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寝袋(シュラフ)は洗濯できます

ダウン用洗剤、もしくはごく薄く中性洗剤を入れたあと、寝袋を浸します。

キャンプや登山などアウトドアを始めて間もない方の中には「寝袋って洗濯できるのだろうか?」と疑問を持つ方も少なくありません。

  

結論から言うと、中綿が化学繊維(だいたいポリエステル)でもダウンでも自分で洗濯できます。ただし、明らかに化繊よりダウンの寝袋の方が洗濯の手間がかかります。

 

寝袋(シュラフ)を洗濯するタイミング

テント内で鍋・ラーメンを作る

特に登山で使うと泥汚れや鍋汁の付着などで何かと汚れる

実際にフィールドで使っていると、だんだんと寝袋が汚れていきます。

自宅の布団であれば、布団カバーに入れてあるので、よほどの汚れでもなければカバーのみの洗濯で終えると思いますが、アウトドア用の寝袋の多くはカバーが無いため本体そのものが汚れていきます。

POINT

一般的には”使用回数が30~50回ぐらいを目安に寝袋を洗濯すると言われていますが、その汚れの内容によってすぐに洗濯するか、そのうちでも良いのか変わってくると思います。

経験談

すぐに洗濯した方が良い汚れは、食べ物や飲み物(甘いジュースなど)の付着で、そのまま放置して収納袋にいれて長期間押入れで保管していると、カビが発生して寝袋を痛めてしまう・・・というよりカビ臭くて使い物にならなくなってしまう可能性があります。その場合はできるだけすぐに洗濯するのが良いでしょう。

その他に、汗や皮脂、唾液による汚れがありますが、暑い夏は、寝るときの服装が半袖や短パンだったりするため直接寝袋の生地と肌が触れて多量の汗が付着するため汚れるのが早いです。

後は登山の縦走ですね。だいたい登山中は入浴できませんから、汗や皮脂がしみこんだ服を着たまま寝るためあっという間に寝袋が汚れます。特に、数日間洗っていない首周りや頭・髪の毛と触れる寝袋のフード部分は、すぐに臭いがつきます。

 

  

寝袋を洗濯するのは多少面倒ですが、次に使った時に外の空気は綺麗で気持ちいいけど寝袋に包まるとなんだか汗臭い・・・とならないよう汚れ具合に応じて洗濯し、快適に使えるようにメンテナンスするのがおすすめです(^^)

 

寝袋(シュラフ)の洗濯方法

POINT

寝袋の洗濯方法は、中綿がダウンか化学繊維(化繊)かで異なります。

化繊の場合は、あまり細かいことを気にせずジャブジャブ洗えますが、ダウンの場合はいろいろあります。

 

以下、ダウンの洗濯に関する情報が多いので、化繊の洗濯についてのみ知りたい方は、読み飛ばしてください。

⇒ 化繊の寝袋の洗濯方法はこちら

 

ダウンの寝袋(シュラフ)の洗濯

徐々に汚れがでてきて水が濁ってきます。

下手に洗ってぺったんこになったらどうしよう!と不安になるのがダウンの寝袋の洗濯です。

なぜなら、ダウンの寝袋は高級品で、使用可能年数も大事に使えば約10年と言われています。

自分で洗濯する自信がない、面倒という方は、クリーニングに出すのも良いですが、それなりの料金(3、4千円程度)と長期間預けることになります。(クリーニングについてはこちら

  

寝袋の使用頻度の高い方は、自分で洗濯するのがベストです。何度も洗濯してきてますが、適切に洗えば、フカフカの寝袋になります☆

 

ダウン寝袋の洗濯に使うのは、ダウン用洗剤?それとも家庭の中性洗剤?

