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【高評価】タケモ スリーピングバッグ5(シュラフ5)の実力は?特徴・注意点を徹底解説レビュー|動画付き

タケモ スリーピングバッグ5(シュラフ5)の実力は?特徴・注意点を徹底解説レビュー|動画付き

タケモ(Takemo)のシュラフ5(スリーピングバッグ5)は、750FP・500g充填の高品質ダウン寝袋です。-6℃対応の保温性と「本物をより安く」という哲学が生む圧倒的コスパが魅力。元イスカ開発者による信頼性、その「ふかふか」な寝心地と実力を、専門家が冬キャンプ実体験から徹底レビューします。

記事のポイント

  • 750FPの高品質ダウンを500g充填した、-6℃対応の優れた保温スペック
  • 元ISUKA(イスカ)開発者による、信頼の置ける設計と品質
  • ネット直販だから実現した、ライバルを圧倒するコストパフォーマンス
  • 高級機に比べ重く、収納サイズがやや大きいという明確なトレードオフ

著者PROFILE

運営者・著者 Masaki T

名前:Masaki T
経歴:大手アウトドアショップで寝袋・マットのコーナーを中心に約4年間の接客経験に加え、独自の調査・研究を重ね、アウトドア情報を発信し15年以上。無積雪登山・雪山登山・クライミング・アイスクライミング・自転車旅行・車中泊旅行・ファミリーキャンプなど幅広くアウトドアを経験。(詳細プロフィール

目次

タケモ シュラフ5 (スリーピングバッグ5)の特徴とメリット

タケモ シュラフ5 (スリーピングバッグ5)の特徴とメリット

タケモ シュラフ5 (スリーピングバッグ5)のスペック一覧

まずは、このシュラフの「人となり」を知るために、公式に発表されているスペックを冷静に見てみましょう。どのような素材で、どのような構造になっているのか。ここから、タケモが目指したものが透けて見えてきます。

項目スペック
モデル名タケモ スリーピングバッグ 5(シュラフ5)
カラーブラウン
サイズ内周囲(肩回り)158cm/全長205cm/足元回り104cm
重量約960g
表地/裏地ポリエステル100%
中わたホワイトダックダウン ダウン90%/フェザー10% 500g・750FP
構造ボックス構造/シングルドラフトチューブ&ネックチューブ
生地撥水加工 20D ポリエステルリップストップ
ファスナーYKK製 コイルファスナー 170cm(足元からも開閉可能)
収納サイズφ17cm × 34cm
参考使用温度最低使用温度 −6℃
付属品ストリージバッグSサイズ(φ25cm × 60cm)

このスペック表には、注目すべきポイントが詰まっています。

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核心は、やはり「中わた」です。750FPという、高品質ダウンの証である数値。これが「500g」も充填されています。この組み合わせが、最低使用温度の公称値「-6度」という3シーズン(晩秋・初冬)をカバーする保温性の根拠となっています。

次に注目すべきは「重量」です。総重量960g。中綿が500gですから、差し引いた460gが、シェル(表地・裏地)やジッパー、保温材(ドラフトチューブ)などの重さになります。

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この「460g」という数値が、タケモ 5の「個性」を解き明かす最大の鍵です。超軽量を謳うハイエンドモデル(後述します)は、このシェル重量を300g台まで削ぎ落とします。タケモ 5は、そこであえて「過度な軽量化競争」に参加しなかった。

その代わりに、保温の「キモ」である「ボックス構造」(ダウンの偏りを防ぎ、ロフトを最大限に活かす高品質な構造)や、首元からの冷気を防ぐ「ネックチューブ」といった部分は、一切妥協していません。

このスペック表は、私たちにこう語りかけているようです。

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「私は、暖かさの源泉であるダウンの質と量には徹底的にこだわりました。その代わり、生地の重さで少しだけ妥協することで、皆さんが手を出しやすい価格を実現した、実直な寝袋ですよ」と。この「正直さ」こそが、タケモ 5の最大の魅力の源泉なのです。

「本物と呼べる良いものをより安く」という哲学

私がタケモというブランドに強く惹かれたのには、理由があります。それは、このシュラフが持つ「背景」と「哲学」でした。

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タケモというブランドは、「本物と呼べる良いものをより安く!」というコンセプトを掲げています。

