[2023年更新!]
コールマンの寝袋の特徴、各人気モデル(ファミリー・車中泊向け、個人利用・ソロキャンパー向け、子供向け)を紹介します。
コールマンは、W・C・コールマンが1901年にランプ事業から始まった総合アウトドアメーカーです。(そのためコールマンにはランプのイラストが入っています)
ありとあらゆるアウトドア用品を手広く製品化し、日本でも広く普及しています。アウトドアショップはもちろんのこと、スポーツ用品店やホームセンターでも時期になるとコールマン製品を扱っていますが、コールマンの寝袋が展示・販売されている姿を良く見かけます。

コールマンの寝袋は、キャンプの初心者から上級者まで広く普及している定番アイテムです。
目次
コールマンの寝袋の特徴
車移動のキャンプ向け

コールマンの寝袋は、車移動のキャンプ向けの製品がほとんどです。
山岳系の寝袋は、長い時間自分自身で背負って持ち運ぶため軽量・コンパクトが重要視されますが、車移動のキャンプでは車で持ち運び、持ち運ぶのは自宅⇔車、車⇔テント間の限られた距離のため、抱えて持ち運べる程度の重量・コンパクト性でも十分です。
まるで自宅の布団のように開放感のある寝袋、購入しやすい価格でしっかりしたメーカー製の寝袋を購入したい方には、コールマンの寝袋は有力な選択肢となりえます。
アメリカ本国とラインナップが異なる
日本で販売されているコールマンの寝袋は、アメリカ本国と製品が多少異なっています。
日本で流通している寝袋は、子会社であるコールマンジャパンが日本向けに企画・デザインしていると思われます。
主力製品は封筒型の寝袋
寝袋には大きく分けて、封筒型とマミー型の2つの形があります。

コールマンのカタログを見るとわかりますが、マミー型より封筒型の方がずっと種類が多いです。
また経験上、品揃えの良いアウトドアショップへ行っても、扱っているコールマンの寝袋は、ほとんど封筒型です。
洗濯機で丸洗い可能

コールマンの寝袋のほとんどは、洗濯機で丸洗いが可能であるとカタログにも記載されています。
寝袋は寝汗、よだれなどで特に首周りが汚れやすく、ついつい飲み物をこぼしてしまうこと稀にあります。浴槽やたらいなどで押し洗いするのは手間ですから、洗濯機で洗えるのは助かります。コールマンの寝袋は生地と中綿が化学繊維のものがほとんどですから、洗濯機で脱水したら乾燥にもそれほど時間がかかりません。
ただ、保温力の高いモデルは中綿の量も多く、洗濯槽のサイズによっては寝袋が入らない可能性もあります。

その時は最寄りのコインランドリーを活用してください。
寝袋を洗濯機で洗う前に、固形物(付着した草、食べかすなど)はしっかり取り除きましょう。
リニューアルすると数字が着く・増える
例えば、パフォーマーⅢ(3)という人気のモデルがありますが、リニューアル前はパフォーマーⅡ(2)でした。リニューアルして間もないと、大手通販サイトで旧モデルと新モデルが混在していることが多々あります。

数字が増えたものが新しいモデルになります。
同じモデルの数字は保温力を表す
コールマンの寝袋は、商品名に数字が入っていて、その数字が快適温度の目安を表しています。
例)
- パフォーマーⅢ/C15 (快適温度15℃以上、夏向け)
- パフォーマーⅢ/C10 (快適温度10℃以上、3シーズン向け)
- パフォーマーⅢ/C5 (快適温度5℃以上、3シーズン向け)

直感的にわかりやすく、消費者に優しい表示となっています。
価格帯の違いで質感が異なる
コールマンの寝袋は、モデルによって生地の質感が大きく変わります。
同じポリエステル素材でも、安価なモデル(パフォーマー)は内側がウインドブレーカーのようなザラザラした肌触りですが、もうワンランク上のモデル(コージー)は生地がしなやかで肌触りが良くなっています。
寝袋の内側の生地は、肌が直接触れる部分のため、寝心地も変わってきます。

