2026年9月最新の日本製・日本メーカー系ポータブル電源を比較。国内生産のKENWOODをはじめ、Victor・工進・PowerArQ・JVCなどを容量・出力・安全性・保証で比較し、用途別の最強候補をわかりやすく紹介します。
まず結論をお伝えします。

部品調達から組み立てまですべて国内で完結する、いわゆる”純国産”のポータブル電源は、2026年9月現在ほぼ存在しません。ただしKENWOOD IPB01Gのように、新潟県長岡市の自社工場で組み立てを行っている一般向けモデルもあります。
「純国産」という言葉に法律上の定義はなく、本記事では便宜上「部品調達から組み立てまで国内で完結した製品」を指す言葉として使っています。日本メーカーが品質管理・アフターサポート・安全認証を担う製品は複数あり、そこには選ぶ価値のある特徴があります。
この記事では、2026年9月時点で公式情報を確認できる主な日本メーカー系ポータブル電源を正確なスペックと用途別に比較し、「最強候補」を整理します。なお「最強」は一つに決まるものではなく、容量・出力・安全性・重量・保証・サポート・価格のどれを優先するかで変わります。この記事では用途別に有力候補を紹介する形で進めます。
迷ったらこの6機種(結論早見)
- 防災・大容量最有力:工進 BPS-24LG(2,150Wh・定格2,400W・EPS機能・約4,000サイクル)
- 日本ブランドの大容量・安心感重視:Victor BN-RF1500(1,536Wh・常時接続対応・複数年VGP受賞)
- 日常使い+防災バランス重視:Victor BN-RF800(806Wh・リン酸鉄・24か月保証)
- 長期保管・寒冷地・国内生産重視:KENWOOD IPB01G(新潟県長岡市生産・動作温度-20℃〜60℃)
- アウトドアデザイン・高出力重視:PowerArQ S10 Pro(1,024Wh・定格1,600W・EPS約20ミリ秒)
- 第三者安全認証(Sマーク)・軽さ重視:JVC BN-RL410(385Wh・約5.8kg・Sマーク取得済み)
固体電池の先進技術に関心がある方はYOSHINO B1200 SST(日本法人が販売する海外発ブランド)も、国産電池セルにこだわる法人・自治体の方はELIIY Power POWER YIILE 3(別枠・法人向け)も候補になります。それぞれ本文で詳しく解説します。
各モデルの用途別評価が気になる方は、先に容量別の価格相場で同クラスの実売価格帯を見ておくと、予算感をつかみやすくなります。
この記事でわかること
- 「日本製」「日本メーカー製」「日本法人あり」の定義の違い
- Victor(BN-RF800・BN-RF1500)・KENWOOD IPB01G・工進 BPS-24LG・PowerArQ S10 Pro・JVC BN-RL410・YOSHINO B1200 SSTの公式スペック比較
- PSEとSマーク、それぞれの正確な位置づけ
- UPS機能とEPS・自動給電切替の違い
- 防災・キャンプ・車中泊・BCP用途別の選び方
- 廃棄・回収の確認ポイント(JBRCの対象範囲を含む)


名前:Masaki T
経歴:2019年にポータブル電源を初めて購入して以来、現在まで日常的に活用しています。防災やアウトドア(キャンプ・車中泊)など用途は幅広いですが、特にPC電源としての使用経験が豊富です。
日本の大手電機メーカーで、回路設計エンジニアとして約5年勤務。実使用と技術の両面から、信頼性の高い情報発信を心がけています。
ポタ電の失敗&後悔25選 ポタ電源の火災・事故・リコール情報
主な参照先:日本ポータブル電源協会/経済産業省/製品評価技術基盤機構


\ 2026/09/03公開 /



私自身、過去にポータブル電源を購入した時に困ったのは、「同容量帯の競合商品は何個あるの?」と「それぞれの競合商品の現在の最安価格は?」でした。
競合製品を調査したり、価格や性能を比較したり、あちこちページを徘徊するのが結構大変でしたが、このページで容易に比較できるようにしました!(私自身がポタ電購入する時に、こんなページがあったらよかったな、を形にしました!)
各電源の容量クラスごとの今売れている人気の製品、セールになっている製品がすぐ見つかります!ぜひチェックしてみてください☆
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「日本製最強」を探す前に|日本製・日本メーカー製・日本法人ありの違い


ポータブル電源において「日本製」という言葉は、実態より広い意味で使われていることがあります。
購入を後悔しないために、まず3つの概念を整理します。
- 3つの定義を比較する
- 「最強」の評価軸は用途によって変わります
3つの定義を比較する


