マムートのリチウム 30は、その洗練されたデザインと卓越した機能性で、多くのアウトドア愛好家から支持されています。軽量でありながら耐久性に優れ、日帰りハイキングから1泊2日の山小屋泊の登山まで、幅広いシーンで活躍します。環境に配慮した素材選びも、このバックパックの魅力の一つ。この記事では、リチウム 30の詳細な特徴、メリット、実際のユーザーの声を丁寧に紐解き、その魅力を余すことなくお伝えします。

記事のポイント
- 軽量性と快適性を追求したエルゴノミクスデザイン
- 多様なアウトドアシーンに対応する機能性
- 環境への配慮と持続可能性
- 実際の使用者の声に基づく評価
- 取り外し可能なパッド入りヒップベルトによる快適性向上
著者PROFILE

経歴:大手アウトドアショップで寝袋・マットのコーナーを中心に約4年間の接客経験に加え、独自の調査・研究を重ね、アウトドア情報を発信し10年以上。無積雪登山・雪山登山・クライミング・アイスクライミング・自転車旅行・車中泊旅行・ファミリーキャンプなど幅広くアウトドアを経験。(詳細プロフィール) 名前:Masaki T
マムート リチウム 30 の特徴とメリット
![[Mammut] バックパック [マムート] リチウム 30 / Lithium 30](https://nebukuro.net/wp-content/uploads/mummt-litium-30-2.jpg)
- 重量: 930 g
- 取り外し可能な一体型レインカバー
- ポールキャリア
- ヒップベルトに折り畳み式携帯電話用ポケット
- 取り外し可能なパッド入りヒップベルト
- キーポケット付き外および内ポケットには雨蓋を装備
- 大きなジッパー付きのフロントポケット
- 伸縮性のある大きなフロントポケット1つ
- ハイドレーション システム対応
- メッシュ サイド ポケット2つ
- ヒップベルトにあるジッパー付きポケット
- 前に引くタイプのヒップベルト調節
- 超軽量で通気性に非常に優れたEVAパッド
- 3-D EVAフォームとエアチャンネルにより背中の通気性を確保
- サイド コンプレッション ストラップ
- 優れた荷重伝達により肩への負担が少なく,動きやすいVフレーム
- 身体へのフィット感と快適な背負い心地
- 多様なニーズに応える多機能性
- 取り外し可能なパッド入りヒップベルト
- 環境への配慮と持続可能性
- 細部に宿るデザイン性と耐久性
- 女性のための専用設計
身体へのフィット感と快適な背負い心地

マムート リチウム 30 の設計は、身体へのフィット感を追求し、長時間の使用でも快適な背負い心地を提供します。軽量化された本体と、通気性に優れたショルダーパッド、そして背中の蒸れを防ぐ 3D EVA フォームのエアチャンネルが、その快適性を支えています。特に、日帰りハイキングや軽登山において、その軽量性と快適性は、疲労を軽減し、より快適なアウトドア体験を可能にします。また、女性用モデルでは、女性の体型に合わせた専用のキャリングシステムを採用し、よりパーソナライズされたフィット感を実現しています。

背面の両サイドには(おそらくアルミ合金の)Vフレームが入っています。このフレームがあることにより、ヒップベルトを締めると、荷物の荷重が腰に乗り、両肩への負担が非常に軽くなります。数時間に及ぶハイキング・トレッキングでは楽に荷物を持ち運ぶために重要な機能になります。
多様なニーズに応える多機能性
リチウム 30 は、多様なアウトドアシーンに対応するための機能を豊富に備えています。ハイドレーションシステム対応で、水分補給が容易に行えるほか、サイドのメッシュポケットは、行動食や地図などの小物を素早く取り出すのに便利です。また、一体型レインカバーは、急な天候の変化にも対応し、荷物を濡れから守ります。内部には、整理整頓に役立つ複数のポケットがあり、荷物を効率的に収納できます。これらの機能は、日帰り登山から旅行、日常使いまで、幅広いシーンでその利便性を発揮します。
取り外し可能なパッド入りヒップベルト
ヒップベルトは、必要に応じて取り外すことができます。例えば、軽い荷物で短時間のハイキングや、タウンユースで使用する場合には、ヒップベルトを外してより軽快に使用できます。取り外しが容易にできることで、様々なシーンに対応できる快適性と利便性を両立させたバックパックと言えるでしょう。



個人的には、ヒップベルトのポケットがスマホがスッポリ入るポケットが付いていることです。これは便利!私のスマホは手帳ケースカバーなので大きめですが、それでもすっぽり入ります。





