シュラフカバーの寿命がどのくらいか気になりますよね。
防水透湿性の素材(ゴアテックスなど)を使用しているシュラフカバーなら1万円以上になりますし。
寿命は使用頻度やメンテナンス状況で大きく変わるため、残念ながらはっきりしたことはいえません。。。
ゴアテックスに関して言えば、メーカー側から
「ゴアテックスの寿命の目安は約5年」
といわれています。
とは言うものの、まだ買って3年だから大丈夫、6年前に買ったからもうだめ、というわけではないです。
「それじゃ、どうやって寿命なのかまだ使えるのか判断したらいいの?」
ということになるので、これは寿命では?と判断できるような具体的な症状を書いておきますね♪
◆この症状がでたら寿命の可能性大とおもわれる症状
1、ナイロンの生地に防水透湿性素材を接着(ラミネート)が剥離して、表面がボコボコになる
2、シームテープが剥離している。
3、撥水を回復する処理をしても、撥水性能が回復しない。
4、引っかいて生地が裂けた。
1、ナイロンの生地に防水透湿性素材を接着(ラミネート)が剥離して、表面がボコボコになる
前にお客様で、
「10年前くらいに買ったゴアテックスのシュラフカバーがあるんだ。ところどころ生地が膨らんでるんだけど、まだ使えるかな?」
と話されたかたがいました。
結論をいうと、ところどころ生地が膨らんだシュラフカバーは寿命で使うべきではありません。
ゴアテックスなどは、ナイロンの生地に防水透湿性素材を接着(ラミネート)しています。
古くなってくるとナイロンの生地と防水透湿性素材が剥離して、表面がボコボコと浮いてくるのです。
こうなると、非常に薄い防水透湿性素材が浮いている状態のため、とても傷つきやすくなっています。
そのため、穴が開いたり、裂けたりしやすくなり安心して使えなくなります。
この状態になると買い替えることをオススメします。
2、シームテープが剥離している。
生地と生地の縫い目からの浸水を防ぐためシームテープが張られています。
これが剥離してくると、縫い目から浸水してきます。
ある程度であれば、専用の接着剤(ハイパロンなど)で対処することが可能です。
3、撥水を回復する処理をしても、撥水性能が回復しない。
使用頻度が多い場合は、この状態になります。
こうなるともう寿命です。
撥水性能がなくなると、表面がぬれたときに透湿効果を阻害してしまうので蒸れます。
防水性能は残っているので浸水はしませんが、快適に寝たい方は、買い換えましょう!
4、引っかいて生地が裂けた。
ある程度の穴であれば、リペアシートで補修できることができます。
結局、シュラフカバーは、レインウェアと同様に消耗品です♪
上記のような状態になったら、寝袋(シュラフ)で安心して寝るためにも買い換えましょう!