この言葉は、多くのメーカーが使い古したフレーズかもしれません。しかし、タケモが違うのは、その背景にあります。このブランド、実は日本の3大寝袋メーカーの一つである、あの「イスカ」で働いていた方が、独立して立ち上げたブランドなのです。

「なぜ、タケモ 5はこれほど高品質なのに安いのか?」その答えは、この「元イスカ」という経歴と、徹底した「ネット限定販売」という戦略にあります。

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タケモは、一般的なアウトドアショップや量販店に製品を卸していません。流通にかかる中間マージンや、一等地に店舗を構えるコスト、そして莫大な広告宣伝費。そういった「寝袋の暖かさ」とは直接関係のないコストを徹底的にカットし、「ネット限定」という形で、私たちユーザーに直接製品を届けてくれるのです。

これは、浮いたコストを「ブランド名」ではなく、シュラフの「中身」…すなわち、750FPの高品質ダウンという「実」に注ぎ込むという、技術者らしい誠実な選択です。

「元イスカ」と聞いた時、私は思わず膝を打ちました。「なるほど、だからか!」と。シュラフの構造やダウンの扱いには、一朝一夕には得られない深いノハウが必要です。タケモのシュラフから感じる、あの「手堅さ」「安心感」は、この輝かしい系譜から来ていたのですね。メジャーブランドのロゴに数万円を払うのではなく、本質的な「暖かさ」に適正な価格を払いたい。タケモは、そんな大人のキャンパー&登山者の、ささやかな、しかし切実な願いに応えてくれるブランドです。

タケモ シュラフ5 (スリーピングバッグ5)の気になる点・注意点

タケモ シュラフ5 (スリーピングバッグ5)の気になる点・注意点

最重要:「参考使用温度」は“保証値”ではないという真実

さて、ここからは、タケモ 5と長く、そして何より「安全」に付き合っていくための、とても大切なお話をします。まず、スペックにある「最低使用温度 -6度」という数字についてです。

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タケモの公式サイトには、非常に誠実な、しかし絶対に見落としてはいけない注意書きがあります。それは、「参考使用温度は、使用できる最低使用温度の参考値であり、保証値ではありません。」というものです。

なぜなら、寒さの感じ方は、その人の体力、経験、健康状態、性別、そして「その日に何を食べたか」によってさえ、大きく異なるからです。また、現地の天候、特に「風」と「湿度」によって、体感温度は劇的に変わります。

保温力について
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昨今、寝袋の保温力表示として、国際規格のISO23537(旧 EN13537)が採用されることが一般的です。

寝袋の保温力表示の国際規格
ISO23537って何?

ISO23537 EN13537 【高評価】タケモ スリーピングバッグ5(シュラフ5)の実力は?特徴・注意点を徹底解説レビュー|動画付き
  • コンフォート温度(快適温度)
    標準的な女性(25歳・体重60kg・身長160cm相当)が丸くならずにリラックスして寝ていられる下限温度
    ⇒自宅で普通に寝ている感じに近い温度
  • リミット温度(下限温度・最低使用可能温度)※メーカーで日本語表現が異なる
    標準的な男性(25歳・体重70kg・身長173cm相当)が体をすぼめて丸まりながら 8時間眠れる下限温度
    ⇒いわゆる「耐えられるギリギリの実用下限」に近い温度。
  • エクストリーム温度(限界温度)
    標準的な女性が 命の危険ギリギリで約6時間耐えられる下限温度
    ⇒低体温症や凍傷のリスクが高く、ここを基準にシュラフを選ぶのはNG。メーカーによっては最近あえて表示しないことが増えた。
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寝袋選びでは、通常は①と②を参考に選びます。

ISO23537の温度表記は日本人には寒い?!

この寝袋の保温力の表示規格はヨーロッパ人が作った規格です。

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彼らは日本人よりも寒さに強い人種です。(日本人が長袖・長ズボンでも、欧米人は短パン・Tシャツだったりしますよね。そう、彼らは日本人より寒く感じにくいのです)

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私は今までテント泊で夏山から冬山まで計100泊以上、使ってきた寝袋も5個以上ありますし、複数の山仲間とテント泊してきましたが、日本人がこの温度表記を鵜呑みにするのは正直無理あると思っています。

日本人と欧米人の体感温度の差は過去いろいろ調べましたが「約3~5℃違うのでは?」と考えています。

タケモの寝袋の保温力は??

