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【2026年最新】モンベル ドライ シームレス ダウンハガー900|#1・#2・#3・#5の違いと注意点

ドライシームレスダウンハガー 900

<2026年7月更新>モンベル「ドライ シームレス ダウンハガー900」は、隔壁のないスパイダーバッフルシステムと防水透湿の表地が特徴の寝袋。現行モデル(#1・#2・#3・#5すべて)は表地がゴアテックスから独自素材「スーパー ドライテック」に切り替わっているので、最新の重量・価格・注意点を公式情報ベースでまとめました。

著者PROFILE

運営者・著者 Masaki T

名前:Masaki T
経歴:大手アウトドアショップで寝袋・マットのコーナーを中心に約4年間の接客経験に加え、独自の調査・研究を重ね、アウトドア情報を発信し15年以上。無積雪登山・雪山登山・クライミング・アイスクライミング・自転車旅行・車中泊旅行・ファミリーキャンプなど幅広くアウトドアを経験。(詳細プロフィール

目次

ドライ シームレス ダウンハガー900の特徴

ドライシームレスダウンハガー 900
モンベル ドライシームレスダウンハガー900 構造説明図

[出典:モンベル]

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シュラフカバーがいらない、驚きの軽さを実現したモデルです。

✓ POINT
  • ダウン品質:900FPの高品質「EXダウン」(水鳥由来。鳥種はグース/ダックとも公式非公表)
  • 隔壁無しの「スパイダーバッフルシステム」を採用
  • 内側にスーパースパイラルストレッチで伸縮率「135%」
  • 表地は現行モデル(#1・#2・#3・#5すべてで確認)でモンベル独自素材「スーパー ドライテック」の防水仕様(旧モデルはゴアテックス)
  • サイズは、レギュラー(身長~183cm)とロング(身長~198cm)

 

最高品質の軽量ダウンに、防水透湿の表地を組み合わせた寝袋です。現行モデル同士で比べると、非防水の#3(シームレス ダウンハガー800)との重さの差は、実はごくわずかです。

  • ドライ シームレス ダウンハガー900 #3(現行・防水):本体571g(収納袋込み595g)/57,000円
  • シームレス ダウンハガー800 #3(現行・非防水):本体568g(収納袋込み589g)/29,500円

本体の差はわずか3g、収納袋込みでも6g差。防水になっても、重さはほとんど変わりません。大きく違うのは、むしろ収納サイズと価格です。

  • 収納サイズ:3.8L(ドライ#3)に対し、非防水#3は3.0Lとコンパクト
  • サイドジッパー:ドライ#3は80cmと短め、非防水#3は170cmと長め(軽量化と引き換えに調節幅が狭い)
  • 価格差:約27,500円(防水仕様のプレミアム分)

ジッパーが長い非防水モデルの方が、体温調節はしやすい傾向があります。表地に伸びが少なく、ややハリのある生地感がある点、お手入れのハードルがやや高めな点も、防水モデルならではの特徴です。

価格差はありますが、シュラフカバーなしでこの軽さと防水性を両立できるのは、この寝袋ならではの魅力です。

ダウン品質:900FPの高品質「EXダウン」

ダウンの羽毛を拡大すると、太い羽毛(羽枝:うし)の先にも小さな羽毛(小羽枝:しょううし)が無数に生えているのが確認できます。

 

中綿には、モンベルが「EXダウン」と呼ぶ900FPの高品質ダウンが使われています。

FP(フィルパワー)とは?

FP(フィルパワー)とは?

“FP(フィルパワー)”とは、ダウンの「かさ高さ」を数値化した品質の目安です。
モンベルの説明では、30gのダウンが何立方インチまで膨らむかを表す単位とされています。
たとえば800フィルパワーなら、30gのダウンが800立方インチ(約13L)まで膨らむ計算です。
数値が高いほど大きくふくらみ、一般的に550〜700フィルパワーで良質、700フィルパワー以上は高品質とされています。

グースとダックのダウンとは?

