ミレー「サースフェー NX 50+」は、重量1,750g・背面長M48cm/L51cmの、テント泊縦走に向く大型ザックです。背負い心地や収納、耐水1,500mmの注意点、サイズ選び、口コミまで、2026年の公式情報を基に解説します。

背面長はM/Lの2サイズから選べます。メッシュ素材と通気性の高いフォームを組み合わせた背面パッドなど実用性も抜群です。
レインカバーも標準装備です!
記事のポイント
- 伝統と革新が融合した、信頼の背負い心地
- 雨ニモマケズ。シリコン耐久撥水加工による安心感
- 考え抜かれた収納力で、パッキングがもっと楽しく、スマートに
- 40+5・60+・75+との違いを知り、自分に合った容量を選べる
著者PROFILE


名前:Masaki T
経歴:大手アウトドアショップで寝袋・マットのコーナーを中心に約4年間の接客経験に加え、独自の調査・研究を重ね、アウトドア情報を発信し15年以上。無積雪登山・雪山登山・クライミング・アイスクライミング・自転車旅行・車中泊旅行・ファミリーキャンプなど幅広くアウトドアを経験。(詳細プロフィール)
ミレー サースフェー NX 50+の特徴とメリット







長年、多くの登山者に愛されてきたサースフェーシリーズ。2024年3月に登場した現行の大型モデル「NX 50+」は、伝統を守りながらテント泊縦走に合わせて進化しました。
まるで頼れる友人が、少し逞しく優しくなって帰ってきたような嬉しい驚きがあります。ここでは、その魅力を一つずつ見ていきましょう。
- サースフェー NX 50+ スペック一覧
- すべては快適な山旅のために。伝統の背面システム「SAAS FEE BACK」
- 突然の雨も慌てない。頼れる「シリコン耐久撥水加工」
- これぞ機能美。パッキングも楽々「収納システム」
- かゆいところに手が届く!「ショルダーポケット」の新設
- 愛着が湧く、洗練された「デザインと素材」
- 標準装備が嬉しい「レインカバー」
- 身体の一部になるような「フィット感の追求」
ミレー サースフェー NX 50+のスペック一覧


まずは基本スペックをチェックしましょう。数字だけでは語れない魅力もありますが、客観的な数値を知ることはザック選びの第一歩です。特に重量や素材は、他のモデルと比較する際の大切な指標になります。
| 項目 | スペック (メンズ Mサイズ) |
|---|---|
| 容量 | 50+ L |
| 重量 | 約1,750g |
| サイズ | W32×H67×D21cm |
| 背面長 | M=48cm, L=51cm |
| 素材 | CORDURA® OX 210D ナイロン100% |
| 耐水性 | 1,500mm |
| カラー | SAPHIR、DEEP RED(全2色) |
| 価格 | ¥39,600(税込) |
背面長とは何?!解説&正確な背面長の計測方法(解説動画付き)
背面長の計測方法


快適な山旅を支える、伝統の背面システム「SAAS FEE BACK」


サースフェーの真骨頂は、なんといっても背負い心地です。「SAAS FEE BACK」システムは通気性を保ちながら、荷重を腰へしっかり分散してくれます。正しく調整すると、肩だけでなく腰骨まわりでもしっかり荷重を受け止めてくれる設計です。



汗をかきやすい背中中央は、メッシュ素材と通気性の高いフォームパッドを組み合わせた構造で蒸れを逃がします。長時間歩いても快適さをキープでき、この絶妙なバランスこそミレーの経験と技術の賜物です。
突然の雨も慌てない。頼れる「シリコン耐久撥水加工」


山の天気は変わりやすいもの。そんなとき、ザックの撥水性や雨対策は安心感につながります。
「サースフェー NX」で特筆すべきは、シリコン耐久撥水加工と、縫製を減らした筒状ボディです。従来モデルより雨水が入りにくい構造になっています。



レインカバーは標準付属していますが、一時的な小雨では浸水を抑えやすい構造です。天候が悪化する前にレインカバーを装着しましょう。
ただし縫い目やファスナーを含めた完全防水ではありません。本格的な雨ではレインカバーを使い、寝袋や電子機器は防水袋やパックライナーで個別に守りましょう。
これぞ機能美。パッキングも楽々「収納システム」






「サースフェー NX」の収納は、一見シンプルながら実によく考えられています。メインの気室は筒状で、パッキングしやすいのが特徴です。
下部のジッパーを開ければ、下に入れた荷物にも簡単にアクセスできる2気室構造を採用しています。仕切り部分は完全に閉じず少し隙間を残す作りなので、テントポールなど長い物も上下に貫通させて収納できます。



