マムート デュカン26(Ducan 26)は、約1.04kgの軽量性と優れた通気性を両立した26Lデイパックです。独自のエアスペースサスペンションとリムーバブルレインカバーを標準装備し、日帰りから軽装の縦走まで幅広く対応します。22L・32Lとの違いを公式スペックで比較し、口コミや実売価格、注意点まで網羅しました。
記事のポイント
- デュカン26の特徴とメリット
- 気になる点・注意点
- デュカン26の関連情報
- 向いている人/向いていない人
マムート デュカン26の特徴とメリット

- 軽量1.04kgながら耐久ナイロン採用
- エアスペースサスペンションで背面が蒸れにくい
- フロント大型メッシュポケットで行動中の収納が楽
- ショルダーポケットで行動食を素早く補給
- フォールドアウト・スマホポケット付きヒップベルト
- レインカバー標準装備で急な雨にも対応
- メタルフレーム採用で荷重分散◎
- ハイドレーションシステム対応
- PFCフリーの撥水加工で環境配慮
マムート デュカン26のスペック一覧

項目 | デュカン26 |
---|---|
容量 | 26L |
重量 | 1,040g |
サイズ | 55×25×20cm |
背面長 | M(46cm) |
主素材 | ナイロン90%・ポリエステル10% |
レインカバー | あり(着脱式) |
対応アクティビティ | ハイキング/ヴィアフェラータ |
品番 | 2530‑01260 |
軽量設計と耐久素材

通勤用リュック並みの1.04kgという数字は、フレーム入り26Lクラスでは驚きです。軽さの秘密はナイロン主体のリップストップ生地と必要最小限のメタルフレーム。
エアスペースサスペンションの通気性

背面パネルを湾曲させて荷室と身体の間に空間を確保するエアスペースサスペンションを採用。歩行時に背中とザックが直接触れにくく、汗抜けが良好です。


背負った時に背中に当たるメッシュ部分とザックの本体の間は手のひらが難なく入るくらいのスペースが確保されています。
登山時に風が抜けていくので、かなり蒸れにくい構造になっています。





軽快な背負い心地は長時間行動の疲労軽減にもつながります。
クイックアクセスフロントポケット


ストレッチメッシュのフロントポケットは、濡れたレインウェアや行動食を放り込むのに最適。ゴム口で内容物をホールドしつつ、片手で出し入れ可能です。
ショルダーポケットで行動食を素早く補給


左右ハーネスにストレッチポケットを装備。行動食など小物を立ち止まらず取り出せるため、行動テンポが維持できます。



因みに、このショルダーポケットには私のスマホは入りませんでした(一般的なサイズのスマホ(Galaxy )です)。サングラスを入れる程度のポケットサイズですので、ご注意ください。
ヒップベルトのスマホポケット


右ヒップベルトには折りたたみ式のスマートフォンポケットを配置。6.7インチクラスまで収納でき、歩行中でも写真撮影がスムーズに。



未使用時は薄く畳めるため腰回りの干渉もありません。SNS好きなハイカーにとって小さな幸せをもたらすディテールです。
私の手帳ケース入りのスマホでも余裕で入ります。一般的なスマホサイズならほぼ入ると思います。
レインカバー標準装備
山の天気は気まぐれ。デュカン26は着脱式レインカバーを底部ポケットに内蔵し、ザックカバーを別途購入する手間とコストを削減します。



強風でバタつかないドローコード付き。雨が止んだ後は濡れたカバーだけを取り外して乾かせるため、ザック本体を汚さずに済みます。
メタルフレームと荷重分散
内部に一体型金属フレームを備え、3kg超の荷物でも腰で支えやすいバランスです。ウエストハーネスが前 pull式で締めやすく、フィット感の微調整も楽です。



メタルフレームがかなりしっかりしています。背面がスースーと空間ありながら、荷重を腰にしっかりのせれます。
ハイドレーションシステム対応
背面内部に3L対応のハイドレーションスリーブを装備。右ショルダーハーネスにホースガイドがあり、歩きながらの給水がスムーズです。吸水効率が上がることで休憩回数を減らし、行動時間を短縮できました。
環境配慮のPFCフリー撥水
表地はPFCフリーDWR処理。環境負荷の高いフッ素化合物を排除しながら、十分な撥水性能を両立しています。小雨の立山で30分歩行後も内部への浸水は認められず、環境と実用性を両立した一歩といえます。
マムート デュカン26の気になる点・注意点