ダウンの寝袋の洗濯で使用する洗剤については、大手の寝袋・シュラフメーカーでも表現が異なります。

各メーカーのホームページやカタログに掲載されている内容を抜粋してみました。

モンベル

一般の家庭用洗剤はダウンの天然油分を奪い、保温性を低下させてしまいます。ダウン製品専用の洗剤を使用ください。

イスカ

目立った汚れが無いようでしたら、頻繁に洗濯することは、むしろダウンの劣化にもつながり、あまりおすすめできません。汚れが目立ってきたり、局部的な汚れがあった場合には、部分洗いをまず検討してください。

全体を洗う場合には、「中性洗剤」などのマイルドな洗剤を使用してご家庭でも洗濯可能です。その場合には、しっかりとすすいで、十分時間をかけた乾燥を心がけてください。

ダウンに湿気が残っていたり、すすぎが不十分だと、湿気を持ったときに洗剤の臭いを感じることがあります。

クリーニング業者に依頼される場合は、ダウンジャケットなどの十分な実績がある業者にご相談されることをおすすめします。

羽毛をドライクリ-ニングすると、落とす必要のない天然の脂分まで落としてしまうと言われていて、羽毛本体にとっては、中性洗剤を使った水洗いの方が適しています。寝袋(特にダウンモデル)にとっては、生地へのダメ-ジ(シワや縮みなど)の少なさを重視すればドライクリ-ニングの方が適しており、生地表面やダウンに染み付いた、汗などの水溶性の汚れ落としのためには、水洗いの方がより効果的ということになります。弊社のクリ-ニングサ-ビスでは、保温材そのものの洗浄と、そのカサ高性の回復を優先事項とし、水洗いを採用しています。

ナンガ

毎回洗う必要はないですが、汚れたら洗う方がシュラフのため、そして、あなたのためになります。洗剤は羽毛専用をわざわざ買わなくても、いつもの液体中性洗剤で全く問題はありません。

 

モンベル、イスカ、ナンガは、山岳用寝袋・シュラフメーカーとして創業数十年のメーカーですが、どの洗剤を使ったらよいか表現が異なっていて、モンベルはダウン製品専用洗剤、イスカは中性洗剤、ナンガも液体の中性洗剤を使って洗ってください、となっています。因みに、モンベルで紹介しているダウン製品専用洗剤は中性洗剤です。

電話で聞いてみました

実は、私もこの情報に困って数年前(たぶんこのページを作った2011年?)にイスカに電話で「ダウンの寝袋を洗濯するとき家庭で使っている中性洗剤で問題ないのでしょうか?」と問い合わせてみたことがあります。担当者の方から「問題ありません。ただし、通常使うよりもかなり薄めて使ってください。普通の中性洗剤に書かれている水と洗剤の割合だと濃すぎます。」と回答を頂きました。

 

落とす必要のないダウンの天然油分って何?

モンベルとイスカが気にしているダウンの天然油分とは、そのダウンを抱えていた鳥自身の油分で、ダウンの羽が綺麗に広がるのに必要と言われています。

ダウン

ダウン

ダウンのダウンボールを拡大してみてみると、羽の先に羽が広がっています。綺麗に羽が広がることにより空気を流動しにくい空気(デッドエア)を抱えて高い断熱力生み出し、温かいとなります。

ダウンの羽に適度な天然油分が付着していることにより羽と羽が引っかからずに広がり、油分がなくなると潤滑油がなくなるため羽同士が絡み合って綺麗に広がりにくくなるそうです。

  

人間の髪を洗浄力の強い洗剤で洗うと髪の毛同士が引っかかってバサバサになるのと同じですね

 

洗剤は何を使えばよいの?

間違いないのは、ダウン用洗剤を使うことです。ダウン用洗剤は、一般的な中性洗剤より洗浄力が弱く作られていて、できるだけダウンの天然油分を落とさないようになっています。当然、ダウン洗濯用に作られているのですから、説明書通り使えばダウンの膨らみも保障されているといっても良いでしょう。

わざわざダウン用洗剤を買うのは面倒、という方は液体の中性洗剤を薄めて使ってみるのも良いかもしれません。

経験談

因みに私も試しに、自宅で普段使っている液体の中性洗剤を非常に薄めで厳冬期用のダウン寝袋を洗ったことありますが、まあ問題なく膨らみました。ただし、家庭用の中性洗剤は人間の皮脂汚れ用に作られていますし、成分もメーカーによりさまざまです。通常よりも薄めて使うといってもどの程度薄めればよいか明確でないため、使った後どうなるかは自己責任となります。

