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大きいサイズの寝袋を作っているメーカーは?身長・体格との関係

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シュラフカバーのジッパー・スライダーの開閉

身長が高く、体格が良いかたはマミー型の寝袋・シュラフを選ぶときに結構大変です。

今現在、日本で流通している寝袋のほとんどがレギュラーサイズで身長が180cm以下の方が対象です。

 

平均身長の変化

昔の日本人は身長が160cm程度と小さかったです。ただ近年は食事の欧米化?の影響か、親よりも身長が高い人がほとんどだとおもいます。特に若い世代は身長が170cm以上が多く、中にも180cmを越す方も多数います。

身長が高いということは、比例してすべての骨格も大きくなります。手も足も長く、肩幅も大きくなります。

そうなると、だいたい身長が175cmを超えてくると既存レギュラーサイズのマミー型寝袋では窮屈になってきます。

 

もともと、マミー型自体が圧迫感のある寝袋なのに、身長が高いことでさらに輪をかけて窮屈になってしまいます。私の知人で身長が180cmを超える人が何人かいますが、コンパクトに収納できるマミー型の寝袋を探すのにとても困っていました。

 

寝袋メーカーのロングサイズ

実は数あるメーカーの中で身長が高い人向けに大きいサイズのマミー型寝袋をつくっているメーカーがあります。それは、モンベルとナンガです。

モンベルのロングサイズ

モンベルのマミーシュラフのサイズは、

  • ウィメンズモデル:適応身長173cm以下
  • レギュラー:適応身長183cm以下
  • ロング:適応身長193cm以下

ロングサイズは、レギュラーサイズより肩幅が広く設計されていますが、具体的な数値はストレッチすることもあり公表されていません。モンベルは欧米向けに寝袋を販売していて、ロングサイズは欧米向け規格ともいえます。レギュラーギリギリの身長で店舗で試着したらきつい場合はロングを検討してみてください。レギュラーで多少の余裕がある方がロングにするとけっこうガバガバ余る感じになるのと、ロングは価格も重量も上がるため、レギュラーで事足りるならレギュラーで十分と思います。ただ、主にキャンプ用途でゆったり寝たい方はロングサイズはマミー型の窮屈感をほぼ感じること無く布団感覚で寝やすくなります。

 

ナンガのロングサイズ

ナンガのマミーシュラフのサイズは、

  • ショート:適応身長165cm以下(肩幅80cm)
  • レギュラー:適応身長178cm以下(肩幅80cm)
  • ロング:適応身長185cm以下(肩幅85cm)

レギュラーサイズよりロングサイズは肩幅が5cm増えてます。僅か5cmですが、5cm増えると明らかに肩周りに余裕がでます。

 

最後に

ロングサイズは人気モデルのみ

どのメーカーもすべてのモデルではなく、人気モデルのみロングサイズを作っているようです。経験上、レギュラーサイズに比べてロングサイズは明らかにニーズが小さい(それほど売れない)です。そのため、メーカー自体も生産数も少ないため、実店舗でレギュラーサイズは置いていてもロングサイズは無かったり取り寄せになることもあり、店舗で試着し購入する方は事前に電話で在庫を確認した方がよいでしょう。

通販であれば希少在庫でも購入がスムーズで便利です。

 

海外メーカー製モデルもロングサイズあり

以上、日本メーカー中心に話をしましたが、海外メーカーの寝袋は身長大きい方多いので、大概ロングサイズあります。ただ、欧米では左ジッパーが主流(日本は右ジッパーが主流、詳しくはこちら)なのと、海外のメーカー自体が作っていても日本代理店が扱っていないケースもあります。そうなると、海外通販サイトから直接購入することになり、購入にもちょっと手間増えます。

興味のある方は、海外メーカーの寝袋も調べてみてください。(日本代理店のWebサイトではなく、メーカー本国のWebサイトで商品探してください)

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以上、いろいろ記載しましたが参考になれば幸いです(^^)



著者PROFILE

この記事を書いた人寝袋選びで大切なこと寝袋とマットは2つで1つ

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著者: Masaki T

2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆

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今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。

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雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)

雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。

自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。

楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆

山岳・登山用の寝袋マットの選び方の基本(無積雪期)

寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。

キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。

『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。

これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。

登山ルート上のキャンプ場・テント場

『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。

テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