<2024年更新!>車で移動するソロ・ファミリーキャンプ用の寝袋の選びのポイント(形状、サイズ、生地、保温力、収納サイズ)と厳選おすすめ・人気商品を紹介します。
まずは、寝袋の選びのポイントからご説明します!
著者PROFILE
経歴:大手アウトドアショップで寝袋・マットのコーナーを中心に約4年間の接客経験に加え、独自の調査・研究を重ね、寝袋・マットの情報を中心としたこのサイトを運営して10年以上。無積雪登山・雪山登山・クライミング・アイスクライミング・自転車旅行・車中泊旅行・ファミリーキャンプなど幅広くアウトドアを経験。(詳細プロフィール) 名前:Masaki T
形状
寝袋には、大きく分けて封筒型とマミー型の2種類あり、それぞれ形状による特徴が異なっています。
○良いところ
- 普段使用する布団に近い
- 寝ているときの圧迫感があまりない
- 価格が安いものが多い
- 家族単位で使うには便利
△いまいちなところ
- 重い
- 収納時に大きい
- 寒冷地には不向き(体との密着度が弱いため)
○良いところ
- コンパクトに収納できる
- 重さが軽い
- 寒冷地に向いている(体との密着度が強いため)
△いまいちなところ
- 寝ているときの圧迫感が少しある
車移動のキャンプで多く普及しているのは、封筒型の寝袋です。その理由は、
- 車は積載量が大きく寝袋の収納サイズが多少大きくても積み込める
- 自宅で使われる布団に近い寝心地で初心者でも違和感無く寝やすい
- 多くの封筒型の寝袋は価格が数千円で購入しやすい価格帯である
- ファミリーキャンプであれば家族分(4人家族であれば4個)を購入するため、経済性が重要視される
という背景があるようです。
また、構造上、封筒型は氷点下対応が難しいですが、キャンプの最盛期は夏です。キャンプ好きな方でも春・秋までの3シーズンのため(冬やキャンプしたい方が多い・・・かなり寒いですからね)、ほぼ封筒型で対応できるのが現状です。
サイズ
様々な封筒型の寝袋が販売されていますが、よくよく見ると大きさが異なっているのに気づきます。
大手通販サイト(amazon、楽天)の寝袋の人気ランキング上位に掲載されている各メーカーの寝袋を例に見てみましょう。
長方形の形をした封筒型の寝袋の幅と長さは、メーカーやモデルによって多少違います。
実は、封筒型の寝袋を選ぶ時の大きなポイントが”幅”です。
”長さ”はほとんどの大人なら入りきる長さですが、”幅”はモデルによって±5cm程度異なります。
実際に寝てみると、この5cmの幅の違いで寝心地が変わってきます。
使う人の体格と身長により寝た時の寝心地も異なるため、一概に言えませんが、私(身長176.5cm、がっしり体型)の感覚だと幅80cmだと少し窮屈感があり、幅84cmになるとゆったりだな、と感じます。
子供や小柄な方なら幅75cmでも十分なのかもしれませんが、寝相が大の字の方や身長が175cm程度で体格の良い方なら幅が80cm以上がおすすめです。肌寒い季節なら、防寒着を着て寝たときにも余裕があります。
その分多少収納サイズが大きくなりますが、幅が広いほうが開放感があり寝やすく、初心者に優しい選択といえるでしょう。
生地
封筒型の寝袋は、表地(外側の生地)と裏地(内側の生地)で異なっている場合が多々あります。それは、外側と内側で求められる性能が異なるためです。
表地(外側の生地)
封筒型の寝袋の表地には、ナイロンやポリエステルの化学繊維が使われていて、物によっては水濡れしても拭き取りやすい加工や、撥水加工された生地を使っています。
キャンプ時に水濡れする要因として代表的なものは、雨、飲み物をこぼす、テントの結露です。
キャンプ時の天気はいつも晴れているとは限りません。雨の日に、車から荷物の出し入れをするときにも、寝袋は濡れやすくなります。
また、一般期なテントは、フライシート(一番外側の生地)とインナーテント(内側の生地)の2枚で構成されていますが(ダブルウォールテントといいます)、宿泊するとテントのフライシートの内側はほぼ確実に結露します(雨が降っていなくても)。それは、テント内に人間が宿泊すると、外気に比べてテント内の気温が上がり、人間の汗や呼吸から放出する水分がフライシートで冷やされて付着するためです。テントが風で煽られると、この結露が下に落ちてきます。ある程度はインナーテントで守られるのですが、インナーテントの出入り口の開けたときに水滴が内部に入り込んでくることがあります。