- 国内生産(Made in Japan):本体の組み立て・検査までを国内工場で行う製品です。消費者庁が原産国表示でいう「原産国」は、商品に「実質的な変更をもたらす行為」が行われた国を指しており、「全部品が国産でなければならない」という定義ではありません。
一般向けポータブル電源では2026年9月現在きわめて希少ですが、KENWOOD IPB01Gは新潟県長岡市のJVCケンウッド長岡で生産されている点で注目に値します(内蔵バッテリー自体は日産リーフの再生バッテリーを活用したもので、電池セル単位の製造国までは公式サイトで確認できていません)。業務向けでは国産電池セルを使う製品(ELIIY Powerなど)も存在します - 日本メーカー製(日本企業が設計・品質管理):本社や開発拠点が日本にあり、自社ブランドとして企画・開発・販売・品質管理・国内サポートを担う製品です。製造地はモデルによって異なります。Victor(JVCケンウッド)・工進(KOSHIN)・PowerArQ(SmartTap)などが該当します。本記事の比較対象の中心です
- 日本法人あり(海外ブランドの国内拠点):Jackery Japan・EcoFlow Japanなどのように、海外発祥ブランドが日本国内に法人を設けてサポートを行うケース。本記事の主要比較対象からは外していますが、後半で簡単に触れます
なおYOSHINOはアメリカ・カリフォルニア州に本社を置くグローバルブランドで、日本法人(株式会社ヨシノパワージャパン)が国内での販売・サポートを担当しています。
「日本メーカー製」と「日本法人あり海外ブランド」の中間的な位置づけです。本記事では、独自の固体電池技術と国内での認知度を考慮して比較対象に含めていますが、他の日本メーカー製とは別枠として扱います。
「最強」の評価軸は用途によって変わります





この記事では「最強」を一つに絞るのではなく、容量・出力・安全性・重量・保証・サポート・価格という軸から、次の5パターンに分けて評価します。
あるモデルを「絶対的な最強」と言い切ることはせず、それぞれの軸で「有力候補」として紹介する方針です。
- 防災・大容量:容量・EPS機能・長寿命・電池安全性を優先
- 軽量・アウトドア:持ち運びやすさ・デザイン・純正弦波対応を優先
- 日本語サポート・廃棄回収:アフターケアの充実度を優先
- 第三者安全認証(Sマーク):客観的な安全性の裏付けを優先
- 純国産品質(別枠):国内工場生産の蓄電池セルを持つ製品
また、AVIOTについて:前バージョンの記事ではAVIOT PS-Fシリーズを紹介しましたが、今回はターゲットキーワード「最強」に対応したスペック・特徴を持つモデルに絞って比較します。
AVIOTは引き続き国内メーカー系の有力候補ですが、詳細は別記事でご確認ください。
2026年版|日本メーカー系ポータブル電源 早見比較表


各モデルのスペックはすべて公式情報をもとに整理しています(確認日:2026年9月18日)。販売状況・価格は変動しますので、購入前に各メーカーの公式サイトで最新情報をご確認ください。スマートフォンでご覧の場合は表を横にスクロールできます。
選定基準:(1)2026年9月時点で公式サイトにスペックが掲載されている、(2)国内での購入またはサポートが可能、(3)現行モデルとして公式サイトに掲載中。以前の記事でご紹介していたPowerArQ S7は2024年11月に生産終了となったため、後継のPowerArQ S10 Proに差し替えています。
| モデル名 | 容量 | 定格出力 | 電池種類 | 重量 | サイクル数 | EPS/UPS | Sマーク | 保証期間 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Victor BN-RF800 | 806Wh | 700W (最大1,400W) | リン酸鉄系 リチウムイオン | 約11.0kg | 約3,000回 | 自動給電切替 ※UPSではない | 公式確認できず | 24か月 | 日常使い・防災 |
| Victor BN-RF1500 | 1,536Wh | 1,500W (最大3,000W) | リン酸鉄系 リチウムイオン | 約21.6kg | 約3,000回 | 自動給電切替 ※UPSではない | 公式確認できず | 24か月 | 防災・大容量・車中泊 |
| KENWOOD IPB01G | 633Wh | 600W HIGH-POWER時900W | リチウムイオン (マンガン系) | 14.4kg | 約2,000回 | 非搭載 | 公式確認できず | 3年 | 長期保管・寒冷地・国内生産重視 |
| 工進 BPS-24LG | 2,150Wh | 2,400W (最大4,800W) | リン酸鉄 リチウムイオン | 29.8kg | 約4,000回 (初期容量70%以上) | EPS機能あり | 公式確認できず | 公式確認推奨 | 防災・大容量・据え置き |
| PowerArQ S10 Pro | 1,024Wh | 1,600W (最大2,400W) | リン酸鉄 リチウムイオン | 約12.5kg | 約4,000回 | EPS機能 (約20ミリ秒) | 公式確認できず | 公式確認推奨 | アウトドア・防災・業務用 |
| JVC BN-RL410 | 385.28Wh | 600W (最大1,200W) | リン酸鉄系 リチウムイオン | 約5.8kg | 約4,000回 | 自動給電切替 ※UPSではない | 取得済み (2026年) | 24か月 | 普段使い・安全性重視・軽量 |
| YOSHINO B1200 SST (日本法人販売) | 1,085Wh | 1,200W (最大1,600W) | 固体電池 (Li-NCM) | 11.6kg | 約4,000回 (初期容量80%維持) | UPS機能あり | 公式確認できず | 1年間 | 防災・アウトドア・寒冷地 |
| ELIIY Power POWER YIILE 3 PPS-31(別枠・法人向け) | 3,200Wh (3.2kWh) | 公式ページで確認 | リチウムイオン (国産セル) | 公式ページで確認 | 約12,000回 (80.1%容量維持・10年) | 停電時に瞬断あり (公式注意書き) | 対象外 | 3年 (延長サービスで10年) | BCP・ピークシフト(法人) |
※スペックはすべて各メーカー公式情報をもとに整理(確認日:2026年9月18日)。製品情報は予告なく変更されます。Victor BN-RF800・BN-RF1500、JVC BN-RL410の自動給電切替はUPS機能ではなく、切替時に瞬間的な電力の途切れが生じる場合があります(各社公式サイト記載)。
POWER YIILE 3 旧型・新型について:2016年発売の旧型(PPS-30)の蓄電容量は2.5kWh・重量約52kgです。現行モデル(PPS-31)は蓄電容量3.2kWh(従来比+28%アップ)に進化しています。
重量・出力・価格などの詳細スペックはエリーパワー公式サイトでご確認ください。価格はオープン価格のため、本記事では固定の金額表記を避けています。
気になるモデルの用途別評価が見えてきた方は、容量別の価格相場も合わせて確認すると、予算感をつかみやすくなります。
各モデルの詳細解説と向いている人・向いていない人


