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デッドエア

デッドエアとは、「動かない空気」のことをいいます。

寝袋(シュラフ)が暖かいのはこのデッドエアを含んでいるからです。

ダウン自体が保温しているのではなく、ふわっと膨らんだダウンが含んでいる動かない空気(デッドエア)が保温しているのです。

 

地球上は空気につつまれています。

人間は常に空気に包まれていますが、冬に裸でいるととても寒いです。

しかし、ダウンジャケットなどを着ると次第に暖かくなってきます。

この暖かさの違いを生んでいるのが、大きく流動的に空気が動いているか、空気が動かない(閉ざされた空間で流動している)なのです!

 

気球の原理を思い出してください。

気球は空気をバーナーで暖めると、上昇します。

それは、暖められた空気は軽くなるためです。

 

人間には体温があります。

体温より気温が低い場合、肌と接触している空気は体温に暖められて流動します。

肌と接触している空気が暖まったら→暖まった空気が流動→冷たい空気が肌に接触→体温に暖められるというサイクルを繰り返します。

たとえば部屋に裸でいると空気の流動が部屋単位で行われるため、とても寒いのです。

ウインドブレーカーを1枚着ると、空気の流動がウインドブレーカーに妨げられます。

流動が肌とウインドブレーカーの生地の狭い空間の空気(デッドエア)で行われるため、すぐに空気が暖められて暖かく感じることができるのです。

そのため、ダウンジャケットなどの沢山のデッドエアを含んだもので体をつつむととても暖かいのです。

 

寝袋をシュラフカバーで包むと保温力があがるのは、寝袋とシュラフカバーの間にデッドエアが発生するからです!

 

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