[出典:ignik]
いろいろネットで調べていたら、IGNIK(イグニック?)というアメリカのメーカーが、モバイルバッテリー電源で発熱するインナーシュラフを製品化していたので、紹介します。
- 出力-40w
- 最高温度-140ºF| 60ºC
- 電力要件12vまたは5v
- 標準コネクタ5.5mmx2.1mmバレル
- 付属のアダプター5vUSB-Aアダプター
- 寸法-31×72インチ| 79 x 182 cm
- 重量1.2ポンド| 556g
- スタッフサック
参考動画
特徴
[出典:ignik]
特徴は英語で記載されており、以下特徴があるようです。
- 3層RCSテクノロジー(特許出願中):従来の加熱ブランケットのかさばるワイヤーを排除し、軽量・ポータブル
- 3つの設定(低、中、高)
- リサイクルポリエステル使用
- 洗濯機で洗える
さらに細かな特徴は以下参照。(自動翻訳です。)
- 冬のキャンプに暖かさを加える場合でも、暖かい天候のためにスタンドアロンのソリューションを探す場合でも、この4シーズンのライナーは、安全で制御可能で持続可能な熱を追加します
- 2つの加熱モードから選択します:5V-USB効率モードと12Vインスタントヒートモード。ライナーを電源に接続して加熱する必要があります(電源は含まれていません)
効率モード:付属の5V-USBアダプターを使用して電力を節約し、さまざまな電源との互換性を最大限に高めます - 効率モードでは、HeatZoneは徐々に80°Fまで暖まり、一貫した余分な暖かさの層を提供します。HeatZoneは触ると熱く感じません
インスタントヒート:付属の5.5×2.1mmバレルコネクタを5.5mmポート(別売)のパワーバンクに接続して、RCSHeatZoneで高速加熱します - インスタントヒートモードは、オプションの車両アダプタープラグを5.5×2.1 mmバレルコネクターに接続し、12V電源(両方とも含まれていません)に接続することによっても実現されます。
インスタントヒートモードは2分以内に加熱します。約140°Fまで、熱の素早いブーストや極端な条件での使用に最適です - 軽量ラジアントカーボンストランド(RCS)テクノロジーは、従来の加熱ブランケットシステムのかさばるワイヤーを排除し、最大限の暖かさを提供します
独自の3層テクノロジー(コンフォートレイヤー、カーボンファイバーヒートレイヤー、ディレクショナルレイヤー)がカスタマイズ可能な快適さを提供
柔らかく綿のような感触で断熱性と快適性を備えたリサイクルポリエステル製のコンフォートレイヤー - カーボンファイバーヒートレイヤーは、ファブリックにシームレスに統合された導電性より線カーボンを特徴としています。ボディマップRCSHeatZones™は、上半身と足のコア温度を上げるのに役立ちます
- ディレクショナルレイヤーは、特許出願中の構造が特徴で、地面ではなく、あなたに向かって暖かさを示します
- マチ付きフットボックス、1/4レングスのサイドジッパー、ドローストリングを備えたテーパードミイラ形状により、簡単にアクセスして調整できます
- 防水性のソフトタッチシリコンボタンは、3つの設定(低、中、高)で熱の持続時間と強度を制御します。最大8時間持続します。低い時間と1時間。高に
- ライナーは耐久性があり、防水性があり、洗濯機で洗えます
- 統合されたジッパーポケットには、付属の接続ワイヤー、パワーバンク、携帯電話、その他の私物(すべて含まれていません)が収納されています。
- 持続可能なアクティブな暖かさは、互換性のある5V-USBまたは12Vバレル電源または充電式バッテリー(含まれていません)で機能します。ライナーを加熱するには電源に接続する必要があります
- スタッフサックが含まれています
使用者のレビュー
現状、日本では未発売と思いますが、アメリカのREIに複数のレビューがあり、高評価です。
最後に
実物触ってみないとなんとも言えませんが、とても興味深いアイテムです。
キャンプ等で就寝時に発熱による保温力の上昇手段は
- 湯たんぽ
- ホッカイロ
- ハクキンカイロ
- 電気ヒーター
があり、それぞれメリット・デメリットがあります。
電気ヒーターのメリットは発熱温度が安定していること(その他の方法は温度変化が大きい)です。
車移動のキャンプでは大きめのポータブル電源や、電源付きサイトを選ぶなど、選択肢がありますが、登山等では大きな電源持ち運ぶのは難しいです。
個人的に登山用途で気軽に持ち運べる電気ヒーターがあれば、と何年の前から思っているのですが、この製品自体の重量は556g+モバイルバッテリー重量と気になる重量ではあるので、車移動のキャンプ用途メインになるのでしょうかね。
面白いアイテムなので、機会があれば実物見てみたいと思いました(^^)
著者PROFILE
2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。
楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆
寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。
『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