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昨今、寝袋の保温力表示として、ISO23537(旧 EN13537)が採用されることが一般的でモンベルやナンガもその数値で保温力が表記されています。

しかし、イスカやタケモでは基本的にこの規格の表記が採用されていません。(採用しない理由はいろいろあります。(詳しく知りたい方はこちら

タケモで表記されている”参考使用温度”は「リミット温度(下限温度・最低使用可能温度)」に近い数値です。

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タケモ スリーピングバッグ5は、最低使用温度 −6℃ ですが、コンフォート温度・快適温度は+5℃した −1℃程度だと思われます。

唯一の弱点? 収納サイズと重量のトレードオフ

唯一の弱点? 収納サイズと重量のトレードオフ

タケモ 5を「完璧な寝袋だ」と盲目的に賞賛するつもりはありません。私が感じ、そして多くのユーザーが指摘する、明確な「気になる点」が一つあります。それは、「収納サイズと重量」です。

総重量 960g、収納サイズ 直径17cm X 34cm。

この数値は、同じ-6℃クラスの高級機、例えば「ナンガ」や「イスカ」のライバル製品と比較した時、レビューにもある通り、確かに「一回り大きい」のです。

私が最初のスペック分析で触れたように、これは設計思想の結果です。

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ダウンの品質(750FP・500g)という「暖かさの核」は絶対に妥協しない。その代わり、コストを抑えるために、シェル生地の軽量化を「あえて」優先しなかった。その結果が、ライバル機より数十グラムから百グラム以上重い「960g」という数値であり、「直径17cm」という収納サイズなのです。

レビューにもある通り、「持って歩くにはちょっと大きい」かもしれません。

バックパック一つに全装備を詰め込み、何日も山々を縦走するような、1gでも軽くしたい登山家(アルピニスト)には、この差は大きく響くでしょう。

しかし、考えてみてください。

私たちの多くが楽しむ「オートキャンプ」や「冬の車中泊」において、この「数百グラム」「数センチ」の差は、どれほどの問題になるでしょうか?

荷物を車で運ぶのであれば、この「弱点」は、弱点ですらありません。

むしろ、ライバル機より「数万円も安く買える」という、圧倒的なメリットに変わるのです。

ダウンシュラフの「お約束」:火気、ファスナー、そして臭い

ダウンシュラフの「お約束」:火気、ファスナー、そして臭い

高性能なダウンシュラフは、時にデリケートな相棒でもあります。タケモ 5と長く付き合うために、いくつか「ダウンシュラフ共通のお約束事」を共有させてください。これらはタケモ固有の欠点ではなく、高性能ゆえの「作法」のようなものです。

1. 火気厳禁

メーカーも「寝袋のトラブルで非常に多い一つが火の事故です」と強く警告しています。タケモ 5のシェル(ポリエステル100%)は化学繊維です。焚き火のそばで使うのはもってのほか。小さな火の粉が飛んだだけで、愛する寝袋に「プスッ」と穴が開き、そこからダウンが飛び出してしまいます。テント内で使う熱くなったランタンに触れるのも厳禁です。

2. ファスナーの噛み込み

寝袋あるあるですが「生地の噛み込み」。タケモ 5の生地はダウンのロフトを妨げないよう、薄くしなやかに作られています。それゆえ、勢いよく開閉すると生地を噛みやすいです。もし噛んでしまったら、絶対に力ずくで引っ張らないこと。「強引にスライダーを動かす」と、生地が破れるか、スライダーが破損します。焦らず、優しく、生地とスライダーを前後に動かして外してください。

3. ダウンの臭い

新品の時や、梅雨時のように湿度が高い時期、ダウン特有の「獣毛の臭い」を感じることがあります。これは750FPの「天然素材」であるホワイトダックダウンを使っている証拠です。不良品ではありません。もし気になったら、数日間、風通しの良い日陰で干して、中の空気を手で押し出すように入れ替えてあげてください。

