「寝袋のクリーニング料金っていくらかかるの?」と疑問に思ったことありませんか? 中綿が化繊(化学繊維)の寝袋だとあまりないかもしれないですが、ダウンの寝袋だとカビたり膨らまなくなったりしちゃいます。人間は睡眠中にコップ1杯程度の汗をかきます。押入れにしまうまえに、ちゃんと寝袋を綺麗にしたいですね。
寝袋を長持ちさせるポイントは、清潔・乾燥・少し膨らませて収納の3つです。
寝袋は自分で洗濯orクリーニングか?
自宅の洗濯機や浴槽で寝袋を洗濯することもできますが、それなりに手間と時間がかかります。
寝袋を大きく分類すると、
- 封筒型(中綿が化繊綿)
- 封筒型(中綿がダウン)
- マミー型(中綿が化繊綿)
- マミー型(中綿がダウン)
の4タイプあります。
化繊綿は自分で洗濯可能
基本的に中綿が化繊綿(ポリエステル綿)の寝袋の場合は、自分で気軽に洗濯可能です。ただし、寝袋のサイズによっていは自宅の洗濯機に入らない・洗えないこともあり、その場合は最寄りのコインランドリーで洗うことになります。
最近のコインランドリーは、洗剤が自動投入のものが多いですが、化繊綿であればそれでも大丈夫です。
乾燥は、自宅の物干し竿でもOKですが、時短で済ますなら乾燥機を使っても大丈夫です。
ダウンも自分で洗濯可能だが手間かかる
次にダウンの寝袋(封筒型、マミー型)の洗濯ですが、自分で洗濯可能ですが化繊綿以上に手間かかります。また、確実に洗濯するならダウン専用の洗剤を使うのが確実で洗剤代金もかかってしまいます。
ダウンの場合、自分で洗うかクリーニング依頼するかは
- ダウン寝袋の洗濯の手間(少なくとも3時間程度はかかり、結構疲れる)
- 汚れ具合
- 次回の使用予定日までの期間
によるのかな、と思います。
ダウン寝袋の洗濯は、結構体力仕事です。浴槽にぬるま湯入れて(冷水だと押し洗時に手足が冷たくてやってられない)洗いますが、昨今の寝袋は撥水性能が高くなかなか洗濯水が入っていかないのと、洗剤を洗い流すため、2回以上は押し洗い⇒脱水をしますが、それが結構手間です。また、脱水後の乾燥も天日干しは乾ききらずに生乾き臭が発生する可能性あり、コインランドリーの乾燥機を強く推奨します。そうすると、自宅からコインランドリーへ移動し、乾燥(30分程度)かかり、結局、環境にもよりますが早くても3時間程度では?と思います。
汚れ具合に関しては、ダウンの寝袋を購入して定期的にメンテナンスされている方であれば自分で洗濯で十分と思いますが、市販のダウン用の洗剤はそれほど洗浄力が強くないので
- ハードに使用しているがほとんどノーメンテで異臭やカビなど発生している
- シミが多い
場合はクリーニングに出した方がいいかもしれません。
クリーニングに出す場合は、手元に戻ってくるのにある程度の期間がかかるため、すぐ使うか、まだ期間に余裕があるかが洗濯方法の分岐点になります。
寝袋(シュラフ)のクリーニング料金っていくらなの?
そこで、「寝袋(シュラフ)のクリーニング料金っていくらなの?」と思いますよね。
これアウトドアされる方でも結構知らない方多いんですよね。
そこで、寝袋のクリーニング料金を調査してみました。
クリーニング会社 | 化繊の寝袋(シュラフ) | ダウンの寝袋(シュラフ) |
白洋舎 |
2,200円 約20日(クリーニング期間) |
3,500円 約20日(クリーニング期間) |
ホワイト急便 |
990円 約7日(クリーニング期間) |
2,500円 約7日(クリーニング期間) |
※今回は、全国展開しているクリーニング会社を中心に調査しました。ローカル展開している小規模なクリーニング会社だと、寝袋のクリーニングを受け付けていないところもありました。
調査してみると、意外と料金が安いな~と感じました。ただ、クリーニングが完了するまでの期間が7日以上はかかってしまうので、すぐに使う場合は自分で洗濯するのがベストですね!
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著者PROFILE
2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。
楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆
寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。
『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆
ダウンの寝袋の洗濯方法ダウンの寝袋を自分で洗濯する方法が別ページに記載していますので、ご参考に。