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【冬用コスパ寝袋】イスカ ニルギリEX[-15℃]の実力は?特徴・注意点を徹底解説レビュー

【冬用コスパ寝袋】イスカ ニルギリEX[-15℃]の実力は?特徴・注意点を徹底解説レビュー

イスカ ニルギリEX(ダウンプラス)は、最低使用温度-15℃・720FPダウン700gを搭載した冬用ダウンシュラフです。重量1270g・収納サイズφ20×34cmと、冬用としては扱いやすいボリュームで、本州の冬キャンプや冬の低山、冬の車中泊に向いた性能バランスになっています。

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上位モデルほど軽量・高撥水ではないものの、そのぶん価格を抑えつつ、十分な保温力と日本メーカーならではの安心感を両立しているのが大きな特徴です。

イスカ(ISUKA)とは?
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昭和47年(1972年)創業の日本のアウトドア用品メーカーです。ライバルとなるモンベルは昭和50年創業ですから、実は寝袋メーカーとしてはイスカの方が老舗です。

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主に山岳・登山対応のマミー型寝袋を開発している老舗メーカーです。非常に高品質で高性能な寝袋ををたくさん作っています。


記事のポイント

  • 最低使用温度-15℃クラスの中で、重量・収納サイズ・価格のバランスがよく、本州の冬キャンプ向けにちょうどよい性能帯
  • 720FPダウン700gと首元・足元を重視した構造で、-5〜-10℃前後の環境で心強い保温力を発揮する
  • ポリエステル生地採用により、ナンガやモンベルの上位モデルより価格が抑えめで、耐久性とコスパを重視した設計
  • デナリ900ほどの極地スペックは不要だが、ポカラXではやや不安というユーザーにフィットする“中核的ポジション”

著者PROFILE

運営者・著者 Masaki T

名前:Masaki T
経歴:大手アウトドアショップで寝袋・マットのコーナーを中心に約4年間の接客経験に加え、独自の調査・研究を重ね、アウトドア情報を発信し15年以上。無積雪登山・雪山登山・クライミング・アイスクライミング・自転車旅行・車中泊旅行・ファミリーキャンプなど幅広くアウトドアを経験。(詳細プロフィール

目次

結論|イスカ ニルギリEX(ダウンプラス)はこんな人におすすめ

isuka nilgiri 2 【冬用コスパ寝袋】イスカ ニルギリEX[-15℃]の実力は?特徴・注意点を徹底解説レビュー

総合評価レビュー(暖かさ・快適さ・コスパを星で評価)

イスカ ニルギリEXは、冬用ダウンシュラフの中でも「派手さはないけれど、しっかり仕事をしてくれる主力モデル」という印象です。720FPダウンを700g封入し、最低使用温度-15℃というスペックから、快適に眠れる目安はおおよそ-5〜-10℃あたりと考えられます。足先にダウンを多めに配した構造と、独特なショルダーウォーマーのおかげで、冷えやすい末端部を重点的にカバーしてくれます。テント内が氷点下の雪中キャンプでも、マットと服装を整えれば「夜中に寒くて目が覚める」回数をぐっと減らしてくれる存在です。

目安の星評価(5段階)

  • 暖かさ:★★★★☆(4.5イメージ)
  • 快適さ:★★★★☆
  • コスパ:★★★★★(定価45,100円だが、実売は3万円台前半のことが多い)
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「とにかく冬に寒くて眠れない、という失敗を避けたい」という人にとって、とても扱いやすいポジションの寝袋です。極限の軽量性よりも、確かな保温力と安心感を優先したい人向けといえます。


一言でいうとどんな寝袋?(ポジション・コンセプト)

isuka nilgiri 3 【冬用コスパ寝袋】イスカ ニルギリEX[-15℃]の実力は?特徴・注意点を徹底解説レビュー
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一言でまとめるなら「本州の冬キャンプ〜冬低山向けに、“ちょうどいいところ”を突いてくる日本らしいバランス型シュラフ」です。

同じイスカのダウンプラスシリーズの中では、ポカラX(-7℃)とデナリ900(-25℃)の中間に位置し、「家族や仲間との冬キャンプから、やや厳しめの雪中泊までを一枚でカバーしたい人」に向けた設計と考えられます。

生地はポリエステルで、上位のエアプラスシリーズほど軽量・高撥水ではありませんが、そのぶん価格が抑えられており、「キャンプがメインで、冬山はライトに」というユーザーにとっては非常に現実的な選択肢になります。レビューでも「登山寄りのスペックなのに価格はまだ手が届く範囲」という声が目立つモデルです。

