軽量・通気性抜群の22Lバックパック「マムート デュカン22(Ducan22)」の特徴・使用感・注意点を詳しく解説します。重量約920g・Air Spaceサスペンション搭載で蒸れにくく、長所と短所、向いているユーザー像、FAQ、実売価格までをわかりやすくまとめました。

2025年にマムート「デュカン」シリーズはリニューアルされました。
2025年のシリーズ刷新で、旧デュカン24に近い日帰り向けモデルとして、デュカン22が新たに展開されています。
引き続き軽量ながら強度の高いフレームを採用している登山用ザック「デュカン」。
背面もスースーで蒸れ軽減・背負心地も良い本格的な登山対応のザックです。
記事のポイント
- マムート デュカン22の特徴とメリット
- 気になる点・注意点
- デュカン22・26・32のサイズ比較
- 向いている人/向いていない人
- よくある質問
著者PROFILE


名前:Masaki T
経歴:大手アウトドアショップで寝袋・マットのコーナーを中心に約4年間の接客経験に加え、独自の調査・研究を重ね、アウトドア情報を発信し15年以上。無積雪登山・雪山登山・クライミング・アイスクライミング・自転車旅行・車中泊旅行・ファミリーキャンプなど幅広くアウトドアを経験。(詳細プロフィール)
マムート デュカン22の特徴とメリット








- スペック一覧
- 軽量設計が疲労を抑える
- 背面Air Spaceサスペンションで蒸れを排出
- ショルダーポケットで行動食を素早く補給
- ヒップベルトのスマホポケット
- フロントメッシュポケットで荷物迷子を防ぐ
- ハイドレーション対応で水分補給が簡単
- レインカバー標準装備で急変にも安心
- ポール固定ストラップで安全性向上
- 環境に配慮した素材を使用
- 女性モデル(ウィメンズ)がある
スペック一覧


| 項目 | デュカン22(メンズ) | デュカン22(ウィメンズ) |
|---|---|---|
| 容量 | 22 L | 22 L |
| 重量 | 約920 g(公式値) | 約880 g(公式値) |
| 外寸(グローバル公式値) | 高さ52 × 奥行19 × 幅23 cm | 高さ50 × 幅23 × 奥行18 cm |
| 外寸(日本公式実寸) | 幅約26 × 高さ約54 × マチ約14 cm | 幅約22.5 × 高さ約52.5 × マチ約13.5 cm |
| 背面長 | 46 cm(固定) | やや短め(女性体型最適化) |
| 素材 | bluesign® PRODUCT・リサイクルナイロン(約35%)・Fair Wear・PFCフリーDWR加工 | |
| サスペンション | Air Spaceサスペンション | |
| レインカバー | 付属 | |
| ハイドレーション | 対応(公式:Hydration system-compatible) | |
| カラー展開 | 4色 | 3色 |
| 公式定価(税込) | ¥24,200(2026年6月現在・マムート公式) | |
| 用途 | ハイキング、日帰り〜軽装備の小屋泊 | |



外寸はグローバル公式値と日本公式実寸で表記方法が異なります。
機内持ち込みなどサイズ基準が重要な場面では、日本公式実寸(メンズ:幅約26cm・高さ約54cm・マチ約14cm)をもとに、余裕を見て確認してください。
背面長とは何?!解説&正確な背面長の計測方法(解説動画付き)
背面長の計測方法


軽量設計が疲労を抑える





メンズモデルで約920g、ウィメンズモデルは約880gと、フレーム入り・背面通気系の22Lザックとしてはかなり軽い部類です。
ザックが軽いぶん、行動食や雨具など安全のための装備を余裕をもって入れられます。下山までしっかり脚力を温存できるのも大きなメリットです。
背面Air Spaceサスペンションで蒸れを排出





背面メッシュが本体と背中の間に空気の通り道を作り、歩くたびに自然と換気される仕組みです。





背負ったとき、メッシュ部分とザック本体の間には手のひらがすっと入るくらいのすき間があります。
歩いていると風が抜けていくのを実感できて、かなり蒸れにくいです。
日本の夏山の高湿度環境でも汗が乾きやすく、休憩中の冷えも軽減されます。
腰パッドは立体的な設計で、荷重を骨盤にうまく分散してくれます。


ショルダーポケットで行動食を素早く補給


左右のショルダーハーネスにストレッチポケットがついています。立ち止まらずに行動食を取り出せるので、歩行ペースをキープしやすいです。



ただし、このショルダーポケットには一般的なサイズのスマホは入りませんでした(Galaxy使用)。サングラスや補給食を入れる用途がメインになります。スマホは次に紹介するヒップベルトのポケットへ。
ヒップベルトのスマホポケット


