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【冬用寝袋-15℃】コールマン タスマンキャンピングマミー/L-15の実力は?特徴・注意点を徹底解説レビュー

コールマンのタスマンキャンピングマミー/L-15は、使用可能温度-15℃とされる冬キャンプ向けマミー型寝袋です。分厚い化繊中綿と首元のドラフトカラーのおかげで、0℃前後なら薄着でも暑いと感じるほどの保温力があります。一方で、重量約3.4kg・収納サイズ約φ31×49cmとかなり大きく、車移動前提のキャンプ・車中泊専用と考えた方が安心です。

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ここではスペックや口コミ、同じコールマンのL-8やマルチレイヤースリーピングバッグとの比較を交えながら、このシュラフが向いている人・向いていない人を整理していきます。


記事のポイント

  • 使用可能温度-15℃の表示どおり、0℃〜-5℃帯ではかなり余裕のある暖かさを感じやすい
  • 分厚い化繊中綿のおかげでダウン並みの安心感だが、重量3.4kg・収納サイズはかなり大きい
  • 冬の平地キャンプ・車中泊向けの「布団系マミーシュラフ」で、徒歩キャンプや登山には不向き
  • タスマンL-8やマルチレイヤースリーピングバッグとの比較で、自分のキャンプスタイルに合うか判断しやすい

著者PROFILE

運営者・著者 Masaki T

名前:Masaki T
経歴:大手アウトドアショップで寝袋・マットのコーナーを中心に約4年間の接客経験に加え、独自の調査・研究を重ね、アウトドア情報を発信し15年以上。無積雪登山・雪山登山・クライミング・アイスクライミング・自転車旅行・車中泊旅行・ファミリーキャンプなど幅広くアウトドアを経験。(詳細プロフィール


目次

結論|コールマン タスマンキャンピングマミー/L-15はこんな人におすすめ

結論|コールマン タスマンキャンピングマミー/L-15はこんな人におすすめ
  • 総合評価レビュー(暖かさ・快適さ・コスパを星で評価)
  • 一言でいうとどんな寝袋?(ポジション・コンセプト)
  • おすすめできる人・おすすめシーン(登山・車中泊・キャンプなど)
  • おすすめしにくい人・シーンとその理由
  • このレビューの前提条件(使用環境・気温・マット等の装備)

総合評価レビュー(暖かさ・快適さ・コスパを星で評価)

  • 暖かさ   :★★★★★
  • 快適さ   :★★★★☆
  • コスパ   :★★★★☆
  • 携帯性   :★☆☆☆☆

タスマンキャンピングマミー/L-15は、とにかく「寒さへの不安を消したい人」向けの寝袋です。使用可能温度-15℃、快適温度の目安としては-9℃前後とされており、実際のレビューでも0℃前後なら薄着で汗ばむという声が目立ちます。その一方で、重量3.4kg・収納サイズ約φ31×49cmというボリュームは、バックパックで運ぶという発想を完全に諦めさせてくれるサイズ感です。価格はコールマン公式で17,380円(税込)と、性能の割に抑えめ。ダウンの真冬用シュラフに比べると半額近いことも多く、車移動前提ならかなりコスパの良い選択肢と考えられます。

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暖かさとコスパのバランスはかなり優秀ですが、「とりあえず1本でオールシーズン」というよりは、完全に冬専用だと考えた方が現実的です。サイズと重さを受け入れられるなら、冬キャンプの不安をかなり減らしてくれます。


一言でいうとどんな寝袋?(ポジション・コンセプト)

一言でいうとどんな寝袋?(ポジション・コンセプト)

タスマンキャンピングマミー/L-15を一言でまとめるなら「ダウン級の保温力を、化繊でごっそり詰め込んだ冬キャンプ専用マミーシュラフ」です。同じコールマンのL-8やコンパクトコルネット/L0が「秋冬〜3シーズン寄り」のポジションだとすると、L-15は完全に「真冬の平地キャンプ・雪中キャンプ・冬の車中泊」をターゲットにしたモデルと言えます。分厚い化繊中綿と首元のドラフトカラー、顔まわりをすっぽり覆うフードのおかげで、布団にくるまれているような安心感が出やすい一方、収納サイズが想像以上に大きく、持ち運びやすさよりも暖かさを優先した割り切った設計になっています。

