2025年11月10日、Jackery(ジャクリ)は「Jackery ポータブル電源 1500 New」の販売を開始しました。容量1536Wh・定格出力2000W・重量14.5kgという仕様で、1000Whクラス〜1500Whクラスの双方向インバーター搭載リン酸鉄モデルの中で最小ボディを実現したとされています。

Jackery 1500New(1536Wh)は、「1000Whだと少し足りないし2000Whまでいらない」というニーズに応える絶妙な容量帯で、amazonでも非常に売れているポタ電になります!
本記事では、Jackery公式情報とEcoFlow公式情報をもとにスペックを整理しながら、特徴・注意点・競合比較・セール情報まで、購入前に確認しておきたい内容を解説します。
この記事でわかること
- Jackery 1500 New の基本スペックと5つの主な特徴
- 購入前に知っておきたい注意点・デメリット
- EcoFlow DELTA 3 1500との比較
- Jackery(ジャクリ)というブランドの背景と安全性
- セール情報と購入先の選び方


名前:Masaki T
経歴:2019年にポータブル電源を初めて購入して以来、現在まで日常的に活用しています。防災やアウトドアなど用途は幅広いですが、特にPC電源としての使用経験が豊富です。
日本の大手電機メーカーで、回路設計エンジニアとして約5年勤務。自分自身も勉強しながら、実使用と技術の両面から、信頼性の高い情報発信を心がけています。
【購入前必読】ポータブル電源の失敗&後悔あるある25選|知らないと損する選び方の全ポイント
主な参照先:日本ポータブル電源協会(JPPSA)/経済産業省(METI)/NITE(製品評価技術基盤機構)
Jackery 1500 New とは|2025年11月発売の1536Whモデル


Jackery ポータブル電源 1500 New は、2025年11月10日よりJackery各公式オンラインストアで販売を開始したポータブル電源です。1000Whクラス〜1500Whクラスの双方向インバーター搭載リン酸鉄モデルの中で最小ボディを実現したというのが、Jackeryの主な特徴です。



前モデル「Jackery ポータブル電源 1500 Pro」(384×269×307.5mm、17kg、2023年発売)との比較では、サイズが約44%小型化、重量は約15%軽量化されています。Jackery公式では「1500Whクラスという大容量ながら、1000Whクラスのサイズ感を実現した」と表現しています。
海外では「Explorer 1500 v2」として発表
日本では「Jackery ポータブル電源 1500 New」として2025年11月10日に販売開始されたこのモデルは、海外では「Jackery Explorer 1500 v2」という名称で、2025年11月24日にGlobeNewswireを通じた公式プレスリリースで北米向けに正式発表されました(GlobeNewswire 2025年11月24日付)。
Jackery 1500 New の主なスペック
以下のスペックはJackery公式サイト・公式プレスリリースをもとに整理したものです。
- 容量:1536Wh
- 電池:リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP / LiFePO₄)
- サイクル寿命:約6,000回(6000回後も容量の約70%を維持)
- 定格出力:2000W(瞬間最大4000W)
- サイズ:330×221×242mm
- 重量:14.5kg
- AC充電:最大1500W/最速約1時間で0〜80%・約1.5時間でフル充電
- ソーラー入力(DC):最大400W/約4.5時間でフル充電(天候・照度による変動あり・参考値)
- ハイブリッド充電(AC+ソーラー):約81分でフル充電
- 緊急充電モード(Jackeryアプリ設定):約80分でフル充電(バッテリー寿命への影響があるため必要な場合にのみ使用推奨)
- AC出力ポート:3口(合計2000W)
- USB-A:1口(最大18W)
- USB-C:2口(30W / 100W)
- シガーソケット出力:1口
- 出力ポート合計:計7口(AC×3・USB-A×1・USB-C×2・シガーソケット×1)
- 動作温度:−20℃〜45℃(AC出力時。充電・放電・保管それぞれの対応温度範囲はJackery公式ページにて確認)
- 保証期間:公式サイト購入で3年保証+自動2年延長(合計5年、保証登録不要)
- メーカー希望価格:149,800円(税込)
Jackery 1500 New の5つの主な特徴