この「なるほど!」と思わせる工夫には、開発者の愛を感じずにはいられません。
下部気室との仕切りはジッパー式ではなくドローコードで絞るタイプ。下には寝袋や着替え、上には調理器具や食料という使い方に加え、荷物が少ないときは仕切りを緩めて1気室のように使うこともできます。
また、大型のフロントポケットや、行動中にさっと取り出したいものを入れておけるウエストベルトのポケットなど、必要な場所に、必要なだけの収納が備わっています。
かゆいところに手が届く!「ショルダーポケット」の新設




今回のアップデートで特に嬉しいのが、ショルダーハーネスに新しく追加されたメッシュポケットです。スマートフォンや500mlペットボトル、行動食を入れるのにぴったりの位置にあります。これまでは飲み物のたびにザックを下ろしたり、無理な体勢で手を伸ばしたり…そんなもどかしさを感じたことはありませんか。



このポケットのおかげで、歩きながらでも水分・エネルギー補給がスムーズに。小さな変化が、快適なペース維持につながります。
愛着が湧く、洗練された「デザインと素材」


新しい「サースフェー NX」は、機能性だけでなく見た目の美しさも魅力です。縫製を減らしたクリーンな筒状デザインは、山だけでなく街にも馴染みます。
素材には軽くて丈夫な「CORDURA®(コーデュラ)ナイロン」を採用。岩場で擦れても破れにくく、長く使えるタフさがあります。
生地の耐水性能は1,500mmです。カラーはSAPHIRとDEEP REDの2色展開です。
ザック表面には、山の稜線を思わせる刺繍がさりげないアクセントに。道具としての信頼性と、相棒としての愛着、その両方を満たしてくれます。
標準装備が嬉しい「レインカバー」




撥水性が高いとはいえ、本格的な雨の中を長時間歩くならレインカバーは必須です。その点「サースフェー NX 50+」は、レインカバーが最初から付属しているのが嬉しいポイントです。
急な天候の変化にも、さっと取り出して対応できる安心感があります。別で購入する必要がないので、経済的なメリットも大きいですね。
身体の一部になるような「フィット感の追求」


ザック選びで最も大切なのは、自分の身体に合っているかどうかです。「サースフェー NX」はM・Lの2サイズ展開で、多くの体型にフィットします。
ショルダーハーネスやウエストベルト、荷物を身体に引き寄せるスタビライザーストラップなど調整機能も充実。正しく調整すれば、重さが驚くほど軽く感じられます。



購入する際は、ぜひ実際に店舗でフィッティングを行い、専門のスタッフに調整してもらうことをお勧めします。
ミレー サースフェー NX 50+の気になる点・注意点




どんなに良い製品にも、光と影はあるもの。ここでは「サースフェー NX 50+」を検討する上で、知っておきたい点を正直にお話しします。
これは欠点というより、このザックが持つ個性。理解することで、さらに愛着が深まるはずです。
- ショルダーポケットの伸縮性
- 実は違う!左右で役割が異なるサイドポケット
- 重量と価格のバランス
- シンプルな構造ゆえの工夫
- 背面長の調整範囲
ショルダーポケットの伸縮性
新設のショルダーポケットは便利ですが、「メッシュにもう少し伸縮性があれば」という声も聞かれます。太めのペットボトルや大きめのスマホは、やや窮屈に感じることもあるかもしれません。
とはいえ、一般的な500mlペットボトルや標準サイズのスマホなら問題なく収まります。収納力とフィット感のトレードオフと言えそうです。
実は違う!左右で役割が異なるサイドポケット
ザック両サイドのポケットは、実は左右で役割が異なります。右側は2方向から出し入れできる深めのボトル用ポケット、左側はトレッキングポールなど長い物を留めやすい浅めのポケットです。
この浅いポケットの使い道に、最初は少し戸惑うかもしれません。ただ、頻繁に出し入れするグローブや地図を入れておくにはむしろ便利。左右の役割を知っておくと、このザックを使いこなしやすくなります。
重量と価格のバランス
「サースフェー NX 50+」の重量は約1,750g。50Lクラスとしては標準的ですが、ウルトラライト系と比べるとやや重く感じるかもしれません。
この重さは、堅牢な生地としっかりした背面システムがあってこそのもの。耐久性・快適性を取るか、軽さを取るかは好み次第です。価格も決して安くはありませんが、作り込みと信頼性を考えれば納得できる範囲だと感じます。
シンプルな構造ゆえの工夫
最近のザックには、外側に細かいポケットを多数備えたモデルもあります。それに比べると「サースフェー NX 50+」はシンプルな構造です。
これはパッキングの自由度が高いというメリットの裏返しでもあります。荷物の整理が苦手な方は物足りなく感じるかもしれません。そんな時は、スタッフバッグやポーチを活用して、自分なりの工夫を楽しんでみてはいかがでしょうか。
背面長の調整範囲
「サースフェー NX」は、MとLの2サイズ展開で多くの体型をカバーしていますが、背面長そのものを無段階で調整する機能は備えていません。



