BLUETTI FridgePowerは、厚さ75mmの薄型ボディに2,016Whの大容量バッテリーを積み、停電時は10ms以内で冷蔵庫への給電を自動で切り替える冷蔵庫向けバックアップ電源です。本記事では、価格・メリット・デメリット、冷蔵庫を何時間動かせるのか、Jackery SlimPower H1との違いまで、2026年の最新情報をもとにやさしく解説します。
この記事の結論

- FridgePowerは「冷蔵庫の横や上に置きっぱなしにして、停電時に自動で給電する」ことに特化した、厚さ75mmの2,016Wh級ポータブル電源です。
- 定格1,800W・10ms以内の自動切り替え・最大8,064Whへの拡張と、防災用の常設電源としての実力はかなり高いと思われます。
- 一方で、約19.7kgの重さ、USBポートなし、AC出力2口、電源プラグの形状など、置き場所と使い方を事前に確認したいポイントもあります。
- 「冷蔵庫を中心に、家の電気をさりげなく守りたい方」には有力な候補で、キャンプ中心の方は一般的な箱型モデルのほうが扱いやすいかもしれません。
すでに購入を考えている方は、先に価格だけチェックしておくのもおすすめです。販売先ごとの価格をまとめて確認できます。
なお、本記事は実機レビューではなく、メーカーの公式情報と、国内外のメディア・検証サイトのレビューをもとに整理した内容です。
この記事でわかること

- BLUETTI FridgePowerの基本スペックと、日本での販売状況・価格
- 厚さ75mm・10ms自動切り替え・定格1,800Wなど、FridgePowerならではの強み
- 冷蔵庫をどれくらい動かせるかの目安と、より正確に見積もる考え方
- 重さ・ポート構成・設置条件など、購入前に確認したい注意点
- IFA 2026での受賞や海外メディアでの評価、海外版と日本版の違い
- Jackery SlimPower H1・Anker Solix C2000 Gen 2との比較と選び方
BLUETTI FridgePowerとは?冷蔵庫のために生まれた薄型ポータブル電源

まずは、FridgePowerがどんな製品なのかをやさしく整理していきます。じつはこの製品、ふつうのポータブル電源とは「生まれた目的」から少し違うんです。
- 「持ち出す電源」から「置いておく電源」へ
- 基本スペック一覧
- 日本での販売状況と価格
「持ち出す電源」から「置いておく電源」へ

FridgePowerは、BLUETTIが「冷蔵庫専用バックアップ電源」として開発したポータブル電源です。
これまでのポータブル電源は、キャンプや停電時に「取り出して使う」箱型が主流でした。
FridgePowerはその発想をくるっと反転させ、冷蔵庫の上や横のすき間に普段から置いておき、壁のコンセントと冷蔵庫のあいだにつないでおくことを前提に設計されています。


ふだんはコンセントの電気をそのまま冷蔵庫へ流しつつ、本体のバッテリーは満充電の状態で待機します。



そして停電を検知すると、自動的にバッテリーからの給電へ切り替わる仕組みです。
いわば「冷蔵庫のための無停電電源装置(UPS)」に近い存在と言えるでしょう。
UPSとは「Uninterruptible Power Supply」の略で、停電しても電気を途切れさせにくくする装置のことです。パソコンのバックアップ用としてよく知られていますが、FridgePowerはそれを2,000Whクラスの大容量で、しかも薄型で実現しようとした製品と考えるとイメージしやすいかもしれません。
なお、BLUETTIは調査会社Frost & Sullivanの調査にもとづき「世界初の冷蔵庫専用超薄型スマートバックアップ電源システム」とうたっています(出典:わずか75mmの激薄型!停電時も冷蔵庫を長時間守る大容量ポータブル電源(Makuake))。


基本スペック一覧
日本向けに公表されている主なスペックは以下のとおりです。数値はBLUETTI JAPANのプレスリリース(2026年9月1日付)を中心に整理しています。
| 項目 | 内容 |
| バッテリー容量 | 2,016Wh(リン酸鉄リチウムイオン) |
| 定格出力 | 1,800W |
| 電力リフト | 最大3,000W(ケトルなど熱を出す家電向け) |
| AC出力 | 2口 |
| 本体サイズ | 580×350×75mm(フットパッド含む厚さ78mm) |
| 重量 | 約19.7kg |
| サイクル寿命 | 4,000回以上(初期容量の80%時) |
| 切り替え時間 | 10ms(0.01秒)以内 |
| 拡張 | 拡張バッテリー(2,016Wh)を最大3台、合計8,064Wh |
| 保証 | 5年 |
| 希望小売価格 | 244,000円(税込) |
出典はBLUETTI、厚さ75mmの超薄型大容量ポータブル電源「FridgePower」をMakuakeにて先行販売開始(PR TIMES)です。サイクル寿命とは、満充電から使い切るまでを1回として、何回くり返せるかを示す目安のことで、4,000回なら1日1回の充放電でも約10年に相当する計算です。
AC充電入力は最大1,200W、ソーラー入力はXT60端子で最大1,000Wと、突然起こる停電、ブルーティの冷蔵庫用ポタ電FridgePowerで食品を守る(家電 Watch)で紹介されています。なお、プレスリリースの出力ポート欄には「120V、60Hz」という米国仕様とみられる表記が残っているため、日本向け製品の細かな仕様は、購入時に公式情報であらためて確認しておくと安心です。
日本での販売状況と価格