寝袋に使われるダウンには、主にグース(ガチョウ)とダック(カモ・アヒル)の2種類があります。
一般に、グースはダックより体が大きく羽毛自体も大きいため、同じ重さでもより高い保温力が得やすいとされます。
モンベルはEXダウンについて「寒暖差の激しい環境で育った水鳥由来」と説明していますが、グース・ダックいずれの種類かは公式には明記していません。
ネット上では「800FP以上はグースではないか」という声もありますが、これはユーザーによる推測であり、メーカー確認情報ではない点にご注意ください。

 

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900FPのEXダウンは、一般的なダウン製品では採用されることが少ない、高品質クラスのダウンです。

隔壁なしの「スパイダーバッフルシステム」を採用

“スパイダーヤーン(SPIDER YARN)”という特殊な糸に、ダウンを絡めて保持させる仕組みです。この糸のおかげで、寝袋内部を仕切る隔壁(ダウンの偏りを防ぐメッシュ状の仕切り)が不要になりました。

スパイダヤーン  SPIDER YARN モンベル

[出典:モンベル]

隔壁をなくすことで、次の3つのメリットが生まれるとカタログには記載されています。

  1. ダウンのロフト(かさ高さ)を最大限に活かせる
  2. 表地の縫い目(針穴)が減り、保温力がアップする
  3. コールドスポット(局所的に冷える場所)ができにくい
モンベル スパイダーバッフルシステム Spider Baffle System

出典:モンベル

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以下の動画がとてもわかりやすいので、ぜひご覧ください!

【モンベル2021新製品】さらに軽量、耐水に進化!【モンベル】ハイスペックシュラフが大幅モデルチェンジ!旧モデルと徹底比較【シームレスダウンハガー800#3】

隔壁のない「スパイダーバッフルシステム」は、モンベルの上位モデルに採用されています。

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普段使う分には問題ありませんが、洗濯のときはダウンが偏りやすいので注意が必要です。

注意点

スパイダーバッフルシステムは「スパイダーヤーンが一定量のダウンを保持する」構造です。通常の使用(就寝時や持ち運び時)では、この仕組みで極端な偏りは起きにくいとされています。

この「一定量」がダウン全体の何割にあたるかは、モンベルも公表していません。
筆者が実物を見た印象では、ダウンの一部は比較的自由に動きやすいように感じました。これはメーカー公表値ではなく、個人の観察に基づく推測としてお読みください。

モンベル公式も、洗濯時に羽毛が水を吸って重くなると、寝袋の中で偏ることがあると案内しています。隔壁ありの寝袋でも起こる現象ですが、隔壁のないこの構造では、洗濯時の取り扱いにより注意が必要です。

ダウンの偏りが気になったら、寝袋を上下に振るのではなく、モンベル公式のお手入れ方法を参考にしてください。
ドライ シームレス ダウンハガーは防水膜を持っているため、洗う前に必ず裏返し、ジッパーを閉じて軽くたたんでから、専用のストリージバッグに入れます。水を含んで重くなった状態で持ち上げたり、一部を引っ張ったりしないのがポイントです。
乾燥機にかける際は、途中で何度か取り出して寝袋を両手で軽くたたくと、内部のダウンがほぐれて偏りを防げます。8割ほど乾いたらストリージバッグから出し、仕上げに乾燥させるとよいでしょう。

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この構造をきちんと理解して使えば心配いりませんが、はじめて防水ダウン寝袋を使う方は、この点だけ覚えておくと安心です。

ジッパーの進化:噛み込み軽減パーツ&アクアテクトジッパー

  • ジッパーに『生地の噛み込みを軽減するパーツ』(YKK製)を搭載
  • 現行モデル(スーパー ドライテック仕様)には、浸水を防ぐ『アクアテクトジッパー』も搭載
2020モデルの中綿ダウンモデル(ダウンがハー900,800,650等)からジッパーに『生地の噛み込みを軽減するパーツ(YKK製)』が取り付けられています。
☆ 経験談

