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【2025年】ベルグテックEXとゴアテックスを徹底比較(防水性・透湿性・耐久性)

ベルグテックEXとゴアテックスを徹底比較(防水性・透湿性・耐久性)

アウトドア活動を楽しむ際に、雨天時の快適性を保つレインウェアは重要な装備の一つです。市場には様々な素材が存在しますが、その中でも長年にわたり注目されているのが、ミズノが開発したベルグテックEXと、高い信頼性を誇るゴアテックスです。

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この記事では、これらの二つの素材を徹底的に比較し、それぞれの特徴、メリット、考慮すべき点について、専門的な視点から分析します。

記事のポイント

  • 防水性と透湿性の比較
  • 耐久性とメンテナンス
  • 価格と用途
  • 着心地と選択肢

著者PROFILE

運営者・著者 Masaki T

名前:Masaki T
経歴:大手アウトドアショップで寝袋・マットのコーナーを中心に約4年間の接客経験に加え、独自の調査・研究を重ね、アウトドア情報を発信し15年以上。無積雪登山・雪山登山・クライミング・アイスクライミング・自転車旅行・車中泊旅行・ファミリーキャンプなど幅広くアウトドアを経験。(詳細プロフィール

目次

ベルグテックEXとゴアテックス:特徴とメリット

ベルグテックEXとゴアテックス:特徴とメリット

防水性:詳細な比較

ベルグテックEXは、30,000mm以上という非常に高い耐水圧を誇ります 。これは、一般的な傘の耐水圧が200~500mm程度であることと比較すると 、その防水性の高さが際立ちます。この数値は、嵐や長時間の激しい雨にも耐えうる性能を示しており 、アウトドアでの活動において、雨水の侵入をしっかりと防ぎます。ベルグテックEXの優れた防水性は、3層構造によって支えられており 、さらに縫い目からの浸水を防ぐためのシームシーリング加工も施されています 。複数の独立した情報源が同様の耐水圧を報告していることから、この数値は信頼性が高く、実際の使用においても高い防水性能が期待できると考えられます。傘との比較は、技術的な数値に馴染みのないユーザーにとっても、その保護性能のレベルを容易に理解する助けとなります。  

一方、ゴアテックスも30,000mm以上の耐水圧を有しており 、ベルグテックEXと同様に非常に高い防水性能を備えていると言えます。しかし、ゴアテックスは、耐水圧のような具体的な数値を強調するよりも、実際のフィールドでの厳しいテストをクリアした製品のみにロゴの使用を許可するという品質保証によって、その性能を訴求する傾向があります 。これは、数値だけでなく、実際の使用環境における性能を重視するブランドの姿勢を示しています。

ただし、ゴアテックスの製品ラインには、従来の高い防水性を保証する「GUARANTEED TO KEEP YOU DRY™」を掲げる製品(黒いダイアモンドタグ)と、防水性よりも快適性やパフォーマンスを重視した「GORE-TEX INFINIUM™」製品(白いダイアモンドタグ)が存在することに注意が必要です 。後者のラインは、必ずしも完全な防水性を備えているわけではなく、耐水性を持つ製品も含まれています。したがって、ゴアテックス製品を選ぶ際には、どのラインに属するのかを確認することが重要になります。標準的なゴアテックス製品は、過酷な天候下での使用を想定した高い防水性を備えているため 、アウトドアアクティビティにおいても安心して使用できるでしょう。  

透湿性:水分透過性を評価する

ベルグテックEXの透湿性は、およそ16,000g/m2-24hと報告されています 。一般的に、10,000g以上の透湿性があれば、汗によるベタつきを感じにくいとされており 、ベルグテックEXはこの基準を十分に満たしています。実際に、ユーザーレビュー()では、蒸れを感じにくく快適であるという声も聞かれます。しかし、活動の強度や重ね着の状況によっては、わずかに蒸れを感じるという意見もあり、透湿性は個人の体感や使用環境によって左右される側面もあります。この数値は、運動中に発生する汗の水蒸気を効果的に外部へ放出し、衣服内の快適性を保つ上で一定の効果が期待できることを示しています。  

