コールマンのスクリーンシェードシリーズは、デイキャンプやビーチレジャーで「日陰を素早く作りたい」「虫を避けたい」「真夏の直射日光を和らげたい」といったニーズに応えるライトシェルターです。この記事では、ベーシックモデルのスクリーンシェード、防虫性能を高めたスクリーンIGシェード(+)、遮光性と暑さ対策に優れるスクリーンシェードDRの3タイプを公式スペックに基づいて比較し、用途別の選び方を解説します。

スクリーンシェードシリーズは2024~2025年にリニューアルされて、旧モデルと新モデルが混在しています!
まず結論を先取りすると—
- コスパ重視ならスクリーンシェード
- 虫対策を最優先するならIGシェード
- 真夏の快適性を求めるならDR
この方針を頭に入れつつ、各章で詳細を確認すれば、ご自身のレジャースタイルに合ったモデルが見えてくるはずです。
記事のポイント
- コールマン スクリーンシェードとは?
- スクリーンシェード・IGシェード・DRの違いを比較
- 選び方のコツ
- 売れ筋はどれ? — 市場ランキングの傾向
著者PROFILE


経歴:大手アウトドアショップで寝袋・マットのコーナーを中心に約4年間の接客経験に加え、独自の調査・研究を重ね、アウトドア情報を発信し15年以上。無積雪登山・雪山登山・クライミング・アイスクライミング・自転車旅行・車中泊旅行・ファミリーキャンプなど幅広くアウトドアを経験。(詳細プロフィール) 名前:Masaki T
コールマン スクリーンシェードとは?


コールマン スクリーンシェードは、公園やビーチ、キャンプ場での休憩スペースを素早く確保できる自立式シェードです。クロスフレーム構造を採用し、慣れれば約5分ほどで設営/撤収が可能。フライシートにはコールマン独自のUVPRO®コーティングが施され、紫外線をしっかりカットしながらもテントほどの重量や価格負担がありません。ファミリーのデイキャンプからフェスのベース拠点まで、幅広いレジャーシーンで活躍します。
主な特徴


- 軽量・コンパクト — 重量約3 kg、収納はΦ15×60 cmのロール型。車のトランクやキャリーカートにも楽に収まります。
- クロスポール構造 — FRPポールがX字に交差するため風への耐性が高く、初心者でもフレームの上下を押し広げるだけで自立。
- フロアシート付き — PE耐水圧1,500 mmのフロアが標準装備。ピクニックラグを兼ねるため、荷物の汚れを最小限に抑えます。
- フルクローズ対応 — 全面のパネルをジッパーで閉じれば更衣室やお昼寝スペースに早変わり。プライバシーと防風性を確保。
スペック概要(スクリーンシェード)


項目 | 数値/仕様 |
---|---|
使用サイズ | 約210×180×120 cm(幅×奥行×高さ) |
収納サイズ | Φ15×60 cm |
定員 | 3〜4名 |
重量 | 約3 kg |
生地 | 68Dポリエステルタフタ(UVPRO®、PU防水)/耐水圧約500 mm |
フロア | PEシート(耐水圧約1,500 mm) |
フレーム | FRP φ9.5 mm |
付属品 | 砂袋、ペグ、収納ケース |


スクリーンシェード・IGシェード・DRの違いを比較


スクリーンシェード


スクリーンIGシェード


スクリーンシェードDR
現在販売されているスクリーンシェードは大きく3種類あります。1つは「スクリーンシェード」、2つ目は「スクリーンIGシェード」、3つ目は「スクリーンシェードDR」です。基本的な構造やサイズ感は同じですが、それぞれ少し機能が異なります。



ポイントとなるのは、現在の「スクリーンシェード」の旧モデルが「スクリーンIGシェード」になる点です。そのため、「スクリーンIGシェード」は在庫が無くなり次第終了するモデルとなります。
3タイプの位置づけ ― まずはざっくり
モデル | いちばん得意なこと | 主な追加機能 | 重量 / 収納サイズ |
スクリーンシェード | とにかく手頃に日よけ | なし(ベーシック) | 約3 kg・Φ15×60 cm |
スクリーンIGシェード | 虫よけを重視 | Olytec®防虫メッシュ | 約3 kg・Φ15×60 cm |
スクリーンシェードDR | 暑さ・眩しさを抑える | Dark Room™遮光(光90%カット、UV99.99%カット)/耐水圧3,000 mm | 約3 kg・Φ15×60 cm |
具体的な違い
項目 | スクリーンシェード | スクリーンIGシェード | スクリーンシェードDR |
生地の機能 | UVPRO(基本UVカット) | UVPRO + Olytec®防虫加工 | UVPRO + Dark Room™(遮光&温度上昇抑制) |
虫対策 | メッシュのみ | 薬剤含浸メッシュ(接触ノックダウン効果) | メッシュのみ |
遮光/遮熱 | 標準レベル | 標準レベル | 90%以上遮光、体感温度低減 |
耐水圧(シェードスキン) | 約500 mm | 500 mm | 3,000 mm |
フレーム構造 | FRPクロスポール φ9.5 mm | 同左 | 同左 |
フロア | PE、耐水圧1,500 mm | 同左 | 同左 |
Olytec®防虫加工
「Olytecメッシュ」は、コールマン製品用に住友化学が独自開発した防虫素材で、防虫効果に優れた特殊なメッシュ素材です。このメッシュ素材には、虫よけの有効成分が含まれており、接触した虫をノックダウンする効果があります。これにより、テントやシェードに虫が寄りつくのを防ぐことができ、虫への悩みを軽減させます。メッシュ素材に含まれる虫よけの有効成分は、人間や動物に対して安全で、ニオイがなく、有効成分が空気中に漂うこともありません。そのため、子どもやペットも安心して使用することができます。


