寝袋(シュラフ)を外からの水から守って、寝袋の内部の湿気を外部に放出してくれる防水透湿性の素材を使ったシュラフカバーは氷点下で寝袋を使用するときには必需品です。
アウトドアショップやネットでシュラフカバーを探していたら、”2レイヤー”や”3レイヤー”といった違いがでてきます。
2レイヤーと3レイヤーとは何が違って、どちらがいいのか初めての方はわかりにくいと思います。
そこで、シュラフカバーにおいての2レイヤーと3レイヤーの違いや特徴をまとめてみたいとおもいます。
☆2レイヤーと3レイヤーの違い
・2レイヤー = 防水透湿素材(もしくは防水素材) + 表地
・3レイヤー = 裏地 + 防水透湿素材(もしくは防水素材) + 表地
というように、2レイヤーと3レイヤーの違いは単に裏地があるかないかの違いだけです。
そこで、最も重要なこと。
それは、シュラフカバーにおいて裏地があるないでどのような違いが生まれるのかということです。
簡単に表にまとめてみました。
2レイヤーと3レイヤーのシュラフカバーの特徴
2レイヤー | 3レイヤー | コメント | |
構造的な違い | 裏地あり | 裏地なし | 表地と防水透湿素材はある |
重量 | 軽い | 重い |
2レイヤーは3レイヤーの 約半分の重量 |
収納サイズ | 小さい | 大きい |
2レイヤーは3レイヤーの 約1/3の収納サイズ |
シュラフカバーの耐久度 | 弱い |
強い |
2レイヤーは防水透湿素材が 露出しているため弱い |
寝袋(シュラフ)の入れやすさ | 引っかかる |
滑らかに 入る |
2レイヤーはすべりが悪くて とっても入れにくい。 しかも摩擦で静電気が発生しやすい |
シュラフカバー単体での使用 | 不可 |
可能 |
2レイヤーは防水透湿素材が 露出しているためベタベタする |
以上のように、2レイヤーは小さく軽いが使い勝手と強度が弱く、3レイヤーは2レイヤーに比べて大きく重いが強度があり長く使える作りになっています。
それぞれのシュラフカバーが向いている用途を簡単にまとめてみました。
◆2レイヤーのシュラフカバーが向いている使い方
・登山(短期間)
・バックパッカー(短期間)
◆3レイヤーのシュラフカバーが向いている使い方
・登山(長期間)
・バックパッカー(長期間)
・車移動のキャンプ
・自転車移動のキャンプ
・バイク移動のキャンプ
自分自身でザックにいれて持ち運ぶ場合は2レイヤーのシュラフカバーを選び、それ以外の場合は3レイヤーのシュラフカバーを選ぶのがオススメです♪
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