一方、ゴアテックスは25,000g/m2 – 24h以上 、あるいは製品によっては35,000g/m2/24h という、ベルグテックEXよりも高い透湿性を持つものが多く見られます。これは、ゴアテックスがより激しい運動やより温暖な環境下での使用においても、衣服内の蒸れを効果的に軽減できる可能性を示唆しています。ゴアテックスの高い透湿性は、汗の水蒸気を外に逃がし、ドライで快適な状態を保つために重要な要素であり 、よりアクティブなアウトドア活動に適していると言えるでしょう。ただし、透湿性とは、水蒸気となった水の分子を通す性質であり、空気を通す「通気性」とは異なる点に注意が必要です 。ゴアテックスのメンブレンは、水蒸気は通しますが、種類によっては空気はほとんど通さないものもあります。  

耐久性:長期的な性能を評価する

ベルグテックEXの特筆すべき点の一つに、100回洗濯しても撥水性が持続する耐久撥水(DWR)加工が挙げられます 。これは、一般的な耐久撥水加工が20回程度の洗濯に耐える程度であることを考慮すると 、非常に優れた耐久性を持つと言えます。この耐久撥水性により、長期間にわたって水を弾く性能が維持され、レインウェアの性能低下を抑えることが期待できます。また、ベルグテックEXは3層構造を採用することで、引き裂き強度も向上しており 、アウトドアでの使用における耐久性にも配慮されています。実際に、富士山登山でのレンタル用品として採用されていることからも 、その耐久性の高さが伺えます。  

ゴアテックスも、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を利用した多層構造により、高い耐久性を持ち、過酷な使用環境下でも長期間にわたって性能を維持できるとされています 。ゴアテックスのメンブレン自体は非常に耐久性が高く、物理的な損傷がない限り、長年にわたって防水性能を失うことはないとされています 。また、ゴアテックス製品は、耐久性を保証するために厳しいテストを受けています 。ただし、ゴアテックスの場合も、表面の撥水加工(DWR)は使用や洗濯によって徐々に低下するため、定期的なメンテナンスが必要となります。ゴアテックスの耐久性の高さは、その長年の実績と信頼によって裏付けられています。  

快適性と多様な条件下での着用感

ベルグテックEXは、ユーザーレビューにおいて、軽量で動きやすく、ごわつき感が少ないと評価されています。これは、アウトドア活動だけでなく、日常使いや軽いハイキングにも適していることを示唆しています。また、フードのフィット感も良好で、雨天時のハイキングでも視界を妨げにくいという意見()もあります。パンツもゆったりとした履き心地で動きやすいとされており 、全体的に快適な着用感が得られると考えられます。  

ゴアテックスは、その高い透湿性によって、運動時の蒸れを軽減し、快適な着用感に貢献しています 。ただし、ゴアテックスの素材によっては、「パリッとした触り心地」()があり、これが苦手なユーザーもいるようです。しかし、ゴアテックスには様々な種類の生地があり、「GORE-TEX Windstopper」のように、より柔らかく着用感の良い素材も存在します 。ゴアテックス製品を着用する際には、吸湿速乾性のある化学繊維のアンダーウェアを着用することで、さらに快適性を高めることができます 。ゴアテックスは軽量で柔軟性があり、動きやすさを考慮したデザインがされているため 、多くのアウトドアアクティビティに適しています。  

価格とアウトドア愛好家にとっての価値提案

ベルグテックEXの最大の魅力の一つは、ゴアテックスと比較して手頃な価格であることです 。特に、ミズノのベルグテックEXストームセイバーVIレインスーツは、上下セットで**19,800円(税込)**程度で購入できる場合があり 、これは一般的な高機能レインウェアの半額に近い価格帯です。この価格でありながら、耐水圧30,000mm以上、透湿性約16,000g/m2-24hという高いスペックを備えているため 、コストパフォーマンスに優れていると言えます。予算を抑えたいアウトドア愛好家や、初心者にとって魅力的な選択肢となるでしょう。  

一方、ゴアテックスは一般的にベルグテックEXよりも高価であり 、快適で耐久性のあるゴアテックスジャケットは、20,000円から30,000円以上 、あるいはそれ以上の価格帯になることもあります 。しかし、その高い価格に見合うだけの、優れた防水性、透湿性、耐久性を備えていると評価されています。特に、本格的な登山や過酷な環境下での使用を想定しているユーザーにとっては、ゴアテックスの信頼性と高性能は、価格以上の価値を提供すると考えられます。  