1. 前モデル比約44%小型・約15%軽量の14.5kgボディ


重量は14.5kg。前モデル「1500 Pro」の17kgから約2.5kg軽くなっています。Jackery公式では折りたたみ式ハンドルを採用し、片手でも持ちやすい設計としています(Jackery公式情報)。車のトランクへの積み下ろしや室内での移動が多い場面では、この重量差が移動時の負担差につながりやすいです。
なお「最小ボディ」という表現は、Jackery公式では「1000Whクラス〜1500Whクラスの双方向インバーター搭載リン酸鉄モデルにおいて」という条件付きであり、前モデル1500 Proとの比較でサイズ約44%・重量約15%削減という数値はJackery調べの値です。スペック比較の際に、この前提を念頭に置くと誤読が防げます。
2. 定格出力2000W——1口あたり約1500W目安の家庭用コンセントを上回る出力





Jackery 1500 New の定格出力は2000W(瞬間最大4000W)です。日本の家庭用コンセント1口あたりの一般的な目安である100V×15A換算の約1500Wを上回ります。
電子レンジやドライヤーなど消費電力の大きい家電と、スマートフォンやノートPCを同時に使う場面でも使える家電の幅は広めですが、複数の家電を同時接続する場合は各機器の消費電力の合計が2000W以内に収まることを事前に確認してください。


インバーターは純正弦波(ピュアサインウェーブ)方式を採用しています。なお、モーターを内蔵する機器(エアコン・電子レンジ・ドライヤーなど)は起動時に定格の数倍の電力(サージ電流)が発生することがあり、Jackery 1500 Newでは瞬間最大4000Wまでのサージに対応しています。
3. LFP電池採用・約6000回サイクル——メーカー訴求は「10年長寿命」


採用バッテリーはリン酸鉄リチウムイオン電池(LFP / LiFePO₄)で、充放電サイクルは約6,000回(6,000回後もバッテリー容量の約70%を維持)。



Jackeryのメーカー訴求では「毎日充電しても10年間長持ち」としており、単純計算上は約16年間という数値になりますが、実際の寿命は使用環境・充電方法・温度条件によって変わります。
前モデル「Jackery 1500 Pro」(2023年発売)は三元系リチウムイオン電池(NMC)を採用しておりサイクル寿命は約2,000回でした。1500 New では電池の種類が変わり、サイクル寿命が大幅に延びています。また、LFP電池は一般にNMCより熱安定性が高いとされており、安全性向上が期待しやすい構成といえます。
4. 最速約1時間で80%充電・複数の充電方法に対応


家庭用ACコンセントで最速約1時間で0〜80%まで充電でき、フル充電まで約1.5時間です(AC充電:最大1500W)。ソーラー入力は最大400Wで約4.5時間(天候・照度で変動)、AC+ソーラーのハイブリッド充電なら約81分でのフル充電も可能です。





UPS(無停電電源装置)機能も搭載しており、停電時に0.01秒以内(10ミリ秒以内)で自動的に電源を切り替えるとされています(Jackery公式情報。厳密には0msではなく10ms以内です)。
UPS運用中の最大出力は1500Wに制限されます。また、データサーバーや精密なワークステーションなど切替時間の要件が厳しい機器への使用はJackery自身も注意を促しています。在宅ワーク用のPCのバックアップ電源として使えるケースがありますが、重要な用途では必ず事前に動作確認が必要です。
5. 公式サイト購入で3年+自動2年延長の5年保証


公式サイトで購入した場合、購入日から3年の保証に加え、保証登録不要で2年が自動延長され、合計5年の長期保証が適用されます。修理サービスや使用後の製品回収サービスも用意されています。なお、Amazon・楽天などのECサイトでは保証条件が異なる場合があるため、購入前に各販売先の条件をご確認ください。
購入前に知っておきたい注意点・デメリット