- ① Victor(ビクター)BN-RF800|日常使い+防災バランス型の国内ブランド最有力
- ② Victor(ビクター)BN-RF1500|大容量・常時接続対応の国内ブランド主力モデル
- ③ KENWOOD IPB01G|新潟県長岡市生産、日産リーフのリユースバッテリーを採用した長期保管特化型
- ④ 工進 BPS-24LG|1948年創業の老舗機械メーカーによる大容量・据え置き型
- ⑤ PowerArQ S10 Pro|アウトドア特化のデザインと高出力を両立
- ⑥ JVC BN-RL410|第三者安全認証「Sマーク」取得済みの軽量モデル
- ⑦ YOSHINO B1200 SST|固体電池採用で安全性重視の1,000Whクラス(別枠:日本法人が販売する海外発ブランド)
- 【別枠】ELIIY Power POWER YIILE 3(PPS-31)|国産電池セルを持つ可搬型蓄電システム
① Victor(ビクター)BN-RF800|日常使い+防災バランス型の国内ブランド最有力


JVCケンウッドのVictorブランドが手がけるBN-RF800は、リン酸鉄系リチウムイオン電池を採用した806Whのスタンダードモデルです。クリームホワイトのやわらかな外観とハンドル付きの設計は、家庭のインテリアにもなじみます。
AC充電時間は約2.5時間と短く、日常的な使い勝手に優れています。
「自動給電切り替え機能」を搭載しており、停電時にバックアップとして動作します。



メーカーは「UPS(無停電電源装置)機能ではありません」と公式Q&Aで明記しています。精密機器・サーバーなど瞬断が致命的な機器への接続には適していません。
PSEについては、BN-RF800は「家庭用コンセントから直接電源を取る直流電源装置機能を保有しており、この機能に関して電気用品安全法(PSE)の認証を取得している」とVictor公式に記載があります。
BN-RF800 公式スペック(出典:Victor公式サイト)
- 容量:806Wh(252,000mAh)
- 定格出力(AC):700W(瞬間最大1,400W)
- 電池種類:リチウムイオン充電池(リン酸鉄系)
- 充放電サイクル:約3,000回
- AC充電時間:約2.5時間
- 動作温度:-10℃〜40℃
- 本体サイズ:幅330×高さ207×奥行246mm
- 重量:約11.0kg
- 出力ポート:AC×3、USB-A(QC3.0)×2、USB-C×2、シガーソケット×1
- 保証期間:24か月(ソーラーパネル・延長ケーブルは12か月)
- PSE:直流電源装置機能に関してPSE認証取得済み
向いている人:日常使いと防災を両立させたい方、日本語サポートを重視する方、常時コンセント接続で使いたい方。
向いていない人:1,000Wh以上の大容量が必要な方、UPS機能(ミリ秒単位の瞬断ゼロ)が必須の方。
Amazonで価格・レビューを見る(仕様の詳細はVictor公式サイトでも確認できます)
② Victor(ビクター)BN-RF1500|大容量・常時接続対応の国内ブランド主力モデル
BN-RF800の大容量版にあたるモデルです。リン酸鉄系リチウムイオン電池を採用し、1,536Whの大容量と1,500W(瞬間最大3,000W)の高出力を両立しています。2023年から2026年にかけて「VGP ライフスタイル」を複数回受賞しています。
最大の特徴は常時接続機能です。コンセントに挿したままでも94%以上の充電状態をキープする独自設計により、バッテリーの経年劣化や事故防止に必要とされるコンセントの抜き差しが不要になっています。「防災用にいつも満充電を保ちたい」という用途に向いています。



BN-RF800と同様、自動給電切替機能は搭載していますが「UPS機能ではありません」と公式に明記されています。給電切り替え時には瞬間的な電力の途切れや電力低下がある点にご注意ください。
BN-RF1500 公式スペック(出典:Victor公式サイト)
- 容量:1,536Wh(480,000mAh)
- 定格出力(AC):1,500W(瞬間最大3,000W)
- 電池種類:リチウムイオン充電池(リン酸鉄系)
- 充放電サイクル:約3,000回
- AC充電時間:約3.2時間
- 動作温度:-10℃〜40℃(充電時:0℃〜40℃)
- 本体サイズ:幅380×高さ330×奥行254mm
- 重量:約21.6kg
- 出力ポート:AC×4、USB-A(QC3.0)×3、USB-C×3、シガーソケット×1
- 保証期間:24か月
- PSE:ACアダプターのみ適合確認済み(Victor公式記載)
向いている人:日常的にコンセント挿しっぱなしで大容量を確保したい方、日本語サポートと日本語操作パネルを重視する方。
向いていない人:21.6kgという重量を持ち運びたい方、コンパクトさを優先したい方(その場合はBN-RF800が候補になります)。なお本記事確認時点でVictor公式サイトでは「在庫僅少」の表示が出ています。
Amazonで価格・レビューを見る(仕様の詳細はVictor公式サイトでも確認できます)。同じ容量帯の他モデルとまとめて比較したい方は、ポータブル電源 価格比較ページもご覧ください。
③ KENWOOD IPB01G|新潟県長岡市生産、日産リーフのリユースバッテリーを採用した長期保管特化型