考慮事項と潜在的な欠点

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長期使用のためのメンテナンスとケア

ベルグテックEXの性能を長く維持するためには、適切なメンテナンスが重要です 。特に、撥水性能を維持するためには、定期的な手入れが推奨されます。  

ゴアテックス製品も、その性能を最大限に引き出すためには適切なケアが必要です。家庭用洗濯機で洗濯が可能ですが 、漂白剤の使用を避け、乾燥機を使用する際は低温設定にするなど、いくつかの注意点があります。また、撥水性が低下した場合は、撥水スプレーなどでメンテナンスを行うことが推奨されます。汚れや油分が付着したまま放置すると、透湿性が低下する可能性があるため 、定期的な洗濯が重要です。直射日光を避けて陰干しすることも、生地の劣化を防ぐ上で大切です 。  

特定の野外活動への適合性

ベルグテックEXは、キャンプや釣りなどの比較的穏やかなアクティビティから 、ハイキング、通勤、日常使い 、さらには富士登山のような本格的な登山まで 、幅広い用途に適しています。コストパフォーマンスの高さから、多様なアウトドアシーンで活躍できるでしょう。  

ゴアテックスは、特に過酷な環境下や、安全性が重視されるアクティビティに適しています 。登山、スキー、スノーボードなど、激しい運動や悪天候が予想される状況下では、ゴアテックスの持つ高い防水性、透湿性、耐久性がその真価を発揮します。鉄道会社や消防機関など、プロフェッショナルな分野での採用実績も、その信頼性の高さを裏付けています 。  

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ヒマラヤ登山など、過酷な環境下で使われるウェアとして、ゴアテックスは長年選ばれ、使用されている実績もあります。

経年劣化と使用による性能低下

ベルグテックEXは、ゴアテックスと比較すると、初期の防水性や透湿性においてわずかに劣る可能性があるという指摘があります 。また、リュックサックとの摩擦など、繰り返しの摩擦によって撥水性が低下する可能性も指摘されています 。撥水性を維持するためには、定期的なメンテナンスが重要となります。  

ゴアテックスのメンブレン自体は、物理的な損傷がない限り、経年劣化による防水性能の低下はほとんどありません 。しかし、表面の撥水加工は使用とともに低下するため、定期的なメンテナンスが必要です。また、長期間の使用により、シームテープなどの部品が劣化する可能性も考慮に入れる必要があります 。  

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経年劣化は必ず起こり、非常に高い防水性や透湿性も実使用や経年劣化により徐々に数値が劣化していきます。ある意味、初期値が非常に高いのはこの劣化を含めて”登山用として安全に使える期間”を長く保つためという意味合いもあるといえます。

デザインの美学と利用可能なオプション

ベルグテックEX(主にミズノ製品)とゴアテックスは、それぞれ様々なデザインとカラーオプションを提供しており、20代から50代の男性の幅広い好みに対応できると考えられます。ベルグテックEXは、キャンプや釣りといった特定の活動に適したデザインがあるという意見 や、タウンユースにも適したデザインがあるという情報 から、機能性だけでなく、日常的な使いやすさも考慮されていることが伺えます。  

ゴアテックスは、多くのアウトドアブランドで採用されており、それぞれのブランドが独自のデザイン哲学を持っています。そのため、スポーティーなデザインから、より洗練されたデザインまで、幅広い選択肢の中から自分の好みに合ったものを選ぶことができます。  

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ミズノのベルグテックEXレインウェアとゴアテックスのレインウェアでは根本的に作りが異なります。ベルグテックはエントリーユーザー向けに制作されており、ある意味製造コストが抑えられています。一方、ゴアテックスを使ったレインウェアはどのメーカーもミドルクラスやハイエンドモデル向けで、メーカーの持てる最高技術とパーツを組み合わせています。

車で例えると、コンパクトカーと中・高級車の違いみたいなものでしょうか。どちらも快適に移動できますが、中・高級車の方がより洗練され上質です。

環境への影響と持続可能性の側面

ベルグテックEXは、環境に配慮した撥水剤を使用していることが明記されています 。これは、製造過程における環境負荷低減への取り組みを示唆しています。  

ゴアテックスは、製品の耐久性と長寿命を重視することで、持続可能性に貢献していると考えられます 。長く使える製品を選ぶことは、資源の有効活用につながります。また、近年では、環境負荷を低減するための新しい素材や技術の開発も進められています。  