並列接続・容量拡張には非対応





Jackery 1500 New は、拡張バッテリーの追加や複数台の並列接続による容量増設に対応していません。
将来的に電力ニーズが増える可能性がある場合はこの点を慎重に検討してください。一方、拡張性がない分、本体単体で完結した使い方をしたい方や、初めてポータブル電源を選ぶ方には扱いやすい設計でもあります。
充電中の動作音
充電中はファンが動作し動作音が発生します。Jackery公式の計測値(Jackery Lab計測)では、充電時30dB以下・出力約600W時35dB未満とされています(保証値ではなく参考値)。
アプリから「静音モード」を選択することで動作音を抑えることができます。就寝時や静粛さが求められる場所では、あらかじめモードを確認しておくとよいでしょう。
重量は14.5kgある





1500Whクラスとしては軽量な部類に入りますが、14.5kgは日常的な持ち運びで重さを感じる重量です。
徒歩でのキャンプや長距離移動よりも、車を使ったオートキャンプ・車中泊・自宅での使用が主な想定用途です。
ソーラー充電の接続方式に注意


Jackery 1500 New のソーラー入力には、純正前提で設計された接続方式が採用されています。Jackery純正のSolarSagaシリーズはそのまま接続できますが、他社製ソーラーパネルを使用する場合は変換アダプターが必要になることがあります。
変換アダプターで物理的に接続できても、電圧・電流条件が合っていないと正常に充電できない場合があるため、事前に対応状況を確認してください。
Jackery(ジャクリ)というブランドについて


アメリカ創業・主に中国で製造・2019年に日本で事業展開開始
Jackery(ジャクリ)は、2012年にアメリカ・カリフォルニア州で創業されたブランドです。ブランド名は「jacket(ジャケット)」と「battery(バッテリー)」を組み合わせた造語で、バッテリーをより身近な存在にするという考え方からきているとされています(Jackery公式情報)。
製品の製造は主に中国で行われており、日本では2019年に「株式会社Jackery Japan」が設立され、正式に日本での事業展開が始まりました(Jackery Japan公式情報)。
安全性について——PSEの制度上の扱いと製品安全性の正確な理解


まず制度上の扱いについて。ポータブル電源(本体)は、現行の電気用品安全法(PSE法)の対象外です。経済産業省のFAQ(Q.4・A.4)では、「蓄電池の出力は原理上直流に限られており、交流が出力できるポータブル電源は蓄電池に該当しないため、モバイルバッテリーとして扱わず、非対象」とされています(出典:経済産業省「モバイルバッテリーに関するFAQ」)。



これはJackeryに限らず、現在販売されているポータブル電源全メーカーに共通するルールです。
ただし、PSEの対象外であることは「安全確認が不要」を意味するわけではありません。経済産業省はポータブル電源の安全性要求事項に関する検討を進めており、信頼できるメーカーの製品を選ぶことが引き続き重要です。(経済産業省「ポータブル電源の安全性要求事項(中間とりまとめ)」)
Jackery製品に付属するACアダプターは「特定電気用品」に該当し、ひし形PSEマークが表示されています。また、Jackeryは一部モデルで「防災製品等推奨品認証」(一般社団法人 防災安全協会が付与する認証)を取得しており、安全性や耐久性を確認したい方はこの認証の有無も参考になります。1500 New 本体の個別の認証取得状況は、Jackery公式サイトでご確認ください。
ポータブル電源市場での位置づけ
ポータブル電源の市場において、Jackeryは国内で比較されやすい代表ブランドの一つです。EcoFlow(エコフロー)やAnker(アンカー)と並んで紹介されることが多く、操作のシンプルさや使いやすさから選ばれることがあります。一方で、EcoFlowのような拡張オプションを用意していない点や、価格帯によって競合と差が出やすい面もあります。
競合製品との比較——EcoFlow DELTA 3 1500との比較