60L以上のモデルは面ファスナーで背面長を43〜53cmの範囲に調整できる背面システムを備えていますが、50+はM48cm・L51cmの固定サイズから選ぶ方式です。
そのため、サイズ選びがとても重要になります。MとLの中間くらいの体型の方は、どちらを選ぶか悩むかもしれません。必ず店舗で荷物を入れた状態で背負い、専門スタッフに相談しながら最適なサイズを見極めることをおすすめします。
ミレー サースフェー NX 50+の口コミ・レビュー




実際にこのザックを使っている方々は、どう感じているのでしょうか。[amazon]や[楽天]の口コミから、印象的なものをご紹介します。
喜びの声も、少し厳しい意見も、どちらもこのザックのリアルな姿。未来の自分を想像しながら読んでみてください。
口コミ確認日:2026年7月/確認媒体:Amazon、楽天市場。個人の感想であり、使用感には個人差があります。
- 背負い心地を評価する口コミ
- 撥水性能を評価する口コミ
- ショルダーポケットに関する口コミ
- 購入前に知っておきたい不満点
- 収納やパッキングに関する口コミ
背負い心地を評価する口コミ
背負い心地を評価する声が目立ちました。「重さを感じにくい」「腰でしっかり支えてくれて肩が楽」といったコメントが見られます。他のザックから買い替えた方からは「さすがサースフェー、安心感が違う」と再評価する声も。
長時間の山行でこそ真価が発揮される。そんなユーザーの信頼感が伝わるレビューに、こちらも嬉しくなります。
撥水性能を評価する口コミ
撥水性へのポジティブな声も見られます。「小雨ならカバーなしでも平気」「汚れも付きにくい」といったコメントがありました。山の天気は読みにくいからこそ、この「安心感」は大きな魅力です。
「カバーを出すタイミングに悩まなくなり、気持ちが楽になった」という声も。まさに開発者の狙い通りかもしれません。
ショルダーポケットに関する口コミ
「スマホや飲み物をサッと取り出せて快適」「行動中のストレスが減った」など、新設のショルダーポケットを評価する声もありました。特にソロ登山が多い方にとって、ザックを下ろさずアクセスできる利便性は大きいようです。
「ポケットの口がもう少し伸びれば」という改善を望む声も。次のモデルチェンジが楽しみですね。
購入前に知っておきたい不満点
もちろん良い点ばかりではありません。「サイドポケットが片方浅い」「ベルトが多くて最初は戸惑った」という正直な声もあります。ベルトの多さはフィット感を高める要素ですが、初心者には少し複雑に感じられるかもしれません。
それでも「全体的には満足」という声も見られました。基本性能の高さの表れと言えそうです。
収納やパッキングに関する口コミ
「筒状で最初は戸惑ったが、慣れるとパッキングしやすい」「2気室の仕切りが便利」など収納面の評価も高めです。下部にアクセスできるフロントジッパーと2気室構造の組み合わせは「痒い所に手が届く設計」と好評です。
自分のスタイルに合わせて効率的に美しくパッキングする。そんな奥深さもこのザックの魅力です。
ミレー サースフェー NX 50+の関連情報
サースフェー NX 50+をより深く知るために役立つ情報をまとめました。動画やFAQ、価格情報もぜひ参考にしてください。
- 動画
- ミレー サースフェー NX 50+の向いている人/向いていない人
- 50+・60+・75+との違いが気になる方へ
- ミレー サースフェー NX 50+のよくある質問
- 実売価格
- 全体のまとめ
動画
ミレーの公式動画
ヤマケイの動画