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基本的にベルグテックEXのようなポリウレタン系の防水透湿素材は、加水分解により耐用年数は5年と業界内では言われています。一方、ゴアテックスはもっと長く10年程度使っているという話も実際に聞いたことがあります。レインウェアのようなシビアな使い方でなければ、多分10年以上使っているケースもあると思います。

製品の比較表

製品の比較表

現在入手可能なベルグテックEXとゴアテックスのレインウェアの具体的な製品を比較した表を作成します。以下は一例として、ミズノのベルグテックEXストームセイバーVIレインスーツと、ザ・ノース・フェイスのクライムライトジャケット(ゴアテックス)を比較したものです。

スクロールできます
項目ミズノ ベルグテックEX ストームセイバーVI レインスーツザ・ノース・フェイス クライムライトジャケット
メーカーミズノザ・ノース・フェイス
素材ベルグテックEX(ナイロン100%)GORE-TEX PRODUCTS 3層構造(ナイロン100%)
耐水圧30,000mm以上
透湿性約16,000g/m²/24h以上
重量約550g (メンズMサイズ)約285g(メンズLサイズ)
主な機能100洗撥水、フード内収納、ベンチレーションワンハンドアジャスター対応フーデット、フロントダブルフラップ
価格(税込定価)約19,800円 約50,600円

注:耐水圧と透湿性については、メーカーが公表している数値に基づきます。ザ・ノース・フェイスは、ゴアテックス製品の耐水圧・透湿性を公表していない場合があります。価格は変動する可能性があります。

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ザ・ノース・フェイス クライムライトジャケットは上下セットではなく、ジャケットのみでこの価格です。この表から、ベルグテックEXはコストパフォーマンスに優れ、ゴアテックスは軽量性や細部の機能に特徴があることが分かります。

日本の類似レインウェア製品との比較

日本の類似レインウェア製品との比較

日本の市場には、ベルグテックEXとゴアテックス以外にも多くの優れたレインウェアが存在します。これらの製品と比較することで、それぞれの特徴がより明確になります。

モンベルの製品との比較

モンベルは、日本を代表するアウトドアブランドであり、ゴアテックスを採用した「ストームクルーザー」 や、独自の防水透湿素材である「ドライテック」を使用したレインウェア 、「サンダーパス」 などを展開しています。ストームクルーザーは、高い防水透湿性と軽量性を兼ね備え、ゴアテックスの性能を求めるユーザーにとって有力な選択肢となります。ドライテックは、ゴアテックスよりも手頃な価格でありながら、十分な防水性と透湿性を持つため、コストパフォーマンスを重視するユーザーに適しています。サンダーパスは、さらに価格を抑えたいユーザー向けの製品として位置づけられます。  

ザ・ノース・フェイスの製品との比較

ザ・ノース・フェイスは、デザイン性と機能性を両立させた製品が多く、ゴアテックスを採用した「クライムライトジャケット」 や「マウンテンライトジャケット」、独自の防水透湿素材である「HYVENT-D」を使用した「ベンチャージャケット」、「フューチャーライト」を使用した「FL Drizzle Jacket」 など、多様なラインナップを揃えています。クライムライトジャケットは、軽量でありながら高い防水透湿性を持ち、幅広い登山シーンで活躍します。ベンチャージャケットは、軽量で携行性に優れており、日常使いにも適しています。フューチャーライトは、高い透湿性と持続可能性を両立させた素材として注目されています。  

パタゴニアの製品との比較

パタゴニアは、「H₂Noパフォーマンス・スタンダード」という独自の防水透湿素材を使用した「トレントシェル3Lジャケット」 などを提供しています。トレントシェルは、高い防水性と透湿性を持ちながら、リサイクル素材を使用するなど、環境への配慮も特徴です。  

ミレーの製品との比較

ミレーは、「TYPHON 50000」という独自の防水透湿素材を使用した「ティフォン50000ストレッチジャケット」 などを展開しています。ティフォン50000は、高い防水性に加えて、非常に高い透湿性とストレッチ性を持ち合わせているため、動きやすく快適な着心地が特徴です。ゴアテックスの代替として検討されることも多い素材です。  

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ティフォン5000は私も使っています。ポリウレタン系のため、耐用年数は約5年ですが、しなやかで非常に着用しやすく快適です!

