ベルグテックEXとゴアテックスの違いを、防水性・透湿性・耐久性・価格・2026年のPFASフリー化まで比較。富士登山やキャンプで選ぶならどちらが向くのか、実用目線で解説します。

このページでは、ベルグテックEXとゴアテックスを実際に比べながら、それぞれの得意なことや気をつけたいポイントを、2026年の最新情報を交えてわかりやすく紹介していきます!
記事のポイント
- 防水性・透湿性をわかりやすく比較
- 耐久性とお手入れのコツ
- 価格でみる選び方
- 2026年最新:環境にやさしい新素材の動き
著者PROFILE


名前:Masaki T
経歴:大手アウトドアショップで寝袋・マットのコーナーを中心に約4年間の接客経験に加え、独自の調査・研究を重ね、アウトドア情報を発信し15年以上。無積雪登山・雪山登山・クライミング・アイスクライミング・自転車旅行・車中泊旅行・ファミリーキャンプなど幅広くアウトドアを経験。(詳細プロフィール)
結論:あなたに合うのはどっち?
くわしい比較の前に、まずは結論から。重視したいポイント別に、おすすめの素材をまとめました。
| 重視すること | おすすめ |
|---|---|
| 価格を抑えたい | ベルグテックEX |
| 富士登山・低山・キャンプ中心 | ベルグテックEX |
| 初めての登山用レインウェア | ベルグテックEXが有力 |
| 軽さ・蒸れにくさを重視 | ゴアテックス系・モンベル上位モデル |
| 雨でも積極的に長時間行動する登山 | ゴアテックス系・スーパードライテック系 |
| 環境負荷(PFASフリー)を重視 | ゴアテックスePE・モンベル・パタゴニア |



初めての登山用レインウェアや、富士登山・キャンプ中心ならベルグテックEXはかなり有力です。
一方、雨でも長時間行動する登山や、軽量性・透湿性・細部の作りまで重視するなら、ゴアテックス系やモンベル・ミレーなどの上位モデルも検討する価値があります。
くわしい理由を、このあと一緒に見ていきましょう!
ベルグテックEXとゴアテックス:特徴とメリット


ここからは、ベルグテックEXとゴアテックスの実力を、防水性・透湿性・耐久性・着心地・価格という5つの視点でじっくり比べていきます。気になる項目から読んでみてくださいね。
- 防水性をくわしく比較
- 透湿性:蒸れにくさを比較
- 耐久性:長く使えるのはどっち?
- 着心地:快適さを比較
- 価格:コスパで選ぶなら
防水性をくわしく比較



ベルグテックEXは、耐水圧30,000mm以上というかなり高いスペックを持っています(2026年現在も変わらず)。
一般的な傘の耐水圧が200~500mmほどなので、その差は歴然。嵐のような激しい雨でもしっかり雨をブロックしてくれる頼もしい数値です。
この防水力を支えているのが、独自の3層構造と、縫い目からの浸水を防ぐシームシーリング加工です。複数の情報源で同じ耐水圧が報告されているので、信頼度も高いといえるでしょう。
一方のゴアテックスは、実は耐水圧の具体的な数値を公式には公表していません。
「フィールドで体が濡れないかを厳しくテストし、それに合格した製品だけがロゴの使用を許される」という認証の仕組みで品質を保証するスタイルをとっているためです。
ネット上では「30,000mm」のような数字を見かけることもありますが、これはブランド側が自社基準で計測した参考値であることが多く、ゴア社自身の公式スペックではない点には注意が必要です。
目安として、一般的なレインウェアで十分とされる耐水圧は10,000~20,000mmほどといわれているので、ゴアテックス製品はこれを大きく上回る防水性能を備えていると考えて差し支えないでしょう。
なお、ゴアテックス製品には2つのラインがあります。ひとつは黒いひし形タグの「GUARANTEED TO KEEP YOU DRY™」で防水性を保証するGORE-TEX プロダクトです。
もうひとつは白いひし形タグのWINDSTOPPER®プロダクト by GORE-TEX LABS(旧称:GORE-TEX INFINIUM™)で、防水性より快適性・防風性を優先します。
後者は防水ではなく耐水性・撥水性の仕様です。登山用レインウェアとして選ぶ場合は、必ず黒いひし形のハングタグ(GORE-TEX プロダクト)かどうかを確認しましょう。
また、フッ素化合物(PFAS)を意図的に添加しない新素材「ePE(延伸ポリエチレン)メンブレン」への切り替えも進んでいます。
一般消費者向けのGORE-TEX製品では、2025年秋冬シーズンに切り替えが完了したと報じられています。
一方、最上位モデルの「GORE-TEX Pro」は、同シーズンにePEメンブレン採用の次世代モデルが発表されたばかりです。
パートナーブランド各社のカタログへの反映は、これから順次進んでいく段階です。防水性能はこれまでと同水準を保ちながら、環境負荷を大きく減らした次世代の素材へと進化しています。
ただし「意図的に添加しない」であって微量のPFASが残る可能性はゼロではなく、また生産時期によっては旧メンブレンの在庫が店頭に残っている場合もあります。
気になる方は、購入時に商品タグや商品説明で「ePEメンブレン採用」かどうかを確認すると安心です。
透湿性:蒸れにくさを比較