モンベルの寝袋は収縮する構造上、どうしてもジッパーが生地を噛みやすいという弱点がありました。この噛み込み軽減パーツのおかげで、開閉のしやすさと生地裂けリスクの軽減が両立しています。

「アクアテクトジッパー」は、浸水を防ぐフラップが不要な構造。開閉がよりスムーズになり、フラップ分の軽量化にもひと役買っています。筆者が確認した限り、この記載があるのは現行のスーパー ドライテック仕様モデル(#1・#2・#3・#5すべて)の仕様書のみで、旧ゴアテックス仕様モデルの仕様書には見当たりませんでした。

外側生地は独自素材「スーパー ドライテック」の防水仕様(旧モデルはゴアテックス)

ドライシームレスダウンハガー 900

現行モデル(#1・#2・#3・#5すべてで確認済み)から、表地の素材が大きく変わりました。これまでの「ウィンドストッパー®ファブリクス バイ ゴアテックス ラボ」(ゴアテックス系素材)にかわり、モンベルが自社開発した防水透湿素材「スーパー ドライテック」が採用されています。PFAS(有機フッ素化合物)を使わない、環境に配慮した素材という点も特徴のひとつです。

  • 表地はモンベル独自の防水透湿素材「スーパー ドライテック」(旧モデルはゴアテックス)
  • 縫い目部分の裏側にはシームテープで防水処理
  • サイドジッパーには浸水を防ぐ「アクアテクトジッパー」を搭載

スーパー ドライテック全体としては、透湿性20,000〜60,000g/m²・24hrsという性能幅がモンベルから公表されています。ただしこれは素材全体の範囲であり、この寝袋固有の耐水圧・透湿性の数値は公表されていません。

「防水スリーピングバッグ」「シュラフカバー不要」というのがメーカーの表現で、水没や豪雨の中での使用まで保証するものではない点にご注意ください。なお、モンベルは全製品でゴアテックスをやめたわけではありません。上位モデルの一部(テンペストジャケットなど)には、引き続きゴアテックスファブリクスが採用されています。

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この防水仕様の寝袋は、日常的にシュラフカバーを使っている方にとても魅力的な製品だと思います!(しかも軽い!)

ラインナップ

「ドライ シームレス ダウンハガー900」は、保温力別に4種類(+ロングサイズ)が展開されています。#1・#2・#3・#5のすべてで、現行モデルはスーパー ドライテック仕様に切り替わっています。

  • #1:快適温度-3℃/使用可能温度-9℃・本体870g(収納袋込み898g)・80,000円
    ⇒ 残雪期の登山や、厳冬期を除く3〜12月頃のキャンプ向け
  • #2:快適温度1℃/使用可能温度-5℃・本体726g(収納袋込み752g)・68,000円
    ⇒ 積雪期の登山や、氷点下になる紅葉シーズンの縦走にも対応
  • #3:快適温度5℃/使用可能温度0℃・本体571g(収納袋込み595g)・57,000円
    ⇒ 3シーズン用。軽さと価格のバランスがよく、汎用性の高いモデル
  • #5:快適温度8℃/使用可能温度4℃・本体482g(収納袋込み504g)・49,000円
    ⇒ モンベル公式は「夏の縦走やキャンプに適したモデル」と案内
使用可能温度・快適温度とは?

使用可能温度・快適温度とは?

モンベル公式の説明によると、使用可能温度は「代謝が高く、寒さへの耐性が高い人が、寝袋の中で丸まった状態で寒さを感じずに眠れるとされる温度」です。
快適温度は、より寒さに敏感な人がリラックスした姿勢で眠れる温度 とされ、モンベルはモデル選びの基準を快適温度にするよう案内しています。
いずれもISO23537の試験結果であり、個人の体感とは異なることがあります。
詳しくは保温力表示規格ISO23537(EN13537)を参照してください。

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この「#」による番手分類はモンベル独自の分類方法で、温度の数値自体はISO23537規格の試験結果です。はじめての方は戸惑いやすいですが、見慣れるとわかりやすい表記になります。

