寝袋・シュラフの選び方の基本となる
☆寝袋の形
☆中綿の材料
について説明します。
☆寝袋の形
寝袋には大きく分けて、封筒型とマミー型の2つの形があります。
封筒型って何?マミー型とはなんぞやですよね。
写真でみるとわかりやすいです。
これが封筒型 |
これがマミー型 |
けっこう形が違いますよね。
封筒型は、一般的に自宅で使うふとんに近い形ですが、マミー型はその名のとおりミイラみたいな形をしています。
単純に形だけの違い?!と思いきや、実はかなり用途が違っています。
そこで、封筒型とマミー型のメリットとデメリットですが、
○封筒型の良いところ
•普段使用する布団に近い
•寝ているときの圧迫感があまりない
•価格が安いものが多い
•家族単位で使うには便利
× 封筒型のいまいちなところ
•重い
•収納時に大きい
•寒冷地には不向き(体との密着度が弱いため)
○マミー型の良いところ
•コンパクトに収納できる
•重さが軽い
•寒冷地に向いている(体との密着度が強いため)
× マミー型のいまいちなところ
•寝ているときの圧迫感が少しある
といったところでしょうか。
☆こんな人に封筒型がおすすめです。
•夏など暖かい時期のみキャンプする
•主な移動手段は車で、寝袋を自らの力で持ち運ぶ機会がすくない。
☆こんな人にはマミー型がおすすめです。
•登山やバイクや自転車など、積載量が限られている。
•3シーズンをキャンプする。
•冬もキャンプする。
•登山や縦走など、リュックに入れて持ち運ぶことが多い。
•荷物を軽くしたい。
•荷物を小さくしたい。
もし、封筒型とマミー型の寝袋のどちらにしようか迷ったら・・・マミー型の寝袋がおすすめです!!!
なぜなら、マミー型の方がキャンプや登山、バイクツーリングなどのいろんな使い方に対応できるからです(^^)
☆中綿の材料
寝袋(シュラフ)の中綿には大きく分けて、2種類の素材が使われています。
1つは化学繊維、もうひとつはダウンです。
◆化学繊維
〇良いところ
・普通に洗濯できる
・濡れに強い
・ダウンに比べ値段が安い(約半額)
・収納状態で保管できる
×いまいちなところ
・ダウンに比べて重い(約2倍)
・ダウンに比べて大きい(約1.5倍以上)
◆ダウン
〇良いところ
・化学繊維に比べて軽い(約半分)
・収納状態で化学繊維に比べて小さい(約0.6倍以下)
・寝たときにふかふか感がある
×いまいちなところ
・洗濯に専用洗剤が必要
・濡れに弱い(濡れると膨らまない)
・化学繊維に比べて値段が高い(約2倍)
・自宅での保管時にある程度ダウンを膨らます必要がある
(購入時についてくる巾着袋に入れるなど)
・保管状態が悪いとダウンにカビ生える
ということです。
用途で考えると、
☆こんな使い方をする方には、ダウンの寝袋がオススメ!
・バックパッカーとして旅行する人
・登山でテントや山小屋に泊まる人
・自転車旅行をする人
・バイク旅行をする人
・ダウンのふかふか感が好きな人
☆こんな使い方をする方には、ダウンの化学繊維がオススメ!
・スキーやスノーボードへ行く際に、車の中で寝る人
・とにかく購入費用を抑えたい人
・車で移動するキャンプ旅行など、積載量にあまり制限がない人
寝袋(シュラフ)は1度購入するとあまり買い換えたりしないです。
ぜひ、自分の使い方にあった寝袋を用意してください(^^)
◎まとめ
☆寝袋の形
寝袋の形 | 良いところ | いまいちなところ |
封筒型![]() |
•普段使用する布団に近い •寝ているときの圧迫感があまりない •価格が安いものが多い •家族単位で使うには便利 |
•重量が重い |
マミー型![]() |
•コンパクトに収納できる •重量が軽い •寒冷地に向いている(体との密着度が強いため) |
•寝ているときの圧迫感が少しある |
☆中綿の材料
中綿の種類 | 良いところ | いまいちなところ |
化学繊維![]() |
•普通に洗濯できる |
•ダウンに比べて重い(約2倍) |
ダウン |
•化学繊維に比べて軽い(約半分) |
•洗濯に専用洗剤が必要 •濡れに弱い(濡れると膨らまない) •化学繊維に比べて値段が高い(約2倍) •自宅での保管時にある程度ダウンを膨らます 必要がある (購入時についてくる巾着袋に入れるなど) •保管状態が悪いとダウンにカビ生える |