寝袋・シュラフを選ぶ際に中綿の種類や量や形状が中心となり、生地のことは忘れがちになります。
常温で使用する場合にはあまり気にしなくてもいいのですが、氷点下で使用する場合は気にしたほうがいいと思います。
主に生地の役割は、
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・寝袋としての形状を保つ
・中綿(ダウン・化学繊維)の飛び出しを防ぐ
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です。
低価格の寝袋に使われている生地は、生地が厚く丈夫ですが、とくに工夫していないため重くなります。
軽量化にこだわっているメーカーは、強度を確保しながら、特殊な薄い生地を使用しています。
特殊って何?と思われた方のために一例を挙げておきます。
特殊な生地とは、
・”撥水加工”されている
・ストレッチ性がある
・防風性がある
などです。
その特殊な生地を使っていると、こんなメリットが生まれます。
・”撥水加工”されている ⇒ 水を弾くので、寝袋が濡れにくくなる。中綿がダウンの場合は特に有効。
・ストレッチ性がある ⇒ 寝心地が良くなる。
・防風性がある(ウィンドストッパー) ⇒ 保温効果が高まる。南極などの極限地使用の寝袋。
私が知る限り、技術の高いメーカはこのような特殊な生地を使用している商品がたくさんあります。
あと、安い寝袋や海外メーカーの寝袋は、生地と生地を繋ぐ縫い目がほつれやすいことが多いようです。
しっかりとした寝袋が欲しい方は、モンベルやイスカなどの技術力の高いメーカーの商品を買うことをオススメします!
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