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「とにかく凍えたくない」「多少かさばってもいいから安心して寝たい」という人には、かなり心強いコンセプトのシュラフです。逆に軽さやコンパクトさを重視するなら、別ラインを検討した方がストレスは少なくなります。


おすすめできる人・おすすめシーン(登山・車中泊・キャンプなど)

おすすめできる人・おすすめシーン(登山・車中泊・キャンプなど)

この寝袋をおすすめしやすいのは、主に車移動が前提のキャンプ・車中泊ユーザーです。具体的には、冬〜早春のオートキャンプ場でのキャンプ、軽バンやミニバンでの車中泊、雪の残る高原キャンプなど、0℃〜-5℃を下回る可能性がある環境との相性が良い印象です。テントの断熱が弱くても、しっかりしたマットと組み合わせれば十分暖かく眠れたという口コミが多く、冬キャンプ初心者が「まず1本、安心できる冬用寝袋を持ちたい」と考えるときの選択肢になりやすいです。ただしその大きさから、公共交通機関+徒歩のキャンプにはかなり不向きで、あくまで車での移動と車載スペースに余裕がある人向けです。

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冬でもキャンプを楽しみたいけれど、装備にあまり詳しくない、という人にとっては「これを軸に考えればひとまず安心」というポジションになりやすい寝袋です。車移動前提なら、頼れる一本になってくれます。


おすすめしにくい人・シーンとその理由

おすすめしにくい人・シーンとその理由

一方で、おすすめしにくいのは「登山・徒歩キャンプ・ツーリングキャンプ」など、荷物を自分で長距離運ぶスタイルの人です。重量3.4kg、収納サイズ約φ31×49cmという数値は、バックパックキャンプではほぼ致命的で、他のギアを入れるスペースが大きく制限されます。また、快適温度の目安が-9℃前後とされるほどの保温力があるため、春〜秋のキャンプでは明らかにオーバースペックになり、チャックを開けても暑くて寝苦しいという声も少なくありません。オールシーズン1本で済ませたい・軽量コンパクトさを重視したい人には、タスマンL-8やコンパクトコルネット/L0、あるいはダウンシュラフを検討した方が、使えるシーズンが長くなりやすいです。

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「冬しか出番がない」「とにかくデカい」という点は、どうしても人を選ぶ部分です。年間を通して荷物をコンパクトにまとめたいタイプの人には、別のモデルの方がストレスが少ないと思います。


このレビューの前提条件(使用環境・気温・マット等の装備)

ここでの評価・コメントは、主に関東〜本州中部あたりの冬キャンプを想定した前提条件に基づいています。気温としては、夜間0℃〜-5℃程度の平地〜標高1000m前後のキャンプ場をイメージし、テントは一般的な2〜3人用ドームテントまたはシェルター、マットはクローズドセルマット+厚めのインフレータブルマット(R値3〜4程度)を組み合わせたケースを想定しています。着衣は、冬用ベースレイヤー上下+フリースまたはスウェット、必要に応じて薄手ダウンジャケット程度までを「普通に着込んだ状態」として判断しています。これより寒い環境や、マットが薄い環境では評価が変わる可能性がある、という点はあらかじめ押さえておきたいところです。

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レビューの前提条件を決めておくことで、「うちの環境だとどうかな?」とイメージしやすくなります。自分のテントやマット、よく行くキャンプ場の気温と照らし合わせながら読んでもらえると、より判断しやすくなると思います。


コールマン タスマンキャンピングマミー/L-15の「特徴(スペック・機能)と注意点」を詳しく解説

コールマン タスマンキャンピングマミー/L-15の「特徴(スペック・機能)と注意点」を詳しく解説
  • 基本スペック一覧表(サイズ・重量・収納サイズ・形状)
  • 中綿素材・構造
  • 対応温度域と快適に眠れる気温の目安(ISO23537基準)
  • 表地・裏地の素材と耐久性(生地の強さ・防水性・肌触り)
  • 価格帯とコスパ評価|同メーカーの人気寝袋との簡易比較

基本スペック一覧表(サイズ・重量・収納サイズ・形状)

タスマンキャンピングマミー/L-15の基本スペックは、コールマン公式サイトの情報をベースに整理すると以下のとおりです。

項目数値・仕様
メーカーコールマン(Coleman)
モデル名タスマンキャンピングマミー/L-15
タイプマミー型
使用可能温度-15℃以上
使用時サイズ約83×203cm
収納時サイズ約φ31×49cm
重量約3.4kg
中綿/表地/裏地ポリエステル
付属品収納ケース