KENWOODブランドのIPB01Gは、日産リーフ由来の再生バッテリー(EVリユース電池)を活用したモデルです。2023年度グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)を受賞しています。



本製品は新潟県長岡市のJVCケンウッド長岡で生産されており、本記事で紹介する中でも国内生産(組み立て・検査まで国内完結)を公式に確認できる貴重な一般向けモデルです。ただし内蔵バッテリー自体は日産リーフの再生バッテリー(EVリユース電池)であり、電池セル単位の製造国までは公式サイトで確認できていません。
最大の特徴は-20℃〜60℃という広い動作温度範囲と、自己放電の少なさ(満充電で半年92%、1年84%を維持)です。防災備蓄として長期保管したい方や、車中泊・寒冷地での一時利用を想定している方に向いています。



公式仕様では「充電池の温度が60℃を超えると動作を停止する」と明記されており、夏場に高温になる車内での長時間放置には注意が必要です。
電池種類はリチウムイオン充電池(マンガン系)、充放電サイクルは約2,000回(公式明記)です。AC充電時間が約9.5時間と長めな点、USB-C出力が最大60W対応でPC急速充電に対応する点も確認されています。
IPB01G 公式スペック(出典:KENWOOD公式スペックページ)
- 容量:633Wh(168,800mAh)
- 定格出力(AC):600W・HIGH-POWER時900W(瞬間最大1,200W)
- 電池種類:リチウムイオン充電池(マンガン系)
- 充放電サイクル:約2,000回(0%→100%を1回とカウント)
- USB-C出力:最大60W対応(PC急速充電対応)
- AC充電時間:約9.5時間
- 動作温度:-20℃〜60℃(60℃超で自動停止)
- 本体サイズ:幅370×高さ205×奥行282mm
- 重量:14.4kg
- 出力ポート:AC×2、USB-C×2、USB-A×2(5V/1.5A)、シガーソケット×1
- 生産拠点:新潟県長岡市(JVCケンウッド長岡)
- 保証期間:36か月(出典:KENWOOD公式製品ページ)
向いている人:防災備蓄として長期保管したい方、夏冬の車内保管を想定している方、国内生産・リユースバッテリーの環境配慮に共感する方、BCP・据え置き用途の方。
向いていない人:軽量モデルを求める方(14.4kgは重め)、急速充電が必要な方(AC充電約9.5時間)。一般家庭向けというよりBCP・法人・防災備蓄用途向けのハイエンドモデルです。
詳細はKENWOOD公式サイトでご確認ください。フロントパネルのデザイン違いで、カー用品店経由で購入できる兄弟モデル「IPB01K」も用意されています(スペックは共通)。
④ 工進 BPS-24LG|1948年創業の老舗機械メーカーによる大容量・据え置き型
1948年創業・京都府長岡京市の老舗機械メーカー工進(KOSHIN)が展開する大容量モデルです。インバーター発電機の国内シェア2位(2022年時点)の実績を持つ電力関連技術を活かした製品で、公式サイトでも「日本メーカーが開発した信頼のポータブル電源」として紹介されています。
2,150Whの大容量・定格2,400W(瞬間最大4,800W)・充放電約4,000回(初期容量の70%以上を保持)というスペックで、防災用途に強いモデルです。パススルー充電に対応し、日常からポータブル電源を経由して家電に給電していれば、停電時も自動でバックアップに切り替わります。
以前の小型モデル「BPS-12L」(1,229Wh)・「BPS-6L」(614Wh)は公式サイトで「生産終了」と明記されており、2026年9月時点で工進の家庭用ポータブル電源はBPS-24LGが現行モデルです。
BPS-24LG 公式スペック(出典:工進公式サイト)
- 容量:2,150Wh
- 定格出力(AC):2,400W(瞬間最大4,800W)
- 電池種類:充電式リチウムイオン電池(リン酸鉄系)
- 充放電サイクル:約4,000回(初期容量の70%以上を保持)
- AC充電時間:約2時間
- 動作温度:出力時-10℃〜40℃/充電時0℃〜40℃
- 本体サイズ:長さ570×幅362×高さ352mm
- 重量:29.8kg
- 出力ポート:USB-A×2口(各12W)、USB-A急速充電×2口(各18W)、USB-C 60W×1口、USB-C 100W×1口、シガーソケット×1口
- 周波数対応:50/60Hz切替式
向いている人:防災・停電対策で大容量を確保したい方、常時パソコンや冷蔵庫をバックアップしておきたい方。
向いていない人:持ち運びを前提にしたい方。29.8kgと重いため基本的に据え置き運用向きです。
Amazonで価格・レビューを見る(仕様の詳細は工進公式サイトでも確認できます)。同じ容量帯の他モデルと比較したい方は、ポータブル電源 価格比較ページもご活用ください。
⑤ PowerArQ S10 Pro|アウトドア特化のデザインと高出力を両立


