【青白い30mの乙女との出会い】
いやーー、良かった!
山の奥深く深くで見つけた自然の神秘に感動しました♪
八ケ岳でテント1泊、ジョウゴ沢を登ってきました。
■1日目
美濃戸⇒赤岳鉱泉⇒テント設営⇒ジョウゴ沢F1通過し、F2でアイスクライミングしました。
今シーズン初のアイスだったので、いろいろ思い出しながらF2でひたすら登りました♪
夜はテントで泊まり(-10℃以下)、寒いけどテントやっぱいいなーと改めて実感。
■2日目
赤岳鉱泉⇒ジョウゴ沢F1,F2、F3通過し・・・
小さな滝も登り・・・岩の隙間からはるか遠くに見えた青白く凍った巨大な滝。
おぉーーーー!すげーー♪
それこそ、下山後に知った”乙女の滝”!!!
感動!!!・・・そして、あれホント登るの!?いや、ここまで来たんだから登るでしょ!と自問自答 笑
乙女の滝の直下まで行くと・・・でかっ!
しかも、ちょっと氷が水っぽい。。。
これ、登れんのか?と思いましたが、滝の右側はわりと凍ってて行けそう。
我らがスーパーエースクライマーのTさんがリードで登りました。
さすが!
続いてトップロープで私も登る・・・が2/3ぐらいで限界に!
痛めてるひざと相談しながら、無事下山しました♪
■感想
昨年もジョウゴ沢の奥深く右俣大滝まで登りましたが、今回はさらに奥深くに入りました。
滝があることは知っていても、なかなか見えてこなくてドキドキしながら進みました。
けっこう歩いた先で青白く輝く巨大な乙女の滝を発見したときはとても感動しました!
前日からの疲労&そこそこ強い氷点下の沢風による猛烈な冷え&下山の体力を考え、一番上まで登れなかったけど、
なんだか心地よくて思い出になった山行でした♪(^^)♪
また乙女の滝まで導き共に歩んでくれたスーパーエースクライマーのTさんに感謝(^^)
■追伸
やっぱり私は雪山が好きですね♪
北海道うまれだからでしょうか。
厳冬期の高山ともなると、あまり生物の気配なく、ただただ白い世界。
少しピーンと張り詰めた空気が心地よくて、その中で深呼吸するだけでも満たされました(^^)
著者PROFILE
2009年末から寝袋と関連装備に特化したこのサイトを開設。いつの間にか運営10年を超える老舗サイトに。ファミリーキャンプから無積雪期登山、厳冬期登山、バイクのキャンプツーリングに自転車旅行、車中泊など、アウトドアを幅広く経験。寝袋の宿泊数は100泊以上~500泊未満。狭い業界ですが、まだまだ知らないこと沢山あり、日々勉強中です☆
谷川岳の雪洞で宿泊
今まで様々な状況下で寝てきましたが、100泊以上経験してわかったのが、『保温力に余裕のある寝袋を用意すること』です。
雪山テントは換気にも注意(テントが埋まると酸欠に)
雨風や断熱材で守られた家と違い、アウトドアフィールドでの宿泊は天候や外気温の変化を大きく受けます。事前の天気予報より、当日の気温が-5℃程度低かった、などは日常茶飯事です。また、多くのキャンプ場は、最寄りの市街地よりも標高が高い事が多く、天気予報で知ることのできる最寄りの市街地の最低気温よりも気温が低いことが多いです。
自然の中で睡眠をとる体験は素晴らしいですが、寝袋の保温力が足りないと真夜中に早朝に目が冷めます。これは外気温は日の出前の早朝4~5時あたりが最も気温が下がり、また体温も下がっているためです。一度このタイミングで目が冷めてしまうと、身体が芯から冷え切っているため、ここからなかなか眠ることができません。そして、寝不足の状態になります。
楽しいアウトドア体験するはずだったのが、思わぬ寝不足でボーーっとしてしまうのは、もったいないです(しかも連泊でこれが続くとかなりキツイです)。少し汗ばむくらいの保温力の寝袋を選んで、ぜひ素敵なアウトドア体験を満喫してください☆
寝袋と(キャンプ用の)マットは2つで1つです。
キャンプ用のマットの役割は主に『断熱』と『寝心地を快適にする』の2つです。
『断熱』について・・・アウトドア用の寝袋の中綿として、化繊やダウンが使われていますため、小さく圧縮して収納し持ち運ぶ事ができます。寝袋を収納袋から出して広げると、徐々に中綿が膨らみますが、人間が寝袋に入ったときに身体と地面に挟まれた中綿はぺちゃんこに潰れるため、断熱力がほとんどなくなります。大概の地面は冷たく、身体の重みで密着した部分から体温が逃げ(ヒートロス、熱損失)て、底冷えします。この現象は、体温と地熱の温度差が大きい春・秋・冬ほど熱損失量も増えます。
これを防ぐため、キャンプ用のマットを使います。キャンプ用のマット体重がかかっても断熱効果が得られるよう設計されています。
『寝心地を快適にする』について・・・最近、畳の上で寝たことはありますか?痛くて寝れなかったという方もいるのではないでしょうか。昨今の快適用品の普及により、強い刺激に敏感になっています。よほどふかふかの芝生以外、寝袋のみで寝ると地面の凸凹や石があたって痛くてまともに寝れません。その衝撃を吸収する役割としてキャンプ用マットが使われます。キャンプ用マットは大きくクローズドセルマット(銀マットなど)とエア注入式の2種類あり、寝心地はエア注入式の方が良いです。
テントの中で寝袋の下に敷くマットは、様々な用途に合わせて、多数の商品があります。皆さんの用途にあった、快適に寝れるマットが見つかりますように☆