ベルグテックEXの透湿性は、およそ16,000g/m²・24hと報告されています。一般的に10,000g以上あれば汗によるベタつきを感じにくいとされているので、この基準を十分クリアしている数値です。
実際のユーザーレビューでも「蒸れにくくて快適」という声が多く聞かれます。ただし、激しい運動や重ね着の状況では、わずかに蒸れを感じるという意見もあり、体感には個人差もあるようです。
ゴアテックスの透湿性は、製品ラインや裏地の種類(C-Knit、マイクログリッドなど)によって差が大きいのが実情です。
また透湿性の測定方法には、実際の使用環境に近い高湿度条件で測る「A-1法」と、素材の理論上の最大透湿量を測る「B-1法」があり、どちらで測定したかによっても表示される数値の印象が変わります。
そのため単純な数字だけでの比較は難しい面があります。全体的には、ベルグテックEXより透湿性が高い製品が多い傾向です。
より激しい運動や暖かい環境でも、蒸れを効果的に逃がせるでしょう。新しいePEメンブレンは、従来品よりも薄く軽量になったと報告されています。
快適性の面でも、さらなる進化が期待されています。なお透湿性は水蒸気を通す性質で、空気を通す「通気性」とは別物です。
耐久性:長く使えるのはどっち?



ベルグテックEXの大きな魅力のひとつが、100回洗濯しても撥水性が続く耐久撥水(DWR)加工です。一般的な耐久撥水加工は20回ほどの洗濯で効果が落ちるといわれているので、かなり優秀な数字です。
しかも、この撥水加工には環境に配慮した処方が採用されています。3層構造による引き裂き強度の高さもあり、富士登山のレンタル用品として採用されるなど、実用面での信頼性も裏付けられています。
ゴアテックスも、多層構造により高い耐久性を誇ります。メンブレン自体は、物理的な損傷がない限り長期間性能を保てるとされています。
ただし2025年秋からは、PFASを意図的に添加しない仕様への切り替えが進みました。これにともない、表面の撥水加工(DWR)もフッ素を使わないタイプへ移行しています。
このフッ素フリーの撥水剤は、従来品と比べて理想的な撥水性能を保てる期間がやや短くなる傾向があるといわれています。
こまめな洗濯とお手入れで撥水性を回復させることが、これまで以上に大切になったといえるでしょう。
着心地:快適さを比較