「冒険に、あなたらしさを」をコンセプトに掲げるPowerArQは、日本のSmartTap株式会社が展開するブランドです。



以前ご紹介していた「PowerArQ S7」(716Wh)は2024年11月に生産終了となっており、PowerArQ公式サイトの「生産終了製品一覧」にも明記されています。2026年9月時点でPowerArQブランドの1,000Wh前後の中核モデルは、後継となる本モデル「S10 Pro」です。
S10 Proはリン酸鉄リチウムイオン電池を採用した1,024Whモデルで、定格1,600W(瞬間最大2,400W)という高出力を備えています。コヨーテタン・オリーブドラブ・ジェットブラックの3色展開で、キャンプギアとの統一感を出しやすいデザインも特徴です。
最大15Wのワイヤレス充電、AC約1.5時間の急速充電(専用ケーブル使用時)にも対応しています。停電検知から約20ミリ秒で自動的にバッテリー給電へ切り替わるEPS機能も搭載していますが、医療機器や生命維持装置など瞬断が許されない用途には使用しないよう公式に案内されています。
PowerArQ S10 Pro 公式スペック(出典:PowerArQ公式サイト)
- 容量:1,024Wh(20,000mAh)
- 定格出力(AC):1,600W(瞬間最大2,400W)
- 電池種類:リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4)
- 充放電サイクル:約4,000回
- AC充電時間:約1.5時間(専用ケーブル使用時)
- 放電動作温度:-20℃対応
- 本体サイズ:約345×232×236mm
- 重量:約12.5kg
- 出力ポート:AC×4、USB-A(QC3.0)×2、USB-C×2(最大100W)、シガーソケット×1、ワイヤレス充電×1(最大15W)
- AC出力波形:純正弦波
- EPS機能:あり(停電検知から約20ミリ秒で自動切替)
向いている人:キャンプ・車中泊でアウトドアギアとの統一感を重視する方、高出力とEPS機能を両立させたい方、ワイヤレス充電対応が欲しい方。
向いていない人:防水性能が必要な方(防水性能は非対応のため雨天時の使用には配慮が必要)、1,500Wh超の大容量が必要な方。
Amazonで価格・レビューを見る(仕様の詳細はPowerArQ公式サイトでも確認できます)。同じ容量帯のモデルと比較したい方は、ポータブル電源 価格比較ページもご覧ください。
⑥ JVC BN-RL410|第三者安全認証「Sマーク」取得済みの軽量モデル
2026年2月に発表された、JVCブランドの新しいポータブル電源です。電動工具や家電をグローバル展開するLERA社と共同開発した「JVC Powered by Litheli」モデルとして、2026年3月上旬より発売されました。
着脱式モバイルバッテリー「BH-U4」を2個同時に充電できるスロットが特徴で、外出先ではモバイルバッテリー単体を持ち歩くこともできます。日常的にモバイルバッテリーの充電ステーションとしてコンセントに挿したまま使用できる点も便利です。



最大の特長は、経済産業省の「ポータブル電源の安全性要求事項」を追加基準として採用した第三者認証「Sマーク」を取得している点です。本記事でご紹介する日本メーカー系モデルの中で、2026年9月時点でSマークを公式サイトで確認できているのはこのBN-RL410のみです。
BN-RL410 公式スペック(出典:JVCケンウッド公式サイト・プレスリリース)
- 容量:385.28Wh(120,400mAh)
- 定格出力(AC):600W(瞬間最大1,200W)
- 電池種類:リチウムイオン充電池(リン酸鉄系)
- 充放電サイクル:約4,000回(公式記載)
- AC充電時間:約10.3時間
- 動作温度:AC出力時0℃〜40℃/USB・DC出力時-10℃〜40℃
- 本体サイズ:幅317×高さ168×奥行220mm
- 重量:約5.8kg
- Sマーク:取得済み(電気製品認証協議会・追加基準)
- 保証期間:24か月
- 発売時期:2026年3月上旬、直販価格52,800円(発売時)
向いている人:第三者安全認証を重視する方、軽さと持ち運びやすさを優先したい方、モバイルバッテリーと据え置き電源を1台で兼ねたい方。
向いていない人:1,000Wh以上の大容量が必要な方。より小型な姉妹モデル「BN-RL230」(206.4Wh・約3.3kg)も用意されています。
Amazonで価格・レビューを見る(仕様の詳細はJVC公式サイトでも確認できます)。
⑦ YOSHINO B1200 SST|固体電池採用で安全性重視の1,000Whクラス(別枠:日本法人が販売する海外発ブランド)


