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モンベル アルパインダウンハガー800 #3

  • 【価格】 ¥24,500 +税
  • 【中綿】800フィルパワー EXダウン(グースダウン)
  • 【素材】表地:10デニール・バリスティック® エアライト[ポルカテックス®加工]
  • 【重量】548g(573g) ※( )内はスタッフバッグを含む総重量です。
  • 【カラー】バルサム(BASM)
  • 【収納サイズ】φ13×26cm(2.8L)
  • 【リミット温度】0℃
  • 【コンフォート温度】5℃
  • 【適応身長】~183cmまで
  • 【付属品】ストリージバッグ

アルパインダウンハガー800モデルは、ダウンハガー800モデルと同じ生地とダウンを使用しながらより軽量化したモデルです。

スペックをよく見ると、同じ#3でも、ダウンハガー800 #3はリミット温度が-2℃・重量600g、アルパインダウンハガー800 #3はリミット温度が0℃・重量573gと、保温力2℃低くなっていて、重量が27g軽くなっています。

軽量化のため、糸ゴムを使用していませんのでゴム糸による身体へのフィット感はありません。

スパイラルストレッチシステムという、生地のみの伸縮でストレッチします。スーパースパイラルストレッチとスパイラルストレッチを比較すると、数字では伸縮率135%と120%と15%となっていますが、実際に入り比べると明らかな差を感じます。スーパースパイラルストレッチはぐぐっと伸びる感じがあるのに対し、スパイラルストレッチは多少伸びてるかな、という感じです。

また、写真をよく見ると分かるのですが、スパイラルストレッチのモデルは、ジッパー(スライダー)の長さがスーパースパイラルストレッチのモデルよりも少し短くなっています。ジッパーを短くすることにより更に軽量化しているのですが、この僅かなジッパーの長さの違いが気温の暖かいときの使い勝手に差がでます。寝袋のリミット温度よりずっと気温が高い時に足元までジッパーを全開にして毛布のように体の上にかける、といった使い方をするのですが、スパイラルストレッチの長さだと足元が筒状に残ってしまうため、膝より下の保温力が下げられず筒の中に入れると暑い、足を外に出すと寒いとなってしまいます。

3シーズン用の寝袋のみ持っている場合、夏から秋の登山でこれを使い回すことになるため、基本的にはスーパースパイラルストレッチの方が、温度調節の汎用性があり、最初の1つ目におすすめです。

そういった内容を把握した上で、あえてこのモデルを選ぶのは、使い勝手よりグラム単位で軽量したい方です。例えば、長期間連泊する方、滑落リスクの高い登山ルートを登る方、アルパインクライマー(崖のような場所をロープとカラビナで安全確保しながら登る方)など、重量増は体力の消耗やバランスのとりにくさにつながるため、安全のために可能な限り軽量・コンパクトを選ぶ傾向があります。

スパイラルストレッチシステムのアルパインダウンハガー800 #3は高難易度向けの寝袋になります。

「モンベル アルパインダウンハガー800 #3 」の購入者レビューと実売価格

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この記事を書いた人寝袋選びで大切なこと寝袋とマットは2つで1つ

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著者: Masaki T

2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆

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雪山 クローズドセルマット

谷川岳の雪洞で宿泊

今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。

雪山 テント泊 八ヶ岳

雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)

雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。

自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。

楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆

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山岳・登山用の寝袋マットの選び方の基本(無積雪期)

寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。

キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。

『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。

これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。

登山ルート上のキャンプ場・テント場

『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。

テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆

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