ベルグテックEXは、軽くて動きやすく、ごわつきにくいとユーザーレビューで評価されています。日常使いや軽いハイキングにもぴったりです。
フードのフィット感もよく、雨の日の登山でも視界を妨げにくいという声もあります。パンツもゆったりとした履き心地で、動きやすさも◎です。
ゴアテックスは高い透湿性のおかげで、運動時のムレを軽減してくれます。以前は「パリッとした触り心地」が好みを分けるポイントでした。
新しいePEメンブレンは、より薄く軽く、しなやかな着心地に進化したと報告されています。もちろん「GORE-TEX Windstopper」のような柔らかい生地の選択肢も引き続き用意されています。
着心地重視の方にも選びやすくなっています。吸湿速乾のインナーを合わせると、さらに快適に過ごせますよ。
価格:コスパで選ぶなら



ベルグテックEXの一番の魅力は、なんといってもそのコストパフォーマンスです。ミズノのベルグテックEXストームセイバーVIレインスーツは、2026年現在も上下セットで19,800円(税込)です。
一般的な高機能レインウェアの半額近い価格でありながら、耐水圧30,000mm以上・透湿性約16,000g/m²・24hという十分なスペックを備えています。
これから登山やアウトドアを始めたい方にもおすすめです。
一方のゴアテックスは、ベルグテックEXよりも高価な傾向があります。快適で耐久性のあるジャケットは20,000円から30,000円台、あるいはそれ以上になることも珍しくありません。
ただし、その価格に見合うだけの防水性・透湿性・耐久性を備えています。本格的な登山や厳しい環境で使うなら、ゴアテックスの信頼性は価格以上の価値をもたらしてくれるはずです。
選ぶ前に知っておきたい注意点


ここでは、どちらの素材にも共通する「気をつけたいポイント」を、お手入れの方法から環境への配慮まで幅広くチェックしていきます。
- お手入れ方法をチェック
- どんなアクティビティに向いている?
- 使っているうちに性能は落ちる?
- デザインやカラーの選択肢
- 環境へのやさしさもチェック
お手入れ方法をチェック



ベルグテックEXは、撥水性能をできるだけ長く保つために、定期的なお手入れが大切です。汚れがついたまま放置すると撥水性が落ちやすくなるので、こまめな手洗いを心がけましょう。
ゴアテックス製品も、家庭用洗濯機で洗濯できます。漂白剤は避け、乾燥機を使う場合は低温設定にしましょう。
特に2025年以降のPFASを意図的に添加しないモデルは、汗や皮脂が生地に残りやすい傾向があります。汚れが透湿性の低下につながりやすいといわれています。
「洗うと傷む」というイメージを持たれがちですが、実はこまめに洗濯することが性能を長持ちさせる一番のコツです。乾燥機の熱で撥水成分を活性化させる効果もあります。
日本ゴアも積極的な洗濯を呼びかけており、お手入れへの意識が大きく変わりつつあります。撥水性が落ちてきたと感じたら、撥水スプレーでのメンテナンスもおすすめです。
どんなアクティビティに向いている?



ベルグテックEXは、キャンプや釣りなどの穏やかなアクティビティから、ハイキングや通勤、富士登山のような本格的な登山まで、幅広いシーンで活躍します。
コストパフォーマンスの高さから、いろいろな場面で頼れる一着です。
ゴアテックスは、特に過酷な環境や安全性が重視される場面で強みを発揮します。登山やスキー、スノーボードなど、激しい運動や悪天候が予想される状況でこそ、その防水性・透湿性・耐久性が真価を発揮するでしょう。
鉄道会社や消防機関など、プロの現場でも採用されている実績が、信頼性の高さを物語っています。



ヒマラヤ登山など、過酷な環境下で使われるウェアとして、ゴアテックスは長年選ばれ、使用されている実績もあります。
使っているうちに性能は落ちる?
ベルグテックEXは、初期の防水性や透湿性がゴアテックスよりわずかに劣るという指摘もあります。
リュックとの摩擦など、繰り返しの摩擦で撥水性が落ちることもあるため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
ゴアテックスのメンブレン自体は、物理的な損傷がない限り、経年劣化による防水性能の低下はほとんどないとされています。表面の撥水加工は使用とともに徐々に低下するため、定期的なお手入れが必要です。
なお、防水透湿ウェアの耐久性を客観的に評価するための業界標準づくりも進んでいます。2026年にもその評価方法が発表される見込みで、今後は「どれくらい長持ちするか」がより分かりやすくなりそうです。