質感はほぼ価格に比例します。
モデルにより横幅が違う
一見、写真だけみると見過ごしてしまいそうな内容ですが、商品説明を見るとモデルにより広げた時のサイズが異なります。
同じ保温力の2製品を比較してみます。
- パフォーマーⅢ/C10 (使用時サイズ:約80×190cm)
- コージーⅡ/C10 (使用時サイズ:約84×190cm)
わずか横幅4cmの違いですが、内径としては2倍の8cm異なるため、入った時のゆったり感が体感できる程度に違います。女性や子供であれば80cmで十分ですが、肩幅が大きく体格の良い男性は横幅が広い方が快適に寝れるでしょう。
また、コールマンは2人が同時に寝れる横幅(2枚の封筒型を連結)した寝袋もあり、車中泊や子供との添い寝に活用できます。
連結可能
コールマンの封筒型の寝袋は、同モデルの同サイズなら、お互いのファスナーを合わせることで連結することができます。

最初からファミリー向けに連結されたモデル以外でも、上記の条件を満たせば連結できます。
隠れた性能-ほぼ無臭

コールマンの寝袋はほぼ無臭です。実はそれって当たり前のことでは無いんです。
amazon等で販売されているネットブランドの安価な寝袋の中には、製品から匂いが強いものもあるようです。具体的な製品名は伏せますが、いくつかの安価な寝袋のレビューを調べたところ
- 『使い初めは少し油のような匂いがします』
- 『変な匂いがします。他の商品もそうなのかは知りませんが、オイル臭いです。』
等の書き込みがありました。(私自身もはるか昔に1000円程度の安価な寝袋購入したことありますが、何度も洗濯しても独特の繊維臭?のような匂いが残っていたことを思い出しました。この件について少し調べてみましたが、コスト削減に伴う”低品質なミシン油”や”安い染料”が使われていることが原因かもしれません。油は洗濯で取れても、色染めの染料は何度洗っても匂いが残るようです)。寝袋は何時間も体を包む用途ですので、弱い匂いでも長時間吸い続けると気分が悪くなってしまう方がいるかもしれません。
実はコールマンの寝袋は、レビューを見ても匂いに関する内容はほとんどありません(私がいくつかのモデルで調査したところ、匂いに関するレビューは1つも見つかりませんでした。ただし、コールマンのエアー注入式マットは多少似匂いあります。)
※キャンプ予定日までの日数が余裕がない方は、返品リスクのある製品よりも安心して使えるメーカー製の寝袋がおすすめです。
最新情報
近年の情報を掲載します。
2022年
コンパクトコルネット/L0
手足を出して着たまま移動もできるコンパクト収納のマミー型寝袋が発売されました。
- フード付きで頭部からの放熱を抑えコンパクトに収納できるマミー型
- 手足を出せるから携帯操作や着たままの移動にも便利
- 引きずらないようスソの固定が可能なフットストッパー
- 開閉が簡単なセンタージッパー
- 首元が暖かいサーマルカラー
- 洗濯機で丸洗いが可能
使用下限温度:0℃以上となっていますので、3シーズン用となります。ただ、首から足先までジッパーがある一般的なタイプと異なり、この寝袋は股ぐらいまでなので毛布のように開ききることができず、夏には使いにくいと思います。


⇒ 詳しくはこちら「コールマン コンパクトコルネット/L0の特徴と気になった点」
コンパクトインフレーターマット/S
ポンプ付きケースであっという間に膨らむ軽量コンパクト収納マットで、寝返りしてもマットから落ちづらい横幅74cmのワイドサイズになっているソロマットとしては珍しいマットです。


⇒ 詳しくはこちら「コンパクトインフレーターマット/Sは幅広74cmのソロキャンパー向け?」
コンパクトローコット2.0
組み立て・持ち運び・収納が簡単なコンパクトローコットです。独特の構造により、フレーム取り外しが不要の簡単設営・撤収設計となっています。重量:5kgもあるため車移動向きですね。既に、紹介動画がyoutubeにアップされていますので、設営と撤収の流れは動画で確認してみてください。


