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寝袋の寿命はどの程度なのでしょうか。中には安くない寝袋も多数あるので気になるところですね。

 

寝袋の寿命は諸条件で変わる

寝袋の寿命は

  • 寝袋の使用頻度
  • 寝袋の中綿の種類(化繊 or ダウン)
  • メンテナンス状況
  • 寝袋のメーカー

によって大きく変わるようです。

この中でも特に影響が強いのが、使用頻度、メンテナンスという印象です。特にメンテナンスは非常に重要で、水濡れや湿ったまま保管してしまうと、カビが生えて短期間で使えなくなります。(カビ臭が発生すると寝袋に入っていられない)

 

使用者の実際の声

私の経験とアウトドアをやりこんでいる周囲の話をまとめると、

  • ①ダウンより化繊の寿命が長い
  • ②ダウンの寝袋はメンテナンスによって寿命が大きく変わる
  • ③使用頻度が多いと中綿より外の生地がだめになる。

というところでしょうか。

 

①ダウンより化繊の寿命が長い

私が聞いたダウンの寝袋の最長寿命は約10年です。(私自身も購入から約10年経過したダウンの寝袋があります)

それに比べて、化繊の寝袋は約20年以上(現在も使えている)です。

どちらもモンベルの寝袋なので、もともとの寝袋の品質は高いとおもいます。

ダウンは天然の羽毛なので、ある意味生ものみたいなものです。

使っていくうちに、徐々に膨らみが悪くなってしまうそうです。

それに比べて化繊の寝袋は、かなり持ちます。

アウトドア暦20年以上の女性に聞いたところ、約20年前くらいに買ったモンベルの化繊の寝袋は今でも現役だそうです。

購入した当時はお金が無くて化繊の寝袋を購入して登山などに使いつづけているそうです。

「モンベルの化繊ってすごいよね~。だって今でも使えるんだよ!」といってました。

これを聴いて、確かにすごいなと化繊の寝袋はもしかして一生もの?と感じてしまいました。

 

今はもう手放しましたが、ホームセンターで購入した化繊の寝袋(モンベルではない)は15年くらい経過しても普通に使えていました。

 

結論をいうと寝袋の寿命は

化繊 >>> ダウン

ですね。

 

②ダウンの寝袋はメンテナンスによって寿命が大きく変わる

ダウンは天然の鳥の羽なので、メンテナンスが悪いとすぐにダメになります。

実際にお客様から、

「押入れにしまっていたらカビちゃって・・・」

という話をたまにききます。

ダウンの寝袋を長持ちさせるには

  • 長期間保管する前には必ず洗濯する。
  • あるていどダウンが膨らんだ状態で保管する。
  • 乾燥した場所で保管する

といったような細かな気配りが大事です

 

③使用頻度が多いと中綿より外の生地がだめになる。

稀に寝袋を普段の布団代わりにしようしている方がいます。(私もたまに使ってます)

お客様でも、

「孫がきたときに使うんだ。」

とか

「普段は封筒型の化学繊維の寝袋でねています」

とか

「布団代わりの寝袋を探しているのですが、何がいいですか?」

といったアウトドアとは全く関係ない場面で使っている方がいます。

 

「普段は封筒型の化学繊維の寝袋でねています」といっていた年配のお客様が、

「だんだん使っていると縫い目から白い中綿がでてくるんだよね。」

と言っていました。

 

寝袋は持ち運ぶことが前提で軽量化されて作られているため、もともと耐久性はそんなにありません。

とくに、多くの寝袋では中綿を包み込んでいる生地が非常に薄くなっています。

なので、中綿が大丈夫でも先に生地がダメになるようですよ。

 

この記事を書いた人寝袋選びで大切なこと寝袋とマットは2つで1つ

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著者: Masaki T

2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆

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雪山 クローズドセルマット

谷川岳の雪洞で宿泊

今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。

雪山 テント泊 八ヶ岳

雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)

雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。

自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。

楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆

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山岳・登山用の寝袋マットの選び方の基本(無積雪期)

寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。

キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。

『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。

これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。

登山ルート上のキャンプ場・テント場

『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。

テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆

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