2025年5月発売のYOSHINO B1200 SSTは、三元固体電池(Li-NCM)を採用した1,085Whモデルです。YOSHINOは同社調べで世界初の固体電池搭載ポータブル電源メーカーとうたっています(2023年11月時点)。
固体電池(三元固体電池)は、液体電解質を固体素材に置き換えることで可燃性リスクを低減した電池です。充放電サイクルは約4,000回(初期容量80%以上維持)で、AC充電では約70分で80%まで充電できる急速充電に対応しています。
UPS機能も搭載しており、停電時の自動切替も可能です。
YOSHINOグループはアメリカ・カリフォルニア州に本社を置き、日本・米国・中国のリソースを活用するグローバルなブランドです。国内での購入・サポートは日本法人(ヨシノパワージャパン)が担当しています。純粋な日本メーカー製品ではなく、「日本法人が販売する海外発の先進モデル」として位置づけるのが正確です。
YOSHINO B1200 SST 公式スペック(出典:YOSHINO POWER JAPAN公式サイト)
- 容量:1,085Wh(33.48V・32.4Ah)
- 定格出力(AC):1,200W(瞬間最大1,600W)
- 電池種類:固体電池 Li-NCM(三元固体電池)
- 充放電サイクル:約4,000回(初期容量80%以上維持)
- 急速充電:約70分で80%(AC充電時。公式スペック表記)
- 放電温度範囲:-18℃〜60℃
- 充電温度範囲:0〜55℃
- 本体サイズ:幅296×奥行204×高さ256mm
- 重量:11.6kg
- 出力ポート:AC×4、DC×2、USB-A×2、USB-C×2(計10口)
- ソーラー入力:最大400W(12〜60VDC/10A)
- UPS機能:あり
- 廃棄サポート:無料回収・リサイクルサービスあり(送料は自己負担)
- 保証期間:1年間(2026年9月時点の公式サイト表記)
充電時間の補足:YOSHINO公式スペック表には「AC充電時間:約70分で80%」と記載されています。一方、製品ページの説明文やプレスリリースには「60分で80%」という表現も混在しています。
詳細ページの注釈では「70分という数値は電圧が100Vを下回る条件下での測定値。通常の家庭用電源では80%までの充電時間は70分以内」とされています。



本記事では公式スペック表の数値(約70分で80%)を採用しています。
向いている人:次世代の固体電池技術に注目している方、-18℃〜60℃の広い温度範囲が必要な方、UPS機能とコンパクトさを両立させたい方。
向いていない人:純粋に日本国内製造の製品を求める方(ヨシノは米国発・海外製造)、容量あたりのコストパフォーマンスを最優先にする方。
Amazonで価格・レビューを見る(仕様の詳細はYOSHINO公式サイトでも確認できます)。
【別枠】ELIIY Power POWER YIILE 3(PPS-31)|国産電池セルを持つ可搬型蓄電システム


エリーパワー株式会社の「POWER YIILE 3(パワーイレ・スリー)」は、一般向けのポータブル電源とは性格が大きく異なります。
現行モデルPPS-31は蓄電容量3.2kWhを持つ室内用可搬型蓄電システムであり、エリーパワーが国内工場で生産した独自のリチウムイオン電池セルを使用しています。本記事で紹介するモデルの中で唯一、電池セル自体の国内生産が公式に確認できる製品です。



公式ページには「本製品は系統連系をしない装置です。停電時、瞬断が発生します」という注意事項が明記されています。BCP用途として導入する際はこの点を事前に確認してください。
価格はオープン価格で、一般家庭向けとは言い難い水準です。また10年を超えた使用には点検(有償)が必要とされています。
オフィス・自治体・法人向けのBCP対策、またはピークシフト用途が主な想定ユーザーです。個人購入には対応していない販路もあるため、エリーパワー公式サイトで最新の販売条件をご確認ください。
なお旧型(PPS-30:2016年発売)は蓄電容量2.5kWhで現行モデルではありません。現行はPPS-31(3.2kWh)です。
用途別の選び方|防災・アウトドア・車中泊・BCP


- 防災・停電対策として備えたい方(家庭向け)
- キャンプ・アウトドアで使いたい方
- 車中泊・長距離ドライブで使いたい方
- 第三者安全認証を重視したい方
- オフィス・法人のBCP対策を検討している方
防災・停電対策として備えたい方(家庭向け)


防災用途では容量1,000Wh以上・電池安全性・EPS/UPS機能の有無・保証期間・日本語電話サポートを軸に選ぶことをおすすめします。冷蔵庫を数時間動かしたい場合は1,000Wh以上が現実的です。
大容量・据え置きで選ぶなら工進 BPS-24LG(2,150Wh・EPS機能)が有力候補です。日本ブランドの安心感と常時接続を重視するならVictor BN-RF1500、コンパクトさとのバランスならVictor BN-RF800も候補になります。固体電池の安全性を重視するならYOSHINO B1200 SSTも選択肢です。同じ容量帯で他モデルもまとめて比較したい方は、ポータブル電源 価格比較ページもご活用ください。
キャンプ・アウトドアで使いたい方


持ち運びを前提とする場合、重量・デザイン・純正弦波対応・ソーラー充電対応が選定軸になります。PowerArQ S10 Proは約12.5kgで、ワイヤレス充電・高出力・EPS機能と機能も充実しています。防水性能は非対応のため、雨天時の使用には配慮してください。
車中泊・長距離ドライブで使いたい方