経年劣化は必ず起こるものです。高い防水性や透湿性も、実際の使用や年月とともに少しずつ数値が落ちていきます。
初期値が高いのは、この劣化を見込んだうえで”登山用として安全に使える期間”を長く保つためともいえます。
デザインやカラーの選択肢
ベルグテックEX(主にミズノ製品)とゴアテックスは、それぞれ様々なデザインとカラーオプションを提供しています。20代から50代の男性の幅広い好みに対応できると考えられます。
ベルグテックEXは、キャンプや釣りといった特定の活動に適したデザインや、タウンユースにも適したデザインが用意されています。機能性だけでなく、日常的な使いやすさも考慮されていることが伺えます。
ゴアテックスは、多くのアウトドアブランドで採用されており、それぞれのブランドが独自のデザイン哲学を持っています。
そのため、スポーティーなデザインから、より洗練されたデザインまで、幅広い選択肢の中から自分の好みに合ったものを選ぶことができます。



ミズノのベルグテックEXレインウェアとゴアテックスのレインウェアでは、根本的に作りが異なります。ベルグテックはエントリーユーザー向けに制作されており、ある意味製造コストが抑えられています。
一方、ゴアテックスを使ったレインウェアはどのメーカーもミドルクラスやハイエンドモデル向けです。メーカーの持てる最高技術とパーツを組み合わせています。
車で例えると、コンパクトカーと中・高級車の違いみたいなものでしょうか。どちらも快適に移動できますが、中・高級車の方がより洗練され上質です。
環境へのやさしさもチェック
ベルグテックEXは、環境に配慮した撥水剤を採用していることが公式に明記されています。素材づくりの段階から、環境負荷を減らす取り組みが進められているということですね。
ゴアテックスは近年、「持続可能性の鍵は耐久性にある」という考え方のもと、長く使える製品づくりを重視してきました。そして2025年秋、大きな節目を迎えます。
従来メンブレンの主成分だったフッ素化合物(PFAS)は、環境への残留性が懸念されていました。
10年以上の研究開発を経て、PFASを意図的に添加しない新素材「ePE(延伸ポリエチレン)メンブレン」への切り替えが進んでいます。
一般消費者向け製品では2025年秋冬シーズンに完了したと報じられています。
最上位モデルの「GORE-TEX Pro」も同シーズンにePE採用の次世代モデルが発表され、各パートナーブランドの製品への展開が始まりました。
これは1976年のゴアテックス誕生以来はじめてとなる基本素材の変更で、業界では「ゴアテックス史上最大の革新」とも呼ばれています。
カーボンフットプリントの削減にもつながっており、環境面でも大きな一歩といえるでしょう。



あくまで一般論ではなく経験談・目安としてですが、ベルグテックEXのようなポリウレタン系の防水透湿素材は、加水分解により耐用年数は5年ほどと業界内でよく言われています。
一方、ゴアテックスはもっと長く10年程度使っているという話も実際に聞いたことがあります。レインウェアのようなシビアな使い方でなければ、もしかしたら10年以上使えるケースもあるかもしれません。
新しいePEメンブレンになっても、この耐久性の高さは受け継がれているようです。
具体的な製品でスペックを比較