FridgePowerは、2026年9月1日11時から応援購入サイトMakuakeで先行販売(クラウドファンディング)が始まりました。
希望小売価格は244,000円(税込)ですが、公開初日の24時間限定で最大54%オフの111,800円(税込)という思い切った価格が設定され、CAMP HACKによると公開から24時間で応援購入総額が1億円を突破したようです。



BLUETTI JAPANの発表によると、その後も勢いは続き、公開6日間でサポーター1,250人以上・応援購入総額1.5億円を突破しました(出典:「BLUETTI FridgePower」が「IFA Innovation Award 2026」を受賞(PR TIMES))。
わずか75mmの激薄型!停電時も冷蔵庫を長時間守る大容量ポータブル電源(Makuake)によると、プロジェクトの終了は2026年10月30日22時で、受付中のリターンは2026年11月末までのお届け予定とされています。
早割の多くはすでに受付終了となっており、リターンの内容や価格は時期によって入れ替わります。一般販売の時期や価格はまだ明らかにされていないため、気になる方はMakuakeのページとBLUETTI公式サイトの両方をこまめにチェックしておくのがよさそうです。
価格は販売先や時期によって変わることがあるため、購入前に現在の価格を確認しておくと安心です。
「実物の薄さを見てみたい」という方には、実機に触れられる機会も用意されています。BLUETTIは2026年8月3日から10月30日まで、BLUETTIストアで実機体験サービスを実施すると案内しています(出典:「FridgePower」実機体験サービスのご案内(BLUETTI公式サイト))。
また、2026年9月19日から30日までは、渋谷のShibuya Sakura Stageで開催される「さわれるMakuake」にも展示されるとMakuakeのページで告知されています。約19.7kgという重さや置いたときのサイズ感は、実際に見てみると印象がかなり変わるかもしれません。
BLUETTI FridgePowerのメリット


ここからは、FridgePowerならではのメリットを順番に見ていきます。スペック表だけでは伝わりにくい「使い勝手の良さ」にも注目してみましょう。
- 厚さ75mmで「いつもの場所」に置ける
- 10ms以内の自動切り替えで、停電に気づかなくても給電が続く
- 定格1,800Wで冷蔵庫以外の家電にも対応
- 最大8,064Whまで拡張できる
- アプリで細かく設定できる運用モードと災害警報機能
- 長寿命のリン酸鉄と5年保証、国内サポート
厚さ75mmで「いつもの場所」に置ける
FridgePowerのいちばんの個性は、やはり厚さ75mmという薄さです。BLUETTIは2,000Whクラスで業界最薄(2026年6月時点、同社調べ)としています。2,000Whクラスのポータブル電源といえば、一般的には大きめのクーラーボックスほどの存在感があり、キッチンに置くと「さて、どこに置こう」と頭を抱えるサイズ感でした。
FridgePowerは幅35cm・奥行き58cmの板のような形をしているため、冷蔵庫の上や横のすき間、家具の間などのデッドスペースに収まりやすい設計です。壁掛け用のブラケットも付属していることが、突然起こる停電、ブルーティの冷蔵庫用ポタ電FridgePowerで食品を守る(家電 Watch)で紹介されています。
ただし、壁掛けにする場合は壁への穴あけが必要です。ポータブル電源ブログ「POWERBANKS」でも、約19.7kgを支えられる壁かどうか、賃貸なら穴あけが契約上OKかを確認するよう呼びかけられていました。
防災用品は「しまい込んだ結果、いざというときに出てこない」という悩みがつきものです。



普段から冷蔵庫のそばに置いておけることは、それだけで停電への備えを一段階ラクにしてくれると言えそうです。
軽バンやキャンピングカーの床下など、限られた収納スペースに収めたい方からの期待の声も、公式サイトに寄せられています。


10ms以内の自動切り替えで、停電に気づかなくても給電が続く



FridgePowerは停電を検知すると、10ミリ秒(0.01秒)以内にバッテリー給電へ自動で切り替わります。
ボタン操作は不要で、外出中や就寝中に停電が起きても、冷蔵庫への電力供給を続けられる設計です。
Makuakeのページでは、万が一システムに異常が起きた場合でも、バイパス機能によって商用電源から冷蔵庫への給電を続ける仕組みがあると説明されています。



家電Watchのレビューでも、冷蔵庫と壁コンセントの間に挟み込むだけで、特別な設定をしなくても動作したと紹介されていました。
「旅行から帰ったら冷凍庫の中身が…」という悲しい事態を防げる可能性があるのは、心強いポイントです。ただし、一般的にポータブル電源の切り替え機能は、医療機器やデータサーバーのような瞬断が許されない機器向けではないとされることが多いため、そうした機器につなぎたい場合は事前にメーカーへ確認するのが安心と思われます。
定格1,800Wで冷蔵庫以外の家電にも対応
「冷蔵庫専用」と聞くと、冷蔵庫しか動かせないように感じるかもしれません。ところが実際には、定格1,800Wという、2,000Whクラスの箱型ポータブル電源と比べても遜色のない出力を備えています。
BLUETTIは炊飯器や電子レンジ、電気ケトルなどの調理家電にも対応するとしています。



