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真夏でも涼しい広域関東圏の車中泊スポットのおすすめランキング

今までにさまざまな場所で車中泊してきました。

特に夏は、北海道出身ということもあり、関東の猛暑がとても苦手。関東の暑さから逃げるように、時間を見つけては標高の高い場所で車中泊をすることもあります。

それだけでなく、私はさまざまな山を登るため、その登山基点となる駐車場で車中泊することも多いです。(車中泊専門の方にはあまりわからないかもしれませんが、登山は早朝から登るため、前日に夜には登山口の駐車場まで移動し、車中泊して早朝から登山する、という流れになることが多い)

夏は低山(標高1000m程度の山)は暑くて登る気になれませんから、たいがい高山(標高2000m以上の山)へ行きます。
高山の登山基点の駐車場もだいたい標高が高く、夜は涼しいを通り越して寒いくらいだったりします。

今までにさまざまな場所で車中泊の経験を踏まえ、真夏でも涼しく過ごせる車中泊スポットおすすめランキングを評価を含めてご紹介したいと思います(^-^) また、車中泊で大切なトイレ(清潔で明るいトイレであれば、車中泊ライフも快適に!)についても感想を加えておきます。

著者PROFILE

運営者・著者 Masaki T

名前:Masaki T
経歴:大手アウトドアショップで寝袋・マットのコーナーを中心に約4年間の接客経験に加え、独自の調査・研究を重ね、寝袋・マットの情報を中心としたこのサイトを運営して10年以上。無積雪登山・雪山登山・クライミング・アイスクライミング・自転車旅行・車中泊旅行・ファミリーキャンプなど幅広くアウトドアを経験。(詳細プロフィール

1位 美ヶ原高原美術館(道の駅)

美ヶ原高原美術館
IMGP4740.JPG
  • 場所 長野県上田市武石上本入2085番地70
  • 標高 2000m
  • トイレ清潔度 ★★★(かなり綺麗!!!)
  • 参考URL

美ヶ原(うつくしがはら)高原美術館の駐車場は、日本一標高の高い「美術館」と「道の駅」だそうです。

○涼しさ

標高が2000mなので非常に涼しいです。

私は2015/08/04に車中泊しましたが、関東が猛暑記録を更新している中、この場所は夜は涼しいを通り越して寒かったです。

○駐車場

駐車場は、普通車800台、身体障害者用4台、大型車15台とかなり広い!!!

私が車中泊したときも、多数の車中泊者がいましたが、これだけ広大な駐車場なので、みなさん数台分の距離をとった場所に車をとめていました。

また、非常に開けた場所なので、夜空を見上げると、満点の星空が!

星空撮影でこられている方もいるようでした(^^)

○トイレ

この美ヶ原高原美術館の駐車場のトイレは非常に綺麗です。

初めて見た時は、あまりに綺麗でビックリしました。

道の駅というだけでなく、美術館のトイレも兼ねているからでしょう。

美ヶ原高原美術館
美ヶ原高原駐車場 トイレ

○総評

真夏でも涼しく、駐車場が広く、トイレも綺麗。

しかも、日中は美術館の売店やレストランが使え、少し歩けば高原の高山植物の花が咲いています。

IMGP4749.jpg

避暑車中泊スポットとして、もう非の打ち所がありません。

車中泊好きの方は、ぜひ一度行って見てください(^^)

おすすめです!

2位 大河原峠 駐車場

大河原峠(おおがわらとうげ)は、長野県佐久市にある峠である。茅野市との境界に近い。標高は2,093m。蓼科スカイラインという道路でアクセスする。

大河原峠 駐車場
大河原峠 駐車場
  • 場所 長野県佐久市
  • 標高 2093m
  • トイレ清潔度 ★★(綺麗ではないが必要十分)
  • 参考URL

○涼しさ

標高が2093mもあり、真夏でも非常に涼しい。

北八ケ岳の最北端に位置する場所なので、山々に取り囲まれていて空気が綺麗。

○駐車場

パッと見たところ、駐車可能台数は20~30台程度と思われる。

峠ながら、平坦になっている。

この峠は、蓼科山や北八ケ岳登山の登山口でもあり、早朝は車が集まるが、夜はほとんど車が来ることはない。

○トイレ

IMGP4636.jpg

お世辞にも綺麗とは言えないが、必要十分というところでしょうか。

雨水を利用しているようで、水が濁っている。

○総評

私はここに2度車中泊したことがある(最近では、2015/08/03にここで車中泊した)。その経験から感ずるに、ここの峠は夜になると車どおりがほとんど無く、よく言えば非常に静か、悪く言えばさびしい感じがする。