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「ガチガチの厳冬期アルパインまでは行かないけれど、冬キャンプで冷えに震える夜はもう勘弁してほしい」という、少し欲張りなニーズに応えてくれる寝袋です。攻めすぎず、守りを固めるタイプのポジションといえます。


おすすめできる人・おすすめシーン(登山・車中泊・キャンプなど)

【冬用コスパ寝袋】イスカ ニルギリEX[-15℃]の実力は?特徴・注意点を徹底解説レビュー

ニルギリEXが特におすすめしやすいのは、次のような人・シーンです。

  • 本州の平野部〜標高1,500m前後までの冬キャンプ(最低気温-5〜-10℃程度)がメイン
  • 冬の低山テント泊や、残雪期の2000〜2500m級登山に年数回チャレンジしたい
  • 冬の車中泊やスキー・スノボ遠征で、クルマ常備用の本格寝袋がほしい
  • レンタルではなく「自分専用の冬用一張羅」を持っておきたい

断熱性の高いマット(R値4〜5クラス)と、フリースやダウンジャケットを組み合わせれば、氷点下のキャンプでもかなり余裕を持って使えるイメージです。冬キャンプデビューで、最初からある程度しっかりした装備を揃えたい人にとって、心強い一枚になってくれます。

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「冬キャンプに年1〜2回行くかどうか」という頻度であっても、ニルギリEXクラスを1本持っておくと心の余裕が違ってきます。家族キャンプでは親がこの寝袋を使い、子どもには少し温度レンジの高いモデルを組み合わせる、といった使い分けもしやすいです。


おすすめしにくい人・シーンとその理由

逆に、次のような用途ではおすすめしにくくなります。

  • 真冬の北アルプスや八ヶ岳など、本格的な厳冬期登山が主戦場の場合(このクラスはデナリ900/1100が想定ターゲット)
  • 連泊前提で、テント内結露や降雨が多い遠征(撥水生地のモデルや、防水シュラフカバー併用が前提の装備が望ましい)
  • 荷物の総重量を極限まで削りたいウルトラライト志向
  • すでに冬山用のメインシュラフを持っていて「さらに軽いサブがほしい」というニーズ

720FPダウン+ポリエステル生地という組み合わせは、耐久性とコスパに優れますが、「最軽量・最高スペック」を追い求める登山者にはやや物足りなく映るかもしれません。また、-15℃という数値はあくまで限界寄りの温度を示しているので、そこまで攻める使い方を前提に選ぶと、期待とのギャップが生まれやすくなります。

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「この一枚で厳冬の北アルプスも北海道の極寒も全部まかなう」と考えると、どうしても無理が出てきます。安全マージンをしっかり取りたい山行では、より余裕のあるモデルやインナーシュラフとの組み合わせを前提にした方が安心です。


このレビューの前提条件(使用環境・気温・マット等の装備)

この記事の評価は、だいたい次のような前提条件を置いています。

  • 使用環境:本州の冬キャンプ(標高0〜1,500m)、冬の低山〜残雪期の中級山岳
  • 想定気温:おおむね-5〜-10℃(テント内は外気より2〜3℃高い前提)
  • マット:R値4〜5クラスのフォームマット+インフレータブル、または同等の断熱性能
  • 服装:メリノウールベースレイヤー+フリース or 薄手ダウン+長ズボン、場合によりニット帽・ネックゲイターなど

実際の使用感は、キャンプ場やフィールドの条件、個人の体質、食事や睡眠状態によって大きく変わります。レビューでは「-10℃近い雪中キャンプでも工夫次第でよく眠れた」という声もあれば、「-5℃で少し寒さを感じた」という声もあり、どちらも現実的な感想です。

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どんな寝袋でも、「どんなマットを使うか」「どこまで着込むか」で体感温度は大きく変わります。このレビューは“平均的な冬キャンプ装備”を前提にしているため、特に寒がりな方はマットを一段階良いものにする、インナーを追加するなど、少し安全寄りに装備を調整するのがおすすめです。


イスカ ニルギリEX(ダウンプラス)の「特徴(スペック・機能)と注意点」を詳しく解説

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基本スペック一覧表(サイズ・重量・収納サイズ・形状)

項目イスカ ニルギリEX(ダウンプラス)
形状マミー型
最低使用温度-15℃
平均重量約1270g
ダウン量700g(ダウン90%・フェザー10%)
フィルパワー720FP
使用サイズ肩幅80×全長213cm
収納サイズφ20×34cm
表地/裏地ポリエステル100%/ポリエステル100%
参考価格(定価)45,100円(税込)
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使用サイズは、日本人男性の平均的な体格であれば十分な長さと幅がありますが、厚手のダウンを着込んだり、がっちり体型の方はやや窮屈さを感じる可能性があります。着込み前提で厳冬登山に使うより、冬キャンプ〜冬低山向けと考えたほうがサイズ感としてはしっくりきます。