家電Watchのレビューでは、1,800Wの出力があればいざというときにエアコンも動かせる点が強みとして挙げられていました。
ただし対象は100Vのエアコンで、消費電力や起動時の電力がFridgePowerの出力の範囲に収まる機種に限られます。200Vの大型エアコンには使えない点に注意しましょう。実際に、POWERBANKSの検証では10畳用エアコンの動作も確認されています。
真夏の停電では、冷蔵庫と同じくらい室温の管理が大切になる場面もあるので、この余裕はうれしいところです。
さらに、電力リフト機能で最大3,000Wの純抵抗負荷(ケトルやドライヤーのように、電気を熱に変えるシンプルな家電)にも対応します。電力リフトは、実際に3,000Wを出す機能ではなく、家電側に届く電圧を下げて消費電力を抑えながら動かす仕組みです。
そのため、ケトルはお湯が沸くまで時間がかかるものの「使えないわけではない」という評価でした。カップ麺のお湯を用意できるだけでも、停電中の気持ちはずいぶん違ってきそうです。
最大8,064Whまで拡張できる



本体と同じサイズ・同じ2,016Whの拡張バッテリーを最大3台まで接続でき、合計8,064Whまで容量を増やせます。


BLUETTIは、一般家庭用の冷蔵庫に最大約4日間電力を供給できるとしています。
公式サイトでは、本体のみで約1〜2日、拡張すると最大で約4日が目安とされています。「まずは本体だけで始めて、住んでいる地域の災害リスクや家族構成に合わせて後から増やす」という段階的な備え方ができるのは、長く付き合う防災電源として合理的です。
家電Watchによると、拡張バッテリーには18W出力のUSB-C端子が1つ付いています。



本体にはUSBポートがないため、拡張バッテリーをつなげばスマートフォンの充電にも使える、というのは地味ながらありがたい構成です。
重さは拡張バッテリー1台あたり約17.3kgとされています。
アプリで細かく設定できる運用モードと災害警報機能
FridgePowerは専用アプリに対応し、バッテリー残量や入出力の状態を確認できます。Alexa、Google Home、Home Assistantといったスマートホームのサービスとも連携し、音声で状態を確認することも可能です。
家電Watchのレビューでは、スタンダードUPS、PV優先、時間制御、カスタムUPSといった運用モードが紹介されていました。たとえば時間制御モードでは、電気料金の安い時間帯だけ充電して、それ以外の時間帯はバッテリーから給電するといった使い方ができます。
Makuakeのページでも、スタンダード・カスタム・自家消費・TOU(時間帯別料金)の4つのモードが案内されています。



とくに心強いのが、スマートフォンで災害警報を受け取ると、自動で満充電まで急速充電する機能です。
警報が解除されると元の設定に戻るとされています。台風の接近時に「充電しておかなきゃ」と慌てずに済むのは、うっかりさんにはたまらない機能ではないでしょうか。
静音モードでは稼働音が約30dBとされている点も、キッチンやリビングに置く製品としてうれしい配慮です。
長寿命のリン酸鉄と5年保証、国内サポート
FridgePowerは、リン酸鉄リチウムイオン(LiFePO4)バッテリーを採用しています。リン酸鉄は、スマートフォンなどに多い三元系リチウムイオンに比べて熱に強く、寿命が長い傾向があるとされる電池の種類です。
サイクル寿命は4,000回以上(初期容量の80%時)で、BLUETTIは1日1回使っても約10年使えるとしています。



保証は本体・拡張バッテリーともに5年間で、日本国内には千葉県松戸市に専属のサポートセンターが設けられていると、Makuakeのページで案内されています。
コンセントにつなぎっぱなしで使う製品だからこそ、長期的なサポート体制は大切です。BLUETTIは日本ポータブル電源協会(JPPSA)でJIS規格の策定にも関わっているとしており、防災電源として長く付き合う相手を選ぶうえで、ひとつの判断材料になりそうです。
冷蔵庫はどれくらい動く?稼働時間の目安


停電対策で一番気になるのは、「結局、冷蔵庫は何時間もつの?」という点ではないでしょうか。公式の目安と、自分の冷蔵庫で見積もる方法の両方を見ていきます。
- 公式サイトが示す冷蔵庫の稼働時間
- 自分の冷蔵庫で見積もるなら「年間消費電力量」がヒント
公式サイトが示す冷蔵庫の稼働時間



BLUETTI公式サイトでは、FridgePower本体(2,016Wh)だけで冷蔵庫を動かした場合の目安として、次のような時間が示されています。
| 冷蔵庫のタイプ | 稼働時間の目安 |
| 一人暮らし用(150〜250L、約40〜60W) | 約30〜40時間 |
| 2〜3人家庭用(300〜450L、約60〜80W) | 約20〜30時間 |
| 大型ファミリー用(500L以上、約80〜120W) | 約15〜20時間 |
出典はBLUETTI FridgePower 冷蔵庫専用バックアップ電源(BLUETTI公式サイト)です。公式サイトでも、実際の時間は冷蔵庫の機種や室温、庫内温度、ドアの開け閉めの回数などで変わるとされています。
夏場にアイスを探して何度も冷凍庫を開けると、そのぶん時間が短くなる、というわけです。
自分の冷蔵庫で見積もるなら「年間消費電力量」がヒント
家電Watchのレビューでは、興味深い指摘がありました。筆者宅の433Lの冷蔵庫は平均消費電力が30W前後しかなく、公式の目安よりも長く動く計算になるというのです。冷蔵庫は一度冷えてしまえば、サイズほど消費電力に差が出ないことも多いようです。
そこで役に立つのが、冷蔵庫の側面やカタログに書かれている「年間消費電力量(kWh/年)」です。たとえば年間300kWhの冷蔵庫なら、300,000Wh÷8,760時間で平均約34Wになります。



