コールマン「ツーリングドーム/ST」を徹底レビュー。約4kgの重量、1人・2人で使った場合のサイズ感、7つのメリット・デメリット、耐水圧や設営方法、LX・エアー/ST+・2026年新作LDXとの違いまで詳しく解説します。

本記事では特徴・注意点・口コミ・FAQ を 2026 年最新情報にもとづいて更新しました。
ツーリングドーム/STの結論|向いている人・向いていない人
結論
ツーリングドーム/STは、車やバイクで移動するソロキャンプで、軽さより居住性と価格のバランスを重視する人に向いています。重量は約4kgあるため、徒歩や登山、長距離の自転車キャンプにはやや不向きです。スカートが無いため冬メインで使うなら、2026年新作のツーリングドーム/LDXも候補になります。
- 向いている人:車・バイクで移動する人/コスパよく居住性の高いソロテントが欲しい人/春〜秋メインでキャンプする人
- 向いていない人:徒歩や登山でテントを担ぐ人/冬メインで使いたい人(LDXが候補)/大人2人でゆったり使いたい人(LXが候補)
著者PROFILE


名前:Masaki T
経歴:大手アウトドアショップで寝袋・マットのコーナーを中心に約4年間の接客経験に加え、独自の調査・研究を重ね、アウトドア情報を発信し15年以上。無積雪登山・雪山登山・クライミング・アイスクライミング・自転車旅行・車中泊旅行・ファミリーキャンプなど幅広くアウトドアを経験。(詳細プロフィール)
ツーリングドーム/STの基本スペック


まずは基本スペックを確認しましょう。本体サイズや重量、耐水圧など、購入前に知っておきたい数値をまとめました。


- 使用サイズ:210×120×100 cm(インナーテント)
- 本体サイズ(フライ込み):約265×210×110 cm
- 収納サイズ:Φ19×49 cm/重量:約4 kg
- 耐水圧:フライ・フロアともに約1,500mm(コールマン公式サイト調べ)
- 素材:ポリエステルタフタ(UVPRO・PU防水・シームテープ処理)
- フレーム:FRP2本+1本
- ベンチレーション:トップ・アンダー(上下換気)
- 付属品:ペグ13本、ロープ、収納ケース(ハンマーは付属しません)
- 定員:1〜2人用(快適に使えるのは1人)
ツーリングドーム/STの7つのメリット
ツーリングドーム/STならではの魅力を、7つのポイントに整理しました。
- ①前室が広い:フロントポールで高さのある前室ができ、雨天時も荷物やブーツを雨から守りやすく、インナーテント内へ持ち込む荷物を減らせます。
- ②設営がシンプル:ポールは3本構成で、吊り下げ式インナーと合わせて一人でも迷わず設営できます。
- ③コンパクトな収納:収納サイズはΦ19×49cmで、コンプレッションベルト付きの収納ケースにより持ち運びやすいです。
- ④価格とのバランスが良い:公式価格21,780円(税込)で、前室付きテントとしては手ごろな部類です。
- ⑤上下ベンチレーションで通気性が良い:トップとアンダーの換気で、こもった熱や湿気を逃しやすい構造です。
- ⑥ストームガードでポールの負担を軽減:ポールの固定を補助する構造で、通常のキャンプでの扱いやすさを高めています。
- ⑦拡張性が高い:ヘキサライトⅡやスチールキャノピーポールセットなど純正アクセサリーが充実しています。
購入前に知りたい7つのデメリット


良い点だけでなく、購入前に知っておきたい注意点も7つにまとめました。
- ①重量は約4kgとやや重い:収納サイズはコンパクトですが、徒歩キャンプや長距離の自転車キャンプでは負担になりやすい重さです。
- ②スカートがなく寒い時期は冷気が入りやすい:フライシート下部から外気が入りやすいため、冬季は室温を保ちにくくなります。また地面からの冷えを防ぐため、断熱性の高いマットと、予想最低気温に対応する寝袋が必要です。
- ③前室が低くハイバックチェアは置きにくい:ローチェアやあぐらスタイルで過ごすのが基本になります。
- ④FRPポールは取り扱いに注意が必要:接続部分が十分に差し込まれていない状態で無理な力を加えると破損につながります。強風が予想される場合は設営を避け、設営後に天候が悪化したら早めに撤収してください。
- ⑤収納袋がジャストサイズ:フライを濡れたまま収納すると入れにくいので、別のスタッフバッグに分けるのがおすすめです。
- ⑥ハンマーが付属しない:付属品はペグ13本とロープ、収納ケースのみです。設営前に別途用意しておきましょう。
- ⑦通販価格は販売店やセールによって異なる:公式価格は21,780円ですが、通販サイトの販売価格・送料・ポイント還元は時期によって変わります。購入時は販売元と付属品もあわせて確認しましょう。
テントのスカートとは?


