『Delta Gearさんから新製品ULタイベックシュラフを使ってみてください!』とのご依頼があり、実際に試供品を提供していただき、冬山で使ってみました!
タイベックといえば、アウトドア業界で最近耳にすることが多くなってきた素材です。
タイベックは
適度な防水性
軽量
安価
透湿性
がある素材として浸透してきています。
Delta Gearさんから新製品ULタイベックシュラフの特長は、
タイベックシルバーという内側にアルミ蒸着した特殊なタイベックです。
アルミ蒸着すると赤外線反射により遮熱性が向上し、体感温度があがることは皆さんもご存知かと思います(^-^)
ULタイベックシュラフは、インナーシーツ兼、シュラフ兼、シュラフカバーという、ある意味
『Delta Gearさんから新製品ULタイベックシュラフを使ってみてください!』とのご依頼があり、実際に試供品を提供していただき、冬山で使ってみました!
タイベックといえば、アウトドア業界で最近耳にすることが多くなってきた素材です。
タイベックは
- 防水性
- 安価
- 軽量
- 透湿性
- 防風性
がある素材として浸透してきています。
Delta Gearさんから新製品ULタイベックシュラフの特長は、
タイベックシルバーという内側にアルミ蒸着した特殊なタイベックです。
アルミ蒸着すると赤外線反射により遮熱性が向上し、体感温度があがることは皆さんもご存知かと思います(^-^)
実際に冬山で使ってみました(^-^)
実際に冬山(八ケ岳)のテント泊でこのULタイベックシュラフを使ってきました!
日中はそれなりに暖かい?(たぶんマイナス5~10℃くらい)ですが、
夜中はキリキリと冷えます。
2:21 夜中におしっこしたくて起きたのですが、外へ出るとスノーフライが凍ってますね(^-^)
写真ではわからないですが、星空がきれいでした!
友人にこのULタイベックシュラフをつかってもらい、私はゴアテックスのシュラフカバーを使いました。
朝起きてどの程度結露しているか比較したかったからです。
朝起きて、二つのULタイベックシュラフとゴアテックスのシュラフカバーの内側がどの程度結露しているか比較しました。
そもそも入っている人が違うので正確な比較はできないのですが、結果として、
ULタイベックシュラフもゴアテックスのシュラフカバーも内側が結露で凍っていて、透湿性についてそんなに違いを感じなかったです。(同じ状況でないので参考程度に)
ULタイベックシュラフについて、
防水性
資料によると、このタイベックシルバーは耐水圧が1632mmとはっきり言ってそれほど高くありません。
おそらく雨や結露などでマットが濡れていると染みてくる可能性があります。
また、写真のように生地の縫い目がシーム処理されていない(一応撥水糸使ってるみたいですが)です。
どうやらタイベックは熱によわくシーム処理が困難とのこと。
完全防水は期待しないほうが良いでしょう。
耐久性
タイベック自体は経年劣化自体には強いと思いますが、何度も袋に収納されたり擦れたりと摩擦にたいする耐久性は実際に使ってみないとわかりません。未知数です。
軽量
これは軽量です。
もった瞬間に かる! と感じるくらいです(^-^)
これは素晴らしいと思います。
ULタイベックシュラフのサイズMは236g、サイズLは263gですから(^-^)
収納性
写真のように収納サイズは3レイヤーのシュラフカバーとほぼ同等のサイズです。
透湿性
カタログでは、透湿抵抗0.17m^2*s*Pa/us と書かれていますが、それがゴアテックスなどの防水透湿性素材で表示されている性能と違うため、比較できません。
まあ、建築材や防護服など広く使われている素材なので、普通に使う分には問題ない透湿性があると思います(^-^)
こんな人にULタイベックシュラフがおすすめ!
ULタイベックシュラフは、インナーシーツ兼、シュラフ兼、ちょっとシュラフカバーという、ある意味中間的な位置にいます。
ですから、正直、このタイベックシュラフと完全防水のシュラフカバーと比較すると、防水性については完敗で雨の中で野外で寝るような使い方には向きませんが、テント内でのシュラフの汚れや濡れたい対策としてはある程度使えると思います。
取り扱い説明書にもそんな感じで書いてますし(^-^)
どちらかというと、夏用の軽量シュラフや、保温力を上げるインナーシーツとして考えている方にはよいでしょう(^-^)
ギア好きの方はぜひ試してみてください!
3シーズンならMサイズ、 冬山でも使ることを考えるならLサイズがよいと思います♪
「シュラフカバー」関連ページ
目次
著者PROFILE
2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。
楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆
寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。
『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