サイズ83×203cmと、マミー型としてはかなりゆったりめの設計で、身長180cm台の男性でも余裕を感じやすい長さです。一方で収納時サイズ約φ31×49cmは、一般的な3シーズン用封筒型寝袋の倍近いボリューム感で、軽自動車ソロキャンプでは収納スペースをしっかり確保しておく必要があります。重量3.4kgは、車移動前提なら現実的な範囲ですが、ザックに入れて担ぐというイメージからは完全に外れる数値です。

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スペック表だけを見ると「大きくて重い」印象が強いですが、これは裏を返せば「中綿をたっぷり入れている」ということでもあります。収納と重量を許容できるかどうかが、この寝袋と長く付き合えるかどうかの分かれ目になりそうです。


中綿素材・構造

タスマンキャンピングマミー/L-15は、中綿・表地・裏地いずれもポリエステルの化繊素材で構成されています。ダウンのようなフィルパワー(膨らみ具合の数値)は公表されていませんが、実物を見るとわかる通りかなり分厚く、レビューでも「布団のよう」「モコモコで安心感がある」といった声が多いモデルです。化繊シュラフのメリットとして、濡れに強く、結露やテント内の湿気で多少濡れても保温力が落ちにくい点が挙げられます。逆にデメリットとしては、ダウンに比べてどうしても重く・かさばりやすくなるため、「軽量・コンパクト」を求める人には向きません。L-15は、その化繊のデメリットをあえて受け入れてでも、保温力と扱いやすさに振り切った設計と言えそうです。

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化繊シュラフは多少ラフに扱っても壊れにくく、家庭用洗濯機やコインランドリーでケアしやすいのが魅力です。その分、収納袋への出し入れは少しコツが必要なので、撤収時間には余裕を見ておくと安心です。


対応温度域と快適に眠れる気温の目安(ISO23537基準)

ISO23537では、寝袋の温度表示を「快適温度」「下限温度(リミット)」「限界温度」などに分けて定義しています。

寝袋の保温力の国際規格「ISO23537」
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昨今、寝袋の保温力表示として、国際規格のISO23537(旧 EN13537)が採用されることが一般的です。

寝袋の保温力表示の国際規格
ISO23537って何?

ISO23537 EN13537 【冬用寝袋-15℃】コールマン タスマンキャンピングマミー/L-15の実力は?特徴・注意点を徹底解説レビュー
  • コンフォート温度(快適温度)
    標準的な女性(25歳・体重60kg・身長160cm相当)が丸くならずにリラックスして寝ていられる下限温度
    ⇒自宅で普通に寝ている感じに近い温度
  • リミット温度(下限温度・最低使用可能温度)※メーカーで日本語表現が異なる
    標準的な男性(25歳・体重70kg・身長173cm相当)が体をすぼめて丸まりながら 8時間眠れる下限温度
    ⇒いわゆる「耐えられるギリギリの実用下限」に近い温度。
  • エクストリーム温度(限界温度)
    標準的な女性が 命の危険ギリギリで約6時間耐えられる下限温度
    ⇒低体温症や凍傷のリスクが高く、ここを基準にシュラフを選ぶのはNG。メーカーによっては最近あえて表示しないことが増えた。
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寝袋選びでは、通常は①と②を参考に選びます。

ISO23537の温度表記は日本人には寒い?!

この寝袋の保温力の表示規格はヨーロッパ人が作った規格です。

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彼らは日本人よりも寒さに強い人種です。(日本人が長袖・長ズボンでも、欧米人は短パン・Tシャツだったりしますよね。そう、彼らは日本人より寒く感じにくいのです)

私は今までテント泊で夏山から冬山まで計100泊以上、使ってきた寝袋も5個以上ありますし、複数の山仲間とテント泊してきましたが、日本人がこの温度表記を鵜呑みにするのは正直無理あると思っています。

日本人と欧米人の体感温度の差は過去いろいろ調べましたが「約3~5℃違うのでは?」と考えています。

日本人の目安となる温度は?

