マムートのデュカンシリーズは、軽量性と背負い心地を両立したハイキング向けバックパックとして高い評価を受けてきました。旧モデルのデュカン24と新モデルのデュカン22は、一見すると容量がわずかに異なるだけに見えますが、背面システムや素材、ギア収納の仕様など随所に改良が施されています。本記事では、それぞれの特徴を丁寧に比較し、自分の行動スタイルに合った一台を選ぶためのポイントをわかりやすく解説します。

デュカン24
(旧モデル)

デュカン22
(新モデル)
マムート デュカン24(旧モデル)と デュカン22(新モデル)の主な違い
項目 | デュカン24 (2530-00350) | デュカン22 (2530-01220) |
---|---|---|
容量 | 24 L | 22 L |
重量 | 約 910 g | 約 920 g |
背面構造 | CONTACT STREAM™ (金属フレーム+テンションメッシュで荷重と通気を両立) | Air Space システム(背面メッシュを再設計し、パッドを戦略的に配置して通気性を向上) |
外部ポケット | ・ショルダーストラップ大型メッシュ ・両サイドメッシュ ・トップリッド内外ポケット ・ヒップベルトジッパー ・スピードポールアタッチメント | ・フロント全面メッシュスリーブ(新設) ・両サイドメッシュ ・ショルダー大型メッシュ ・ヒップベルトジッパー |
レインカバー | 〇(着脱式) | 〇(着脱式) |
サステナビリティ | ―(公表なし) | bluesign® PRODUCT、PFC-free DWR、リサイクル素材比率アップ |
主素材 | 91 % ナイロン / 9 % ポリエステル | 90 % ナイロン / 10 % ポリエステル |
サイズ目安 | H 54 × W 27 × D 23 cm、背面長 48.5 cm(L) | H 52 × W 23 × D 19 cm、背面長 46 cm(M) |
その他の特徴 | Mammut Connect チップ内蔵 | フィット感を高めたエラスティックチェストストラップ、素材・背面刷新 |
違いまとめ|デュカン24(旧)VS デュカン22(新)

デュカン24
(旧モデル)

デュカン22
(新モデル)
容量と背面長のコンパクト化
デュカン22 は公称容量が 2 L 減り背面長も 48.5 cm → 46 cm へ短縮。小柄な体格でもフィットしやすく、日帰りハイク向けに軽快さを高めています。
背面システムの刷新による通気性向上
旧モデルの CONTACT STREAM™ から、テンションメッシュを最小限に抑えた Air Space システム へ移行。背面中央に空気の通り道を確保し、発汗時のムレ感を軽減します。
ギア収納スタイルの変更
旧モデルに搭載されていた スピードポールアタッチメント が省かれ、新モデルではザック正面にフロント全面メッシュスリーブを追加。歩行中にジャケットやヘルメットを素早く出し入れできるようになりました。
サステナビリティ仕様の強化
デュカン22 はリサイクルナイロン比率を約 35 % まで引き上げ、bluesign® 認証 & PFC‑Free DWR を採用。環境負荷を抑えつつ耐久撥水性能を確保しています。
価格差と選び方のポイント
新モデルは機能強化に伴い価格が約 3,000 円上昇。ただし通気性や環境配慮を重視するユーザーには価値が高く、ポール収納や容量を優先する場合は旧モデルが依然有力です。
どちらを選ぶ?

デュカン24
(旧モデル)

デュカン22
(新モデル)
- 日帰りメインでよりスマートに動きたい場合は、背面のムレを抑えた新型 デュカン22 が扱いやすいです。フロントポケットで行動中の収納もスムーズになります。
- 装備量がやや多い・ポール携行頻度が高い場合や、旧来の背負い心地が好みなら デュカン24 も依然魅力的です。容量対重量比ではこちらが優秀で、在庫があるうちに確保しておく価値があります。
発売時期は24 Lが2019年頃に登場、その後シリーズ再編で2024年シーズンから22 Lが現行モデルとして置き換わりました。どちらもマムートらしい安定した背負い心地と細部の作り込みは共通ですので、 「容量と背面フィット感の好み」 を基準に選ぶと後悔しにくいでしょう。

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デュカン24
(旧モデル)
デュカン22
(新モデル)