テントのスカート(スノースカート、タープスカートとも呼ばれます)は、フライシートの裾まわりに取り付けられる防風・防寒用のハーフフライのことを指します。主に冬山登山用や風の強い場所での使用を想定した4シーズンテントに装備されることが多いです。以下、スカートの特徴と役割をまとめました。
スカートの主な役割
- 風の侵入防止
テント底部から吹き込む強風をブロックし、居住空間を安定させます。 - 保温性の向上
地面近くの冷気や雪、砂埃の侵入を抑え、テント内の温度低下を防ぎます。 - 雪・砂・小石の侵入防止
積雪や砂地の野営地で、インナーテント内への雪や砂の侵入を防ぎ、快適性を維持します。 - 水の浸入抑制
雨や融雪水が裾から室内に流れ込むのを軽減します。 - 泥はね防止
雨天時に地面の泥が跳ね返ってフライやインナーテントを汚すのを防ぎます。裾部分が地面との間のクッションとなり、泥の付着を抑制します。



暑い夏を除いてスカートがある方が効能が多いです。
サイズ感|1人なら快適、2人では狭い


インナーテントのフロアサイズは210×120cmです。長辺は約210cmあり、一般的なソロテントとしては余裕のある奥行きですが、壁面が傾斜しているため、身長や寝具の厚さによって頭や足元の余裕は変わります。
ソロで使うと
幅120cmはワイドタイプの60cmマットを2枚並べられる寸法です。片側を荷物置きにすれば、居室をゆったり使えます。天井高100cmはあぐら姿勢でひじを張っても圧迫感が少なく、着替えや荷物整理も快適です。
2人で使うと
定員は1〜2人ですが、幅120cmに60cmマットを2枚並べるとほぼ余白がありません。2人で就寝すること自体は可能ですが、荷物の多くは前室に置く必要があります。ゆったり2人で使いたい場合は、幅180cmのツーリングドーム/LXがおすすめです。
設営方法と設営時の注意点


ポールはメイン2本とフロント1本のシンプルな構成です。ポールポケットとフック吊り下げ式インナーを採用し、手順を覚えれば1人でも設営しやすくなっています。おおまかな流れは次のとおりです。
- インナーテントを広げ、前後の向きと設営位置を決める
- メインポール2本を伸ばし、各節を確実に接続する
- メインポールのリア側を、インナーテント後方のポールポケットへ差し込む
- 反対側を持ち上げながら、フロント側のエンドピンへ差し込んで立ち上げる
- インナーテントのフックをメインポールへ掛ける
- フロントポールをエンドピンへ差し込み、フックを掛けて前室をつくる
- フライシートをかぶせ、各部を接続する
- ペグとロープで固定し、フライシートの張りを調整する
本体寸法とは別に、ペグやロープを張るスペースが必要です。区画サイトを予約する場合は、テント本体よりひと回り以上広い設営面積を確保しておきましょう。
インナーテントはクロスフレームで立ち上がりますが、フライシートと前室を正しく張り、雨風に備えるにはペグダウンとロープ固定が必要です。ストームガードはポールの固定を補助しますが、強風対応を保証する装備ではありません。強風が予想される場合は設営を避け、設営後に天候が悪化した場合は早めに撤収してください。
実際の設営・撤収の流れは、以下の動画も参考になります。
雨・結露・風への強さ


フライシート・フロアはいずれもPUコーティングで、コールマン公式サイトによると耐水圧は約1,500mmです。縫い目にはシームテープが施されており、一般的なキャンプでの雨には対応しやすい仕様です。ただし大雨や長時間の降雨、生地の劣化状況によっては浸水する可能性があるため、過信は禁物です。


トップとアンダーに配置されたベンチレーションが、上から暖かい空気を逃がし、下から涼しい空気を取り込む仕組みをつくります。インナーテントは前後に大きなメッシュウィンドウを採用しており、夏場でも風通しよく過ごせます。
フライとインナーを分けたダブルウォール構造で、結露が寝具へ直接触れにくい設計です。ソロ利用時に荷物をすべて前室へ出せばコットも設置できますが、コットだけで十分な断熱が得られるわけではありません。寒い時期は、使用温度に合った寝袋と断熱マットを併用してください。
前室は靴や濡れたレインウェア、バッグなどの置き場として便利です。火災や一酸化炭素中毒を防ぐため、テント内や閉め切った前室でバーナー・ストーブなどの火気は使用しないでください。
ST・LX・エアー/ST+・LDXの違い