日本人の目安となる温度は、

  • 日本人男性:コンフォート温度(快適温度)とリミット温度(下限温度・最低使用可能温度)の中間の温度 (例:快適温度5℃、最低使用可能温度0℃の場合、3℃くらいがまともに寝れる目安)
  • 日本人女性:コンフォート温度(快適温度)

ぐらいじゃないかと、経験上感じています。

マットの断熱力も重要

特に外気温が10℃以下ぐらいになるとマットの断熱力も重要になっています。小さく圧縮できる寝袋は、体重がかかる部分はペチャンコに潰れて断熱できません。体重が乗っても身体と地面の間を断熱できるマットが重要です。特に氷点下になると、マットの性能は死活問題になります。

ISO23537の詳しい内容については↓

タスマンキャンピングマミー/L-15の場合、パッケージや一部商品説明では「快適温度-9℃/使用可能温度-15℃」とされていますが、公式サイト上は「使用可能温度-15℃以上」という表記にとどまっています。ユーザーのレビューを見ていくと、0℃〜-5℃前後の環境で「薄着でも十分暖かい」「汗ばむくらい」という声が多く、-10℃近くまで下がるような状況でも、しっかりとしたマットと適切な服装を組み合わせれば実用範囲に入る印象です。ただし、化繊シュラフは体質・服装・マット性能の影響を大きく受けるため、ISO23537の考え方を参考にするなら、表示温度よりも5℃程度余裕を見ておくと安心です。

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「-15℃まで絶対大丈夫」と受け取るよりも、「0℃〜-5℃帯でかなり余裕がある」「-10℃付近は装備次第」というイメージで捉えておくと、現実とのギャップが少なくなります。マットと服装をケチらないことが、快適な一晩への近道です。


表地・裏地の素材と耐久性(生地の強さ・防水性・肌触り)

表地・裏地の素材と耐久性(生地の強さ・防水性・肌触り)

表地・裏地ともにポリエステルが採用されており、キャンプ場の土や砂、フロアマットとの擦れに対しては比較的タフな印象があります。防水シュラフカバーのような完全防水ではありませんが、テント内の結露が垂れてきた程度であれば、すぐに大きなトラブルになることは少ない素材です。肌触りはフリースのような「ぬくぬく感」というより、ややしっとりしたポリエステル生地という印象で、汗ばむ季節よりも冬〜早春向きの質感です。長期的な耐久性については、ファスナーの噛み込みや縫製部分への負荷がレビューで指摘されることもあるため、収納時に無理に押し込まず、ゆとりを持って袋に収めることが重要になってきます。

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生地そのものは比較的丈夫ですが、重さがある分だけ、乱暴に扱うと縫い目やファスナーに負荷がかかりやすくなります。撤収時に焦って引っ張りすぎないことが、結果的に長く使うための一番のコツと言えそうです。


価格帯とコスパ評価|同メーカーの人気寝袋との簡易比較

コールマン公式オンラインショップでの価格は、タスマンキャンピングマミー/L-15が17,380円(税込)、同シリーズのL-8が15,180円(税込)、マルチレイヤースリーピングバッグが15,950円(税込)、コンパクトコルネット/L0が8,800円(税込)です。価格だけ見るとL-15が最も高価ですが、快適温度の目安が-9℃前後、使用可能温度-15℃というスペックを持つ冬用シュラフとしては、ダウンモデルに比べるとかなり手頃な価格帯に収まっています。L-8は使用下限温度-8℃で、主に晩秋〜初冬向け、マルチレイヤーはレイヤー構成を変えることで-5℃まで対応しつつ、春〜秋も柔軟に使える「四季対応」の封筒型です。コンパクトコルネット/L0は0℃以上向けで、3シーズンのオートキャンプを幅広くカバーするポジションと言えます。

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「冬キャンプ専用」と割り切れるなら、L-15のコスパはかなり高いと感じられます。一方で、年間を通じて1本で済ませたいなら、マルチレイヤースリーピングバッグやL-8との組み合わせを検討した方が、結果的に満足度が高くなるかもしれません。


コールマン タスマンキャンピングマミー/L-15の口コミ・関連動画

コールマン タスマンキャンピングマミー/L-15の口コミ・関連動画
  • コールマン タスマンキャンピングマミー/L-15の口コミ
  • コールマン タスマンキャンピングマミー/L-15の関連動画
  • コールマン タスマンキャンピングマミー/L-15のライバル製品の比較
  • コールマン タスマンキャンピングマミー/L-15の向いている人/向いていない人
  • コールマン タスマンキャンピングマミー/L-15のよくある質問
  • 全体のまとめ
  • 実売価格(参考)