このように、キャンプは水濡れする要因に囲まれているため、寝袋の表地は濡れにくいナイロンやポリエステルが使われていることが多いです。
裏地(内側の生地)
表地と違い、裏地は体が触れる部分のため、汗を吸いやすい生地、肌触りのよい生地、暖かく感じられるフリースの生地などが使われています。
内側に使われている生地は、ある程度価格と比例しています。例えば、1000円~2000円程度の安価な寝袋の場合、外側と同様の生地が使われていることも見受けられます。5000円程度になると、肌触りの良い生地やフリース生地などが使われています。
その昔、私も安価な封筒型の寝袋を使ったことがありますが、とにかく寝心地がよくありません。夏場だと、暖かくて半袖Tシャツに短パンなど、肌が露出したままで寝袋に入る多いかと思います。内側がウインドブレーカーのような生地だと、汗ばんだ肌に生地がペタペタと張り付いて、汗もぜんぜん吸ってくれないため不快です。枕が無い場合、顔や首にもペタペタくっついてきます。
1回ぐらいしか使わないという方はそういうのでも良いかもしれませんが、これから何度も使う予定の方は肌触りのよい生地を使ったものがおすすめです。(発汗量の多い夏は特に)
吸汗性能・肌触りの良い寝袋の見分け方ですが、
- 裏地の材料が木綿が混毛されている
- ポリエステル100%でも木綿の生地のような少しザラザラしたような質感・光沢
- 汗の吸いが良いと書かれている
という場合は汗の吸いが良く肌触りが良いと考えて良いでしょう。
価格が安く、写真等でみても裏地がウインドブレーカーみたいなものは、あまり汗を吸わない可能性が高いと考えてよいでしょう。
保温力
キャンプ用の寝袋の保温力は、夏用と3シーズン用で分けることができます。
夏用
夏は夜でも暑くて寝袋に入らないことも(2020/08/26 秩父巴川オートキャンプ場)
快適睡眠温度が15℃程度の寝袋は夏用です。
真夏は暑く、それほど保温力はいりません。保温力よりも寝袋の裏地の吸汗性能の方が重要です。場所によっては、寝袋のジッパーを開いて、上にふわっとかけるか、何もかけずに敷いたままで寝ることもあります。
夏といっても標高や緯度によって気温が大きく変わり、3シーズン程度のものを持っていったほうがよい場所もあります。
経験上、北海道、標高の高い場所は、夜になると涼しくなることもあり、天候によっては吐く息が白くなります。事前に天気予報を確認してから寝袋を選んだほうがよいでしょう。(経験上、首都圏でも標高が1000m程度になる場所は真夏でも夜は涼しい。例:軽井沢、日光、山中湖など)
3シーズン用(春(GW)、秋(紅葉時期))
春のGWや紅葉時期の夜は冷える(2020/11/15 道志青根キャンプ場)
快適睡眠温度が0℃~10℃程度のものは3シーズン用です。
夏しかキャンプをしない、と決めている方以外は、3シーズン用がおすすめです。3シーズン用でもジッパーを開けて保温力を下げれば夏でも問題なく使えます。3シーズン用の寝袋を持っていればキャンプシーズンを網羅でき、ある程度の寒暖差も吸収できます。
これから長くキャンプを楽しみたいと考えている方は、3シーズン用を選ぶのがおすすめです。
収納サイズ
封筒型の寝袋の収納サイズは、同程度の保温力のマミー型の寝袋に比べて大きくなります。また、保温力が高さに比例して、生地と中綿の量が増えるため、収納サイズも大きくなります。
車移動であればある程度の大きさも許容できると思いますが、車種(コンパクトカー)やキャンプ人数(家族4人なら4個)によっては、積載が困難になる可能性もあります。
ファミリーキャンプはとにかく荷物が多い(2016/08/05 上高地の小梨平キャンプ場)
気になる方は、最寄りのアウトドアショップで大きさをみるなど、事前に確認すると良いでしょう。
保証(初期不良対応)