中綿素材・構造とフィルパワー(ダウン)

ダウンとフェザー
ダウンのフィルパワー比較 500フィルパワー 700フィルパワー 900フィルパワー

中綿はダウン90%・フェザー10%の720フィルパワーダウンを700g使用しています。

フィルパワー720は、モンベルの800FPやナンガの760FPと比べると数値上は控えめですが、その分コストを抑えつつ、実用上は十分以上のロフトと保温力を確保できるグレードです。

構造はボックスキルト構造で、ダウンの片寄りを抑えつつ、体のラインに沿いやすい立体シルエットになっています。足元にダウン量を多めに配してあるため、冷えやすいつま先を重点的に守れる点も冬用として安心材料です。

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「どうせ買うなら最高ランクのダウンを」と考えると、720FPという数字はやや物足りなく感じるかもしれません。ただ、キャンプや一般的な冬山レベルではオーバースペックになりにくく、価格とのバランスが良いところに落ち着いているともいえます。軽量より“よく眠れる暖かさ”を重視したい方には、むしろ扱いやすい選択肢です。


対応温度域と快適に眠れる気温の目安(ISO23537基準)

寝袋の保温力の国際規格「ISO23537」
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昨今、寝袋の保温力表示として、国際規格のISO23537(旧 EN13537)が採用されることが一般的です。

寝袋の保温力表示の国際規格
ISO23537って何?

ISO23537 EN13537 【冬用コスパ寝袋】イスカ ニルギリEX[-15℃]の実力は?特徴・注意点を徹底解説レビュー
  • コンフォート温度(快適温度)
    標準的な女性(25歳・体重60kg・身長160cm相当)が丸くならずにリラックスして寝ていられる下限温度
    ⇒自宅で普通に寝ている感じに近い温度
  • リミット温度(下限温度・最低使用可能温度)※メーカーで日本語表現が異なる
    標準的な男性(25歳・体重70kg・身長173cm相当)が体をすぼめて丸まりながら 8時間眠れる下限温度
    ⇒いわゆる「耐えられるギリギリの実用下限」に近い温度。
  • エクストリーム温度(限界温度)
    標準的な女性が 命の危険ギリギリで約6時間耐えられる下限温度
    ⇒低体温症や凍傷のリスクが高く、ここを基準にシュラフを選ぶのはNG。メーカーによっては最近あえて表示しないことが増えた。
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寝袋選びでは、通常は①と②を参考に選びます。

更に詳しい内容(少しマニアックな内容)

ISO23537の温度表記は日本人には寒い?!

この寝袋の保温力の表示規格はヨーロッパ人が作った規格です。

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彼らは日本人よりも寒さに強い人種です。(日本人が長袖・長ズボンでも、欧米人は短パン・Tシャツだったりしますよね。そう、彼らは日本人より寒く感じにくいのです)

私は今までテント泊で夏山から冬山まで計100泊以上、使ってきた寝袋も5個以上ありますし、複数の山仲間とテント泊してきましたが、日本人がこの温度表記を鵜呑みにするのは正直無理あると思っています。

日本人と欧米人の体感温度の差は過去いろいろ調べましたが「約3~5℃違うのでは?」と考えています。

日本人の目安となる温度は?

日本人の目安となる温度は、

  • 日本人男性:コンフォート温度(快適温度)とリミット温度(下限温度・最低使用可能温度)の中間の温度 (例:快適温度5℃、最低使用可能温度0℃の場合、3℃くらいがまともに寝れる目安)
  • 日本人女性:コンフォート温度(快適温度)

ぐらいじゃないかと、経験上感じています。

マットの断熱力も重要

特に外気温が10℃以下ぐらいになるとマットの断熱力も重要になっています。小さく圧縮できる寝袋は、体重がかかる部分はペチャンコに潰れて断熱できません。体重が乗っても身体と地面の間を断熱できるマットが重要です。特に氷点下になると、マットの性能は死活問題になります。

ISO23537の詳しい内容については↓

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イスカの「最低使用温度-15℃」という表示は、ISO23537でいうところの「限界温度(Limit)」に近いイメージです。

イスカの温度表示は最低使用可能温度

以下、イスカのHPに記載の引用です。

寝袋の温度表示は「快適使用温度」ですか?それとも「限界使用温度」ですか?