車中泊では電気毛布・ポータブル冷蔵庫・照明を同時使用するケースが多く、700〜1,000Wh程度の容量と複数の出力ポートがあると実用的です。冬の寒冷地での車中泊を検討しているなら、KENWOOD IPB01Gは動作温度範囲-20℃〜60℃・自己放電が少なく長期保管にも対応しており、候補の一つとして参考になります。軽さを優先するならJVC BN-RL410(約5.8kg)も候補です。
第三者安全認証を重視したい方
PSEマークだけでなく、客観的な第三者機関の認証を重視したい方にはJVC BN-RL410が候補になります。電気製品認証協議会(SCEA)が運用する「Sマーク」を取得済みで、本記事で紹介するモデルの中では2026年9月時点で唯一の取得例です(詳しくは後述のSマーク解説をご覧ください)。
オフィス・法人のBCP対策を検討している方
BCP対策では大容量・長期保証・クラウド管理機能が重要になります。ELIIY Power POWER YIILE 3(PPS-31)は国産セル・3.2kWh・約12,000回サイクルと長寿命です。



ただし停電時に瞬断が発生する点とオープン価格である点を考慮した上で、導入前にメーカーへ問い合わせることをおすすめします。大容量・据え置きで一般ルートから購入したい場合は、工進 BPS-24LGも比較検討の価値があります。
日本製・日本メーカー製にこだわらない方は海外大手も比較候補


日本メーカー系を選ぶ理由が「日本語サポート」や「廃棄回収の手軽さ」であれば、EcoFlow・Jackery・Anker・BLUETTIなど主要な海外大手ブランドも比較候補に入ってきます。
近年は日本法人や国内サポートセンターを整えているメーカーが増え、日本語の電話・チャット対応や廃棄回収サービスを提供するブランドも少なくありません。
容量あたりの価格、急速充電速度、拡張バッテリーによる増設、アプリ連携の充実度という点では、海外大手が優位なケースもあります。
「日本メーカーの品質管理体制を信頼したい」「廃棄まで日本企業に任せたい」という明確な理由があるなら日本メーカー系を選ぶ意義は十分ありますが、そうでない場合は海外大手も含めて比較すると、用途に合った一台が見つかりやすくなります。主要メーカーを横断して価格を比較できるポータブル電源 価格比較ページもあわせてご覧ください。
安全性の見方|PSEとSマークの正確な位置づけ


- 交流出力のあるポータブル電源はPSE蓄電池規制の対象外
- Sマークとは何か
- UPS機能とEPS・自動給電切替の違い
交流出力のあるポータブル電源はPSE蓄電池規制の対象外


PSEについては誤解が広がっているため、正確に整理します。



経済産業省の見解では、電気用品安全法(PSE)が対象とする蓄電池の出力は原理上直流(DC)に限られており、交流(AC100V)を出力できるポータブル電源はPSEでいう「蓄電池」に該当しません。
ただしこれは「規制されていないから何でもよい」という意味ではありません。家庭用コンセント(AC100V)から充電する機能(直流電源装置機能)についてはPSEの対象となり得ます。
Victor BN-RF800・BN-RF1500などは「直流電源装置機能(またはACアダプター)に関してPSE認証を取得している」とメーカーが明記しています。製品によっては本体ではなく付属品の一部がPSE対象となる場合があることも覚えておくとよいでしょう。
安全性の判断はPSEだけでなく、BMS(バッテリーマネジメントシステム)・保護回路の実装・電池種類・メーカーの品質管理体制・保証内容・廃棄サポート・第三者安全認証(Sマークなど)を総合的に確認することが重要です。
Sマークとは何か
「Sマーク」は、電気製品認証協議会(SCEA)が以前から運用してきた、電気製品の安全のための第三者認証制度です。



経済産業省はポータブル電源事故の増加を背景に、2024年2月に「ポータブル電源の安全性要求事項」の中間とりまとめを公表しました。これを受けて2024年6月、SCEAと日本品質保証機構(JQA)がポータブル電源向けの追加基準を新たに制定しています。
この基準にもとづく認証第一号として、2026年1月にAnkerの一部モデルが取得したことが話題になり、その後JVC BN-RL410もSマークを取得しています。一方、2026年9月時点でVictor・KENWOOD・工進・PowerArQ・YOSHINOについてはSマーク取得を公式サイトで確認できていません。
Sマークの有無は安全性を判断する材料のひとつですが、未取得だからといって直ちに安全性が劣るわけではない点にご注意ください。
UPS機能とEPS・自動給電切替の違い


- UPS(無停電電源装置)機能:停電をミリ秒〜数十ms以内に検知して電力供給を切り替える機能です。PCや通信機器など、瞬断を避けたい機器での使用を想定して設計されています。YOSHINO B1200 SSTが搭載しています
- EPS(非常用電源)機能:停電発生時にポータブル電源側へ自動切替する機能で、PowerArQ S10 Proは約20ミリ秒での切替を公式に案内しています。電力の一瞬の途切れを許容する場合がある点で、UPSとは呼び分けられることがあります
- 自動給電切替:Victor BN-RF800・BN-RF1500、JVC BN-RL410が搭載する機能です。停電時にバックアップとして動作しますが、各社とも「UPS機能ではありません」と公式に明記しており、切替時間の秒数も具体的には示されていません
なお医療機器・生命維持装置への接続については、機器メーカーへの個別確認が必要です。ポータブル電源による給電が適切かどうかは機器の仕様によって異なり、EPS・UPSいずれの機能であっても瞬断が許されない用途への使用は避けるべきとされています。
よくある質問