また、昨今市販されている中性洗剤は香料が強く、当然これで洗うと寝袋にも匂いが付いて気になることがあります。

注意点

避けたほうが良いのが、粉の洗剤です。寝袋内に洗剤が残ってしまう可能性があるので粉の洗剤は避けましょう。

 

  

かなり記事が長くなりましたが、一度落ちてしまったダウンの天然油分は元に戻りませんので、洗剤をどうするかはよくよく検討されることをおすすめします。

 

おすすめのダウン用洗剤

  

実はダウン用洗剤はそんなに選択肢ありません。

 

NIKWAX ダウンウォッシュダイレクト

POINT

ダウンの寝袋を含むダウン製品の洗濯用洗剤として、2010年頃から非常に人気で実績のある洗剤は、イギリスのNIKWAX(ニクワックス)の洗剤です。NIKWAXの製品は、製品の性能が高いのはもちろんのこと、有害な化学物質を使用せず地球環境へのインパクトを最小限におさえているため、世界的な評価が高いです。

 

  • 洗剤(ダウン専用)。撥水ダウン・通常のダウン両方に対応。羽毛に必要な油分を残したまま、表生地の汚れまでパワフルな洗浄力で除去可能

ダウンウォッシュダイレクトは、300ml、1000mlの2タイプあります。

また、洗浄後にダウンに撥水加工をしる場合は、ダウンプルーフというダウン専用の撥水剤を使います。

歴史

以前は、ダウン用洗剤として、LOFT ダウンウォッシュ という洗剤を販売していました。

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大手通販サイトでも非常に人気が高く、私が確認した時点でamazonのカスタマーレビューが120件で4.4という高評価でした。2015年に、このダウン用洗剤がさらに進化した”ダウンウォッシュ ダイレクト”となり、通常のダウンだけでなく、撥水ダウンも洗浄できるようになりました。

寝袋での撥水ダウンの利用はまだまだ少ないですが、ダウンジャケットでは良く使われるようになりました。この洗剤は、機能性と持続性が評価され、世界的にも権威あるOutdoor Industry Award 2015 を受賞しています。

ニクワックス ダウンウォッシュ ダイレクト(NIKWAX Down Wash Direct)

ニクワックス ダウンウォッシュ ダイレクト(NIKWAX Down Wash Direct) 出典:http://goo.gl/glixyy

Grangers ダウンウォッシュ

  

近年、多くの登山用品店で置いてあるのが、Grangers(グランジャーズ) の製品です。

NIKWAXと同じくイギリスのメーカーです。ブルーサインを取得した環境に配慮した製品となっています。

Grangersとは?

1937年にイギリスで生まれた、歴史あるブランド「グランジャーズ」。環境に配慮された製品は、数多くのアウトドアブランドからも推奨されています。グランジャーズは、軍用テントのメンテナンスケア用品を開発する会社として、1937年にイギリスで誕生し、研究・開発から生産に至るすべての工程を一貫してイギリス国内でおこなっています。
エベレストや南極・北極など世界中のあらゆる過酷な環境や気象条件に対処するため、自社の研究所では最先端技術の研究・開発に取り組んでおり、高い機能性を発揮する製品を作っています。
その一方で、自然環境への配慮を最優先に考える企業姿勢により、数多くのアウトドアブランドからの推奨を受けるとともに、製品時の撥水加工剤として使用されるなどの実績を誇っています。
グランジャーズは過酷な環境下での使用はもちろんのこと、普段の生活に使うアイテムのメンテナンスにも適しており、環境や人体にも優しく扱いやすいのが特長です。[出典:キャラバン]

環境に配慮した製品

環境に配慮した製品を作り続けてきたグランジャーズは。ブルーサイン®やISO14001(環境マネジメントシステム)を取得しています。ブルーサイン®とは、繊維製品の環境規格において世界で最も厳格と言われているグローバル基準のこと。生産された製品はもちろん、その原材料や製造中に使用される化合物など、製造に関わるすべてが分析され、人体に害のある物質は製造前に排除されます。[出典:キャラバン]

おそらく、グランジャーズの製品の日本流通は2015年ごろくらいから?と思われます。

グランジャーズのダウン用製品は4種類あります。

 