ヒップベルトには左右で形状が異なる2つのポケットを装備。右側は折りたたみ式のスマートフォンポケットで6.7インチクラスまで収納でき、歩きながらでも写真撮影がスムーズです。左側はジッパー付きの小型ポケットで、鍵や小銭などの収納に便利です。



スマホポケットは使わないときに薄くたためるので、腰まわりへの干渉もありません。手帳型ケースに入れたスマホでも余裕で入ります。山でスマホをよく使う方にとってかなり便利なポケットです。
フロントメッシュポケットで荷物迷子を防ぐ


フロントに大きなメッシュインナーポケットを新搭載(旧デュカン24にはなかった追加機能)。メイン気室はU字ジッパーで大きく開くので、底に入れた荷物にもストレスなく手が届きます。



「必要なものが一番下に入っていた…」というあるあるを解消してくれます。小休止のたびにザックをひっくり返す手間がなくなるのは地味にうれしいポイントです。
ハイドレーション対応で水分補給が簡単
内部にリザーバースリーブとホース出口を備え、ハイドレーションシステムに対応しています(公式:Hydration system-compatible)。2Lリザーバーなら扱いやすく、余ったスペースを小物入れに活用することも可能です。歩きながらこまめに水分補給できるので、暑い季節の熱中症対策にも効果的です。
レインカバー標準装備で急変にも安心
ボトムポケットに着脱式レインカバーをあらかじめ収納済み。別途購入の手間とコストが省けるうえ、ザックの形状に合った純正品なのでフィット感もしっかりしています。山の天気は変わりやすいので、すぐ取り出せる位置にカバーが入っているのは安心感があります。
ポール固定ストラップで安全性向上


フロント部とサイド部にトレッキングポールホルダーを装備。折りたたみ式のZポールにも対応しているので、岩稜や鎖場で素早く両手を空けられます。旧デュカン24のスピードポールアタッチメントから刷新され、さまざまなタイプのポールに対応できるようになりました。
環境に配慮した素材を使用
デュカン22は素材面でも大きく進化しています。生地はbluesign®認証を取得し、リサイクルナイロンを約35%使用。フッ素系化合物を使わないPFCフリーDWR(耐久撥水加工)と、Fair Wear認証(製造工場での労働環境保証)も採用されています。アウトドアを楽しみながら環境にも配慮したい方にうれしい仕様です。
女性モデル(ウィメンズ)がある
デュカン22には、ユニセックスモデル(実質メンズ向け)と女性向けのウィメンズモデルがあります。ウィメンズは背面長やヒップベルト、ショルダーストラップの長さまで女性の体型に最適化されており、重量も約880gとメンズより40g軽くなっています。



日本では「ユニセックス」表記のモデルは実質メンズ向けのサイズ感です。女性の方はウィメンズモデルを選ぶのがおすすめ。購入前に実店舗で背負って、腰骨にしっかり荷重が乗るか確認するとより安心です。
マムート デュカン22の気になる点・注意点
- 重い荷物は苦手(筆者感覚では5kg、重くても10kg前後まで)
- 冬季は背面が冷えやすい
- サイドメッシュが擦れに弱い


重い荷物は苦手(筆者感覚では5kg、重くても10kg前後まで)
テント泊フル装備のような重い荷物を入れると、後ろに引かれる感覚が強くなりやすいです。日帰り〜軽装備の小屋泊に割り切った使い方がベストです。



個人的には5kg程度が気持ちよく使える上限かなと感じています。背面がスースー開いているザックは、荷重が背中から離れた位置になりやすく、重くなるほど後ろに引っ張られる感覚が出てきます。
10kg前後になると特にこの傾向が強まります。これはデュカンに限らず、背面通気系ザック全般に共通する特性です。
荷物が多くなりそうなら、ひとつ上のデュカン26(またはデュカン32)も検討してみてください。
冬季は背面が冷えやすい
通気性の高さは裏を返すと、寒い季節は休憩中に汗が一気に冷えやすいということでもあります。気温5℃を下回る環境では、薄手のウインドシェルをはさむなどの対策があると安心です。