Jackery 1500 Newの強みは「単体性能(定格出力・サイクル寿命・軽量)」、EcoFlow DELTA 3 1500の強みは「拡張性とポート数」です。この違いを念頭に置いたうえで、以下の詳細を確認してください。
X-Boost機能について補足
EcoFlow DELTA 3 1500に搭載されている「X-Boost」は、定格出力(1500W)を超える消費電力の機器に対して電圧を調整して動作させるEcoFlow独自の機能です。電圧を下げる仕組みのため、機器の性能が通常時と比べて低下することがあります。
Jackery 1500 New の定格出力2000Wとは仕組みが異なる点を、スペック比較の際に覚えておくと判断がしやすくなります。
どちらを選ぶか——軽量・長寿命・定格2000W重視ならJackery・拡張性とポート数重視ならEcoFlow
AC充電速度・保証期間・容量という基本スペックの一部は両者近い水準です。ただし、ソーラー入力・出力ポート数・拡張性はかなり異なります。軽量ボディ・長いサイクル寿命・定格2000Wを重視するならJackery 1500 New が有力候補です。
拡張性とポート数を重視するなら、最大5.5kWhまで拡張でき出力ポートが豊富なDELTA 3 1500が選びやすい場面があります。
Jackery 1500 New はこんな人に向いています


車中泊・オートキャンプ・家庭防災で単体完結したい人に
拡張バッテリーを使わず単体完結で使いたい方、車中泊やオートキャンプで電子レンジ・ドライヤー・電気毛布などを使いたい方、防災用に長期保管しながら必要なときに確実に動かしたい方に向いています。
使用時間の目安(Jackery公式値)
以下は、Jackery公式が案内している代表的な使用時間の目安です。機器の種類・使用環境・温度・変換ロスなどによって実際の稼働時間は変動します。
- スマートフォン:約79回分の充電
- ノートパソコン:約11回分の充電
- 電気毛布(55W):約18時間
- 車載冷蔵庫(60W機想定):冷凍で約22時間・冷蔵で約57時間
- エアコン:約6時間(機種・設定・環境によって大きく変動します)
詳細や他機器の目安はJackery公式製品ページの使用時間シミュレーターもあわせてご確認ください。
こんな方はEcoFlow DELTA 3 1500も検討を
将来的に容量を増やす可能性がある方・出力ポートの数を重視する方・EcoFlowの拡張エコシステムを活用したい方は、DELTA 3 1500のほうが選びやすい場面があります。
Jackery 1500 New のセール情報と購入先の選び方


過去のセール実績と割引状況
2025年11月10日の発売にあわせ、同年11月10日〜12月10日の期間に50%オフの発売記念キャンペーンが実施されました。このときのセール価格は参考値として74,900円です(定価149,800円税込の50%オフ換算)。
2026年3月時点での公式サイトでは48%オフ表示も確認されており、割引率は時期・販売先によって変動します。最新の価格は購入前に必ずご確認ください。
購入タイミングと購入先の選び方
Jackeryは複数回のセールを開催する傾向があります。過去の販促でよく見られる時期としては、ゴールデンウィーク・夏の防災シーズン・Amazon プライムデー・ブラックフライデー・年末年始などが挙げられますが、実施時期・割引率は毎年変動するため随時確認することをおすすめします。
公式サイト(jackery.jp)での購入は、3年+自動2年延長の5年保証が適用されるという点が大きな特徴です。他のECサイトでは保証条件が異なる場合があるため、購入前に確認しておくとよいでしょう。最新のセール情報はJackery公式サイトでご確認ください。
まとめ——1536Wh・2000W・14.5kgを優先するなら有力候補


Jackery ポータブル電源 1500 New は、1536Whの容量・2000Wの定格出力・14.5kgの軽量ボディ・約6000回のサイクル寿命という仕様を、1500Whクラスの中でまとめ上げたモデルです。2025年11月10日に日本で販売が開始されました。
容量拡張・並列接続に非対応という制約があり、将来的に電力ニーズが増える可能性がある場合は購入前の検討が必要です。また、ポータブル電源本体はPSE法の適用対象外(全メーカー共通・経済産業省FAQ準拠)ですが、付属ACアダプターはPSE取得済みで、さらにJackeryは一部モデルで防災製品等推奨品認証も取得しています。
車中泊・オートキャンプ・家庭防災の用途で、拡張バッテリーを使わず単体完結で大容量・高出力を使いたい方にとっては、1536Wh・2000W・14.5kgを優先するなら有力な選択肢の一つです。
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