現在入手可能な人気レインウェアを、実際の製品ベースで比較してみましょう。
ベルグテックEXとゴアテックス系(クライムライトジャケット)に加えて、独自素材へ進化したモンベル ストームクルーザーと、パタゴニアのトレントシェル3Lも並べてみました。
| 項目 | ミズノ ベルグテックEX ストームセイバーVI | TNF クライムライトジャケット | モンベル ストームクルーザー | パタゴニア トレントシェル3L |
|---|---|---|---|---|
| メーカー | ミズノ | ザ・ノース・フェイス | モンベル | パタゴニア |
| 素材 | ベルグテックEX(ナイロン100%) | GORE-TEX PRODUCTS 3層構造 ePEメンブレン | スーパードライテック 3レイヤー | H2Noパフォーマンス・スタンダード 3層 |
| 耐水圧 | 30,000mm以上 | 非公表 | 20,000mm以上 | 非公表 |
| 透湿性 | 約16,000g/m²/24h以上 | 非公表(製品・裏地により異なる) | 40,000g/m²・24hrs | 非公表 |
| 重量 | 約550g(メンズM) | 約285g(メンズL) | 約254g(メンズ平均) | 約400g |
| 主な機能 | 100洗撥水、フード内収納、ベンチレーション | ワンハンドアジャスター対応フーデット | ベンチレーション、K-Mono CUT | 調節可能フード、ピットジップ |
| PFASへの対応 | 環境配慮型撥水剤を採用 | ePEメンブレン・意図的に添加しない | 意図的に添加しない | 生地・メンブレン・DWRに意図的に添加しない |
| 価格(税込) | 約19,800円 | 約50,600円 | 約22,000円(ジャケットのみ) | 27,500円 |
注:耐水圧・透湿性は各メーカーが公表している数値に基づきます。ゴアテックス社は耐水圧の数値を公式には公表していないため、クライムライトジャケットとトレントシェル3Lは「非公表」としています。
価格は変動する可能性がありますので、購入前に公式サイト等でご確認ください。



ザ・ノース・フェイス クライムライトジャケットは上下セットではなく、ジャケットのみでこの価格です。
こうして並べてみると、それぞれ強みの違いがよく分かります。ベルグテックEXはコストパフォーマンス、ストームクルーザーは透湿性の高さが強みです。
パタゴニアはPFASへの取り組みの明確さ、ゴアテックス系は軽量性と信頼性が強みといえます。
実際の登山では何が違う?体感差をチェック
スペック表だけではわかりにくい「実際に使ったときの違い」も気になりますよね。ユーザーレビューや実使用者の声から見えてくる、体感レベルの違いをまとめました。
- 長時間の雨では蒸れやすさに差が出やすい
- ザックを背負ったときの摩擦・耐久性
- ポケット・フード・ファスナーなど細部の使いやすさ
- 富士登山ならベルグテックEXでも十分か?
長時間の雨では蒸れやすさに差が出やすい
短時間の通り雨程度なら、ベルグテックEXでもゴアテックスでも体感差はあまり感じにくいという声が多いです。
ただし、雨の中を何時間も歩き続けるような本格的な登山になると、透湿性の差が蒸れやすさとして表れやすくなります。
汗をかきやすい方や、行動時間が長くなりがちな方は、透湿性重視でゴアテックス系やモンベルの上位モデルを検討する価値があります。
ザックを背負ったときの摩擦・耐久性
バックパックのショルダーストラップやヒップベルトが当たる肩・腰まわりは、摩擦によって撥水性が落ちやすい部分です。
ベルグテックEXは100回洗濯しても撥水性が続くタフな加工なので、こまめなお手入れをすればこの点はしっかりカバーできます。
ゴアテックス製品も同様に、摩擦の多い部分から徐々に撥水性が落ちていきます。どちらを選んでも、メンテナンスの習慣が長持ちのカギになります。
ポケット・フード・ファスナーなど細部の使いやすさ
ベルグテックEXはフード内収納やベンチレーションポケットなど、価格を考えると充実した機能を備えています。
一方、ゴアテックス系の上位モデルは、止水ファスナーやワンハンドで調節できるフードなど、細部の作り込みにコストがかけられている印象です。
毎回の着脱や、行動中の細かな操作性にこだわりたい方は、実際に店頭で触ってみて比べてみるのがおすすめです。
富士登山ならベルグテックEXでも十分か?
結論から言うと、富士登山でもベルグテックEXは十分に活躍できます。実際に富士登山用レンタル品として採用されている実績もあります。
耐水圧・透湿性ともに、標高3,776mの環境で必要とされる性能をクリアしています。
ただし、山小屋泊で複数日行動する場合や、悪天候が続きやすいシーズンに登る場合は、より透湿性の高いゴアテックス系のほうが快適に過ごせる場面もあるでしょう。
日帰り登山や、初めての富士登山であれば、コストパフォーマンスに優れたベルグテックEXから始めてみるのも十分アリな選択です。
日本の類似レインウェア製品との比較