同じツーリングドームシリーズの主なモデルを比較しました。
| モデル | 定員 | インナーサイズ | 重量 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ST | 1〜2人 | 約210×120×100cm | 約4kg | 価格と居住性のバランスがよい基本モデル |
| エアー/ST+ | 1〜2人 | 約210×120×100cm | 約4.5kg | 遮光生地・ワイドエアメッシュ・別売ファン対応 |
| LX | 1〜2人(ワイド) | 約210×180×114cm | 約5.2kg | STよりフロア幅が60cm広く、ゆったり過ごせる |
| LDX | 2〜3人 | 約210×180×114cm | 約5.6kg | 2026年新作。フルスカート&全面メッシュでオールシーズン対応 |
ST・LX・LDXはコールマン公式オンラインショップに掲載されている現行モデルです。エアー/ST+は公式の製品情報ページがありますが、販売状況は店舗や時期によって変わることがあるため、購入前に在庫を確認してください。ST+・LX+は旧モデルとして本記事の主要比較からは除外しています。販売状況は店舗ごとにご確認ください。
違いのポイント
- サイズと居住性:LX・LDXのインナー幅は約180cmで、寸法上は60cmマット3枚分です。ただしLXの公式案内は1〜2人用で、荷物を含めて快適に使うなら1〜2人が目安です。
- 季節対応:LDXはフルスカートと全面メッシュ対応インナーを搭載し、冬の冷気対策から夏の通気性までオールシーズンをカバーします。
- 遮光・通気性能:エアー/ST+はダークルームテクノロジーとワイドエアメッシュを採用し、日光による室温上昇を抑えながら空気を循環させやすい構造です。
- ファン対応:エアー/ST+は別売りのリバーシブルファンベンチレーションに対応しています。LDXはアウトドアマルチライトファンに対応するほか、別売りのメッシュハンガーを使えばリバーシブルファンベンチレーションも取り付けられます。
- 価格帯:STは21,780円、LXは24,970円、LDXは27,500円が公式オンラインショップの現在の掲載価格です。エアー/ST+の25,960円は公式特集ページに記載された希望小売価格で、販売状況や実売価格は購入時にご確認ください(すべて税込)。
ST+・LX+を含めた全7モデルの詳しい比較は、ツーリングドームシリーズ全モデル比較記事もあわせてご覧ください。



1人用テントとしては、STでも十分な広さがあります。夏メインで使うならエアー/ST+の遮光生地、冬も使うならLDXのフルスカートが心強い選択肢です。
口コミ・評判の傾向
通販サイトの購入者レビューでは、前室の広さや1人でも設営しやすい構造、価格と居住性のバランスを評価する声が多く見られます(2026年7月確認)。一方で、約4kgという重量や付属ペグの扱いにくさ、冬季の冷気、FRPポールの耐久性を気にする意見も見られます。
ツーリング用途では「収納サイズが想像より小さく積みやすい」という声がある一方、「自転車で運ぶにはやや重い」という指摘もあります。口コミは使用環境や設営条件によって評価が変わるため、購入前の参考情報としてご活用ください。
おすすめのグランドシート・ペグ・キャノピーポール


フライ前面にはジッパー式ドアがあり、別売りのキャノピーポール(スチールキャノピーポールセット/145、1,870円)を使えば雨よけ・日よけスペースに早変わりします。靴の脱ぎ履きや簡易的な荷物置き場として便利です。
フロアには75Dポリエステルタフタが使われています。傷や汚れを抑えるため、純正のマルチグランドシート/210W(4,400円)を併用するのがおすすめです。
付属のペグは13本ですが、地面の硬さによっては打ちにくい場合があります。ハンマーも付属しないため、ペグやハンマーを別途用意しておくと安心です。
ヘキサライトⅡ(18,480円)のような大型タープと組み合わせれば、さらに快適なリビング空間をつくれます。
ツーリングドーム/ST のよくある質問
- 対応シーズンは? → 春~秋の 3 シーズンです。冬メインで使うなら、フルスカート付きのLDXがおすすめです。
- 二人で寝られますか? → 寝られますが、幅120cmなので余白はほぼありません。快適に使いやすいのは1人で、2人分の荷物は前室に置く想定になります。
- 自立しますか? → インナーテントはクロスフレームで自立します。ただしフライシートと前室を正しく張り、風に備えるにはペグダウンとロープ固定が必要です。
- スノーフライはありますか? → 純正オプションは確認できませんでした。冬メインで使いたい場合はLDXの検討をおすすめします。
- 公式修理対応は? → コールマンのパーツカタログでは、交換用ポールなどの販売状況を確認できます。部品によっては在庫切れや修理対応となるため、型番「2000038141」で確認してください。
まとめ|車・バイク移動のソロキャンプにおすすめ
- 前室付きでソロに最適な居住性
- ポールポケット&吊り下げ式インナーで初心者でも設営しやすい
- 耐水圧約1,500mmで春秋の雨に対応
- 上下ベンチレーションで蒸れをやわらげる
- Φ19×49 cm・約4kgの収納サイズ(徒歩・登山にはやや重い)
- 公式価格21,780円、実勢価格は変動あり
- 冬メインならフルスカート付きのLDXが候補
- 通販価格は販売店やセールによって変わるため、購入時に確認を



ツーリングドーム/STは、車やバイクでの積載に余裕があるソロキャンプにおすすめの、コスパと居住性のバランスが良いテントです。重量は約4kgあるので、徒歩や登山メインの方は軽量な登山用テントもあわせて検討してみてください。
Amazon、楽天では大型イベントセール、タイムセール、値引きクーポン、ポイントアップキャンペーンで実質売価は変動します。
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