夏〜秋の登山ではほぼ気にならないですが、晩秋以降の山では要注意です。
サイドメッシュが擦れに弱い


サイドのストレッチメッシュはボトルが出し入れしやすくて便利ですが、岩場や藪で擦れると毛羽立ちや破れが起きやすい傾向があります。



メッシュ生地は枝に引っかかりやすいので、藪こぎ系のルートでの使用は避けたほうが無難です。
とはいえ、整備された一般登山道ではそういった場所はほとんどないので、普段使いではあまり気にしなくて大丈夫だと思います。
デュカン22・26・32、どれを選ぶ?サイズ比較
デュカン22を調べている方の多くが「26Lや32Lとどう違うの?」と迷われると思います。3サイズの違いを表でまとめました。
| モデル | 容量 | 重量 | 開閉方式 | こんな人に向いている |
|---|---|---|---|---|
| デュカン22 | 22 L | 約920 g | ジッパー式 | 日帰りメイン・荷物少なめ・とにかく軽く歩きたい人 |
| デュカン26 | 26 L | 約1,040 g | 雨蓋式 | 荷物が少し多め・カメラや防寒着を追加したい人・迷ったらこれ |
| デュカン32 | 32 L | 約1,090 g | 雨蓋式 | 小屋泊・冬の日帰り・撮影機材など装備が多い人 |



22Lはジッパー開閉式なので開け口が広くアクセスしやすいのが特徴。26・32Lは雨蓋式です。
「荷物が増えるかもしれない」という方は迷わず26Lを選ぶのが無難です。
デュカン22は「軽さ優先の日帰り専用」と割り切れる方向けのサイズです。
マムート デュカン22の関連動画



アウトドアショップの方が解説してくれています!
わかりやすい☆
マムート デュカン22の向いている人/向いていない人
向いている人
- 日帰りから軽装備の小屋泊まで歩きたいハイカー
- 汗かき体質で背中の蒸れをとにかく抑えたい人
- 行動中にスマホや行動食をサッと取り出したい人
- 環境に配慮したギアを選びたい人
向いていない人
- テント泊など重い荷物を担ぐバックパッカー
- 晩秋〜冬山メインで背面の保温性を重視する登山者
- 予算2万円以内に抑えたいユーザー(公式定価¥24,200)
マムート デュカン22のよくある質問
Q. ハイドレーションは何リットルまで使えますか?
A. 2Lリザーバーが使いやすい基本サイズです。3Lは形状によって収納可否が変わるため、使用するリザーバーで確認しておくと安心です。
Q. 背面長は調整できますか?
A. 固定式で調整できません。目安として、メンズは身長160〜180cm前後、ウィメンズは155〜170cm前後の方に合いやすいとされています(公式値ではなくあくまで目安。実店舗での試着を推奨します)。
Q. 機内持ち込みはできますか?
A. 日本公式実寸はメンズで幅約26cm・高さ約54cm・マチ約14cmです。航空会社によって規定が異なるため、実際の基準と照らし合わせて余裕を見て確認してください。
Q. 旧モデル(デュカン24)と何が変わりましたか?
A. 主な変更点は
①メイン開閉が雨蓋式→ジッパー開閉式に、
②フロントメッシュポケットが追加、
③ヒップベルトが両側ポケット仕様に強化、
④素材がbluesign®認証リサイクルナイロン+PFCフリーDWRに刷新、
⑤ポールホルダーがZポール対応にアップデート、の5点です。
Q. 公式価格はいくらですか?
A. 2026年6月時点のマムート公式オンラインストアでは税込¥24,200です。なお、2025年の発売当初は¥23,100前後で販売されていた時期もあったため、販売店や時期によって変動します。
全体のまとめ








- メンズ920g・ウィメンズ880gの軽量ボディで脚力温存
- Air Space背面が蒸れを軽減
- フロントメッシュポケットで荷物アクセスが快適(新機能)
- ヒップベルトが左右異形の2ポケット仕様に強化(新機能)
- U字ジッパー開閉で荷室の出し入れがスムーズ
- レインカバー標準付属でコスト節約
- bluesign®・リサイクルナイロン・PFCフリーDWRで環境配慮
- 重い荷物は苦手(筆者感覚で5kg、重くても10kg前後まで)
- 冬季は背面の保温対策が必要
- サイドメッシュは藪こぎ系ルートで擦れに注意
- 公式定価¥24,200(税込・2026年6月現在)。最安値は¥16,000台〜(価格.com調べ)
実売価格



デュカン22は2025年春夏モデルとして登場し、2026年6月現在も現行品として流通しています。マムート公式オンラインストアの定価は税込¥24,200(2026年6月時点)。
なお、2025年の発売当初は¥23,100前後で紹介されていた時期もあったため、販売店や購入時期によって価格が変わる場合があります。
価格.comでの最安値は¥16,000台〜(2026年6月時点)で、公式より割安に購入できるショップも多いです。ウィメンズモデルは楽天市場で¥18,000前後が目安になっています。
Amazon、楽天では大型イベントセール、タイムセール、値引きクーポン、ポイントアップキャンペーンで実質売価は変動します。
デュカン 22
(現行モデル)
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