Q. 純粋な日本製(Made in Japan)のポータブル電源は存在しますか?
A. 一般向けポータブル電源では、2026年9月現在きわめて少数です。ただしKENWOOD IPB01Gは新潟県長岡市の自社工場で生産されている点で注目に値します(内蔵バッテリーは日産リーフの再生バッテリーで、電池セル単位の製造国までは非公開)。国産の蓄電池セルを使用した業務向け製品(ELIIY Power POWER YIILE 3)も存在しますが、法人向け製品でオープン価格です。
Q. PSEマークがない製品は危険ですか?
A. 交流出力を持つポータブル電源は、PSEでいう「蓄電池」の規制対象外です(経済産業省の見解)。PSEの有無だけで安全性を判断するのは難しく、BMS・保護回路・電池種類・保証の複合的な確認が重要です。
ただし充電機能(ACアダプターなど)に関してPSE認証を取得しているモデルもあります。
Q. Sマークとは何ですか?
A. 電気製品認証協議会(SCEA)が運用する、電気製品の安全のための第三者認証制度です。2024年6月にポータブル電源向けの追加基準が制定され、2026年1月にAnkerの一部モデル、その後JVC BN-RL410が取得しています。本記事でご紹介するモデルのうち、2026年9月時点でSマークを取得しているのはJVC BN-RL410のみです。
Q. 日本メーカー製と海外大手メーカー製、どちらがよいですか?
A. どちらが優れているかは用途と価値観によって変わります。EcoFlow・Jackery・Ankerなどの海外大手も日本語サポートや廃棄回収サービスを充実させてきています。容量あたりの価格や充電速度では海外大手が優位なケースも多くあります。
「日本メーカーの品質管理体制を信頼したい」「廃棄まで国内企業に任せたい」という明確な理由があるなら、日本メーカー系を選ぶ意義があります。
Q. ポータブル電源は廃棄時に自治体のごみとして出せますか?
A. 大型のリチウムイオン電池を搭載しているため、一般ごみ・粗大ごみとして処分できない場合がほとんどです。お住まいの自治体が定めるリチウムイオン電池使用製品の処分ルールを確認したうえで、各メーカーの回収サービスもあわせてご確認ください。



なお、小型充電式電池のリサイクルを行う一般社団法人JBRCでは、AC100V出力付きのポータブル電源本体は回収対象外と公式サイトに明記されています。ポータブル電源本体の処分は、メーカー窓口かお住まいの自治体のルールに従いましょう。
Q. UPS機能とEPS・自動給電切替機能は何が違いますか?
A. UPS機能はミリ秒〜数十ms以内に電力供給を切り替える無停電電源装置の機能です。EPS(非常用電源)や自動給電切替は停電時にバックアップとして動作するものの、厳密なUPSではなく切替時間に差があります。Victor BN-RF800・BN-RF1500、JVC BN-RL410は「UPS機能ではありません」と明記しています。
まとめ|日本製にこだわるより用途と安全基準で選ぶ


- 「日本製(Made in Japan)」のポータブル電源は2026年9月現在きわめて少数。ただしKENWOOD IPB01Gのように国内工場で組み立てを行うモデルもあり、「日本メーカーが品質管理する製品」として理解するのがより正確です
- Victor BN-RF800:806Wh・リン酸鉄・約11.0kg・24か月保証。日常使いと防災の両立向き
- Victor BN-RF1500:1,536Wh・常時接続対応・約21.6kg・24か月保証。防災・大容量・車中泊向き(本記事確認時点で在庫僅少)
- KENWOOD IPB01G:633Wh・新潟県長岡市生産・動作温度範囲-20℃〜60℃・保証36か月。長期保管・寒冷地対応向き
- 工進 BPS-24LG:2,150Wh・定格2,400W・EPS機能・約4,000サイクル。防災・大容量・据え置き向き(旧モデルBPS-12L/BPS-6Lは生産終了)
- PowerArQ S10 Pro:1,024Wh・定格1,600W・EPS機能・約12.5kg。アウトドア・高出力向き(旧モデルPowerArQ S7は2024年11月に生産終了)
- JVC BN-RL410:385Wh・約5.8kg・Sマーク取得済み・保証24か月。第三者安全認証・軽量重視向き
- YOSHINO B1200 SST:1,085Wh・固体電池(Li-NCM)・UPS機能・保証1年間。安全性・長寿命重視の有力候補(日本法人が販売する海外発ブランド)
- ELIIY Power POWER YIILE 3(PPS-31):3.2kWh・国産電池セル採用の室内用可搬型蓄電システム。法人向け別枠。停電時に瞬断が発生する点を要確認
- PSEは交流出力のあるポータブル電源には蓄電池規制が適用されない。「Sマーク」はポータブル電源向け基準が2024年6月に制定された第三者認証制度で、本記事ではJVC BN-RL410が取得済み
- 廃棄は各メーカーの回収サービスか許可業者へ。AC100V出力付きモデルは一般社団法人JBRCの回収対象外でもあるため、自治体ごみへの排出可否も含め事前確認が必要
- 「最強」は防災・大容量・アウトドア・長期保管・第三者認証・純国産品質でそれぞれ異なる。用途を明確にして選ぶことが後悔しない買い物につながります
最終的な予算を固める際は、容量別の価格相場まとめで同クラスの実売価格帯を確認してから絞り込むのがおすすめです。
※この記事の情報確認日:2026年9月18日。スペック・販売状況・価格は変動します。購入前に必ず各メーカー公式サイトをご確認ください。























