最近、普段使い用で、インフレータブルマット(中にスポンジの入ったエア注入式マット)を購入しました。
安価で評判も良いので、自宅で使ったのですが・・・膨らましたマットから発せられる臭いが気になりました。
独特の化学薬品臭がマットの内部だけなら良いのですが、マットの外側からも漂い、それほど臭いが強いわけではないのですが、寝ている間、ずーっとこの化学薬品臭が漂ってきて、気分が悪くなりました。
今までに複数のエア注入式マットを使ったことがありますが、こんな臭いのするマットは初めてです。
臭いのでマットを洗ってみる
この臭い、どうにかならないか?と思い、とりあえずマット自体を食器用洗剤とスポンジで洗ってみることにしました。
ある程度空気を入れて、エア注入バルブはしっかり締め、風呂場に持っていきます。
マット全体をシャワーで濡らして、食器用洗剤をたっぷり含ませたスポンジでゴシゴシ洗います。
マットの表面は泡だらけに。
全体を洗ったら、洗剤をシャワーで流します。
その後、濡れたマットをベランダで干しました。
洗った結果は・・・
マットが完全に乾いて、マット表面に鼻を近づけると・・・まだ臭う(^_^;) でも、明らかに軽減されていました。
マットの臭いが気になる方は、ぜひマット内部に水が入らないよう十分配慮しながら、中性洗剤とスポンジで優しく洗ってみてください☆
最後に
いままでエア注入式マットを複数個&何度も使ってきてますが、マットが発する臭いが気になったのは今回が初めてでした。
いつもは世界規模のメーカー製マットを使っていたのですが、今回は低価格帯のネットブランド?マットを購入したのですが、使い勝手は良いものの、まさか臭いで引っかかるとは思っていませんでした。この臭いはマット表面からもしますが、マット内部から強い臭い-マットから空気を抜くときに臭いがします。マットの外側を洗っても、そもそも素材としてこの独特の化学薬品臭を放っていると思われ、もうこれ以上洗ってもそれほど改善されないと判断しました。
因みに、いままで使ったことのある、サーマレスト、ニーモ、エクスペド、モンベル等の大手メーカー製では、このような臭いが気になったことがありません。(もちろん多少の臭いはありますが、鼻を近づけて臭いがあるか確認しようとして、うっすら感じられる程度の実使用では全く気にならない程度です)
今回購入したマットは、事前のネットの評価も高かったため、大丈夫かな、と思っていましたが、やっぱり実物手にしてみないとわからないものだな、と実感しました。
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著者PROFILE
2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。
楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆
寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。
『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