  • ダウン専用クリーナー(洗濯機投入タイプ)
  • ◎洗濯機に直接投入するタイプの水性クリーナーです。
  • ◎ダウンのふくらみを損なうことなく、ナチュラルオイルを保ちながら洗浄します。
  • ◎抗菌効果があり、臭いと汚れを落とします。
  • ◎香料など余計な成分を一切含まないので環境にとてもクリーンな商品です。
  • ◎GORE-TEX素材にも使用可能です。

 

 

グランジャーズ(Grangers)
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  • ダウン専用撥水剤(洗濯機投入タイプ)
  • ◎洗濯機に直接投入するタイプの撥水剤です。
  • ◎ダウンのふくらみを損なわず、定着しやすい配合です。
  • ◎環境に優しいアクリルポリマーを使用し、通気性・透湿性を損なうことなく撥水加工を施します。(注1)
  • ◎GORE-TEX素材にも使用可能です。

 

グランジャーズ(Grangers)
¥1,863 (2022/12/06 11:49:25時点 Amazon調べ-詳細)
  • ダウン専用クリーナー&撥水剤(洗濯機投入タイプ)
  • ◎洗濯機に直接投入するタイプの水性クリーナー&撥水剤です。
  • ◎ダウンのふくらみを損なわず、定蟄しやすい配合です。
  • ◎ダウンのナチュラルオイルを保ちながら洗浄し、同時に撥水加工を施します。
  • ◎洗浄成分を蒸発させ、ダウンのロフト感を復元させるため、洗濯ラベル表示に従って、タンブラー乾燥機
  • による加熱加工を行ってください。(注1)
  • ◎GORE-TEX素材にも使用可能です。

 

グランジャーズ(Grangers)
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  • ダウン専用クリーナー&撥水剤(洗濯機投入タイプ)

  • ◎『ダウン2イン1ウォッシュ&リペル』と乾燥時使用のドライボール3個をセットにしました。
  • ◎本品で洗浄したあと、ドライボールと一緒に乾燥機に入れて乾燥させます。
  • ◎ドライボールがダウンの偏りと潰れを防ぎ、ふっくらと仕上がります。(注1)
  • 《セット内容》ダウン2イン1ウォッシュ&リペル(300ml)×1本 、乾燥機用ドライボール×3個

 

  

単純にダウン洗濯だけなら、ダウン ウォッシュ コンセントレート で十分ですが、登山用のダウンシュラフで水濡れ・結露濡れ対策として撥水加工も施したい方には、2イン1 ウォッシュ&リペルの方が最適かもしれません。因みにamazonのレビューに、「代理店さんのキャラバンさんにお伺いしたところ、洗剤と撥水剤使う場合と2in1のものと効果は変わらない」との記載ありました。

 

日本での流通はニクワックスの方が先でしたが、その後グランジャーズも販売されるようになり、もしかしたらグランジャーズの方が優勢?かもしれません。

  

個人的には洗浄と撥水加工を1度にできるグランジャーズのダウン2イン1ウォッシュ&リペルが今後機会があれば使ってみたいと思いました。

乾燥機用ドライボール付きを選ぶかどうかは、ダウン製品の所有数と洗濯頻度を踏まえて選ばれると良いと思います。個人的経験では、ボール入れずにダウンシュラフを乾燥機にかけてもそれほどダマにならずに乾燥できています。

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ダウンの寝袋を洗濯する前に

実は、ダウンの寝袋の洗濯を洗浄から乾燥までコインランドリーで全て済ませるのが早く、楽に、しかも綺麗に仕上がります。どんな寝袋でもあらえるような大型の洗濯機もあるし、乾燥機もあります。

しかし、最近のコインランドリーは、洗剤や柔軟剤が自動投入されてしまう洗濯機が増えています。

コインランドリー

コインランドリー

洗剤を自動投入しない という設定ボタンがなく、強制でコインランドリーが用意した詳細不明の洗剤が投入されてしまいます。手持ちのダウン用洗剤を持っていても使えないですし、洗剤薄めでという設定もできないようです。昔ながらのコインランドリーでは、洗剤を自分で用意して入れる洗濯機もありますが、そういう場所も最近はあまり見かけなくなりました。

 

経験談

自宅の洗濯機で洗おうか、と考える方も多いと思いますが、自宅の洗濯機が縦型かドラム式のどちらでしょうか?