変換ロスを考えて2,016Whのうち8割程度を使えると仮定すると、約1,600Wh÷34Wで約47時間がひとつの目安です。
もちろん、夏場の高い室温や頻繁な開閉では消費電力が増えますし、ロスの大きさも使い方で変わります。あくまで大まかな目安として、公式の数値とあわせて「自分の家なら1日半〜2日くらいかな」とイメージしておくと、拡張バッテリーが必要かどうかも判断しやすくなるはずです。
BLUETTI FridgePowerのデメリット・注意点


魅力の多いFridgePowerですが、独特な形だからこその注意点もあります。購入してから「思っていたのと違う」とならないよう、あらかじめ確認しておきましょう。
- 約19.7kgの重さと、冷蔵庫の耐荷重
- USBポートがなく、AC出力は2口のみ
- 電源プラグの形状と、放熱のためのスペース
- ディスプレイなどは別売り、本体の表示は最小限
- クラウドファンディングならではの注意点
- 購入前にチェックしたい6つのポイント
約19.7kgの重さと、冷蔵庫の耐荷重
薄いとはいえ、本体重量は約19.7kgあります。見た目の軽やかさとは裏腹に、中身はしっかり2,000Whクラスです。家電Watchのレビューでも、持ち運びは男性でも「まあまあキツい」と表現されていました。
とくに気をつけたいのが、冷蔵庫の上に置く場合です。



小型の冷蔵庫は上に電子レンジなどを置く前提で耐荷重が示されていることもありますが、大型冷蔵庫では上に物を置くことを想定しておらず、耐荷重の記載がない製品がほとんどと指摘されています。
約20kgのものを冷蔵庫の上に持ち上げたり下ろしたりする作業も、なかなかの重労働です。地震への備えという意味でも、冷蔵庫の横に立てて置く、床に平置きする、壁掛けにするなど、ご自宅の環境に合わせて安全な置き方を選ぶのがよさそうです。
USBポートがなく、AC出力は2口のみ
FridgePower本体の出力は、ACコンセント2口だけです。USBポートやシガーソケットはありません。冷蔵庫のバックアップという目的を考えれば筋の通った割り切りですが、汎用のポータブル電源に慣れている方は少し戸惑うかもしれません。
停電時にスマートフォンを充電したい場合は、ACコンセントにUSB充電器を挿すか、USB-C端子を備えた拡張バッテリーを追加する必要があります。



米国の検証サイトThe Solar Labも、本体にUSBポートがない点を気になるポイントとして挙げていました。
また、コンセントが2口なので、冷蔵庫のほかに使えるのは基本的にもう1台です。電源タップで増やすことは物理的には可能ですが、合計の消費電力が定格を超えないよう注意が必要です。停電時に何を動かしたいのか、あらかじめリストにしておくと安心です。
電源プラグの形状と、放熱のためのスペース
家電Watchのレビューによると、付属の電源ケーブルはストレートタイプのプラグです。日本の冷蔵庫は壁にぴったり寄せられるよう、出っ張りの少ないL字型プラグが多いため、設置場所によっては壁との間にゆとりが必要になるかもしれません。
また、エアフローは背面吸気・側面排気となっており、その部分は10cm程度空けておく必要があると紹介されています。



冷蔵庫の横のすき間にぴったり差し込みたいと考えている方は、吸気・排気のスペースも含めて寸法を測っておくと失敗しにくくなります。
本体には取り外して水洗いできるダストフィルターが備わっているとされています。キッチンまわりはホコリや油分が気になる場所なので、フィルターの定期的なお手入れも習慣にしておくと、長く気持ちよく使えそうです。
ディスプレイなどは別売り、本体の表示は最小限
FridgePowerは「隠して置く」ことを前提にしているため、本体の表示はシンプルです。家電Watchによると、本体正面には電源ボタンと残量表示があり、細かな情報はアプリで確認する形になります。
冷蔵庫の扉に貼れるマグネット式ディスプレイ「Display 1」はとても便利そうですが、MakuakeのFAQでは本体には付属せず、別途購入が必要と案内されています。リターンや購入時期によって同梱内容が変わる可能性もあるため、申し込み前に内容をよく確かめておくと安心です。


米国のThe Solar Labのレビューでは、ソーラー充電用のケーブルも別売りだった点が指摘されていました。
日本向けの同梱品は、購入時にリターンの内容をよく確認しておきましょう。



「停電してからケーブルが足りないと気づく」のは、防災電源としてもっとも避けたいパターンです。
クラウドファンディングならではの注意点



2026年9月時点で、FridgePowerを日本で手に入れる主な方法はMakuakeでの応援購入です。
Makuakeは一般的な通販とは仕組みが異なり、いくつか知っておきたい点があります。
プロジェクトページには、デザインや仕様が一部変更になる可能性、応援購入の数によって出荷時期が遅れる可能性、そして原則として購入者都合でのキャンセル・返金は受け付けていないことが明記されています。初期不良については、到着後8日以内に連絡すれば返金または交換に対応するとされています。



