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【2025年版】モンベル「ダウンハガー 650(#0,#1,#2,#3,#5)」の特徴と注意点

ダウンハガー 650 モンベル

<2025年更新!>モンベル「ダウンハガー 650(#0,#1,#2,#3,#5)」の特徴(ダウン品質:650FPの(ダック)ダウン、生地の噛み込みを軽減するパーツYKK、ラインナップ)と注意点をご紹介☆

目次

「ダウンハガー 650」の特徴

ダウンハガー 650 モンベル

montbell sistem02 【2025年版】モンベル「ダウンハガー 650(#0,#1,#2,#3,#5)」の特徴と注意点

[出典:モンベル]

mt 【2025年版】モンベル「ダウンハガー 650(#0,#1,#2,#3,#5)」の特徴と注意点

650FPダックダウンを使用したモデル。価格もハイエンドモデルより手頃です。

POINT

  • ダウン品質:650FPのダックダウン
  • 外側・内側にスーパースパイラルストレッチで伸縮率「124%」
  • サイズは、レギュラー(身長~183cm)とロング(身長~198cm

ダウン品質:650FPの(ダック)ダウン

ダウンの羽毛を拡大すると、太い羽毛(羽枝:うし)の先にも小さな羽毛(小羽枝:しょううし)が無数に生えているのが確認できます。

中綿として、650FPの(ダック)ダウンが採用されています。

FP(フィルパワー)とは?

“FP(フィルパワー)”とは、その復元力を数値で表したダウンの性能を評価する基準の一です。フィルパワーとは、1オンス(約28.4g)のダウンをシリンダー内で圧縮し、一定の温度、湿度の条件下で、それが何立方インチに復元するかを測定したものです。
フィルパワーの数値が高いほどダウンの空気含有量が多く、その大量に含まれる空気の断熱効果によって保温性に優れるため、数値の高いものほど良質なダウンと言うことになります。一般的に550フィルパワー以上で高品質とされ、700から800フィルパワーのものが最も良質とされています。

 

グースとダックのダウンとは?

主に寝袋で使用されるダウンとして、グース(がちょう)とダック(かも・あひる)の2種類です。グースはダックよりも身体が大きく羽毛自体も大きく、羽枝の密度が高く太くなっています。そのため、グースダウンはダックよりも単位グラムあたりの保温力が高く、より寝袋の軽量化に繋がります。また、グースダウンは羽毛自体の撥水性能が優れていてダックダウンよりも水濡れに強いと言われています。ただ、グースダウンはダックダウンよりも価格が高く、どの寝袋メーカーでもハイエンド製品に使われる傾向があります。因みに、カタログ表示でただ単に”ダウン”としか書かれていたいものはダックダウンの可能性が高いです。

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650FPのダックダウンは、昨今の軽量化が求められる登山用品として使われることは少なく、どちらかというとキャンプやタウン向けのダウン製品で使われるケースが多い印象です。

 

生地の噛み込みを軽減するパーツYKK

2020年以降のリニューアルモデルから

  • ジッパーに『生地の噛み込みを軽減するパーツ(YKK製)』

が取り付けられています。(カタログにも記載されています。)

2020モデルの中綿ダウンモデル(ダウンがハー900,800,650等)からジッパーに『生地の噛み込みを軽減するパーツ(YKK製)』が取り付けられています。

経験談

モンベルの寝袋は収縮する構造上、どうしてもジッパーが生地に噛み込みしやすかったですが、今回の変更により、より開閉しやすくなるだけでなく、生地裂けリスクも軽減されるでしょう。

 

 

ラインナップ

「ダウンハガー 650」の保温力別のラインナップは、

  • EXP :×
  • #0:○(使用可能温度:-15℃)
  • #1:○(使用可能温度:-12℃)
  • #2:○(使用可能温度:-7℃)
  • #3:○(使用可能温度:-2℃)
  • #5:○(使用可能温度:3℃)
  • #7:×

になります。

使用可能温度とは?

わかりやすく表現すると、人間がまともに寝れる下限温度。一般的な男性(25歳/70kg/173cm)がシュラフの中で丸くなり、快適に寝ることができる温度域です。ただ、日本人より寒さに強い白人の体感による基準のため、日本人だと少し寒い温度です。詳しくは保温力表示規格ISO23537(EN13537)を参照)。

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このモンベル独自の保温力表記は、はじめての方は戸惑いやすく、見慣れるとわかりやすい表記になります。

 

保温力表記に、寝袋の対応時期を追記すると、

  • EXP(使用可能温度:-20℃程度)
    ⇒ 主に局地遠征、海外の高山遠征向け。
  • #0(使用可能温度:-13℃程度)
    ⇒ 日本国内の厳冬期登山、キャンプ向け。
  • #1(使用可能温度:-10℃程度)
    ⇒ 日本国内の残雪期登山、キャンプであれば厳冬期除いた3月~12月ぐらいか。
  • #2(使用可能温度:-5℃程度)
    ⇒ 3.5シーズン。氷点下になる紅葉時期登山も対応。
  • #3(使用可能温度:0℃程度)
    ⇒ 3シーズン用。2000m級登山では、9月中旬以降はしんどいかも。
  • #5(使用可能温度:3℃程度)
    ⇒ 夏用。登山用としては使用期間短く、おすすめしない。
  • #7(使用可能温度:7℃程度)
    ⇒ 夏用。主に平地キャンプ向け。バイク・自転車ツーリングなど。

ざっくりこのような感じになります。

 

基本はキャンプ向けだが登山使用も可能

ダウンハガー650は、隔壁のある以前からある構造のモデルで扱いやすいと思います。生地も30デニールポリエステルなので強度もあります。

ハイエンドモデルと比べると、

  • シームレスダウンハガー 800 #3:重量555g
  • ダウンハガー650#3:720g

と、165gの差があり、収納サイズも大きくなりますが、

  • 車・バイク移動のキャンプ
  • 登山目的だが予算を抑えたい

という方にも対応できるモデルです。

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平地キャンプの利用がメインの方で登山対応できる寝袋を探されている方におすすめです。私も旧モデルになりますが、#0を登山・キャンプ・車中泊用途で10年以上使ってきています。

\ 競合・ライバル製品 /

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このクラスの寝袋は、他のメーカーも購入しやすい価格帯になっています。

※イスカとタケモは最低使用可能温度。快適使用温度は、表示温度におおむね5~10℃をプラスした温度です。

 

 

 

ダウンハガー 650 モンベル

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