マミー型・超軽量・超コンパクトなダウンの寝袋がおすすめです
モンベル ダウンハガー800 EXP (旧名 UL.スーパースパイラル ダウンハガー)
- 【重量】 1,493g(1,542g)※( )内はスタッフバッグを含む総重量
- 【サイズ】 R/ZIP[右ジッパー] と L/ZIP[左ジッパー]
- 【収納サイズ】 φ22×44cm(13.4L)
- 【リミット温度】 -22℃
- 【コンフォート温度】 -14℃
- ※利き腕が右の方は、R/ZIP[右ジッパー]が開け閉めしやすくおすすめです
- ※リミット温度 ⇒ この外気温でこの寝袋使うと男性は何とか、女性はほぼ寒くて寝れないです。
- ※コンフォート温度 ⇒ この外気温でこの寝袋使うと男性は快適に、女性は防寒着着れば寝れるぐらいに思ってください。
管理人のコメント
- 2014年に名前がUL.スーパースパイラル ダウンハガー ⇒ ダウンハガー800 に変更されましたが、中身(規格、性能)は一緒です
- レギュラーモデル(適応身長183cm)と、ロングモデル(身長190cmまで)がありますが、身長が180cmぐらいの人はレギュラーだとパッツンパッツンになるので、ロングモデルにするのがおすすめです。
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最高級の800FPのダウンを使用
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伸縮率135%のストレッチによる開放感があります。これぞモンベルの寝袋の特長!ですね♪
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表面が強力な撥水加工されていますが、防水ではないので過度な期待は禁物です。私もモンベルの寝袋をいくつか使っているのですが、テント内の結露と長時間密着してると、じわーと染みこむんだりしますが、飲み物こぼしちゃった!くらいならすぐ拭けば大丈夫です(^^)
- 抜群の快適性と軽量性を備え、コンパクト収納も実現した高品質モデルです。長年の実地経験と技術の粋を投入し、南極など極寒地での使用に耐え得るように作った極寒地向けのモデルです。最高素材を集結したものですが、それでも収納サイズが大きいため、一度、お店で直接確認した方が良いでしょう。
ネット通販の口コミと価格
時期によって異なると思いますが、Amazonだと定価より多少値引きされていることがあります。
★ ダウンハガー800 EXP(旧名 UL.スーパースパイラル ダウンハガー) の口コミと実売価格
また、モンベルの寝袋・シュラフの選び方全般が良くわからない方は、こちらのページを参考にしてみてください。
イスカ パフ 1100EX
- 【重量】 1750g
- 【収納サイズ】 φ28×44cm
- 【最低使用可能温度】 -35℃
- 【快適使用温度】下記注釈を参考にしてください
※イスカは”快適使用温度”(コンフォート温度)を公表していません。イスカのHPによると最低使用可能温度におおむね5~10℃をプラスした温度が快適睡眠温度とのことです(詳細)
管理人のコメント
- 通常のレギュラーモデル(適応身長 約182cm)
- 最高級の800FPのダウンを使用
- 表面が強力な撥水加工されていますが、防水ではないので過度な期待は禁物です。
- イスカの寝袋は、モンベルの寝袋に比べて伸縮ストレッチしませんが、人間が寝たときの形に合わせて立体的に作られています。イスカの寝袋は、昔から登山の玄人からの評判が高く、個人的には「細かなところまでこだわった職人気質の堅実な作り」という印象を受けています。
- 厳冬期はもとより、あらゆる条件の国内山岳から、ヒマラヤや極地まで対応するモデルです。冬山はもちろん、冬期のハンターやカメラマン、自然観察者などの保温性を最優先する方々に最適です。耐水性、透湿性に優れた(ゴア)ウィンドストッパーを表地素材に採用、高い耐水性能と透湿性能がシュラフカバー無しでも優れた性能を発揮します。まつ毛も凍る環境で寝る方にぜひ!
★ イスカ パフ 1100EX の特長(重量など)、口コミ、実売価格
また、イスカの寝袋・シュラフの選び方全般が良くわからない方は、こちらのページを参考にしてみてください。
>> イスカ(ISUKA)の主要モデルの特徴紹介、選び方のポイント
最後に
極地遠征はほとんどが長期間に及びます。
南極遠征をした方から、「一度濡れたら乾かないから、とにかく濡らさないように気をつける」という話を聞いたことがあります。
人体から発する水蒸気が過剰に寝袋へ行かないように、シュラフの中にシュラフカバーを入れた、ということを聞きました。
死活問題ですから、極地遠征に詳しい専門家にアドバイスをもらいながら購入することを強くおすすめします。
■2018/05/28追記
世界の主要シュラフメーカーの高所登山、極地遠征用の寝袋を保温力順に並べたページを作成しました。
>> 厳冬期の国内山岳、海外の高所登山・極地遠征向け寝袋(シュラフ)一覧
著者PROFILE
2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。
楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆
寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。
『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