登山では#3の汎用性が高い

販売数の公式データはありませんが、軽量・コンパクト性と価格のバランスから、登山用途では#3を選ぶ方が多い印象です。(因み私は無積雪期登山用に#2、厳冬期登山用に#0を所有。)

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個人的には登山用途で紅葉時期は夜中は氷点下になることもあるので#2が使いやすいです。

ご自身の用途では、どの保温力帯がよいか、じっくり検討してみてください☆

 

注意点

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防水透湿素材の寿命は、使用頻度やお手入れの仕方で大きく変わります。

注意点

モンベルはこの寝袋について、一律の耐用年数を公表していません。
防水透湿素材は使用頻度、洗濯の回数、皮脂などの汚れ、保管時の温湿度によって寿命が変わります。
年数だけで判断せず、生地の剥離やべたつき、シームテープの浮き、縫い目からの漏水などを定期的にチェックするのがおすすめです。
気になる症状が出たら、早めにメーカーへ相談すると安心です。

経験談

筆者はこれまで、ゴアテックスのレインウェアやシュラフカバーを長年使ってきています。その他の防水透湿素材も使った経験がありますが、体感としてゴアテックスは防水透湿素材の中でも経年劣化への耐久性がトップクラスと感じています。

モンベル独自の「スーパー ドライテック」は登場から日が浅く、長期使用時の耐久性についてはまだ十分な情報がないのが正直なところです。あくまで筆者の体感による比較であり、両素材を横並びで検証したデータではない点はご了承ください。

生地の質感にも違いがあり、ゴアテックスはややハリのある“シャカシャカ感”、独自素材はしなやかという声も聞かれます。気になる方は、モンベル店舗で実物を確認してみてください☆

経験談

筆者はこれまで、ゴアテックスのレインウェアやシュラフカバーを長年使ってきています。その他の防水透湿素材も使った経験がありますが、体感としてゴアテックスは防水透湿素材の中でも経年劣化への耐久性がトップクラスと感じています。

モンベル独自の「スーパー ドライテック」は登場から日が浅く、長期使用時の耐久性についてはまだ十分な情報がないのが正直なところです。あくまで筆者の体感による比較であり、両素材を横並びで検証したデータではない点はご了承ください。

生地の質感にも違いがあり、ゴアテックスはややハリのある“シャカシャカ感”、独自素材はしなやかという声も聞かれます。気になる方は、モンベル店舗で実物を確認してみてください☆

ハードに登山を楽しむ方なら、軽量化できるメリットの方が大きいはずですので、その点も踏まえて検討してみてください。そこまでハードに使わない方は、非防水のシームレス ダウンハガー800の方が価格も抑えられ、良いかもしれません。

最後に

他のページにも記載してますが、シュラフカバー等の防水対策は1泊までの登山であれば基本的に不要と考えています。ただし結露のしやすさはテントの形式や天候、標高、ビバークの状況によっても変わるため、あくまで目安としてお考えください。

  • 2泊以上の縦走登山が多い
  • 結露が起きやすいタープ泊やシングルウォールテント泊がメイン
  • 多少の悪天候(雨天)でも怯まず山へ行く

という方は、このドライ シームレス ダウンハガー900でかなり荷物を軽量化できると思います。

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価格は高いため、上記に該当しない方は費用対性能を考えても、次の800FPモデルでも十分軽く満足できると思います。

\ 競合・ライバル製品 /

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防水生地の寝袋は寝袋業界全体でも非常に珍しい存在です。ナンガには、防水透湿素材「オーロラテックス ライト」を使った「AURORA TEX light」シリーズがあります。

同じ3シーズン向けの350DXは、総重量730g・快適温度5℃/下限温度0℃・47,300円(税込)〜。モンベルのドライ#3は本体571g(収納袋込み595g)・快適温度5℃/使用可能温度0℃・57,000円です。ナンガの「総重量」に収納袋が含まれるかは公式ページで明記されておらず、正確な重量差は断定できませんが、価格はナンガの方が控えめです。

温度規格や測定基準も異なるため、購入前には双方の最新の公式スペックを見比べることをおすすめします。

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