです。別の展示品でニーモの「スイッチバック」(厚さ2.3mm)も寝てみましたが、寝心地は断然こちらの方が上でした。
このマットは、マットとしての性能重視というより、環境に配慮した製品コンセプトがフィットとする方向けなのかな、と感じました。収納サイズも他社のアコーディオン型のマットに比べると、一回り大きいです。
因みにマットの断熱力のR値は1.7ありますので、基本的に氷点下にいかない3シーズン用途だと大丈夫(底冷えしない)と思います。
最後に
前々から気になっていたマットで、環境配慮型のマットでデザインもかわいいので、紹介させていただきました。
このマットは、3シーズン登山でももちろん使えますが、スペック的にどちらかというとキャンプ寄りのマットかな、と思いました。
ただ、クッション性は高くないため、普段から自宅でふかふかのマットレスの上で寝ている方は、このマットだけで寝ると背中痛くなるかも。。。
今回比較した類似製品
寝心地に関しては、下記マットの方がクッション性あります。
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著者PROFILE
2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。
楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆
寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。
『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆
持続可能なサトウキビ樹脂を60%以上含む独自のEVAフォームを使用しており、石油への依存を減らし、より環境に配慮した素材を採用しています。これは業界初となります。このサトウキビは再生可能な原材料であり、CO2 排出削減に加えて温室効果ガス排出削減に貢献します。単体での使用はもちろん寒い時期にはエアマットの上や下に敷いて使うこともおすすめです。より暖かく快適に使って頂けます。さらに、中綿入りのパッドと組み合わせて使うことで、4シーズン対応のパッドシステムとしても使えます。この2層構造のクローズドセルフォームパッドは断熱性に優れ、ダイカットされた凹凸の谷部分に空気を閉じ込め暖かさと快適さを提供します。デコボコの表面を上にしても下にしても同じパフォーマンスでご使用可能です。軽量でコンパクト、耐久性にも優れています。