また、量産体制が整った場合、正規販売価格が販売予定価格より下がる可能性があるとも書かれています。
「今すぐ備えたい」のか「一般販売を待って比較したい」のか、ご自身の優先順位で判断するのがよさそうです。
購入前にチェックしたい6つのポイント
ここまでの注意点を、購入前にサッと確認できるようにまとめました。ひとつずつ当てはめてみると、FridgePowerが自分の家に合うかどうかが見えてきます。
- 置き場所:冷蔵庫の横や家具のすき間に、本体と吸気・排気のスペース(10cmほど)を確保できるか
- 耐荷重:冷蔵庫の上に置くなら、約19.7kgに耐えられるかを取扱説明書などで確認できるか
- 使いたい家電:冷蔵庫以外に動かしたい家電が100Vで、合計1,800W以内に収まるか
- 必要な容量:冷蔵庫の年間消費電力量から、本体だけで足りるか、拡張バッテリーが必要か
- USBの必要性:スマートフォンなどの充電方法(USB充電器や拡張バッテリー)を用意できるか
- ソーラー充電:ソーラーパネルを使う場合、必要なケーブルや設置場所を確認したか
すべてに「大丈夫」と答えられたら、FridgePowerはかなり心強い相棒になってくれそうです。ここまでの注意点が気にならない方は、まず今の価格をチェックしてみてください。
競合比較:Jackery SlimPower H1・Anker Solix C2000 Gen 2との違い


FridgePowerと似た役割を持つ製品と、同じ2,000Whクラスの定番モデルを比べてみます。家電Watchによると、冷蔵庫用の薄型電源として日本で選べる現実的な選択肢は、FridgePowerとJackery SlimPower H1の2つとされています。
- Jackery SlimPower H1との比較
- Anker Solix C2000 Gen 2との比較
- 結局どれを選ぶ?タイプ別の考え方
Jackery SlimPower H1との比較



Jackery SlimPower H1は、Jackeryが日本で発売した薄型のポータブル電源で、FridgePowerと同じく冷蔵庫のそばに置いて使うことを想定したモデルです。
主な違いを表にまとめました。
| 比較項目 | FridgePower / SlimPower H1 |
| 容量 | 2,016Wh / 1,024Wh |
| 定格出力 | 1,800W / 800W |
| 厚さ | 75mm / 67mm |
| 重量 | 約19.7kg / 約10.5kg |
| 容量の拡張 | 最大8,064Wh / 最大2,048Wh |
| サイクル寿命 | 4,000回以上(容量80%) / 約6,000回(容量70%) |
| 希望小売価格(税込) | 244,000円 / 119,800円 |
SlimPower H1の数値はJackery公式サイトとJackery Japanの発表にもとづきます。SlimPower H1は、より薄く、重さも約半分で、価格も手ごろです。



一方のFridgePowerは、容量と出力がおよそ2倍あり、エアコンや調理家電まで視野に入れられます。
家電Watchも、SlimPower H1は出力800Wのためエアコンを動かせない点を、FridgePowerとの違いとして挙げていました。
冷蔵庫を1〜2日守れれば十分で、設置や移動のしやすさを重視するならSlimPower H1、停電中も家電をなるべく普段どおり使いたいならFridgePower、という住み分けになりそうです。
Anker Solix C2000 Gen 2との比較


Anker Solix C2000 Gen 2は、2,048Whの容量を持つ箱型のポータブル電源で、同容量帯で世界最小をうたうモデルです。「置きっぱなしの防災電源」として、FridgePowerと迷う方もいるのではないでしょうか。
| 比較項目 | FridgePower / C2000 Gen 2 |
| 容量 | 2,016Wh / 2,048Wh |
| 定格出力 | 1,800W / 2,000W |
| 本体サイズ | 580×350×75mm / 約459×250×257mm |
| 重量 | 約19.7kg / 約18.9kg |
| 出力ポート | AC×2 / AC×4・USB-C×3・USB-A×1・シガーソケット×1 |
| 希望小売価格・公式価格(税込) | 244,000円 / 229,900円 |
C2000 Gen 2の数値はAnker公式サイトの製品ページ(2026年9月24日確認)にもとづきます。重さや容量はほぼ同じですが、形がまったく違います。



C2000 Gen 2はポートが豊富で、スマートフォンからシガーソケット家電まで1台で幅広くこなせる万能タイプです。
FridgePowerは、ポートを絞った代わりに、薄さと「つなぎっぱなし」での使いやすさに振り切っています。キャンプや車中泊にも積極的に持ち出したいならC2000 Gen 2、家の中で冷蔵庫の近くに常設したいならFridgePowerが向いていると考えられます。
C2000 Gen 2の詳しい使い勝手はAnker Solix C2000 Gen 2のレビュー記事で、今の価格はAnker Solix C2000 Gen 2の最安値で確認できます。
結局どれを選ぶ?タイプ別の考え方
3つの製品は、どれが優れているというより「得意な場面」が違います。選ぶときは、置き場所・守りたい家電・持ち出す頻度の3点を考えると整理しやすくなります。
冷蔵庫の近くにすき間があり、停電中もエアコンや調理家電を使いたい、将来的に容量を増やしていきたいという方には、FridgePowerがよく合いそうです。冷蔵庫の見守りが主な目的で、重さや予算をおさえたい方には、SlimPower H1が現実的な選択肢になるでしょう。