日本の市場には、ベルグテックEXとゴアテックス以外にも、優れたレインウェアがたくさんあります。ほかの製品と比べてみることで、それぞれの個性がより分かりやすくなりますよ。
- モンベルの製品との比較
- ザ・ノース・フェイスの製品との比較
- パタゴニアの製品との比較
- ミレーの製品との比較
- その他の注目ブランド
- まとめ:どのブランドを選ぶ?
モンベルの製品との比較
モンベルは、日本を代表するアウトドアブランドです。独自素材を使ったレインウェアを幅広く展開しています。
フラッグシップモデル「ストームクルーザー」は、実は2025年に大きな転機を迎えました。長年採用してきたゴアテックスから、モンベル独自開発の防水透湿素材「スーパードライテック」へ切り替わったのです。
耐水圧20,000mm以上、透湿性40,000g/m²・24hrsという高いスペックを保っています。PFAS(有機フッ素化合物)を意図的に添加しない環境配慮型の素材へと進化しました。
価格はジャケット単体で22,000円(税込)ほどです。もちろんゴアテックスモデルがなくなったわけではありません。
新登場の「テンペストジャケット」には、PFASを意図的に添加しないゴアテックスePEメンブレンが採用されています。
もう少し手頃な価格帯を探しているなら、独自素材「ドライテック」を使った「サンダーパス」もおすすめです。くわしいスペックはモンベル公式サイトでも確認できます。
ザ・ノース・フェイスの製品との比較
ザ・ノース・フェイスは、デザイン性と機能性を両立させた製品が豊富なブランドです。
ゴアテックスを採用した「クライムライトジャケット」は、2025年モデルからPFASを意図的に添加しないePEメンブレンへと刷新されました。より軽く柔らかな着心地になったと報告されています。
「マウンテンライトジャケット」や、独自素材「HYVENT-D」を使った「ベンチャージャケット」など、ラインナップも多彩です。
「フューチャーライト」を使った「FL Drizzle Jacket」もあります。
クライムライトジャケットは軽量ながら高い防水透湿性を持ち、幅広い登山シーンで活躍します。ベンチャージャケットは軽量で携行性に優れ、日常使いにもぴったりです。
パタゴニアの製品との比較
パタゴニアは、独自素材「H₂Noパフォーマンス・スタンダード」を使った「トレントシェル3Lジャケット」(約400g、27,500円)などを展開しています。
生地にもメンブレンにもDWR(耐久性撥水)加工にも、PFASを意図的に添加せずに製造しているのが特長です。
フェアトレード・サーティファイドの工場で作られている点も含め、環境や生産背景への配慮を積極的に打ち出しているブランドのひとつです。くわしくはパタゴニア公式サイトもご覧ください。
ミレーの製品との比較
ミレーは、独自素材「TYPHON 50000」を使った「ティフォン50000ストレッチジャケット」などを展開しています。
高い防水性に加え、非常に高い透湿性とストレッチ性を兼ね備えているので、動きやすく快適な着心地が魅力です。ゴアテックスの代替として検討されることも多い素材です。