⇒ 詳しくはこちら「コールマン コンパクトローコット2.0」設営・収納が早い
2021年
アドベンチャークッションバッグ/C5
キャンプだけでなく普段の自宅ではクッションとしても使えるスリーピングバッグです。
折りたたんで、クッション形状の収納袋にいれれば、クッションとして使えるというもの。
寝袋のサイズや保温力自体は、すでにコールマンのラインナップに類似品がありますが、この新商品は新しい収納の仕方・使い方を提案した寝袋になります。
- ■快適温度:5℃
- ■ミニバン車中泊にピッタリなサイズ
- ■一緒に寝られる横幅150cm
- ■自宅でも使えるクッション型収納ケース
- ■コンパクトに丸めて2つを一つのケースに同時に収納も可能(運搬保管時に便利)
- ■普段使いできる防災用としても便利
- ■上下分割すると2つ別々に使用可能
- ■洗濯機で丸洗い可能
- 肌触りよくさわやかな柄です。(2021-03-23):写真の通りさわやかなストライプで肌触りもいいです。クッションになるのがいいなと購入しましたが頑張ってクッションにつめたとき、綺麗に収まるのが難しいので、そこは微妙かなと思いました。それ以外はおおよそ満足です。
⇒ 詳しくはこちら「自宅ではクッションとしても使える☆コールマン アドベンチャークッションバッグ/C5」
2020年
コールマンの寝袋のラインナップは2019年とほぼ一緒のようですが、マットの新作はあります。
キャンパーインフレーターマットハイピーク
まるで自宅のベッドのように快適に眠れる厚さ10cmの自動膨張式マットレス。
- 寝心地さいこー(2021年1月29日):他のインフレーターマットは放置しててもなかなか膨らんでこないものが多いですが、これは自分で空気を足せるので、しかも別売のポンプなども不要!素晴らしいですね。コットと合わせて使うともはや普通のベッドで寝てるのと変わらないレベルです。収納がかさばるのでファミリーで人数分揃えるとなると結構な荷物になります。1個だけ買ってじゃんけんで買った人が使うとか楽しいかもしれないですね!
2019年
2019年度はコールマンから、【4シーズン対応】マルチレイヤースリーピングバッグが発売されました。
【4シーズン対応】マルチレイヤースリーピングバッグ
コールマンから、2019年の新商品として3つのレイヤー組み合わせて外気温に合わせて4シーズンまで対応できる封筒型の寝袋が発売されました。

寝袋業界で、革新的な製品で人気のロングセラー製品です☆
その名は、「マルチレイヤースリーピングバッグ」です。
コールマン マルチレイヤースリーピングバッグ
- ■幅広い温度帯
- ■4シーズン対応モデル
- ■3つのレイヤーを組み合わせても分割しても使えます
- ■ゆったりサイズで抜群の寝心地
- ■持ち運び便利なキャリーケース付き
- ●使用時サイズ:約 90×200cm
- ●収納時サイズ:約52×29×38cm
- ●重量:4.9kg
- ●材質:表地/ポリエステル 裏地/ポリエステル 中綿/ポリエステル
- ●付属品:収納ケース
- 価格:¥12,960(税込)