実は、縦型の洗濯機では、ダウンの寝袋はきちんと洗えません。理由は、昨今のダウンの寝袋の生地は撥水加工されていたり、羽抜けしないように繊維が詰まっているため寝袋内になかなか水が浸透せず寝袋内の空気がなかなか抜けないため、水の上にプカプカと浮いてしまうからです。洗濯機が動いてもただ水の上に浮いたままでほとんど洗えません。

そのため、ダウンの寝袋を洗濯機で洗う場合は、ドラム式のみになります。ドラム式の場合は上下左右にグルグルまわるため、寝袋をしっかり洗うことができます。

ただし注意点として、薄い夏用ダウンなら洗えると思いますが、ダウン量の多い冬用の寝袋だとボリュームがすごいので洗濯機に入れたら容量一杯になってしまい洗えないかもしれません。自宅のドラム式洗濯機に寝袋を入れてみて確認してみましょう。もし大丈夫なら、できれば大きな洗濯ネットに入れて洗い、寝袋が痛まないように配慮することをおすすめします。

 

ダウンの寝袋の洗濯手順

最近のコインランドリーは洗剤や柔軟剤が自動投入されてしまいますし、調べてみると自宅のドラム式洗濯機の普及率もそれほど高くないようです。

  

そこで、誰でも洗濯できる「自宅で洗浄⇒コインランドリーで乾燥」の手順をご紹介したいと思います。

 

1. 浴槽か、大きな洗いおけに水(ぬるま湯)を張る

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  • 洗いおけより、給水・排水が手軽にできる浴槽がおすすめです。
  • 冷水を入れると、手や足で押し洗いするとき冷たくてやってられなくなるので、30℃くらいのぬるま湯が良いです。
  • お風呂には目盛りが無いため、水の量がわからなくなり洗剤の入れる量がわからなくなりますので、バケツに移しながら測るか、自動お湯張り機能付きの場合はそれで入れると水量がわかります。

2.ダウン用洗剤、もしくはごく薄く中性洗剤を入れたあと、寝袋を浸す

ダウン用洗剤、もしくはごく薄く中性洗剤を入れたあと、寝袋を浸します。

  • ジッパーをきちんと閉めた方が生地を痛めにくいです。(写真は開けちゃってますが 笑)
    因みに写真は厳冬期用の寝袋なので嵩がすごいですが、夏用や3シーズン用だとこの半分以下です。

 

3.洗い

洗いとすすぎ

  • 足で優しく踏み洗い・押し洗いします。浴槽は深さがあるため、手洗いは困難です。
  • 揉み洗いや絞り洗いは糸切れや破損の原因となりますので絶対にしないでください。 
  • なかなか生地内に水が浸透して空気が抜けていきませんが、辛抱図良く踏み洗いしてください。
  • 徐々に汚れがでてきて水が濁ってきます。

 

徐々に汚れがでてきて水が濁ってきます。

4.何度もすすぎ

水が濁らなくなるまで十分にすすぎを繰り返します。

  • 水が濁らなくなるまで十分にすすぎを繰り返します。
  • ある程度の羽抜けは仕方ありません。

     

    5.脱水

    洗濯機の洗濯層に這わせるようにぐるっと巻いて脱水

    • 最後に、洗濯機の洗濯層に這わせるようにぐるっと巻いて加重を分散させて脱水します。これ以外の方法で適当に入れて脱水すると洗濯機がガタンガタンいってエラーになったり、故障の原因になります。
    • 洗濯機まで運ぶ時、お風呂場と洗濯機の間がべちゃべちゃに濡れないよう、タオル敷いとくとか、大き目の桶に入れて運ぶなど工夫が必要です。
    • 洗濯機でうまく脱水できない場合は、上から押さえるようにして水分を押し出したあと、最後に、バスタオルに挟んで押し出し、水分を吸い取ります。

     

    6.乾燥

    乾燥

      

    乾燥はコインランドリーの乾燥機を推奨します!