60+の解説動画ですが、撥水素材や背面パッド、2気室構造、ショルダーポケットなど50+と共通する機能も参考になります。ただし、背面長調整やフロントアクセスジッパー、雨蓋の構造は50+と異なります。
ミレー サースフェー NX 50+の向いている人/向いていない人
【向いている人】
- 小屋泊から夏のテント泊まで、一つのザックで幅広く対応したい方
- 道具の耐久性を重視し、一つのものを長く大切に使いたい方
- 雨天での行動が多く、ザックの高い撥水性に魅力を感じる方
- シンプルで飽きのこない、洗練されたデザインが好きな方
- ブランドの歴史や、道具に込められたストーリーを大切にしたい方
【向いていない人】
- 1gでも軽いザックを求める、ウルトラライト志向の方
- 外側に多数のポケットがないと、荷物の整理が不安な方
- 無段階での背面長調整など、より細かいフィッティング機能を求める方
- 購入費用を少しでも抑えたいと考えている方
50+・60+・75+との違いが気になる方へ
50+は、大型ラインの50+・60+・75+の中で最も軽くコンパクトなモデルです。一般的な夏のテント泊なら50+、装備量が多い縦走なら60+、長期遠征なら75+が候補になります。
1〜2泊程度で身軽に登りたい方は、ひとまわり小さい40+5も選択肢になります。容量ごとの詳しいスペックや選び方は、こちらの比較記事もあわせてご覧ください。
ミレー サースフェー NX 50+のよくある質問
Q1. 女性でも使えますか? A1. MまたはLが体型に合えば女性でも使用できます。ただし、女性向けの「サースフェー NX 50+ W」は背面長やハーネス形状が異なるため、両方を試着して比較するのがおすすめです。
Q2. 日帰り登山には大きすぎますか? A2. 日帰りだけで使うには容量・重量ともに大きく、持て余しやすいです。近いうちにテント泊へ挑戦する予定が明確な方なら候補になりますが、日帰りや小屋泊が中心なら30+5や40+5の方が扱いやすいでしょう。
Q3. お手入れはどのようにすれば良いですか? A3. 表面の汚れはブラシで落とし、中性洗剤を約30℃のぬるま湯で薄めます。洗剤液を布に含ませ、たたくように汚れを拭き取り、その後は水で固く絞った布で洗剤を拭き取ってください。風通しのよい日陰で十分に乾燥させ、水に浸けられない製品もあるため内側の洗濯表示も確認しましょう。
Q4. どこで購入できますか? A4. 全国の登山用品専門店のほか、ミレー公式オンラインストア、[amazon]、[楽天]などで購入できます。ザックはフィッティングが重要なので、できれば実店舗での試着をおすすめします。
Q5. サイズ選びで迷っています。「M(48 cm)」と「L(51 cm)」のどちらを選べば良いですか?
A5. 背面長はザック選びの肝です。サースフェー NX 50+はM(48cm)とL(51cm)の2サイズ展開。MとLは荷物量ではなく、本人の背面長とフィット感で選びます。
正しいサイズは、実際に荷物を入れた状態で背負って確認するのが一番確実です。以下のポイントをチェックしてみましょう。
- 腰ベルトの中央が骨盤の出っ張り(腸骨)にしっかり乗っているか
- ショルダーハーネスの付け根が肩に沿い、浮きや隙間がないか
- 首まわりや脇に強い圧迫感がないか



迷ったときは、店舗で荷物を入れた状態のザックを背負い、専門スタッフに調整してもらうのが確実です。
全体のまとめ




ミレー サースフェー NX 50+の魅力
- 伝統と革新が融合した、信頼の背負い心地
- 雨の日も頼れる、シリコン耐久撥水加工
- パッキングが楽しくなる、考え抜かれた収納
- 歩きながら水分補給、便利なショルダーポケット
- テント泊にも対応する、絶妙な50L+の容量
- 長年の相棒になる、堅牢なコーデュラ素材
- 専用レインカバー付属で、追加投資が不要
- 洗練されたデザインで、所有する喜びも満たす
- 幅広い登山者を支える、懐の深い名作ザック
実売価格



メーカー希望小売価格は¥39,600(税込)です。実売価格は[amazon]や[楽天]、価格.com等でこれより安くなる場合も。購入前に最新価格をご確認ください。
≡ amazon・楽天の口コミ
- 疲れにくい仕様:初めてのミレーリュック購入しました。ボディフィットストラップ&ショルダーストラップ使い勝手素晴らしく体にフィットするので背負いやすく歩くこと出来ます。
- これで良い:長年グレゴリーバルトロを使ってきましたが、随分くたびれてきたので初めてのミレーサースフェーを購入。このクラスのザックでは、やはりバルトロには敵いませんが、かなり良いです。先日もかなりの重量を詰め込んで1日歩きましたが特にどこかの部位にストレスを感じるというようなことはありませんでした。
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