最近はamazon等でもネットブランド品の寝袋が多数販売されています。キャンプの著名なメーカー品(コールマン、ロゴス等)でも、ネットブランド品でも初期不良等は起こりえます。様々なレビューを見ると、初期不良として
- ファスナーの不良(ファスナーが壊れている、ファスナーが動かない)
- 縫製不良(縫いが大きくズレている、白い中綿が飛び出している)
- 製品から不快な匂いがする(安価なネットブランド品でたまにある)
などあるようです。
購入の際には、高評価のレビューだけでなく、低評価のレビューの確認も推奨します。
安価な寝袋の中には、製品から匂いが強いものもあるようです。具体的な製品名は伏せますが、いくつかの安価な寝袋のレビューを調べたところ
- 『使い初めは少し油のような匂いがします』
- 『変な匂いがします。他の商品もそうなのかは知りませんが、オイル臭いです。』
等の書き込みがありました。(私自身もはるか昔に1000円程度の安価な寝袋購入したことありますが、何度も洗濯しても独特の繊維臭?のような匂いが残っていたことを思い出しました。この件について少し調べてみましたが、コスト削減に伴う”低品質なミシン油”や”安い染料”が使われていることが原因かもしれません。油は洗濯で取れても、色染めの染料は何度洗っても匂いが残るようです)。
寝袋は何時間も体を包む用途ですので、弱い匂いでも長時間吸い続けると気分が悪くなってしまう方がいるかもしれません。ネットブランド品等の安価な製品のレビューの中には匂いに関する口コミが見られます。気になる方は、amazonや楽天のレビュー内検索で、”匂い”、”臭い”等のキーワードで調べていてください。結構出てくることもあります。(経験上、コールマン等のメーカー製寝袋は限りなく無臭に近いです。確認でコールマン製のいくつかの寝袋のレビューを調べてみましたが、匂いに関する内容は見つかりませんでした。)
また、キャンプ予定日までの日数が余裕がない方は、返品リスクのある製品よりも安心して使えるメーカー製の寝袋を強く推奨します。
厳選おすすめ・人気8選のご紹介
キャンプ向けの化繊綿の寝袋と、ダウンの寝袋を紹介します。
コスト重視の方は化繊を、多少価格が上がっても軽量・コンパクトにしたい方はダウンを検討してみてください☆
Bears Rock 3.5シーズン 寝袋 MX-604-[楽天ランキング上位]
楽天で2022年09月06日時点で、累計73,357個も販売され、数年間に渡って楽天での寝袋ランキングの上位をキープしている寝袋です。
寝袋の中身は一見、外見からはわかりませんが、より快適に使えるようにマイナーチェンジをしています。
内生地の高い吸水性のある吸水性PGポリエステルを使用し、肌を露出して寝る夏でも肌触りがよくなるよう工夫されています(内生地の吸水性が低いと汗ばんだ肌がペタペタと内生地に張り付く)。
横幅も80cmあり、多くの方が十分に快適に寝れる横幅あり、保温力もダブルキルト構造でコールドポイントを低減する工夫がされています。
価格も手の届く範囲内に抑えられています。最安ではないけれど、質感にもこだわった寝袋を手頃な価格で探している方におすすめです。
参考動画
※1 楽天のみの取り扱い
※2 2023/03/13時点でレビュー数が4,372件あります。
コールマン マルチレイヤースリーピングバッグ-[ショップの売上上位]
コールマン マルチレイヤースリーピングバッグは、2019年の新商品として発売されましたが、その後度々在庫切れになるほどの人気商品となっています。
特徴は3つのレイヤー組み合わせて外気温に合わせて4シーズンまで対応できることです。
この寝袋は、
- 寝心地にこだわりたい3or4シーズンキャンパーの方
- キャンピングカー等で年中車中泊する方
には、非常に魅力的な商品と感じました。また、いつ、どの季節に来るかわからない防災用の寝袋としても非常に優秀だと思います。
気温の安定しやすい屋内と異なり、野外でのテント泊・車中泊はその日の天候や時間によって気温の変動幅が大きいですが、3つのレイヤーで保温力調整ができるので、日本国内であれば多くの期間で対応できる(冬は厳しい)と思います。