一方で、防災とアウトドアを1台で兼ねたい、スマートフォンやUSB機器もたくさん充電したいという方には、C2000 Gen 2のような箱型モデルのほうが日常的な出番も多くなると思われます。
「どこに置くか」から逆算すると、自然と答えが見えてくるはずです。
最後に、3機種の「容量・出力・通常価格」だけを並べた購入判断用の早見表です。商品名から、それぞれの最新価格を確認できます。
| 製品 | 容量/定格出力/通常価格(税込) |
| BLUETTI FridgePower | 2,016Wh/1,800W/244,000円 |
| Jackery SlimPower H1 | 1,024Wh/800W/119,800円 |
| Anker Solix C2000 Gen 2 | 2,048Wh/2,000W/229,900円 |
どれにするか迷っている方は、通常価格だけでなく実際の購入価格も見比べてみてください。同じ容量クラスのほかのモデルもまとめてチェックできます。
BLUETTI FridgePowerはこんな人におすすめ


ここまでの内容をふまえて、FridgePowerが向いている方と、ほかの選択肢も検討したほうがよさそうな方を整理します。
- FridgePowerが向いている人
- ほかのモデルも検討したほうがよさそうな人
FridgePowerが向いている人
まず、停電時に冷蔵庫の中身を守りたいという思いが強い方です。冷凍食品や作り置きをまとめてストックしているご家庭、冷蔵保存が必要な薬を保管している方にとって、自動で切り替わる常設電源は大きな安心につながります。


ただし、薬の保管温度は種類によって違うため、停電時の扱いはかかりつけの医療機関や薬剤師に確認しておくと安心です。
次に、ポータブル電源に興味はあるものの、置き場所がなくて購入をためらっていた方です。



厚さ75mmなら、これまで「置く場所がない」とあきらめていたキッチンでも、居場所を見つけられる可能性があります。
さらに、深夜電力やソーラーパネルを活用して、日常的に電気代の節約にも取り組みたい方にも向いています。BLUETTIは1kWのソーラーパネルと組み合わせた場合に年間最大44,246円の節約になると試算していますが、これは東京電力の特定の料金プランや関東地区の平均発電量などを前提にした計算です。
実際の効果はご家庭の条件で変わるため、あくまで参考値として受け止めておくのがよさそうです。
ほかのモデルも検討したほうがよさそうな人



キャンプや車中泊で頻繁に持ち出したい方は、ハンドルやポートが充実した箱型モデルのほうが使いやすいかもしれません。
FridgePowerにもハンドストラップが用意されていますが、約19.7kgの板状の本体を頻繁に運ぶのは、なかなかの体力勝負です。
また、スマートフォンやタブレット、カメラなどのUSB機器を中心に充電したい方にとっては、USBポートがない点が不便に感じられるでしょう。



冷蔵庫の上に置くことを考えている方で、冷蔵庫の耐荷重がわからない場合も、設置方法を慎重に検討する必要があります。
そして、確実に手元に届く時期を重視したい方は、クラウドファンディングの仕組みも考慮に入れておきたいところです。一般販売が始まってから、口コミや価格を比べて選ぶというのも、十分に賢い選択です。
持ち運びやすさやUSBポートを重視する方は、同じ容量クラスの箱型モデルもあわせて見てみると、ぴったりの1台が見つかるかもしれません。
2026年最新の評価|IFA受賞と海外レビュー





FridgePowerは日本より先に米国で登場し、2026年9月には国際的なアワードも受賞しました。
国内外でどのように受け止められているのか、主な情報を紹介します。
- IFA Innovation Awards 2026で「Honoree」に選出
- RE+ 2025での発表とKickstarterでの反響
- The Solar Labの検証:実力は高いが、宣伝との差も指摘
- ESS Newsのレビュー:家の中に入ってきたバッテリー
- 海外版と日本版の違いに注意
IFA Innovation Awards 2026で「Honoree」に選出



FridgePowerは2026年9月、ドイツ・ベルリンで開かれた世界最大級の家電見本市「IFA 2026」の公式アワードで、「Best in Tech for Good & Accessibility」部門のHonoreeに選ばれました。
「Tech for Good」とは、暮らしの困りごとや社会の課題を解決するテクノロジーのことです。
BLUETTI JAPANの発表によると、2026年のIFAには世界49か国から1,900以上のブランドが集まり、530件以上の応募の中から、ジャーナリストや業界の専門家による独立した審査員が選んだとされています(出典:「BLUETTI FridgePower」が「IFA Innovation Award 2026」を受賞(PR TIMES))。
冷蔵庫の横に置きっぱなしにできる薄さや、停電のときに自動で冷蔵庫を守る仕組みが、日常生活に役立つ技術として評価された形です。まだ新しいカテゴリーの製品ですが、国内外で注目を集めていることは、ひとつの判断材料になりそうです。
RE+ 2025での発表とKickstarterでの反響



FridgePowerは、2025年9月に米国で開催された展示会「RE+ 2025」で発表されました。
Bluetti unveils world’s first sodium-ion portable power station alongside RVSolar 48V system and FridgePower at RE+ 2025(Notebookcheck)では、2,016Whの容量、1,800W出力、厚さ75mm、10msのUPS切り替え、Alexa・Google Assistantへの対応などが紹介されています。



その後、米国のクラウドファンディングサイトKickstarterでプロジェクトが実施され、BLUETTI FridgePower: Power Out. Fridge On.(Kickstarter)によると1,873人の支援者から2,260,034ドルを集めました。
目標額は5万ドルだったため、大きく上回る結果です。
米国は、インフラの老朽化などで停電が起こりやすく、一度停電すると復旧に時間がかかる地域もあると家電Watchで解説されています。大型冷蔵庫に食品をまとめてストックする家庭も多いため、「冷蔵庫を守る」というコンセプトが特に響いたのかもしれません。
The Solar Labの検証:実力は高いが、宣伝との差も指摘