駐車場に、売店や山小屋(大河原ヒュッテ)があるが、売店は夕方には閉まり、山小屋は予約があったときのみ営業している。

売店のおばさんが非常に優しい方で良心的。

メニューに”うどん”と書いていたので注文したら、

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奥から天ぷらを揚げる音が聞こえてきて、出てきたのが天ぷらうどんだった!

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しかも食べたら、けっこう美味しい家庭的な天ぷらうどんだった。

「これは地元の野菜の天ぷらなの。揚げたてで美味しいでしょ。」と。

この手間暇かかったうどんが、なんと650円!や、安い!

さすがにこれは安すぎなのと、看板に書いてあるメニューを”うどん”から”地元の野菜の天ぷらを沢山のせた天ぷらうどん”に変更した方がいいんじゃないか、と提案してしまった。

また、キュウリの味噌づけもあったので、注文してみた。

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キュウリが地物で、この味噌がうまい!

この味噌は、自家製のみそで、通常のみそよりも米麹を沢山いれて甘めに作った無添加みそとのこと。

このキュウリ味噌を食べるだけでも、ここに着た甲斐がある。

なぜか、外の看板メニューには表記されていないので、店内に入っておばちゃんに聞いてみると良いだろう。

こんなに手間のかかったキュウリ味噌なのに値段が・・・ちょっといくらなんでも安すぎなんじゃないかと提案したため、値段が変わっていたりして 笑。

気になる方は、直接、売店で確認してください(^^)

因みに、この売店の店主が変わってしまうこともあるようですが、もし、黒い大型犬が店内にいたら、私がお会いしたおばちゃんと同じ方だと思います♪

3位 大弛峠 駐車場

大弛峠(おおだるみとうげ)は、山梨県山梨市と長野県南佐久郡川上村の境にある峠。標高は2,360mであり、自動車車両が通行できる日本最高所の車道峠である。

大弛峠(おおだるみとうげ)
大弛峠(おおだるみとうげ)
  • 場所 山梨県山梨市・長野県南佐久郡川上村
  • 標高 2,360m
  • トイレ清潔度 ★(最低限レベル)
  • 参考URL

○涼しさ

標高が高く非常に涼しい。

○駐車場

駐車可能台数は20~30台程度と思われる。

ここの駐車場は、ゆるやかに傾斜しているため、車中泊したときもその傾斜が多少気になるかもしれない。

ここも金峰山という人気山への登山口で、私が泊まったときは、深夜には登山者の車でいっぱいになっていた。

○トイレ

ここのトイレは、山のトイレレベル。

よくある公園のトイレと同等レベルだと考えておけばよいだろう。

○総評

駐車場が傾いているため、快適な車中泊とはいえないが、ちょっと山歩きもするという方にはおすすめ。

天気がよければ、駐車場からすこし歩いた場所から富士山が見える。

IMGP3030.jpg

最後に

猛暑の関東でも、エアコンをつけて温度を下げれば涼しいです。

でも、高所の涼しさは、単に温度が低いだけではなく心地よい湿気を含み、何よりも空気がきれいです。

標高が2000mくらいになると、昼間は虫が飛んでいても、夜にはほとんどいなくなるようです。

みなさんも、ぜひ、山の癒しで満たされた場所で車中泊してみてはいかがでしょうか?

以上、真夏でも涼しい広域関東圏の車中泊スポットの紹介でした(^^)



著者PROFILE

この記事を書いた人寝袋選びで大切なこと寝袋とマットは2つで1つ

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著者: Masaki T

2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆

運営者情報はこちら

雪山 クローズドセルマット

谷川岳の雪洞で宿泊

今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。

雪山 テント泊 八ヶ岳

雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)

雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。

自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。

楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆

山岳・登山用の寝袋マットの選び方の基本(無積雪期)

寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。

キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。

『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。

これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。

登山ルート上のキャンプ場・テント場

『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。

テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆

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