マムート リチウム 25(Mammut Lithium 25)は、日帰り登山やハイキングに最適な、軽量で機能的なバックパックです。快適な背負い心地と、多様なニーズに応える収納力が魅力。取り外し可能なパッド入りヒップベルトは、荷重分散と安定性向上に貢献します。環境に配慮した素材選びも、アウトドア愛好家から支持される理由の一つ。この記事では、リチウム 25 の特徴、メリット、実際のユーザーの声を丁寧に解説します。
記事のポイント
- 軽量性と快適性を追求したデザイン
- 日帰り登山に十分な収納力と機能性
- 環境に配慮したサステナブルな製品
- ユーザーからの高評価と実際の使用感
- 取り外し可能なパッド入りヒップベルトによる快適性向上
著者PROFILE

経歴:大手アウトドアショップで寝袋・マットのコーナーを中心に約4年間の接客経験に加え、独自の調査・研究を重ね、アウトドア情報を発信し10年以上。無積雪登山・雪山登山・クライミング・アイスクライミング・自転車旅行・車中泊旅行・ファミリーキャンプなど幅広くアウトドアを経験。(詳細プロフィール) 名前:Masaki T
マムート リチウム 25 の特徴とメリット
特徴・スペック

- 重量: 880 g
- 取り外し可能な一体型レインカバー
- ポールキャリア
- ヒップベルトに折り畳み式携帯電話用ポケット
- 取り外し可能なパッド入りヒップベルト
- キー ホルダー付きジッパーポケット
- 大きなジッパー付きのフロントポケット
- 伸縮性のある大きなフロントポケット1つ
- ハイドレーション システム対応
- メッシュ サイド ポケット2つ
- ヒップベルトにあるジッパー付きポケット
- ジッパー付きメインコンパートメント
- 前に引くタイプのヒップベルト調節
- 超軽量で通気性に非常に優れたEVAパッド
- 3-D EVAフォームとエアチャンネルにより背中の通気性を確保
- サイド コンプレッション ストラップ
- 優れた荷重伝達により肩への負担が少なく,動きやすいVフレーム
快適な背負い心地を実現する軽量設計

マムート リチウム 25 は、軽量でありながら、快適な背負い心地を実現する設計が特徴です。通気性の高い背面システムと、荷重を分散するヒップベルトにより、長時間の使用でも疲れにくいのが魅力です。特に、日帰り登山やハイキングでは、軽量性と快適性が重要な要素となるため、リチウム 25 はそのニーズにしっかりと応えます。
豊富な収納力と便利な機能性

25L の容量は、日帰り登山に必要な装備を収納するのに十分なスペースを提供します。内部には、整理整頓に便利なポケットが複数あり、荷物を効率的に収納できます。また、ハイドレーションシステムに対応しており、水分補給も容易です。サイドのメッシュポケットは、行動食やドリンクボトルなどの収納に便利で、必要な時にすぐに取り出せます。
取り外し可能なパッド入りヒップベルト

マムート リチウム 25 には、取り外し可能なパッド入りヒップベルトが装備されています。このヒップベルトは、以下の点で快適性に優れています。
- 荷重分散:
- バックパックの重量を腰とヒップに分散させ、肩への負担を軽減します。
- 安定性の向上:
- バックパックが身体にしっかりと固定され、歩行時の揺れを抑えます。
- 取り外し可能:
- 必要に応じて取り外すことができ、タウンユースなど、より軽快に使用したい場合に便利です。
- 便利なポケット:
- ヒップベルトには、スマートフォンを収納できる折りたたみ式ポケットが付いています。

個人的には、ヒップベルトのポケットがスマホがスッポリ入るポケットが付いていることです。これは便利!私のスマホは手帳ケースカバーなので大きめですが、それでもすっぽり入ります。


環境に配慮したサステナブルな製品


マムートは、環境保護に積極的に取り組んでおり、リチウム 25 もその一環として、リサイクル素材を主に使用しています。PFC フリーの耐久撥水加工や bluesign® 認証は、環境負荷の少ない製品であることを証明しています。アウトドア愛好家として、自然環境への影響を考慮した製品を選ぶことは、重要な選択肢の一つです。
細部にまでこだわったデザインと耐久性


マムート製品は、そのデザイン性と耐久性において高い評価を得ています。リチウム 25 も、細部にまでこだわったデザインが施されており、アウトドアシーンはもちろん、都市部での使用にも適しています。耐久性の高い素材を使用することで、長く愛用できる製品となっています。アウトドアでの使用は、時に過酷な条件下で行われることもありますが、リチウム 25 は、そのような状況下でも安心して使用できる耐久性を備えています。
女性も使いやすい専用設計