米国の検証サイトThe Solar Labは、FridgePowerを実際に試したレビューを公開しています。
評価は「業界に必要だったデザインの転換」と前向きな一方で、気になる点も率直に書かれていました。
良かった点としては、放電効率が約81%と良好だったこと、米国の家庭用コンセントでの充電が宣伝より早い約1時間48分で終わったこと、嵐の接近時に自動充電する機能や数か月ごとの自動メンテナンス充放電といった機能が挙げられています。



一方で、待機時の消費電力は実測で約16.8Wとなり、メーカーの宣伝値(約4W)より大きかったと指摘されていました。
ほかにも、薄型化のためか樹脂が薄めで、小さな落下でも目立つ損傷が生じたこと、拡張バッテリーを本体の上に積み重ねられないこと、ソーラー入力が本体にしかないことなどが注意点として紹介されています。出典はBluetti FridgePower Review: A Smarter Way to Power Your Fridge?(The Solar Lab)です。
検証は米国向けの製品と条件で行われたものなので、日本向け製品でも同じ結果になるとは限りませんが、購入前に知っておく価値のある情報と言えそうです。
ESS Newsのレビュー:家の中に入ってきたバッテリー



エネルギー貯蔵分野の専門メディアESS Newsも、2026年3月にFridgePowerの詳細なレビューを掲載しています。
家庭用蓄電池と持ち運べるポータブル電源の中間に位置する存在として、FridgePowerを位置づけているのが印象的です。
レビューでは、壁のコンセントとつなぎ、そこへ冷蔵庫をつなぐだけで、1.8kW出力・2kWh級のバッテリーが冷蔵庫を守る仕組みが紹介されています。



ソーラー入力はXT60端子で最大1kWに対応し、LFPセルは4,000サイクルで容量80%という仕様であることも触れられていました。
あわせて、家を持つ人だけでなく、賃貸住宅に住む人にとってもシンプルに導入できる選択肢であると評価されています。工事不要で持ち運べるという特長は、日本の住宅事情にもよく合いそうです。出典はBluetti FridgePower review: The battery revolution comes inside the house(ESS News)です。
海外版と日本版の違いに注意
海外のレビューを参考にするときは、米国版と日本版で仕様が一部異なる点に注意が必要です。コンセントの電圧が、米国は120V、日本は100Vと違うため、出力まわりの数値に差が出ているようです。
たとえば出力まわりの表記は、米国のAmazonの商品名では瞬間最大3,600W、日本のプレスリリースでは本文に「瞬間最大3,000W」、製品概要に「電力リフト3,000W」と、資料によって書き方にゆれがあります。本記事では、日本向けの表記として「定格1,800W・電力リフト最大3,000W」を採用しています。
AC充電入力も、The Solar Labでは1,400W、家電Watchでは1,200Wと紹介されていました。



海外レビューの充電時間などをそのまま日本の環境に当てはめるのではなく、日本向けの公式情報を優先して判断するのが安全です。
細かな仕様で気になる点があれば、BLUETTI JAPANのサポート窓口に問い合わせてみるのもよいでしょう。
BLUETTI FridgePowerのよくある質問


最後に、FridgePowerについて気になりやすい疑問をまとめました。
- 冷蔵庫以外の家電にも使えますか?
- コンセントにつなぎっぱなしで劣化しませんか?
- 停電のとき、何か操作は必要ですか?
- ソーラーパネルで充電できますか?
- 冷蔵庫の上に置いても大丈夫ですか?
- つなぎっぱなしで、電気代はどれくらいかかりますか?
- 一般販売はいつから始まりますか?
冷蔵庫以外の家電にも使えますか?
使えます。定格出力は1,800Wあり、BLUETTIは炊飯器や電子レンジ、電気ケトルなどの調理家電にも対応するとしています。CAMP HACKの記事でも、BLUETTIの公式コメントとして、使用環境や用途に合わせて一般的なポータブル電源としても使えると紹介されていました。
ただし、本体の出力はACコンセント2口のみで、USBポートはありません。



冷蔵庫を接続したまま使える家電は基本的にもう1台と考え、合計の消費電力が1,800Wを超えないように組み合わせることが大切です。
電子レンジやケトルのように消費電力の大きい家電は、冷蔵庫とは別のタイミングで短時間だけ使うなど、少し工夫するだけで安心感がぐっと増します。
コンセントにつなぎっぱなしで劣化しませんか?



BLUETTIは、つなぎっぱなしで使うことを前提に、長寿命のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーと省エネ設計を採用しているとしています。
サイクル寿命は4,000回以上(初期容量の80%時)です。
The Solar Labのレビューでは、数か月ごとに自動で放電と充電を行い、バッテリーの状態を保つメンテナンス機能が紹介されていました。とはいえ、どんなバッテリーも時間とともに少しずつ劣化するものです。



アプリで状態をときどき確認し、異常に気づいたら早めにサポートへ相談するという付き合い方が安心と思われます。
保証期間が5年と長めに設定されている点も、つなぎっぱなしで使う製品としては心強い材料です。
停電のとき、何か操作は必要ですか?
基本的には操作は不要です。FridgePowerのAC充電ケーブルが壁のコンセントにつながっていれば、停電を検知した時点で10ms以内に自動でバッテリー給電へ切り替わると、Makuakeのページで説明されています。
就寝中や外出中でも切り替わるため、停電に気づかないまま冷蔵庫が動き続けるケースもありそうです。