これらは「手のかかる子」なのではなく、高性能な道具と付き合うための「流儀」です。少しだけ優しく扱ってあげてください。

長く使うために:洗濯と保管の「超・重要」な注意点

750FPのダウンの性能を末永く維持するためには、日々の「保管」と、数年に一度の「洗濯」に、最大の敬意を払う必要があります。

1. 保管方法(最重要)

1. 保管方法(最重要)

これが一番、寿命に影響します。キャンプから帰ったら、すぐにスタッフサック(圧縮袋)から出し、日陰で風通しの良い場所で広げて乾燥させてください。

そして、絶対にスタッフサックには戻さないでください。

ダウンは「圧縮された状態」が一番苦手です。ロフト(復元力)が失われてしまいます。

タケモ 5には、保管用の大きなメッシュの「ストリージバッグ」が付属しています。必ずこのストリージバッグに入れ、ダウンを「解放」した状態で保管してください。

2. 洗濯の頻度

ダウンは洗いすぎると、油分が抜けて劣化します。「頻繁に洗濯する必要はありません(通常30泊~50泊が目安)」とメーカーも言っています。汚れが気になる場合は、まずインナーシーツを使うことをお勧めします。

3. 洗濯の「超・重要」な警告

ここが、このレポートで最も危険なポイントです。

タケモ 5は、暖かさを追求するために「ボックス構造」を採用しています。これは、シュラフの内部が、ダウンの偏りを防ぐために「薄いメッシュ地の隔壁」で仕切られていることを意味します。

もし、ダウンが水を吸って「非常に重くなった状態」で、シュラフを持ち上げたり、強く絞ったりすると、どうなるか。

mt 【高評価】タケモ スリーピングバッグ5(シュラフ5)の実力は?特徴・注意点を徹底解説レビュー|動画付き

その水の重みで、「内部のメッシュ地が破損する」可能性があります。

外側の生地は無事でも、内部でメッシュが「ブチブチ」と破れ、ダウンが偏り、シュラフは二度と元の保温力を発揮できなくなります。

ご家庭の浴槽やコインランドリーで洗濯する際は、「水を含んだ状態では絶対に持ち上げたり強く絞ったりしない」こと。必ず「押し洗い」し、水を押し出す時も、優しく、優しく。

タケモ シュラフ5 (スリーピングバッグ5)の口コミ・レビュー

タケモ シュラフ5 (スリーピングバッグ5)の口コミ・レビュー

肯定的な口コミ:「コスパ最強」「この値段でこの暖かさ」

[amazon]や[楽天]、個人のレビューブログなどで、最も多く見られるのが「コストパフォーマンス」に関する賞賛の声です。

「ナンガ、イスカは高いのでコスパからタケモを選びました」

「この値段でこの暖かさは素晴らしいです」

「快適、コストも満足」

といった声が代表的です。

重要なのは、多くのユーザーが「ナンガ」や「イスカ」といった高級ブランドと「比較した上」で、タケモを選び、そして「満足している」という点です。これは、タケモ 5が単なる「安い寝袋」ではなく、「高品質なのに安い、賢い選択肢」として認識されている証拠と言えるでしょう。

肯定的な口コミ:「ふかふかで快適」「冬でも安心」

価格の次に評価されているのは、純粋な「快適性」と「保温力」です。

「ふかふかさが他にもっているものと段違い」

「(-4℃で)下はパンツとヒートテックタイツのみという薄着でも十分眠ることができた」

「快適、コストも満足」

など、750FPのダウンがもたらす豊かなロフト(ふかふか感)と、-6℃対応のスペックがもたらす実際の保温力に、多くのユーザーが満足している様子がうかがえます。

価格が安いだけでなく、寝袋としての基本性能がしっかりと高いレベルにあることが分かります。

気になる口コミ:「収納時が一回り大きい」「持って歩くには…」

mt 【高評価】タケモ スリーピングバッグ5(シュラフ5)の実力は?特徴・注意点を徹底解説レビュー|動画付き

一方で、少数ながらも、私自身の分析と一致する「気になる点」を指摘する声もあります。

「同じ暖かさ・羽毛量のナンガ、イスカと比較すると収納時が一回り大きい」

「キャンプなら良いのですが、持って歩くにはちょっと大きいかな…という感じです」

やはり、ライバル機と比較した際の「収納サイズ」と「重量」が、唯一のウィークポイントとして挙げられています。

しかし、注目すべきは、レビューワー自身が「キャンプなら良い」と、その解決策(用途の限定)を明確に提示している点です。致命的な欠陥ではなく、「用途を選ぶ」という製品の特性として、冷静に受け入れられています。