    • 乾燥は近くのコインランドリーの大型乾燥機を使うのが便利でおすすめです。
    • 自然乾燥は、乾燥後のほぐし作業が多く、乾きが遅いと生乾きの臭いがでてくるため、あまりおすすめしません。
    • 脱水後の湿った寝袋を車などでコインランドリーまで運ぶ際、大きなゴミ袋に入れると濡れ移りしないのでおすすめです。
    • ジッパーを完全に空けて乾燥器に入れましょう。
    • 乾燥機の温度設定は生地とダウンを痛めないよう”低温”に設定しましょう。
    • ダウン量によって乾燥時間が大きく異なります。夏用の寝袋なら10~20分程度で終わると思いますが、厳冬期用の寝袋だと30分~40分程度かかります。1コインごとに乾燥具合を確認して判断しましょう。寝袋のダウンをあちこち握って、玉になって纏まっているダウンが無いか、内部が湿っていないか確認しましょう。この確認は、ダウン量の多い厳冬期用の寝袋だとかなり慎重にみましょう。湿気が残っているとカビや性能低下の原因になります。

     

    7.ダウンの偏りをほぐす・散らす

    経験談

    ダウンの寝袋は、ほとんどがボックス構造になっていて、勝手にダウンがあちこち移動しないように、ある単位で部屋のように仕切られていますが、一般的なダウンジャケットなどに比べて寝袋の場合はそのボックスが大きいため、洗濯後に偏りがでやすいです。

    それは、洗濯によってダウンを濡らすといくつものダウンがくっついてギュッと寄り集まって塊になり、塊の状態から乾燥により広がるため、ボックス内でダウンの塊があった場所はダウンが厚くなり、それ以外の部分は薄かったり全くいなかったりする現象が起きます。

     

    特に、夏用の寝袋など元々ダウン封入量が少ないものは、コールドスポット(表生地と裏生地の間にダウンが無かったり、少なかったりして保温力が低下している場所)ができやすいです。

    その他にも、ジッパーと並走してある冷気侵入防止用の細長いダウンチューブ、肩周りを締めるときに使うダウンチューブは、チューブ内で仕切りが無かったりするため、洗濯後にだいたい偏りがでます。

    自然乾燥に比べて乾燥器で乾燥させた場合、乾燥中に寝袋がバタンバタン叩きつけられるのでダウンがボックス内に均等に広がりやすいのですが、それでも完全にとはいきません。

      

    乾燥後は、全体的に寝袋を触って、ダウンの偏りをほぐしたり、ボックス内で散らしたりして、本来の性能が発揮できるようメンテナンスすることをおすすめします(^^)

     
     

    化繊(化学繊維)の寝袋の洗濯

      

    結論から書くと、化繊の洗濯は、正直ダウンに比べてずっと楽です。

    まずは、化繊の寝袋について詳しく解説したいとおもいます。

     

    化繊の寝袋で使われている素材って何?

    化繊の寝袋で使われている素材は、ほとんどが生地にナイロンかポリエステル、中綿にポリエステル(中空ポリエステル等)が使われています。

    一部、キャンプ用のこだわりの寝袋の中には、肌ざわりと吸汗性能を上げるため、生地に綿が混ざっているものもあります。

      

    ナイロン、ポリエステル、綿は、どれも気軽に洗濯できる素材です。

     

    どうしてダウンに比べて楽なの?

    市販されているほどんどの化繊の寝袋の中綿は、ポリエステルの糸を複雑に絡み合わせてフェルト状にしたものが使われています。これを所望の断熱力が発揮されるよう表地と裏生地に縫い付けてあります。ダウンの寝袋の場合は、生地に穴が開くとそこからダウンが飛び出してくるため、生地が傷まないよう注意を払いながら洗濯します。

    しかし、化繊の寝袋の場合は、たとえ生地が少し裂けても中の白い中綿が見えるだけで、そのまま使ったとしても寝袋として大きな支障がありません。

    また、生地のある区画内であちこち移動するダウンと違い、化繊は中綿がある単位で縫い付けてあってしっかり固定されているため、洗濯後でも型崩れしにくく、洗濯前と同等の断熱力になりやすいです。