- 背面長は固定式で小柄な方は合わない場合あり
- 腰ポケットが片側のみで左右非対称
- フレームが硬く荷物量が極端に少ないと型崩れ
- サイドコンプレッションが下部のみで中間が緩い
- カラー展開が落ち着いた色味中心
背面長のフィット感
背面長がM(46cm)固定のため、身長165cm以下では肩位置が高く感じるケースがあります。試着でショルダーハーネスの位置を必ず確認してください。
左右非対称ヒップポケット


ジッパー付きポケットが右側のみの設計。左利きの方はアクセスしづらく煩わしさを感じるかもしれません。
荷物量が少ないと型崩れ
メタルフレームがしっかりしている反面、荷室が空に近いとフレームが背中に当たる感覚があります。少量装備時はバックルで底を締めるなど調整が必要です。
コンプレッション不足


上部に横ストラップがなく、中間の荷物が揺れやすい点は要注意。
カラー展開
ブラック・ブルー基調の3~4色展開で、鮮やかな色を求める方には選択肢が限られます。視認性を高めたい場合はレインカバーで色味を補う方法もあります。
マムート デュカン26の関連動画



動画だと全体構造がわかりやすいです。
背面エアスペースの構造が詳細に解説され、通気性能の視覚的理解に役立ちます。
ウィメンズとメンズ(ユニセックス)モデルの動画です。
マムート デュカン26とデュカン22/32の違い


デュカン22


デュカン26


デュカン32
モデル | 容量 | 重量 | サイズ(H×W×D) |
デュカン22 | 22L | 920g | 52×23×19cm |
デュカン26 | 26L | 1,040g | 55×25×20cm |
デュカン32 | 32L | 1,090g | 56×26×22cm |
容量と行動時間
22Lはライトハイキング向け、32Lは軽めの1泊山行までカバー。26Lはその中間で日帰り+非常用品を余裕で収納できる万能ポジションです。
重量差と背負い心地
3モデル間の重量差は最大170g。背面構造は共通のため、容量選択が主な決め手となります。余裕を持ちたいなら26Lがバランス良好。
価格差とコスパ
最もコスパが高いのは中央に位置する26Lで、容量あたりの単価が低く、追加機能も同等です。
ユーティリティ機能
双方ともレインカバー・スマホポケットなど装備は共通。
おすすめユーザー像
身長175cm以上で荷物多めなら32L、軽装ハイカーや女性なら22L、迷ったら26Lが無難という結論に落ち着きます。
マムート デュカン26の向いている人/向いていない人
- 向いている: 日帰り登山で軽さと通気性を重視する人、装備を整理整頓したい人
- 向いていない: 背面長の短い方、鮮やかなカラーを求める人
マムート デュカン26のよくある質問
- ハイドレーションは何リットルまで? → 3Lまで対応
- レインカバー単品の販売は? → 公式パーツとして購入可能
- PC収納は可能? → 背面がカーブしているため非推奨
全体のまとめ
マムート デュカン26は軽量・通気・機能の三拍子が揃う万能デイパック。サイズ選びに悩むならまず試したい一本。
全体のまとめ


- 1.04kgでフレーム入り26Lは軽量級
- 背面が蒸れにくいエアスペース仕様
- レインカバー標準装備で急な雨も安心
- ヒップベルトにスマホポケット搭載
- フロントメッシュで濡れ物収納◎
- PFCフリーで環境配慮
- 背面長はM固定で試着要
- 初めての本格ザックにも最適



マムート デュカン26は軽量・通気・機能の三拍子が揃う万能デイパック。サイズ選びに悩んだらおすすめなサイズです。
実売価格
Amazon、楽天では大型イベントセール、タイムセール、値引きクーポン、ポイントアップキャンペーンで実質売価は変動します。
レビュー
- ベスト型のショルダーベルトは身体沿ってフィットします。行動食やコンパスなどが入れられる。