米国公式サイトでは停電や残量低下をアプリで通知する機能が案内されているため、長時間の停電が予想される場合は、アプリで残量を見ながら冷蔵庫の開け閉めを控えるなど、電気を長持ちさせる工夫もあわせて行うとよいでしょう。
冷蔵庫の中身を把握しておき、取り出す物を決めてから扉を開けるだけでも、稼働時間を延ばす助けになります。
ソーラーパネルで充電できますか?
できます。FridgePower本体にはXT60端子のソーラー入力があり、最大1,000Wに対応すると家電Watchで紹介されています。Makuakeでは、220Wや500Wのソーラーパネルとのセットも用意されていました。
ただし、米国のレビューでは、ソーラー充電用のケーブルが別売りだった点や、拡張バッテリー単体ではソーラー充電できない点が指摘されています。



停電が長引いたときに屋外で充電する使い方を考えている方は、必要なケーブルや置き場所を事前に確かめておくと、いざというときに慌てずに済みます。
晴れた日に一度、試しにソーラー充電してみると、実際の発電量の感覚もつかめるはずです。
冷蔵庫の上に置いても大丈夫ですか?
置き方しだいです。本体は約19.7kgあり、家電Watchのレビューでは、大型冷蔵庫の多くは上に物を置くことを想定しておらず、耐荷重が書かれていないことが多いと指摘されていました。
冷蔵庫の上に置きたい場合は、まず取扱説明書やメーカーの案内で耐荷重を確認しましょう。



はっきりしない場合は、冷蔵庫の横に置く、床に置く、付属のブラケットで壁に掛けるなど、無理のない置き方を選ぶのが安心です。
地震のときに落ちないかという視点でも考えておくと、より安全です。
つなぎっぱなしで、電気代はどれくらいかかりますか?



FridgePower自身が待機中に使う電力について、BLUETTIは約4W(Makuakeでは3〜4W)としています。
仮に4Wで1年間つなぎっぱなしにすると、4W×24時間×365日で約35kWhです。



電気代の目安単価として広く使われている1kWhあたり31円で計算すると、年間でおよそ1,100円前後になります。
一方で、米国のThe Solar Labの実測では待機電力が約16.8Wと大きめだったため、条件によっては年間4,500円前後になる可能性もあります。
実際の金額は、契約している電気料金や設定しているモードによって変わります。アプリで消費電力を確認しながら、自分の家での数字をつかんでおくと安心です。
一般販売はいつから始まりますか?
2026年9月24日時点では、一般販売の開始時期は公表されていないようです。Makuakeでのプロジェクトは2026年10月30日22時まで実施され、受付中のリターンは2026年11月末までのお届け予定とされています。
Makuakeのページには、量産体制が整った場合に正規販売価格が販売予定価格より下がる可能性があるとも記載されています。



一般販売の情報は、BLUETTI公式サイトやBLUETTI JAPANの公式SNSで発表されると思われるので、気になる方は定期的にチェックしておくと安心です。
それまでのあいだは、今お持ちのポータブル電源や保冷剤などを組み合わせて、無理のない範囲で停電への備えを整えておくのもひとつの方法です。
記事全体のまとめ





BLUETTI FridgePowerは、「ポータブル電源は持ち出すもの」という常識を、そっと書き換えるような製品です。
冷蔵庫のそばで静かに待機し、停電の瞬間にさりげなく役目を果たす姿は、頼れる同居人のようにも感じられます。
重さやポート構成など確認したい点はありますが、置き場所と使い方が合えば、日々の暮らしにやさしい安心を添えてくれる1台になりそうです。最後に、要点を10個にまとめます。
- FridgePowerは、BLUETTIが冷蔵庫のバックアップ用に開発した、厚さ75mmの薄型ポータブル電源です。
- 容量2,016Wh、定格出力1,800W、電力リフト3,000W、リン酸鉄リチウムイオンで4,000回以上のサイクル寿命です。
- 停電を検知すると10ms以内に自動でバッテリー給電へ切り替わり、操作は不要です。
- 拡張バッテリーを最大3台つなげば合計8,064Whとなり、冷蔵庫に最大約4日間給電できるとされています。
- 公式の目安では、本体のみで一人暮らし用冷蔵庫を約30〜40時間、大型冷蔵庫を約15〜20時間動かせます。
- 年間消費電力量から平均消費電力を出すと、自宅の冷蔵庫に合わせたより現実的な稼働時間を見積もれます。
- 本体重量は約19.7kgで、USBポートはなく、AC出力は2口のみという点に注意が必要です。
- 日本では2026年9月1日からMakuakeで先行販売され、プロジェクトは2026年10月30日22時まで、希望小売価格は244,000円(税込)です。
- 2026年9月にIFA Innovation Awards 2026のHonoreeに選ばれた一方、海外の検証では待機電力の実測値が公式値より大きいといった指摘もあります。
- 薄さと常設性ならFridgePower、軽さと価格ならSlimPower H1、汎用性ならAnker Solix C2000 Gen 2が候補になりそうです。
価格差も大きいので、購入前には本体価格だけでなく、同じ2,000Whクラスのモデルとも見比べておくのがおすすめです。
FridgePowerが自分の使い方に合いそうなら、購入前に現在の価格を確認してみてください。まだJackeryやAnkerとも迷っている場合は、同じ容量クラスをまとめて比べられます。






















BLUETTI(ブルーティ)
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