重ね合わせの組み合わせで、保温力を調整できるようになっています。(メーカー表記では、快適温度-5℃まで対応)
結論を書くと、価格は約1.2万円ですが、この寝袋は、
- 上質な寝心地にこだわりたい3or4シーズンキャンパーの方
- キャンピングカー等で年中車中泊する方
には、非常に魅力的な商品と感じました。
また、いつ、どの季節に来るかわからない防災用の寝袋としても非常に優秀だと思います。
- 寝心地重視な方におすすめ(2019年5月18日):この商品購入以前は、ロゴスの寝袋を使用していました。セパレータータイプで温度調整ができ、かつ封筒型でゆったり入れるのは良かったのですが、ワシャワシャしたナイロン特有の感触が苦手でなかなか眠れないのが悩みの種で、ソロのオートキャンプしかしないので、思い切って布団を持ち込みようやく爆睡できるようにはなったのですが、やはり場所をとることと、湿気の問題に直面し、なにか間をとっていい商品はないかと探した結果、こちらに行きつきました。 はっきりいって、通常の寝袋サイズと比べて、2~3倍ほど大きく、キャンプ時の運搬も、自宅での保管もそれなりのスペースを必要とします。私の場合は、そもそも布団を持ち込んでいたくらいなので、布団にくらべたら1/2サイズとコンパクト化できること、触り心地が普通の布団にちかく、ナイロンっぽくないことで睡眠環境として最適だったので、文句なしの☆5です。万人受けするタイプの寝袋ではありませんが、私のように睡眠を重視し、少人数でのオートキャンプしかしない方にはおすすめです。セパレートできるので、季節に合わせて温度調節も可能です。難点を挙げれば撤収時にかなり嵩張り、圧縮に手間取ります。実際私も初めて使ったときは、うまく丸められず、袋からはみ出した状態で持ち帰りました。対策として、100円ショップダイソーで、「荷締めベルト」なるものを2本購入しました。バックル部分が金属で壊れにくく、ストッパーを上げながらベルトを通して引っ張るだけなので、力のない人でも簡単に止められ、また外すときも、バックルのストッパーを上げて、ベルトを引き抜くだけなので簡単です。長さも2mあるので余裕でまとめられました。買ってよかったギアの一つになりました。
2019年発売以来、非常に人気で売り切れ、在庫切れにもなった商品です。
詳細は個別ページに記載しましたので、興味のある方はそちらをご確認ください。
⇒ 【4シーズン対応】コールマンのマルチレイヤースリーピングバッグの特徴・感想・実売価格
各人気モデルの紹介
コールマンの封筒型寝袋は種類が豊富のため、主力の人気商品を主軸に紹介していきます。
用途に合わせて、個人ソロキャンパー向け、ファミリー・車中泊向け、子供向けの3つに分類しました。
ファミリー・車中泊向け
ファミリー2 in1 C5/C10
- 使用時サイズ:約168×190cm/約84×190cm(分割時)
- 材質:表地/ポリエステル(起毛仕上げ) 裏地/ポリエステル(起毛仕上げ)中綿/ポリエステル
- 付属品:EZキャリーケース
快適温度:5℃以上のC5、快適温度:10℃以上のC10の2種類あります。

表地も裏地も起毛仕上げで肌触りがやさしいです。
アドベンチャーススリーピングバッグよりも横幅が大きく、分割使用しても横幅84cmあります。写真を良く見ると首元にサーマルスプリットカラーと言われる、冷気をブロックし、暖まった空気を保持するための保温材の入ったチューブが3つ(3人分)付いています。これが気になって寝にくい方もいるようです。
- 肌触りが良いです(2019年12月6日):子供(小学生)の寝袋にと購入。10月中旬の那須でのキャンプで使用しましたが、ポカポカと暖かく寝れました。首もとの冷気をシャットアウトする機構が良いのだと思います。肌触りもよく、子供もぐっすりでした。キセツガ進むと厳しいですが、高原では4月から10月一杯。平地では3月から11月-まで、使えるといったところでしょうか。
アドベンチャーススリーピングバッグ C0/C5
- 使用時サイズ:約150×190cm/約75 ×190cm(分割時)
- 材質:表地/ポリエステル 裏地/ ポリエステル 中綿/ポリエステル
- 付属品:収納ケース
ミニバンで車中泊するときに車内の横幅に収まるようなサイズの大型の封筒型の寝袋です。