口コミ総評:オートキャンパーの「最適解」の一つ

レビュー全体を総合すると、タケモ スリーピングバッグ 5は、

「バックパック一つで山を縦走する、軽量化が至上命題の登山家」

には、あまり選ばれません。

しかし、

「オートキャンプや車中泊がメインで、積載に余裕があり、価格と快適性を重視する」
「費用を抑えて登山用のシュラフを用意したい」

という、多くの一般的なキャンパー・登山者の入り口として、また3シーズンのメインシュラフとして、「最適解の一つ」として高く評価されています。

タケモ シュラフ5 (スリーピングバッグ5)の関連情報

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タケモ シュラフ5 (スリーピングバッグ5)の関連動画

タケモ 5は、その「知る人ぞ知る」というブランドの特性上、大手ブランド(ナンガやモンベルなど)に比べて、YouTubeなどで見つかるレビュー動画は、正直なところ、まだ多くはありません。

しかし、その「本物」の価値に気づいた、熱心なファンによるレビューが徐々に増えています。

動画でしか伝わらない、収納袋から出した瞬間の「ふかふか」と膨らむ様子や、実際の収納サイズがどれほどのものかを確認したい方は、以下のキーワードで検索してみることをお勧めします。

タケモ シュラフ5 (スリーピングバッグ5)の向いている人/向いていない人

<向いている人>

  • オートキャンプや車中泊がメインで、冬キャンプに挑戦したい人
  • ブランド名(ナンガ、イスカなど)よりも、実質的な暖かさとコストパフォーマンスを重視する、賢い選択をしたい人
  • 750FPの「ふかふか」な寝心地を、手頃な価格で体験したい人
  • 製品の特性(重さ、サイズ)を理解し、それを「合理的なトレードオフ」として許容できる人

<向いていない人>

  • バックパック一つで縦走するなど、1gでも軽量化を追求したい登山家
  • シュラフのメンテナンス(洗濯、保管)を面倒に感じ、圧縮袋に入れっぱなしにしてしまう人
  • 「参考使用温度」を「保証値」と誤解し、冬用マットレスなどの備えを怠ってしまう人

タケモ シュラフ5 (スリーピングバッグ5)のよくある質問

Q1: 本当に-6℃でも大丈夫ですか?

A1: メーカーが言う通り、-6℃は「参考値」であり「保証値」ではありません。-4℃での快適な使用実績はありますが、それはインナーシュラフとの併用や、高R値の冬用マットレスの使用が前提です。「システム」全体で暖かさを確保するという意識が重要です。

Q2: ダウンが臭うことはありますか?

A2: はい、750FPの天然ダウン(ホワイトダック)を使用しているため、購入直後や湿度の高い時期には、獣毛特有の臭いを感じることがあります。これは不良品ではなく「本物」のダウンである証拠です。風通しの良い日陰で干し、中の空気を入れ替えることで改善します。

Q3: 洗濯は家でできますか?

A3: 可能ですが、「細心の注意」が必要です。浴槽などでダウン専用洗剤を使い、優しく押し洗いしてください。最も重要なのは、絶対に「水を含んだまま持ち上げない」ことです。内部のメッシュが破損し、シュラフが再起不能になる可能性があります。

Q4: ナンガやイスカと比べて、なぜこんなに安いのですか?

A4: 理由は主に2つです。(1) 元イスカの技術者が、(2) 実店舗を持たず「ネット直販」に特化することで、流通コストや広告費を極限まで削減し、その分を価格と品質(ダウン量)に還元しているためです。

Q5: 収納袋にうまく入りません。コツは?