温度表示は「最低使用可能温度」とお考えください。これは、季節に応じた一般的な山用の服装を前提に、表示の温度域まではご使用いただけるという目安です。したがって、いわゆる「快適使用温度」とは、表示温度におおむね5~10℃をプラスした温度域となります。
ただし、暑がりな方もおられれば、寒がりな方もおられます。個人差が大きいため、あくまでひとつの目安としてお考えください。

快適に眠れる温度帯は、そこから+5〜10℃ほど高いゾーンと考えると、-5〜-10℃あたりが現実的な目安になります。

ざっくりISO的に当てはめると、

  • Comfort(快適温度):-5〜-7℃前後
  • Limit(限界温度):-15℃前後
    と考えると、実際の使用感とも大きくはズレないはずです。ただし、体質や装備、風の強さによって体感は変わるため、「-10℃以下は装備をやや厚めに」「-15℃はあくまで緊急時の下限」と見ておくと、安全マージンを確保しやすくなります。
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カタログスペックの「-15℃」だけを見ると、つい“どこでも行ける最強寝袋”のように感じてしまいますが、実際にはマット・衣類・テントの性能も含めたトータルバランスで成り立っています。スペックだけを過信せず、行き先の最低気温と自分の寒がり具合を冷静に見て選ぶことが大切です。


表地・裏地の素材と耐久性(生地の強さ・防水性・肌触り)

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表地・裏地ともにポリエステル100%を採用した生地構成で、ナイロンの軽量上位モデルに比べるとやや重さは出ますが、そのぶん価格と耐久性でメリットがあります。ポリエステルのマイクロファイバー系生地は、肌触りが比較的やわらかく、冬の冷たい空気に触れたときの「ヒヤッ」とした感覚が少ない点も使い勝手の良いところです。

撥水性は、エアプラスシリーズに代表される“超撥水系”ほどではありませんが、1〜2泊の雪中キャンプであれば、表面についた結露や霜をこまめに払っておくだけで大きなトラブルは起きにくいレベルです。連泊で結露が多いフィールドでは、足元や顔周りが少し湿りやすくなるので、シュラフカバーの併用や、テント内の換気を意識すると安心度が上がります。

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「濡れにも完全無敵」というタイプの寝袋ではありません。とはいえ、日本の一般的な冬キャンプで1〜2泊する前提なら、基本的なケアをしてあげれば十分対応できる範囲です。長期遠征や連泊山行を視野に入れる場合だけ、撥水性の高いモデルとの使い分けを検討するイメージが良いと思います。



イスカ ニルギリEX(ダウンプラス)の口コミ・関連動画

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イスカ ニルギリEX(ダウンプラス)の口コミ

[amazon]では星4台半ばの評価がついていることが多く、「冬キャンプで朝までぐっすり眠れた」「価格の割に作りがしっかりしている」といったコメントが目立ちます。[楽天]のレビューでも、「本州の冬キャンプでは十分すぎる暖かさ」「日本メーカーで安心」といった声が多く、全体として満足度は高めです。

個人ブログやSNSでは、外気-10℃前後の雪中キャンプで「湯たんぽや使い捨てカイロを併用すれば快適だった」という報告や、-5℃程度の屋根なしサイトで表面が霜でバリバリになっても「中は問題なく眠れた」といった実体験が共有されています。一方で、「ファスナー金具が顔周りに当たると冷たい」「連泊時の結露で足元の生地が少し湿った」という細かな不満もあり、完璧ではないが価格を考えると十分満足、というバランスの評価が多い印象です。

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口コミを眺めると、極端な絶賛よりも「期待どおり」「ちゃんと仕事してくれた」という現実的な高評価が多いモデルです。過剰な期待さえしなければ、冬キャンプの頼れる相棒になってくれることが伝わってきます。


イスカ ニルギリEX(ダウンプラス)の関連動画

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動画を見ると、カタログ数値では分かりにくい「実際どれくらい暖かいの?」という感覚が掴みやすくなります。


イスカ ニルギリEX(ダウンプラス)の向いている人/向いていない人

向いている人

  • 本州の冬キャンプ・冬の車中泊を安全かつ快適に楽しみたい
  • 年に数回、残雪期のテント泊登山にもチャレンジしたい
  • ナンガやモンベルの上位モデルは予算的にきびしいが、海外激安ダウンは不安
  • 「軽さより、よく眠れる安心感を優先したい」と考えるタイプ