女性用モデル「Lithium 25 Women」は、女性の体型に合わせた専用のキャリングシステムとショルダーストラップを採用し、より快適なフィット感を提供します。女性がアウトドア活動をより快適に楽しめるよう、細部にまで配慮された設計は、多くの女性アウトドア愛好家から支持されています。デザインも女性向けにアレンジされており、機能性だけでなく、ファッション性も重視する女性にもおすすめです。



男性モデルと基本的なパーツは一緒ですが、肩にかけるショルダーストラップ、背面長(少し短い)、ヒップベルト(少し短い)が異なります。
ショルダーストラップは、男性モデルより少し細めで短く、形状も胸を避けるような形状になります。


上の画像は他メーカーのものですが、性別により身体の構造が異なるので、それに合わせて設計されています。
マムート リチウム 25 の気になる点・注意点


容量について
25L という容量は、日帰り登山には十分ですが、1 泊以上の登山や、荷物が多い場合には容量不足を感じる可能性があります。



リチウム25よりも容量が多いリチウム30があります。容量が以外にも細かな作りが違います。
容量以外の大きな違いは、荷物の取り出し口です。リチウム25はジッパー開閉ですが、リチウム30は雨蓋式で雨蓋を取り外すと巾着状の開口部になります。
雨蓋式は予定以上の荷物の増加に対応でき、雨天時に開口部に雨が入りにくいなど登山用として優れている構造ですが、頻繁な荷物の出し入れにはジッパー開閉が断然有利です。リチウム25はどちらかというと登山・ハイキングより普段遣いした方向けなのかと思います。



また、リチウム25は容量的に日帰り登山向けで、荷物が増える山小屋1泊登山は難しいか、パンパンに入れるかになると思います。
雨天時の防水性について


一体型レインカバーは付属していますが、完全防水ではありません。背中側はカバーかかりませんので、豪雨の場合は、背面から内部に浸水する可能性があるため、防水対策が必要です。



レインカバーはザックの一番底にあります。外側の底にジッパーがあり底から取り出せます。
耐久性と長期使用について
耐久性の高い素材を使用していますが、長期間の使用や過酷な環境下では、劣化する可能性があります。定期的なメンテナンスが必要です。
フィット感の個人差について
快適な背負い心地は、個人の体型や荷物の量によって感じ方が異なります。購入前に、実際に試着してフィット感を確認することをおすすめします。
価格帯について
マムート製品は、高品質である分、価格帯も高めです。予算に合わせて、必要な機能と価格を比較検討することが重要です。
マムート リチウム 25 の動画



女性モデルですが、男性用とサイズ感が違うだけで同じ構造なので、参考になります。



また、リチウム30の動画になりますが、ヒップベルトの取り外し方がリチウム25も同じなので、掲載しておきます。
マムート リチウム 25 の口コミ&レビュー
軽量性と快適性に対する高評価
[amazon] 購入者レビュー「非常に軽く、背負い心地も良いので、長時間のハイキングでも疲れにくいです。」収納力と機能性に対する満足度
[楽天] 購入者レビュー「ポケットが多くて整理しやすく、ハイドレーションシステムも便利です。」環境への配慮に対する共感
[amazon] 購入者レビュー「リサイクル素材を使用している点に惹かれました。環境に配慮した製品を選びたい人におすすめです。」デザイン性と耐久性に対する評価
[楽天] 購入者レビュー「デザインが気に入って購入しました。耐久性も高く、長く愛用できそうです。」女性用モデルに対する好評
[amazon] 購入者レビュー「女性用モデルは、フィット感が良く、快適に背負えます。デザインも可愛くて気に入っています。」全体のまとめ


- 軽量で快適な背負い心地
- 日帰り登山に十分な収納力と機能性
- 取り外し可能なパッド入りヒップベルトによる快適性向上
- 環境に配慮したサステナブルな製品
- デザイン性と耐久性も兼ね備える
- 女性用モデルも快適なフィット感
- 荷物が多い場合は容量不足の可能性
- 雨天時は防水対策が必要
- 長期使用には定期的なメンテナンス
- フィット感は個人差あり
- 価格帯は高め
マムート リチウム 25 は、日帰り登山やハイキングに最適な、軽量で機能的なバックパックです。快適な背負い心地と、多様なニーズに応える収納力が魅力。取り外し可能なパッド入りヒップベルトは、荷重分散と安定性向上に貢献します。環境に配慮した素材選びも、アウトドア愛好家から支持される理由の一つです。



最大の特徴は「取り外し可能なパッド入りヒップベルト」でしょう。登山・ハイキングはもちろんのこと、街使いも可能なので、汎用性が高いです!
オンライン販売価格は、ショップ、ザックの色、時期により変動していますが、1万5千円前後です。
関連記事
著者PROFILE
2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。

楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆

寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。

『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