とりあえずこれを持っていけば、保温力が足りない、暑いなどの心配から開放される、そんな寝袋です。
2019年春の発売以降、数年経過した今でも人気モデルとなっています。
amazonでは「寝心地重視な方におすすめ」、「10月北海道の秋キャンプで汗だくレベル」、「値段以上のクオリティ」と高評価の口コミ多数。(2023年時点でamazonのレビュー数2000件超えてます)
「コールマンのマルチレイヤースリーピングバッグ」の購入者レビューと実売価格
詳しくは、下記ページにも掲載しています。
⇒【4シーズン対応】コールマンのマルチレイヤースリーピングバッグの特徴・感想・実売価格
コールマン コージーII-[定番]
表地/ポリエステル(起毛仕上)、裏地/ポリエステル(起毛仕上)で肌触りとてもよく、首元まで裏地を出すことにより肌当たりがよくなっています。
サイズが幅84×長さ190cmです。実際に入ってみましたが、幅84cmもあるとゆったりでとても快適です。もっと価格の安いモデルもありますが、ある程度長く使う予定で購入するならワンランク上のコージーIIが満足度が高くなると思います。キャンプ初心者からベテランの方までおすすめできる封筒型の寝袋です。(正直、今後何度も使うよ予定があるなら、このクラスの寝袋を推奨☆)
amazonのカスタマーレビューも非常に評価が高いです。以下、コージーII/C5のamazonカスタマーレビューより。
- 平均的だが凡庸性は高い(2022年11月20日):収納や暖かさは問題なく裁縫もしっかりしている。柄もオシャレで普通に使用しやすい。圧縮袋を使用してコンパクトにしているが、ダウンシュラフではないのである程度のボリュームと重量は致し方ない。初心者から経験者まで幅広く使用できるコスパ高な品。
- 3シーズン対応で値段相応(2023年1月14日):平地なら10月初旬まで使えます。デザインも好みでした。肌触りはよいですが、化繊なので重くかさばります。
- C5(快適温度:5℃以上)
- C10(快適温度:10℃以上)
の2種類あります。
コールマン ファミリー2 in1-[ファミリーに人気]
この寝袋の特徴は、幅168×長さ190cmのサイズで、2~3人で寝られるほどの大きさです。2つに分割すると分割時約84×190cmの寝袋になります。
コージーIIも2つ用意すれば同様の事ができますが、ファミリー2in1には大人と一緒に寝る際、キッズを暖かく保つサーマルスプリットカラーが採用されています。
連結して寝ると、どうしても間に空間がぽっこり空いて冷気が入り込みますが、首元についたサーマルスプリットカラーで冷気の侵入を低減する工夫されています。
もちろん、表地/ポリエステル(起毛仕上)、裏地/ポリエステル(起毛仕上)で肌触りとてもよく、首元まで裏地を出すことにより肌当たりがよくなっています。
「お父さん、お母さんと一緒じゃないと寝れないよ~」という年頃のお子さんと一緒にキャンプを始める場合には、なかなか心強い寝袋です。
しかも、コージーIIを2個買うよりも、ファミリー2in1を1個買うほうが実売価格では安いです。
amazonのカスタマーレビューも非常に評価が高いです。以下、ファミリー2in1 C5のamazonカスタマーレビューより。
- ファミリーに良き!(2022年12月31日):4人家族で、2つ購入しました。子供たちはなかなかシュラフ内で寝ててくれないのですが、このシュラフは広げて1枚の布団のようにしても使えるので、インフレーターマットの上で、大きな布団2枚にして使っています。厚さも丁度良く、夏の後半で少し夜が冷えるぐらいなら、これだけで十分です。
使い勝手は本当に良いです。 - 3人だとちょっと狭いかも?(2022年11月9日):お父さんと小学生と年長で使ってみました!肌触りはシャカシャカしないのですごくいいです。子供は寝相が悪いのもあってお父さんは寝返りがうてなかったそうです。2人で使うと余裕があっていいと思います。分けれるので大人2人なら全然ありです。
- C5(快適温度:5℃以上)
- C10(快適温度:10℃以上)