ティフォン50000は私も使っています。ポリウレタン系のため、耐用年数は約5年ですが、しなやかで非常に着用しやすく快適です!
その他の注目ブランド
上記以外にも、マムート、コロンビア、アークテリクス、finetrack、ヘリーハンセン、karrimorなど、多くのアウトドアブランドが独自の技術や素材を用いた高性能なレインウェアを販売しています。
これらのブランドも、ゴアテックスを採用した製品や、独自の防水透湿素材を用いた製品を提供しています。
消費者は自身のニーズや予算に合わせて、多様な選択肢から選ぶことができます。ワークマンの「イレナム」のように、高機能でありながら手頃な価格帯の素材も存在します。
まとめ:どのブランドを選ぶ?
日本のレインウェア市場は、ゴアテックスを筆頭に、各社が独自の技術や素材を開発し、多様なニーズに対応する製品を提供しています。
近年はPFASフリー化という共通の潮流もあり、環境への配慮と高機能の両立が業界全体のテーマになっています。
ベルグテックEXは、その高いコストパフォーマンスによって幅広い層のユーザーに支持されています。
ゴアテックスは、その信頼性と進化し続ける技術力から、本格的なアウトドアアクティビティ志向のユーザーに人気です。
自身の活動内容、予算、重視する機能などを考慮して、最適なレインウェアを選ぶことが重要です。
どのレインウェアが最適?





ベルグテックEXとゴアテックスのどちらのレインウェアが適しているかは、最終的には個々のニーズと優先順位によって異なります。
コストパフォーマンスを重視するなら: ベルグテックEXは、高い防水性と透湿性を備えながら手頃な価格で購入できます。
初めて高機能レインウェアを購入する方や、日常使い・穏やかなアウトドアが中心の方におすすめです。
より高い透湿性を求めるなら: 激しい運動や温暖な環境での使用なら、透湿性の高いゴアテックスが快適です。
汗をかきやすい体質の方にもおすすめです。
耐久性と信頼性を重視するなら: 長期間・過酷な環境で使うなら、実績あるゴアテックスが有力な選択肢です。
2025年以降のePEメンブレンモデルでも、この信頼性は受け継がれています。
特定のブランドやデザインにこだわりがあるなら: ゴアテックスは多くのブランドで採用され、デザインの選択肢が豊富です。
ベルグテックEXは主にミズノ製品なので、好みに合うか確認しましょう。
最終的には、自身の活動内容や予算、重視する機能を考慮して選ぶことが重要です。可能であれば、実際に店頭で試着してみることをお勧めします。
迷ったときの目安として、読者タイプ別のおすすめをまとめました。
| 読者タイプ | おすすめ |
|---|---|
| 初めての登山用レインウェアが欲しい | ミズノ ベルグテックEX ストームセイバーVI |
| 富士登山・キャンプと兼用したい | ベルグテックEX |
| とにかく軽量なものが欲しい | クライムライトジャケット |
| 蒸れにくさを最優先したい | モンベル ストームクルーザー |
| 環境への配慮を重視したい | パタゴニア トレントシェル3L |
| ストレッチ性・着心地を重視したい | ミレー ティフォン50000 |
まとめ:自分に合う一着を見つけよう


ベルグテックEXとゴアテックスは、どちらも高いレベルの防水性と透湿性を備えた、信頼できるレインウェア素材です。
2025年秋冬シーズンには、ゴアテックスのePEメンブレンへの切り替え(一般消費者向け製品)と次世代GORE-TEX Proの発表がありました。
モンベルやパタゴニアも独自にPFAS低減の取り組みを進めるなど、業界全体が大きな転換点を迎えています。
どちらを選んでも失敗しにくい時代になったからこそ、あとは自分の活動スタイルと予算に合わせて選ぶだけです。



自身のニーズと優先順位を考慮し、最適なレインウェアを選び、雨の日でも快適なアウトドアライフを楽しみましょう。
Amazon、楽天では大型イベントセール、タイムセール、値引きクーポン、ポイントアップキャンペーンで実質売価は変動します。
関連商品リンク(amazon)
- ミズノ ベルグテックEX ストームセイバーVI レインスーツ
- ザ・ノース・フェイス クライムライトジャケット
- モンベル ストームクルーザー
- モンベル サンダーパス
- ザ・ノース・フェイス クライムライトジャケット
- ザ・ノース・フェイス マウンテンライトジャケット
- ザ・ノース・フェイス ベンチャージャケット
- ザ・ノース・フェイス FL Drizzle Jacket
- パタゴニア トレントシェル3Lジャケット
- ミレー ティフォン50000ストレッチジャケット
- ワークマン 「イレナム」