取り外し方は、後述のYoutube動画で確認できます。
環境への配慮と持続可能性


マムートは、環境保護に積極的に取り組んでおり、リチウム 30 も、その取り組みの一環として、リサイクル素材を主に使用しています。PFC フリーの耐久撥水加工や、bluesign® 認証は、環境負荷の少ない製品であることを証明しています。アウトドア活動を愛する者として、自然環境への影響を最小限に抑える製品を選ぶことは、重要な選択肢の一つと言えるでしょう。
細部に宿るデザイン性と耐久性
マムート製品は、そのデザイン性と耐久性において高い評価を得ています。リチウム 30 も、細部にまでこだわったデザインが施されており、アウトドアシーンはもちろん、都市部での使用にも適しています。耐久性の高い素材を使用することで、長く愛用できる製品となっています。アウトドアでの使用は、時に過酷な条件下で行われることもありますが、リチウム 30 は、そのような状況下でも安心して使用できる耐久性を備えています。
女性のための専用設計


女性用モデル「Lithium 30 Women」は、女性の体型に合わせた専用のキャリングシステムとショルダーストラップを採用し、より快適なフィット感を提供します。女性がアウトドア活動をより快適に楽しめるよう、細部にまで配慮された設計は、多くの女性アウトドア愛好家から支持されています。デザインも女性向けにアレンジされており、機能性だけでなく、ファッション性も重視する女性にもおすすめです。



男性モデルと基本的なパーツは一緒ですが、肩にかけるショルダーストラップ、背面長(少し短い)、ヒップベルト(少し短い)が異なります。
ショルダーストラップは、男性モデルより少し細めで短く、形状も胸を避けるような形状になります。


上の画像は他メーカーのものですが、性別により身体の構造が異なるので、それに合わせて設計されています。
マムート リチウム 30 の気になる点・注意点


- 容量と荷物のバランスについて
- 雨天時の防水性について
- 耐久性と長期使用について
- フィット感の個人差について
- 価格帯について
容量と荷物のバランスについて
30L という容量は、日帰りから1泊2日の登山に適していますが、荷物が多い場合は容量不足を感じる可能性があります。荷物の量とパッキングのバランスを考慮する必要があります。
雨天時の防水性について


一体型レインカバーは付属していますが、完全防水ではありません。背中側はカバーかかりませんので、豪雨の場合は、背面から内部に浸水する可能性があるため、防水対策が必要です。



レインカバーはザックの一番底にあります。外側の底にジッパーがあり底から取り出せます。
耐久性と長期使用について
耐久性の高い素材を使用していますが、長期間の使用や過酷な環境下では、劣化する可能性があります。定期的なメンテナンスが必要です。
フィット感の個人差について
快適な背負い心地は、個人の体型や荷物の量によって感じ方が異なります。購入前に、実際に試着してフィット感を確認することをおすすめします。
価格帯について
マムート製品は、高品質である分、価格帯も高めです。予算に合わせて、必要な機能と価格を比較検討することが重要です。
マムート リチウム 30 の動画



この紹介動画がかなりわかりやすいです!
ウエストベルトの取り方もわかります。
(個人的には一度内部に手を入れて面ファスナーをベリベリと剥がしてから引っ張った方がザックにやさしいと思います)
マムート リチウム 30 の口コミ&レビュー
軽量性と快適性に対する高評価
[amazon] 購入者レビュー「非常に軽く、背負い心地も良いので、長時間のハイキングでも疲れにくいです。」多機能性に対する満足度
[楽天] 購入者レビュー「ハイドレーションシステムやサイドポケットなど、機能が充実していて使いやすいです。」環境への配慮に対する共感
[amazon] 購入者レビュー「リサイクル素材を使用している点に惹かれました。環境に配慮した製品を選びたい人におすすめです。」デザイン性と耐久性に対する評価
[楽天] 購入者レビュー「デザインが気に入って購入しました。耐久性も高く、長く愛用できそうです。」女性用モデルに対する好評
[amazon] 購入者レビュー「女性用モデルは、フィット感が良く、快適に背負えます。デザインも可愛くて気に入っています。」全体のまとめ


- 軽量性と快適性を両立したデザイン
- 多彩な機能を備え、様々なシーンに対応
- 環境に配慮したサステナブルな製品
- デザイン性と耐久性も兼ね備える
- 女性用モデルも快適なフィット感
- 荷物が多い場合は容量不足の可能性
- 雨天時は防水対策が必要
- 長期使用には定期的なメンテナンス
- フィット感は個人差あり
- 価格帯は高め
マムート リチウム 30 は、その優れた機能性と快適性で、多くのアウトドア愛好家から信頼を得ています。環境への配慮、細部にまでこだわったデザイン、そして多様なニーズに応える機能性は、アウトドア体験をより豊かなものにすると思います。



最大の特徴は「取り外し可能なパッド入りヒップベルト」でしょう。登山・ハイキングはもちろんのこと、街使いも可能なので、汎用性が高いです!
オンライン販売価格は、ショップ、ザックの色、時期により変動していますが、1万5千円前後です。
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著者PROFILE
2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。

楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆

寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。

『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