上下2枚の寝袋を分割して、一人ずつ寝袋に入る使い方もできます(ただ、横幅が約75cmなので体格の良い方はすこし狭く感じるかもしれません)。
C5は2015年の発売依頼、車中泊やキャンプ用として”肌触りが良い”とamazonでも高評価です。2017年にC0が追加されました。
以下、アドベンチャーススリーピングバッグC5のamazonのカスタマーレビューより抜粋。
- 暖かさ、軽さ、肌触りトータルで満足(2020年12月15日):夫婦と犬2匹で11月半ばにキャンプで使用しました。サイズ感も丁度だし、切り離しても繋げても使える便利さはとても重宝します。切り離して丸洗いも自宅で出来て満足してます。
個人利用・ソロキャンパー向け
パフォーマーIII C5/C10/C15
- 使用時サイズ:約80× 190cm
- 材質:表地/ポリエステル 裏地/ポリエステル 中綿/ポリエステル
- 付属品:収納ケース
コールマンの寝袋の中でも安価なモデルがパフォーマーIIIです。表地も裏地もウインドブレーカーのような少しザラザラするような肌触りです。また横幅も80cmと他のモデルより細めです。
今後何度もキャンプ等で利用する予定で寝袋を探している方は、もうワンランク上のモデルを選ぶことをおすすめしますが、「急遽、友人たちとキャンプへ行くことになった」など購入後に数回しか使わない方には価格が手頃で良いかもしれません。

個人的にはこのモデルより、ワンランク上のコージーがおすすめです。
2018年以降、生地の噛み込みにくくするファスナーが採用されていて、よりスムーズに開閉できるようになっています。内側にスマートフォンの収納ポケットが付いています。
- ファスナーが改良されている !!(2018年4月15日):寝袋は随分使い潰した、今回で幾つ目か覚えていないが、今まではファスナーを開閉すると例外無く問題が生じた。ファスナーが生地を食い込んでしまい、開閉出来なくなってしまう。知って居るから充分注意して開閉していても、やられていた。今回はファスナー開閉の部分に妙な物が付いている。何だろうと思いながらも開閉していて気が付いた。上手い工夫がされている。これなら生地を噛み込む回数は激減すると思うと、思わず嬉しくなった。
コージーⅡ C5/C10


- 使用時サイズ:約84×190cm
- 材質:表地/ポリエステル 裏地/ポリエステル 中綿/ポリエステル
コージーⅡの生地の材質もパフォーマーと同じくポリエステルですが、質感は大きく異なり肌触りが良くなっています。また、横幅が84cmなので、ゆったりと寝ることができます。2016年発売の旧モデルのコージー(Ⅱが無い)は”肌触りが良い”と好評で、コージーⅡでは抗菌加工の新機能が追加されています。内側にスマートフォンの収納ポケットが付いています。

「これからファミリーキャプを初める」かつ「定期的にキャンプする予定」という方は、パフォーマーよりコージーの方がおすすめです。
- 大きくてもいいなら、これ。(2020年3月17):でかいです。ツーリングキャンプなどには不向きかと。車なら問題無いです。でかいぶん、冬は中にインナーシュラフを入れたり、着込んで寝ても窮屈感無く寝れるので、そこは大きいシュラフのメリットかと思います。中が派手でかわいいです。
フリース イージー キャリースリーピングバッグ C0/C5


- 使用時サイズ:約84×190cm
- 材質:表地/ポリエステル 裏地/ フリース(ポリエステル)、フリース 中綿/ポリエステル
「フリースイージーキャリースリーピングバッグ」は、裏地全面に暖かみのあるフリースを使用したスリーピングバックです。快適温度0度と5度の2モデルがあります。

