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紅葉の涸沢カールで快適に眠る寝袋とマット選び

2013/10/01から2泊3日で上高地から涸沢カールの登山に行ってきました!

 

2013年紅葉の涸沢カール

 

なかなかのハードスケジュールと重装備(ザックの重量は約15kg)で登りました。

涸沢ヒュッテに到着したときは天候くもりでしたが、テントで1泊した翌朝は晴れて、鮮やかな絶景を堪能することができました!

 

何度もテント泊している涸沢カールですが、改めて感じたことをシェアしたいとおもいます(^-^)

 

目次

寝袋・シュラフ!紅葉の涸沢カールで快適に眠る

涸沢カールはすり鉢状になっているため、あまり強い風が吹きません。(穂高連峰の稜線でると別世界と思いますが)

とはいうものの、やはり紅葉の時期は夜中は氷点下近くか、日によっては氷点下にまで気温が低下します。

日中は日差しで温かくても、夜中はグッと冷え込みます。

一緒に登った仲間も「こんなに冷えるんだ、ビックリした!」と言ってました。

もちろん、山慣れした方にとってはしごく当たり前なのですが、登山始めたばかりの方や、夏山登山のみだった方はその冷えっぷりに驚くかもしれません。

その気温の中で快適に眠るためには、それに対応した寝袋を用意するのがおすすめです。

私の場合は氷点下対応した寝袋を毎度持って行っています。

今使っているのは、モンベル U.L.スーパースパイラルダウンハガー #2 ですね。

やっぱり、このレベルの保温力のある寝袋がいいでしょー。

 

0℃対応に寝袋だと、万が一、氷点下まで気温が下がったときにつらい!

夜中に何度も寒くて起きちゃう。。。しかも、一度起きると体が冷え切っていてなかなか寝付けない。

 

ですので、しっかりと余裕のある寝袋を用意されることをおすすめします(^-^)

 

因みに、寝るときの服装ですが、フリース着て、場合によってはダウンジャケット着て寝ます。

詳しくは ⇒ 寝袋に入るときの服装(春、秋、冬)

 

 

 

IMGP9794.jpg

 

マット!紅葉の涸沢カールで快適に眠るために

今回の登山で改めて感じたこと、それは

涸沢カールの岩盤イテー!!!

 

テント場は、ある程度は平らに聖地されているものの、やはり岩盤がゴロゴロしているのをできるだけ平らにしたものなので、やっぱり痛い。

涸沢カールでテント泊

今回は実際に、

リッジレスト ソーライト (クローズドセルマット 厚さ1cm)

エクスペド ダウンマット ライト (エアマット 厚さ5cm)

で寝てみたのですが、

 

やっぱり、これだけ岩でごつごつしていると、厚みのあるエアマットが断然寝やすい!

リッジレストだと、岩でのごつごつがマット越しに背中に刺さるー。

 

ということで、涸沢では、厚みのあるエアマット(もしくはインフレータブル)がおすすめです!

 

 

2013年10月2日 涸沢カールの紅葉

 

 

 

 

 



著者PROFILE

この記事を書いた人寝袋選びで大切なこと寝袋とマットは2つで1つ

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著者: Masaki T

2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆

運営者情報はこちら

雪山 クローズドセルマット

谷川岳の雪洞で宿泊

今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。

雪山 テント泊 八ヶ岳

雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)

雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。

自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。

楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆

山岳・登山用の寝袋マットの選び方の基本(無積雪期)

寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。

キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。

『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。

これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。

登山ルート上のキャンプ場・テント場

『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。

テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆

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