    他にも、ダウンの寝袋で使われている生地は、撥水加工がされていたり、ダウンが羽抜けしないように高密度織りの生地が使われているため、洗濯時に水がなかなか染みていかったりしますが、それに比べると化繊で使われる生地は大雑把で水が浸透しやすい傾向があります。

    使われている素材がナイロン、ポリエステルとほとんど保水しない繊維のため、脱水後の乾燥時間が短いのも洗濯が楽な理由です。(ただし、生地に綿が使われている場合、綿は保水する繊維のため、乾燥に多少時間かかります。)

     

    化繊の寝袋の洗濯に使う洗剤

      

    化繊の寝袋の洗濯洗剤は、家庭用の中性洗剤で問題ありません。

    ただし、柔軟剤入りは避けてください。

     

    化繊の寝袋の洗濯手順

    ここでは洗濯機で洗う方法と手洗いで洗う方法をご紹介します。

    寝袋についている洗濯表示を見ると 手洗い となっているかもしれません。

    経験談

    実は私は過去に化繊の寝袋を何十回も洗濯していますが、すべて洗濯機を使っていて、1度も手洗いをしたことがありませんが特に問題がありませんでした。理由は、化繊の寝袋自体がそもそも洗濯に強い素材、構造だからです。

    とはいうものの、気にされる方は手洗いを推奨します。

     

    化繊の寝袋を洗濯機で洗う方法

    ① ジッパーをすべて閉じます。
    ② 寝袋を洗濯機に入れます。

    3シーズン用や冬期用の化繊寝袋の場合、ボリュームがありすぎて自宅の洗濯機では容量オーバーとなる可能性があります。その場合は近くのコインランドリーの大型洗濯機を利用することをおすすめします。

    ③ 規定量水がたまったら家庭用の洗濯洗剤を入れます。

    タテ型の場合は、寝袋が上にプカプカ浮いたりする場合がありますが、その時は洗濯層に手をいれて押し洗いみたいにすると寝袋内の空気が抜けます。

    ④ 洗濯表示にしたがって洗濯、すすぎ、脱水をします。

    洗濯機の洗濯層に這わせるようにぐるっと巻いて脱水洗濯機の洗濯層に這わせるようにぐるっと巻いて加重を分散させて脱水します。これ以外の方法で適当に入れて脱水すると洗濯機がガタンガタンいってエラーになったり、故障の原因になります。

    ⑤ 外で陰干しします。

    自然乾燥にかかる時間は、天候と寝袋の厚さによって大きく変わります。夏用寝袋なら数時間で乾いたりしますが、冬用だと数日かかるかもしれません。天候が悪く乾きにくい天候の場合はコインランドリーの乾燥機を活用しましょう。(温度設定できるなら低温で十分だと思います)

     

    化繊の寝袋を手洗いで洗う方法

    ①~⑤ は ダウンの寝袋の洗濯手順を参照

    ⑥ 外で陰干しします。(乾燥機は繊維をいためるので避けましょう)

     

    最後に

    いろいろと情報を調べて掲載したり、私自身の経験を入れたりとしているうちに、かなり記事が長くなってしまいました。

    特にダウンの洗濯に関しては、いろいろポイントが多くて洗濯すようかやめようか気後れする方もいるのでは?と思います。

      

    私もダウンの寝袋を始めて洗濯しようとしたとき「うわー、面倒だなー」と思いましたが、1度やってみると「こんなものか」という感じになりました。

     

    どうしても寝袋は野外で使うものですから、なんだかんだで汚れていっちゃうのは仕方ないです。

    ある程度汚れて洗濯するかしないか迷ったら、洗濯しちゃいましょう!

    洗濯した後の寝袋って、清潔で洗いたての香もして、気持ちいいですよ☆

     

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    この記事を書いた人寝袋選びで大切なこと寝袋とマットは2つで1つ

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    著者: Masaki T

    2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆

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    雪山 クローズドセルマット

    谷川岳の雪洞で宿泊

    今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。

    雪山 テント泊 八ヶ岳

    雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)

    雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。

    自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。

    楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆

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    山岳・登山用の寝袋マットの選び方の基本(無積雪期)

    寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。

    キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。

    『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。

    これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。

    登山ルート上のキャンプ場・テント場

    『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。

    テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆

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