夏には向きませんが、春秋冬メインで使いたい方向けのモデルです。
収納が嵩張る(C0:収納時サイズ:約Φ28×41cm)ので、車の積載量を考慮が必要です。
以下、C0のamazonのカスタマーレビューより抜粋。
- フカフカゆったり寝袋(2019年12月14日):すごくフカフカで寝心地は良かったです。2枚合わせての使用でしたが借り物のコールマンのエクストラデュラブルエアーベッド(ダブル)とサイズが見事にぴったりでベッドみたいでした。使用人数は大人2名小学4年生1名の3名で使用しましたが窮屈さもなくゆったりと眠れました。11月後半に差し掛かった時期で使用時の外気温は5℃以下。テント内で石油ストーブを最弱でつけっぱなしで寝ましたが就寝時の服装は薄いロンTとペラペラのパンツで十分暖かかったです。問題点としてはやはり嵩張る点ですかね。店頭で現物見てから買いましたが家で見ると店頭で見た以上に嵩張るように感じました。箱にピッチピチの状態で商品が入っていたので収納さいサイズが不安な場合は箱のサイズを見て判断されたらいいかと思います。薄着で寝たので当然ですが形状の関係でどうしても肩が冷えます。問題点は2点ありましたが私としては価格や使い心地で十分満足出来る商品だと思っています。
子供向け
スクールキッズ C10
- 快適温度:10℃以上
- 使用時サイズ:約180×65cm
- 収納時サイズ:約ø17×34cm
- 総重量:約700g
- 材質:表地/ポリエステル 裏地/ポリエステル 中綿/ポリエステル
小学生向けの寝袋のため、サイズも小さくなっています。家族でファミリーキャンプする時にわざわざ子供用の寝袋を用意する、というよりは、学校の行事(お泊まり会、宿泊研修、林間学校など)で必要で用意する、といった用途向けです。
そのため、
- 誰のかわかるようにネームカードが付いている
- 大人に比べ腕力が弱い子供でも自分で折り畳み袋に収納できる
よう配慮されています。
ただ、旅先で先生が子供達の寝袋の開け締めを逐一面倒みるのは大変なため、事前に親が子どもに寝袋の広げ方、使い方、収納方法を教えることがとても大切です。
くるくると巻いて収納する時に、大人は腕力で難なく出来てしまいますが、子供に実際やってもらって力不足で収納できない場合、子ども自身の体重を腕に乗せるように教えてあげると、上手にできると思います。
以下、amazonのカスタマーレビューより抜粋。
- 年長の子供用に購入(2019年4月8日)年長の子供用に購入しました。初めての寝袋ということで、すんなり中に入れるということもあり、大喜びでした。夜はぐっすり眠れたみたいです。収納はなかなか難しかったのですが、少し手伝うことで出来、当人も喜んでいました。子供用の最初の寝袋としては十分かと思います。
キッズマミー C4
- 快適温度:4℃以上
- 使用時サイズ:約140↔170×65cm
- 収納時サイズ:約ø24×37cm
- 重量:約1.25kg
- 材質:表地/ポリエステル 裏地/ポリエステル 中綿/ポリエステル
- 付属品:EZキャリーケース
キッズの身長に合わせてサイズを調節できるようになっているユニークな子供用の寝袋です。

スクールキッズと異なり、余分なスペースをなくして暖かさをよりキープできるようにマミー型になっています。
子供の野外宿泊は、体育館など建物内の場合は極端に室温が下がらずスクールキッズで間に合うと思いますが、春・秋にテント泊する場合などは夜冷えるため、キッズマミーの方が良い場合もあります。
スクールキッズC10か、キッズマミーC4のどちらが良いか迷ったら、私の個人的な判断ですが、気温15℃(外気温ではなく、子供が寝る場所の気温)が分岐点かなと思います。
以下、amazonのカスタマーレビューより抜粋。
- これは買い!(2019年2月12日)寝相の悪い7歳の我が子へ。動く範囲が減り、テントの中が快適になりました!朝の気温が0度だった1月のキャンプもぐっすり寝ていました。寒いとか一切言わないですね。
最後に
コールマンの寝袋は種類が豊富で、なかなか選べない、という方もいるかとおもいます。その場合、最寄りのアウトドアショップに足を運んで実物を確認することをおすすめします。できれば、実際に寝袋の中に入って寝比べてみると良いでしょう。(スポーツ用品店より、キャンプ用品専門店の方がコールマンの寝袋の在庫も種類も豊富です。数が多くありませんがコールマン直営店もあります。)

このページでは、コールマンの寝袋のみ紹介しましたが、野外・テントで寝る場合はマットも必要(断熱&寝心地のため)ですので、お忘れなく☆
参考リンク
- コールマンジャパン:http://www.coleman.co.jp/
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。

楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆
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寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。

『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆
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また、洗濯槽が縦式の場合は洗濯時に寝袋がプカプカ浮いて全体的に洗えなかったり、脱水時に偏ってガタガタ鳴って洗濯機がエラー表示することもあります。経験上、浮いた時は上から洗濯槽に押し込んで寝袋の中の空気を抜く、脱水時にガタガタ鳴った時は洗濯槽に添ってグルグルととぐろをまくように入れ直せば解決できます。