廉価で登山用品を販売している国内登山用品メーカー オクトスのシュラフカバーです。実質、耐水圧が求められる頭部、背面部、底部に耐水圧10000mmの生地を、それほど負荷がかからない上側には最低限の耐水圧とそこそこの透湿性をもたせています。必要最低限の性能で作り、軽量化と低価格を実現しているシュラフカバーといえるでしょう。
2021/04/27追記
オクトスのシュラフカバーのラインナップが変わりました。新しい情報はこちらを御覧ください。
oxtos(オクトス) NEWシュラフカバーライト
oxtos(オクトス) NEWシュラフカバーライトは、縫製部分シームテープ加工。防水の必要な背面部分に従来通りの耐水圧10000mmの生地を使用し、防水性能を下げても透湿度が求められる上面に透湿度の高い素材を使用した軽量で従来品よりも内部が結露しにくい仕様です。透湿・防水を兼ね備えた軽量コンパクトなシュラフカバーです。山小屋泊でもシーツとして、また非常時のビバークにも持っていると安心です。ファスナーは上下どちらからでも開閉可能な仕様です。
-
■素材
グレー部分:30デニールナイロン透湿防水ポリウレタンコーティング(頭部/背面部/底部)
ライムグリーン部分:15Dリップストップナイロン -
■グレー部分
耐水圧 / 10000mm、透湿度 / 5000/m3/24h -
■ライムグリーン部分
耐水圧 / 1000mm、透湿度 / 8000/m3/24h -
サイズ / 全長202cm・肩口幅83cm・底部幅53cm、ファスナー開口部145cm
-
重 量 / 約280g
- 参考価格:¥6,980
廉価で登山用品を販売している国内登山用品メーカー オクトスのシュラフカバーです。実質、耐水圧が求められる頭部、背面部、底部に耐水圧10000mmの生地を、それほど負荷がかからない上側には最低限の耐水圧とそこそこの透湿性をもたせています。必要最低限の性能で作り、軽量化と低価格を実現しているシュラフカバーといえるでしょう。
初期性能が必要最低限なので、経年劣化を考えると5年以上使い続ける予定の方にはおすすめしませんが、手頃な価格でナイロン生地のシュラフカバーを試したい、使ってみたい、という方には有力な選択肢の一つといえます。
レギュラーサイズとワイドサイズもあります。(ワイドサイズは冬期利用というより、無積雪期利用でゆったり目サイズをお求めの方に)
私は実物を見たことがないのですが、amazonでの購入者レビューは、好評です。
「オクトス NEWシュラフカバーライト レギュラー&ワイド」の購入者レビューと実売価格
サブに(2018年8月1日):冬用にゴアの物も所有していますが、(古いからか?)嵩張るのでコンパクトなものを。 小さくなって蒸れもなく、夏のアルプスなら十分です。
「シュラフカバー」関連ページ
目次
著者PROFILE
2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。
楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆
寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。
『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