その他の注目ブランド

上記以外にも、マムート、コロンビア、アークテリクス、finetrack、ヘリーハンセン、karrimorなど、多くのアウトドアブランドが独自の技術や素材を用いた高性能なレインウェアを販売しています。これらのブランドも、ゴアテックスを採用した製品や、独自の防水透湿素材を用いた製品を提供しており、消費者は自身のニーズや予算に合わせて多様な選択肢から選ぶことができます。ワークマンの「イレナム」のように、高機能でありながら手頃な価格帯の素材も存在します 。  

競合製品のまとめ

日本のレインウェア市場は、ゴアテックスを筆頭に、各社が独自の技術や素材を開発し、多様なニーズに対応する製品を提供しています。ベルグテックEXは、その高いコストパフォーマンスによって、幅広い層のユーザーに支持されています。ゴアテックスは、その信頼性と高性能から、特に本格的なアウトドアアクティビティを志向するユーザーにとって依然として魅力的な選択肢です。その他のブランドも、それぞれの特徴を活かした製品を提供しており、消費者は自身の活動内容、予算、重視する機能などを考慮して最適なレインウェアを選ぶことが重要です。

どのレインウェアが最適?

どのレインウェアが最適?
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ベルグテックEXとゴアテックスのどちらのレインウェアが適しているかは、最終的には個々のニーズと優先順位によって異なります。

コストパフォーマンスを重視するなら: ベルグテックEXは、高い防水性と透湿性を備えながら、ゴアテックスと比較して手頃な価格で購入できるため、予算を抑えたい方や、初めて高機能レインウェアを購入する方におすすめです。日常使いや、比較的穏やかなアウトドアアクティビティが中心の方にも適しています。

より高い透湿性を求めるなら: 激しい運動を伴うアクティビティや、より温暖な環境下での使用を想定している場合は、一般的に透湿性の高いゴアテックスがより快適な選択肢となる可能性があります。汗をかきやすい体質の方にもおすすめです。

耐久性と信頼性を重視するなら: 長期間にわたって過酷な環境下で使用することを想定している場合や、絶対的な信頼性を求めるのであれば、ゴアテックスはその実績と信頼性から、依然として有力な選択肢となります。

特定のブランドやデザインにこだわりがあるなら: ゴアテックスは多くのアウトドアブランドで採用されており、多様なデザインの中から選ぶことができます。ベルグテックEXは主にミズノ製品で採用されているため、ミズノのブランドイメージやデザインが好みに合うかどうかも判断のポイントとなります。

最終的には、自身の主な活動内容、予算、重視する機能などを考慮し、それぞれの素材の特徴を理解した上で、最適なレインウェアを選ぶことが重要です。可能であれば、実際に店頭で試着してみることをお勧めします。

最終まとめ

ベルグテックEXとゴアテックスを徹底比較(防水性・透湿性・耐久性)

ベルグテックEXとゴアテックスは、どちらも高いレベルの防水性と透湿性を備えた優れたレインウェア素材です。ベルグテックEXは、その高いコストパフォーマンスが魅力であり、幅広いアウトドアアクティビティに対応できます。一方、ゴアテックスは、より高い透湿性と信頼性を誇り、本格的な登山や過酷な環境下での使用に適しています。

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自身のニーズと優先順位を考慮し、最適なレインウェアを選び、雨の日でも快適なアウトドアライフを楽しみましょう。

Amazon、楽天では頻繁にセールやポイント還元キャンペーンが実施されています。複数のショップが出品しているため価格比較が容易で、レビューで商品の品質を確認できます。

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著者PROFILE

この記事を書いた人寝袋選びで大切なこと寝袋とマットは2つで1つ

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著者: Masaki T

2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆

運営者情報はこちら

雪山 クローズドセルマット

谷川岳の雪洞で宿泊

今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。

雪山 テント泊 八ヶ岳

雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)

雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。

自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。

楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆

山岳・登山用の寝袋マットの選び方の基本(無積雪期)

寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。

キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。

『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。

これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。

登山ルート上のキャンプ場・テント場

『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。

テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆

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