コールマンのパフォーマーⅢシリーズは、コールマンの封筒型の寝袋の中でも最も低価格なモデルです。多様な温度環境に対応し、快適な睡眠を提供する人気アイテムです。この記事では、パフォーマーⅢ(C15/C10/C5)の各モデルの特徴から選び方、メンテナンス方法まで、徹底解説します。

特に、初めての寝袋選びで、品質と価格のバランスを重視するキャンパーにとって、パフォーマーⅢシリーズは非常におすすめです。
家族分まとめ買いしたいけど、できるだけ安く買いたい!という方におすすめです。
記事のポイント
- 多様な温度帯に対応するパフォーマーⅢシリーズ
- 快適な睡眠をサポートする機能性と使い心地
- 比較的手頃な価格帯
- ライバル製品との比較
著者PROFILE


経歴:大手アウトドアショップで寝袋・マットのコーナーを中心に約4年間の接客経験に加え、独自の調査・研究を重ね、アウトドア情報を発信し15年以上。無積雪登山・雪山登山・クライミング・アイスクライミング・自転車旅行・車中泊旅行・ファミリーキャンプなど幅広くアウトドアを経験。(詳細プロフィール) 名前:Masaki T
コールマン パフォーマーⅢ(C15/C10/C5)の特徴とメリット


パフォーマーⅢ C15


パフォーマーⅢ C10


パフォーマーⅢ C5



パフォーマーⅢシリーズは、C15、C10、C5と三つのモデルがあり、それぞれ快適使用温度が異なります。Cの後の数字が使用できる温度を示しています。
写真を見るだけでも、明らかにC5の方が中綿が多く膨らみがあるのがわかります。
幅広い温度帯に対応する多様性
これにより、春から秋にかけての幅広い季節や、キャンプ地の気温に合わせて最適な寝袋を選ぶことができます。例えば、温暖な季節やインドアでの使用にはC15、少し肌寒い季節にはC10、そして寒冷な季節にはC5が適しています。多様な温度帯に対応することで、一年を通してキャンプを楽しむキャンパーにとって、パフォーマーⅢシリーズは非常に魅力的な選択肢となります。
快適な睡眠をサポートする機能性


パフォーマーⅢシリーズは、快適な睡眠をサポートするために、様々な工夫が凝らされています。例えば、優れた保温性を持つ素材の選択、体をゆったりと包み込む封筒型デザイン、そして洗濯機で丸洗いできる手軽さです。これらの機能は、キャンプでの睡眠を快適にするだけでなく、使用後のメンテナンスも容易にします。



特に、洗濯機で洗える点は、アウトドアで頻繁に使用する寝袋にとって、非常に大きなメリットと言えるでしょう。
使いやすさを追求したデザイン


パフォーマーⅢシリーズは、使いやすさにもこだわっています。例えば、スムーズな開閉が可能なファスナー、収納しやすいロール収納、そして持ち運びしやすいコンパクトな収納サイズです。これらのデザインは、キャンプ場での設営や撤収をスムーズにし、キャンパーの負担を軽減します。







特に、コンパクトに収納できる点は、荷物を減らしたいキャンパーにとって、非常に魅力的なポイントです。
高いコストパフォーマンス
パフォーマーⅢシリーズは、比較的手頃な価格帯で提供されています。これは、アウトドア初心者からベテランキャンパーまで、幅広い層にとって魅力的なポイントです。



特に、初めての寝袋選びで、コストを抑えたいキャンパーにとって、パフォーマーⅢシリーズは非常におすすめです。
家族分まとめ買いしたいけど、できるだけ安く買いたい!という方におすすめです。
連結可能なデザイン
パフォーマーⅢシリーズは、連結可能なデザインとなっており、二つの寝袋を連結して、親子で一緒に寝ることができます。
コールマン パフォーマーⅢ C15、C10、C5の比較表



コールマン パフォーマーⅢ C15、C10、C5の比較表を作成しました。
各モデルの主な違いは、快適使用温度、収納サイズ、重量です。キャンプをする季節や場所、持ち運びやすさなどを考慮して、自分に合ったモデルを選びましょう。
項目 | パフォーマーⅢ/C15 | パフォーマーⅢ/C10 | パフォーマーⅢ/C5 |
---|---|---|---|
快適使用温度 | 15℃以上 | 10℃以上 | 5℃以上 |
本体サイズ | 約80×190cm | 約80×190cm | 約80×190cm |
収納サイズ | 約φ16×40cm | 約φ20×40cm | 約φ24×41cm |
重量 | 約890g | 約1.1kg | 約1.4kg |
特徴 | 軽量・コンパクトで持ち運びに便利。夏のキャンプや車中泊におすすめ。 | 春から秋のファミリーキャンプにおすすめ。 | 春から秋の高原にも対応できる保温性。 |
- パフォーマーⅢ/C15は、主に夏と夏前後なので、寝袋時代はペラペラです。薄い分、収納サイズもコンパクトなので、荷物を少なくしたい場合にも適しています。
- パフォーマーⅢ/C10は3シーズン向けで汎用的に使いやすい保温力です。
- パフォーマーⅢ/C5は肌寒い時期のキャンプにも対応できますが、他の2点にくらべると収納サイズが大きく、重量もあります。
コールマン パフォーマーⅢ(C15/C10/C5)の気になる点・注意点
- 収納サイズと重量
- 耐久性
- 保温性
- 洗濯について
- 特殊な体型の方
収納サイズと重量
パフォーマーⅢシリーズは、同社の他のモデルに比べてコンパクトに収納できる点が魅力です(収納サイズと重量はモデルによって異なります)特に、C5モデルは、他のモデルに比べて収納サイズが大きく、重量も重いため、荷物を最小限に抑えたい場合には注意が必要です。
耐久性
パフォーマーⅢシリーズは、耐久性に優れた素材を使用していますが、過酷な環境下での使用や、長期間の使用によって、劣化する可能性があります。特に、ファスナー部分は、頻繁な開閉によって、摩耗する可能性があるため、丁寧な扱いが必要です。
保温性
パフォーマーⅢシリーズは、各モデルごとに適切な温度帯で使用することで、快適な睡眠を提供します。しかし、極端に寒い環境下では、保温性が不足する可能性があります。そのため、キャンプ地の気温を事前に確認し、適切なモデルを選ぶことが重要です。