(出典:コールマン)



「IGシェード」の名前がついた製品は基本的にこのOlytecメッシュが使われているようです。旧モデルの方が実は高機能なメッシュが使われています。


Dark Roomテクノロジー




コールマンが独自開発した「ダークルームテクノロジー」とは、テント内部に入る光を最大90%〜99%遮断する高性能な遮光技術です。夏場の強い日差しや朝日による目覚め、テント内の温度上昇など、キャンプ中の「睡眠環境の課題」を解決するために生まれました。



夏場にこの生地使うとわかりますが、強烈な日差しをカットするため、陰が非常に濃くなり、テント内の温度や体感温度はベーシックモデルより下がります。
暑く日差しの強い夏はサイコーですが、心地よい気温の春秋シーズンでも日差しカットしてダークルームの生地の下はかなり暗くなるため、どの時期のメインで使うのかが問われるところです。
選び方のコツ|スクリーンシェード・IGシェード・DR



基本的には下記選び方になると思います。
- 虫が苦手ならIGシェード — 防虫メッシュの差は夏場の快適度に直結します。
- 真夏のビーチやフェスならDR — Dark Room™で内部の温度上昇と眩しさを大幅低減。
- 価格優先ならベーシックモデル — 日射と虫が許容できるなら最小コストで導入できます。
夏をメインで使うならDRがおすすめ!
夏に積極的に使いたい方は、DRがおすすめです!
夏の公園やプール、海水浴・ビーチ等で積極的に使う場合は Dark Roomがオススメです。


ベーシックモデル かIGシェードかは実売価格の安い方でもいいかも


スクリーンシェード


スクリーンIGシェード



スクリーンシェードは実使用ではメッシュも開けた状態で使うことも多いです。基本的に「Olytecメッシュ」の方が防虫メッシュでメッシュの通気性も通常より2.5倍なので、高機能でいいと思いますが、スタンダードモデルとの実売価格を比較して選ばれるといいのかなと思います。
売れ筋はどれ? — 市場ランキングの傾向
- オンライン売上 1位:IGシェード
Amazonアウトドアサンシェルター部門の月間ランキングで1〜3位を維持。価格差が小さいうえ防虫・耐水圧が強化された最新仕様が支持され、ファミリー層からの評価が高い。 - 2位:スクリーンシェードDR
5〜9月の盛夏シーズンには検索数が急伸。楽天市場の週間ランキングでも上位常連で、遮光性能が口コミで浸透していることが背景にある。 - 3位:スクリーンシェード(ベーシック)
実店舗(スポーツ量販店)での販売数量は根強いが、オンラインランキングではトップ10圏外。価格訴求が主軸のため、まとめ買い需要やレンタル業者の導入が中心。
まとめ
- スクリーンシェードはシリーズの基礎モデルでコスパ重視。
- スクリーンIGシェードは防虫性能を高め、夏の虫対策に有効。
- スクリーンシェードDRは遮光・遮熱性能が際立ち、真夏のレジャーを快適にします。
利用シーンをイメージし、「日差し」「虫」「予算」の優先度で選択すると失敗がありません。
実売価格



利用シーンをイメージし、「日差し」「虫」「予算」の優先度で選択すると失敗がありません。
IGシェード
amazon・楽天の口コミ
- 前から購入検討していましたが旧商品&セールで安くなっていたので購入。1人で試し張りしましたが短時間で簡単に設置出来ました。これからの使用が楽しみです。
- 2、3年使用してみて:主に夏の川原、プールサイドで使用してみましたが、全然余裕で使えています。組み立ては成人男性なら1人で15分くらいでいけるくらいコンパクトです。使い終わったら風通しのいい日陰で干して汚れ湿気は取ってから仕舞えば臭い、カビは抑えられるかもしれません。


スクリーンシェードDR
スクリーンシェード
(スタンダード)
amazon・楽天の口コミ
- 最近の夏の必需品:使用の際の大きさ、携帯性問題ないです。また、サンシェードには珍しい色なのでそこも良かったです。ですが、紫外線99%カットなどではないので余りに強い日差しだと中にいても日焼けします。この色で紫外線完全カットが出てくれたら良いのにと思います。
- 折りたたみにくい:海辺の砂浜で使用しました。家族4人にはちょうどいいサイズで、ポップアップテントと違い風にも強く満足です。砂が入りやすいのと折りたたみにくいのがマイナス。ただ製品自体はとても良い品質です。


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