の2種類あります。
「ファミリー2 in1 C10/C5」の購入者レビューと実売価格
フリース イージー キャリースリーピングバッグ C0/C5-[春・秋向け]
- 使用時サイズ:約84×190cm
- 材質:表地/ポリエステル 裏地/ フリース(ポリエステル)、フリース 中綿/ポリエステル
「フリースイージーキャリースリーピングバッグ」は、裏地全面に暖かみのあるフリースを使用したスリーピングバックです。快適温度0度と5度の2モデルがあります。夏には向きませんが、春秋冬メインで使いたい方向けのモデルです。収納が嵩張る(C0:収納時サイズ:約Φ28×41cm)ので、車の積載量を考慮が必要です。
以下、amazonのカスタマーレビューより抜粋。
- お布団みたいです!(2021年4月3日):他の寝袋に比べるとふかふかで肌触りも良くて寝る時に気持ちよく寝れます!ただ、畳んだ後も大きいです(IKEAMサイズの青バッグにすっぽり入る位)。コンパクトサイズが好みの人には向きません!
- 暖かい 可愛い 重たい でかい(2023年2月16日):それなりに暖かいです。(ㅅ’ ˘ `) そして可愛いです。(*ˊ˘ˋ*) そして重たいです。(‘ー`) そして とてもでかい です。(/ᐛ) 荷物に余裕がある方は良いと思います。
「フリースイージーキャリースリーピングバッグ C0/C5」の購入者レビューと現在の実売価格
コールマン パフォーマーⅢ-[メーカー製で低価格]
コールマンの封筒型の寝袋の廉価モデルです。表地、裏地ともにテロっとしたポリエステル生地になって、コージーIIのような肌触りの良さではありません。
サイズも約 幅80×長さ190cmとなっていて、必要十分な大きさになっています。その分、コージーIIよりも軽量になっています。
使用感よりも、予算を抑えたい方におすすめのモデルです。
以下、パフォーマーⅢ C5のamazonカスタマーレビューより。
- 良し(2023年2月24日):値段の割に良い。収納ケースがもう少し大きいと入れ易いかと。
- 買ってよかった(2022年12月6日):収納時は想像より大きかったけど、生地も作りもしっかりしていて暖かい。さすがコールマン。コールマンのファンになりました。色も赤と紺でカワイイです。
- C5(快適温度:5℃以上)
- C10(快適温度:10℃以上)
- C15(快適温度:15度℃以上)
の3種類あります。
「パフォーマーIII C5/C10/C15」の購入者レビューと現在の実売価格
スノーピーク SSシングル(エントリーパックSS)-[高級感あり]
- サイズ/重量:78×196cm/1.7kg
- 材質:表地/68Dポリエステル、裏地/68Dポリエステル、中綿/ポリエステル
- 快適温度:13度、下限温度:5度
- 収納サイズ:49×38×20cm
スノーピークブランドで人気の3シーズン向け寝袋です。サイズ感(78×196cm)も丁度よく、基本を押さえた作りになっています。コールマン等では、子供が喜ぶようなかわいいポップなデザインが多いですが、こちらは見た目に高級感があり、落ち着いたデザインの寝袋をお探しの方におすすめです。
内側にはスマートフォンなどを入れておくのに便利なポケットが付いています。
また、寝袋は未使用時に押入れ等で長期間保管されますが、この商品は収納ケースに入れるとクッションとして使えます。
キャンプの活き帰りの車内・後部座席のお共にや、自宅の普段遣いなど、宿泊以外でも有効活用できます。
この寝袋を購入レビューを見ると、『アウトドア過ぎないデザインが部屋で使えて便利』など、落ち着いたデザイン性に惹かれて購入された方が多いように感じます。
気になった点として、低評価レビューにファスナーに関する内容が散見されます。(例:ファフナーの噛み合わせが合っていない、ファスナーが締めにくい、など)
また、SSシングルが最初から2個セットになったエントリーパックSSもあります。
以下、amazonのカスタマーレビューより抜粋。
