友人と一緒に霧積温泉周辺の氷爆でアイスクライミングしてきました(^^)
(アクセス地図、駐車場、写真もいくつか掲載しています。)
今まで、アイスクラミングといえば、八ヶ岳周辺まで足を運んでいたのですが、今回初めて西上州でのアイスクライミングとなりました。
西上州には、霧積温泉の他に、荒船山、神津牧場(こうずぼくじょう)などのアイスゲレンデもあり、どこへ行くか少し迷ったのですが、今シーズン初のアイスということもあり、初級者でも登れると言われている霧積温泉にしました。
地図
今回行って分かったのことなのですが、駐車場からゲレンデまで歩いて5分程度と非常に近いことに驚きました。
事前に調べてある程度知ってはいたものの、体感的には”ちょっと歩いたすぐそこ”という感じです。
何度も行っている八ヶ岳では、ゲレンデまでのアクセスが3時間程度で泊りがけだったため、そう感じました。
霧積温泉はアイスゲレンデまで近く、他のことに体力を消耗せずにアイスクラミングに集中することができました。
駐車場
県道56号線を奥まで進んだところに、開けた駐車場があります。(上のgoogleの地図を航空写真にするとよくわかります)
写真
駐車場に着き、荷造り。
昨年買った、オスプレーのバリアントですが、クライミング用途で使われるのは今回初。
駐車場からそのまま温泉方面へ歩き、橋をわたる手前を左折。
補助ロープや垂れ下がったハシゴを頼りに少し登ります。
するとすぐに、目の前に氷爆が広がっていました。
右奥には、初心者の練習に良さそうな緩斜面もありました。(氷の内側に水が流れていました)
今回も我らのエースクライマーT氏がリードで登って、しっかりトップロープの支点を作ってくれました。(いつもありがとうございます☆)
T氏が巷で噂の防寒テムレスを装着し、登りました。
私も借りて登ってみましたが、確かにグリップは良いですが、私の指には大きくダブつくため、懸垂下降する時のカラビナ操作でダブつき部分が挟まってかなり手間取ることになりました。
手袋の指が太くて、カラビナのゲートを開けた時にゲートを塞ぎ、なかなかロープをかけられませんでした。
手を伸ばしたバランスの取りにくい体勢での作業だったため、無駄に時間がかかってしまいました。
あまり細かな指先の操作をしない、一般の雪山登山なら良いかもしれませんが、スクリューやカラビナやロープワークの多いアイスクラミングで防寒テムレスを使うのは、その人の手のサイズとの相性が問われそうです。
満足したところで、昼食です。
今回は2人だけだったため、常に登るかビレイするかで、ちょっと忙しく、短時間に何度も登れました。
また、太陽輝く好天でしたが、平日だったためか、ずっと我々だけの貸し切りでした。
霧積温泉は人気のゲレンデと聞いていたため予想外でした。
満足したところで、
帰りに、霧積温泉から近い、峠の湯に立ち寄りました。
施設も大きく、新しい施設でした。
車降りて、ちょっと歩いて、アイスクラミングして、少し車で移動して、綺麗な温泉施設で入浴。
まるで、いいとこ取りの旅行ツアーにでも参加したような気分になりました。(今回はT氏の車で移動&運転してくれたから、なおさらですね)
霧積温泉の氷爆、また別の機会に訪れたいと思います(^^)
参考リンク
著者PROFILE
2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。
楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆
寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。
『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