A5: メーカーは「たたんで収納するよりも」「本体の足元部分よりグイグイと押し込むように収納」することを推奨しています。この方が収納しやすく、ダウンの偏りも防げます。

全体のまとめ

全体のまとめ
  1. タケモ 5は、750FPの高品質ダウンを500g充填。
  2. 「本物と呼べる良いものをより安く」がブランドコンセプト。
  3. ネット直販と元イスカ開発者の技術が、圧倒的C/Pの秘密。
  4. 公称値「-6℃」は「参考値」であり「保証値」ではない。
  5. 実体験では-4℃の冬キャンプでもインナー併用で快適に睡眠可能。
  6. 15回以上使っても衰えない、持続的な「ふかふか感」が魅力。
  7. 最大の弱点は、ライバル機より重く(960g)、収納サイズが大きいこと。
  8. オートキャンプや車中泊なら、この弱点はほぼ問題にならない。
  9. 洗濯時は「水を含んで持ち上げ厳禁」(ボックス構造の内部メッシュ破損のため)。
  10. ブランドに拘らず「質」で選びたい、大人のキャンパーに最適。

タケモ スリーピングバッグ 5は、私が出会った数多くのシュラフの中でも、特に「誠実」という言葉が似合う製品です。その「誠実さ」は、元イスカという確かな技術背景、750FP・500gという中身の充実度、そして「本物をより安く」を実現するネット直販という、価格の正直さに表れています。

もちろん、ナンガやモンベルといった高級機と比べた際の「重さ」や「収納サイズ」という、分かりやすいトレードオフも抱えています。しかし、そのトレードオフを「弱点」と切り捨てるのではなく、「高品質なダウンを、この価格で提供するための、技術者の合理的な選択」と理解した時、このシュラフは、かけがえのない「相棒」となります。

実売価格

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タケモのシュラフは高品質なので、レビュー評価も非常に高いです☆価格やポイント還元率は、購入時に各サイトでご確認ください。

Amazon、楽天では大型イベントセール、タイムセール、値引きクーポン、ポイントアップキャンペーンで実質売価は変動します。

ユーザーレビュー(amazon)

  • コスパ:この値段でこの性能はコスパがいい。この価格でこの品質なら別のグレードも欲しくなる:11月の祖母山(大分)で使用しました。当日の気温は10度と高く、気温に対してかなりオーバースペック気味だったため暑くて寝られませんでした。普段は自宅でも使用しており20度前後の室温でジッパーを開き掛け布団として使用しています。表面の肌触りがよくロフトも均等に配置されているためストレスがなく、家庭用の毛布で寝るよりも寝つきがいいです。強いて気になる点を挙げるなら、私自身、大の字で寝たいタイプなのでシュラフとして使う場合は窮屈感がありますが、これはシュラフ自体が向いていないのだと思います。(タケモさんのシュラフに非はない)また、ジッパーの開閉はスムースですが開閉時の音が少し大きいように思います。山小屋なんかで夜中にシュラフから出る時は気を使うかもしれません。(といっても一般的なテントなどのチャックと同じ程度の音量ですので、そんなもんだと思っています)総じて大変良い買い物でした。
  • 間違いないシュラフです:この価格帯のシュラフでは間違いなくコスパが高く、長く使える商品だと思います。1月に千葉でデイキャンプ(夕方〜夜20時過ぎ位)に試しで使ってみました感想ですが、外気温は6度程度でしょうか。重ね着して使用すれば耐えられるかな?と言った感想でした。(テント内にはマットとアルミシート使用)足元には多めのダウンが注入されているとの事でしたがサスガに足元の冷えは凌げませんでした。これは商品のせいではなく、致し方ないと思います。確か限界温度−6度の商品ですが、5度下回る状況ではかなり工夫しないと厳しいのでは?と思いますので冬や早春時期にキャンプする方で寒がりな人は限界温度のさらに低い商品にする方がいいと思いました。モノは間違いなくいい商品です。これから本格的に宿泊で使用したいと思います。
  • -1℃環境での使用:標高400m程度の、あまり日が入らない山間で使用しました。気温系でその日の気温を測ったところ、夜中に最低気温-1℃を記録していましたが、一度も目覚める事なく朝まで熟睡できました。
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