- なかなかいい(2023年1月7日):収納袋に入らないというレビューが多いが説明書通りに畳むと簡単に入った。家でも外でも寒い時期はほぼ毎日使っている。(家では掛け布団) シンプルな色が良い。日常使いも全く違和感がない。日常的なものがアウトドアなのはとてもいい。綿を使っているためなのか静電気が全く起きない。すごく寒い日は一枚だと無理で、プラスα必要。
参考動画
「スノーピーク SSシングル&エントリーパックSS」の購入者レビューと実売価格
Naturehike 軽量 封筒型750FPダウン寝袋[CW400]-[軽量・コンパクト]
- Mサイズ)210*75cm 収納時φ16*35cm 重量:約910g
- Lサイズ)220*85cm 収納時φ18*35cm 重量:約930g
- 材質:20Ⅾナイロン
Naturehikeのフード付きのダウンの封筒型寝袋です。保温力は、快適温度5℃と記載あり、主に3シーズン向けです。750FP(フィルパワー)の高品質ダウンが使用されています。フード付きの方が寝袋内の熱を保持しやすいため、基本1人でしか使用しない方はこちらの方が向いているかもしれません。おおよそ同程度の保温力の中綿が化繊の寝袋に比べて重量・サイズともに1/2程度です。収納袋はコンプレッションバッグなので、小さく圧縮可能です。
注意点として、個体差があるのか使用時にダウンの匂い(犬の匂いに似ています)が気になる、というレビューがいくつかあります(低評価のレビューの多くがその内容)。ダウンの獣臭は洗濯するとある程度取れますが、そもそもダウンの洗濯はそれなりに手間がかかります。(ダウン寝袋の洗濯方法はこちら)
※経験上3シーズン向けの2~3万円するダウンの寝袋は無臭では無いですが、ほぼ気にならない程度です。
ダウン臭が気になる個体にあたる可能性がある、と理解した上で、荷物を軽量・コンパクトにしたい方向けの寝袋になると思います。(amazonに多数のレビューありますので、ご参考に)
以下、amazonのカスタマーレビューより抜粋。
- コンパクトで5℃程度なら十分快適と言う性能(2023年2月11日):自転車ツーリングで荷物をコンパクトにしたくて購入。スカート無テント、テント内5℃の状況下でフリースとダウンベストとメリウールインナー(中厚)普通のインナーシーツに安物エアーマットと言う構成で使用。風がほぼ無かったからと言うのもありますが快適に就寝出来ました。開封直後の獣臭とかも感じませんでしたが念のため半日ほど日干しして使用しています。不快なにおい等は感じません。モンベル等の縦でなく横方面に締め付けるコンプレッションバッグで締め付けて10Lドライバッグに収めればトピークのヴァーサケージに括りつけれますのでバイクパッキングが楽になります。
参考動画
「Naturehike 封筒型750FPダウン寝袋[CW400](M、L)」の購入者レビューと実売価格
大手通販サイトランキング
上記以外にも、さまざまな寝袋が出回っています!
大手通販サイトのamazonや楽天の寝袋・シュラフの人気ランキングのリンクを掲載しておきますので、購入の際の参考にしてみてください。
大手通販サイトの[寝袋・シュラフ本体]人気・売れ筋ランキング
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自然が広がる、自然に還る
著者PROFILE
2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。
楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆
寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。
『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆
お値段以上の商品でした。あれこれ迷う必要がない商品と思います。(2023-03-09)
いいと思います(2023-03-08):2つ目の購入です。前回同じものを購入して、割と暖かかったし、とても小さくまとまるので、再度購入しました。冬はもう一枚毛布を巻いて入りましたが、それ以外の季節なら充分暖かそうです。