向いていない人

  • 厳冬期の北アルプスなど、本格冬山登山が活動の中心になっている
  • 1kg前後の軽量冬用シュラフを軸に、徹底的に軽量化したい
  • 濡れや結露が多い遠征や連泊をメインに考えており、防水シュラフを優先したい
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一言で言うと、「冬キャンプを中心に少しだけ本格的な世界にも踏み込みたい人」にぴったりです。すでに冬山用のハイエンドモデルを持っている人にとっては、サブ用途か家族用の一本という位置づけになりやすいモデルでもあります。


イスカ ニルギリEX(ダウンプラス)のよくある質問

Q1. -15℃まで本当に大丈夫?
A. 最低使用温度-15℃は、あくまで“限界寄りの目安”と考えた方が安全です。快適に眠れる温度帯は-5〜-10℃あたりが現実的で、-10℃以下では着込みや高性能マットなど、装備側での補強が前提になります。

Q2. 身長180cmでも使える?
A. 全長213cmあるため、180cm台前半までなら多くの人が問題なく使用できるサイズ感です。ただし肩幅80cmのため、体格が大きい方や厚手のダウンを着込む場合は、ややタイトに感じる可能性があります。

Q3. 洗濯やメンテナンスは?
A. ダウンシュラフ全般に言えることですが、頻繁な丸洗いは避け、収納時は付属のストレージバッグなどでふんわり保管するのが基本です。汚れが気になる場合は、インナーシーツやシュラフカバーを併用することで、ダウンへのダメージを減らせます。

Q4. レンタルと比べて、買う価値はある?
A. 冬キャンプに年1〜2回以上行く予定があるなら、ニルギリEXクラスを購入した方が長期的にはメリットが大きいと考えられます。「自分専用」であることによるフィット感の安定や衛生面の安心感は、レンタルにはない強みです。

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疑問点を一つひとつ整理していくと、「自分にこのスペックが必要かどうか」が見えてきます。迷ったときは、行きたいフィールドと最低気温を書き出してみると、選ぶべき温度帯がかなりクリアになります。


全体のまとめ

  1. 最低-15℃で本州の冬キャンプに安心感をプラス
  2. 720FPダウン700gで暖かさと価格のバランス良好
  3. 重量1270g・収納φ20×34cmで冬用として扱いやすい
  4. 首元と足元を重視した構造で冷えやすい部位をケア
  5. ポリエステル生地採用で耐久性とコスパを重視した設計
  6. ポカラXより一歩踏み込んだ冬用スペックの中心モデル
  7. デナリ900ほどの極地性能は不要なユーザーに最適
  8. ナンガ・モンベルより価格が現実的で選びやすい
  9. 結露や連泊時はカバーや装備の工夫があると安心
  10. 「最初の冬用本格ダウン」として非常に選びやすい

イスカ ニルギリEX(ダウンプラス)は、冬用ダウンシュラフの中で「真面目でバランスの良いレギュラーモデル」という立ち位置にあります。720FPダウン700gとポリエステル生地という構成は、最新・最軽量ではないものの、そのぶん価格を抑えつつ、本州の冬キャンプや冬の低山に必要十分な保温力をしっかりと確保しています。

ナンガやモンベルの上位モデルと比べると派手さはありませんが、「実売3万円台前半でこのスペック」という現実的なラインは非常に魅力的です。冬キャンプの楽しさは、夜にどれだけ安心して眠れるかで大きく変わります。その意味で、ニルギリEXは冬のテント泊デビューを後押ししてくれる、頼もしい一枚といえます。


実売価格

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イスカのシュラフは高品質なので、レビュー評価も非常に高いです☆価格やポイント還元率は、購入時に各サイトでご確認ください。

Amazon、楽天では大型イベントセール、タイムセール、値引きクーポン、ポイントアップキャンペーンで実質売価は変動します。

ユーザーレビュー(amazon)

  • 軽さと暖かさが両立されている:イスカの圧縮袋と合わせて使っています。登山やキャンプで利用しています。少し臭いがきつかったため自前で洗ったら悪化したため某クリーニング店の大型ランドリーで完全に臭いを抜きました。そんなことは些細なことに感じるくらい使い勝手がいいです。軽くて暖かいので寝心地もよくなりました。氷点下までは試せたのですが以降はまだ未確認です。
  • 冬キャンプをしたいあなたに:準備、体格にもよりますが、-8℃環境でも寒さで凍えることなく眠ることができます。イスカのシュラフは他社メーカよりなぜか暖かく感じるので、イスカ好きなら間違いない商品です。収納サイズは大きく、あくまでキャンプ向けではありますが、バイクでも積み込めるのサイズなのでオススメです。

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