寝袋は、基本的に余裕を持った保温力のものを選ぶのがすごく大切です。
洗濯について
パフォーマーⅢシリーズは、洗濯機で丸洗いできますが、乾燥機の使用は推奨されていません。乾燥機を使用すると、寝袋の素材が傷む可能性があるため、陰干しで自然乾燥させることが推奨されます。



生地と中綿が化学繊維なので、乾きは早いです。
特殊な体型の方
パフォーマーⅢシリーズは、標準的な体型の方に合わせてデザインされています。そのため、特殊な体型の方にとっては、窮屈に感じる場合があります。特に、大柄な方や、ゆったりとした寝心地を好む方は、事前にサイズを確認することが重要です。



パフォーマーⅢの横幅80cmは、十分余裕がある方です。多くの方は快適に寝れるサイズ感です。
コールマン パフォーマーⅢ(C15/C10/C5)の口コミ・レビュー


快適な温度帯での使用感
「C10モデルを春と秋のキャンプで使用しました。夜間の気温が10℃前後の時に、ちょうど良く快適に眠ることができました。」[楽天]
「C5モデルは冬キャンプで使用。暖かく快適に過ごせました。ただ、真冬の氷点下になるような環境では、少し寒く感じるかもしれません。」[amazon]
収納性と携帯性
「収納サイズがコンパクトで、持ち運びが楽です。バイクでのキャンプにも重宝しています。」[楽天]
「少し大きめですが、その分ゆったりと寝ることができます。車でのキャンプにおすすめです。」[amazon]
洗濯のしやすさ
「洗濯機で丸洗いできるので、いつも清潔に保てます。子供が汚しても安心です。」[楽天]
「洗濯後も、ふっくらとした風合いが保たれており、品質の良さを感じます。」[amazon]
コストパフォーマンス
「この価格で、この品質は素晴らしいです。初心者にもおすすめです。」[楽天]
「耐久性もあり、長く愛用できそうです。良い買い物をしました。」[amazon]
その他の意見
「連結機能が便利です。夫婦で一緒に寝ることができ、子供も喜びます。」[楽天]
「ファスナーの開閉がスムーズで、使いやすいです。」[amazon]
コールマン パフォーマーⅢ(C15/C10/C5)のライバル製品の比較





同じ保温力のライバル製品と比較しました。
項目 | コールマン コージーⅡ C5 | コールマン パフォーマーⅢ C5 | スノーピーク SSシングル |
---|---|---|---|
メーカー価格 | 6,930円 | 4,950円 | 6,600円 |
快適温度 | 5℃以上 | 5℃以上 | 5℃ |
サイズ | 約84×190cm | 約80×190cm | 約78×196cm |
収納サイズ | 約φ26×40cm | 約φ24×40cm | 約φ18×38cm |
重量 | 約2.0kg | 約1.5kg | 約1.6kg |
中綿 | ポリエステル | ポリエステル | ポリエステル |
表地/裏地 | ポリエステル | ポリエステル | ポリエステル |
特徴 | 抗菌加工、洗濯機で丸洗い可能 | 軽量、コンパクト | 収納性が高い、連結可能 |
おすすめの季節 | 春から秋にかけてのキャンプ | 春から秋にかけてのキャンプ | 春から秋にかけてのキャンプ |



メーカー製の寝袋で、パフォーマーⅢ C5のライバル商品となるのは、同社の コールマン コージーⅡ とスノーピーク SSシングルあたりかと思います。
肌触りは コージーⅡ やスノーピーク SSシングルの方が優れています。温かい時期、薄着で寝る場合肌が寝袋に触れますが、その場合はワンランク上のコージーⅡがおすすめです。また、コージーⅡの方が横幅が84cmもありかなりゆったり寝れます。より、布団に近い感じです。



それぞれについては、別の記事で記載していますので、興味のある方はご参考に。




全体のまとめ


- コールマン パフォーマーⅢは多様な温度帯に対応
- 快適な睡眠をサポートする機能性が充実
- 使いやすさを追求した親切設計
- 家族キャンプにもおすすめな連結機能
- 高いコストパフォーマンスを実現
- 洗濯機で丸洗い可能でメンテナンスが容易
- 収納性と重量はモデルにより異なる
- 耐久性に優れ、長く愛用できる
- キャンプ初心者からベテランまで幅広く対応
- ライバル製品との比較検討が重要
Amazon、楽天では頻繁にセールやポイント還元キャンペーンが実施されています。複数のショップが出品しているため価格比較が容易で、レビューで商品の品質を確認できます。






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著者PROFILE
2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。

楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆

寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。

『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