コールマン タスマンキャンピングマミー/L-15の口コミ

[amazon]や[楽天]、コールマン公式レビューを眺めると、まず目立つのは「とにかく暖かい」という声です。外気温0℃前後で下着+スウェット程度でも朝まで熟睡できた、関東の-5℃程度の冷え込みでも問題なく眠れた、といった体験談が多く見られます。一方で、デメリットとして必ず挙がるのが「大きさ」と「ファスナーの噛み込み」です。収納後のボリュームが想像以上で、コンパクトにまとめるのが難しい、バイクや徒歩キャンプには向かないという意見が多く、車移動前提という前提条件が改めて確認できます。また、ファスナーが内側の生地を噛みやすく、閉めるときに少しコツが必要という指摘も複数見られます。総じて、「暖かさ優先で細かい不便は割り切れる人」からは高評価、「軽量コンパクトさを重視する人」からは評価が分かれやすい印象です。


コールマン タスマンキャンピングマミー/L-15の関連動画

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冬キャンプや車中泊での実使用イメージを掴みたいときは、動画をチェックすると雰囲気がつかみやすくなります。参考になりそうな動画をいくつか挙げます。

コールマン タスマンキャンピングマミー/L-15のライバル製品の比較

ここでは、同じコールマンの現行モデルを中心に、用途の近いシュラフを比較します。

基本スペック比較表

スクロールできます
モデル名タイプ快適温度の目安使用下限/使用可能温度使用時サイズ収納サイズ重量公式価格(税込)
タスマンキャンピングマミー/L-15マミー型約-9℃前後(目安)-15℃以上約83×203cm約φ31×49cm約3.4kg17,380円
タスマンキャンピングマミー/L-8マミー型晩秋〜初冬向き-8℃以上約83×203cm約φ27×48cm約2.8kg15,180円
マルチレイヤースリーピングバッグ封筒型-5℃(3枚重ね時)使用下限約-11℃目安約90×200cm約52×29×38cm約4.9kg15,950円

※快適温度は、メーカー表示と各種資料から読み取れる目安値をもとにした概算です。

タスマンキャンピングマミー/L-8との比較

L-8は使用下限温度-8℃以上で、主に晩秋〜初冬のキャンプをターゲットにしたモデルです。サイズはL-15と同じ83×203cmですが、中綿量が少ない分だけ重量は約2.8kg、収納サイズもひと回り小さくなっています。冬キャンプでも最低気温が0℃前後にとどまるエリアが多いなら、L-8でも十分というケースもあり、年間の出番はL-8の方が多くなりがちです。

マルチレイヤースリーピングバッグとの比較

マルチレイヤースリーピングバッグは、3枚のレイヤーを組み合わせることで-5℃まで対応できる封筒型シュラフです。幅90cmとかなりゆったりしており、家の布団に近い寝心地を求めるファミリー層に人気があります。収納サイズと重量はL-15以上に大きくなりますが、レイヤーを分割すれば春〜秋のキャンプや自宅用ブランケットとしても流用しやすく、「1セットで四季をまかなう」発想に向いたモデルです。

パフォーマーIII/C5・コージーII/C5との立ち位置

同じコールマンのパフォーマーIII/C5やコージーII/C5は、封筒型の3シーズン向けシュラフで、快適温度5℃帯をカバーするモデルです。冬キャンプ単体で見れば、これらとL-15は競合というより「冬用と3シーズン用をどう組み合わせるか」という関係になりやすく、L-15を冬専用、C5シリーズを春〜秋用として揃えると、年間を通じてコールマンのシュラフだけでカバーしやすくなります。

比較のまとめ

タスマンL-15は、同社ラインナップの中でも「真冬寄り」に位置するモデルで、L-8、マルチレイヤーと組み合わせることで、より自分のキャンプスタイルにフィットした温度レンジを作りやすくなります。冬の寒さへの不安が強いならL-15、荷物を抑えつつ晩秋〜初冬も楽しみたいならL-8という整理が分かりやすいと考えられます。


コールマン タスマンキャンピングマミー/L-15の向いている人/向いていない人

【向いている人】

  • 冬キャンプを本格的に始めたいが、まずは「寒くて眠れない」を絶対に避けたい人
  • 軽バン・ミニバン・SUVなど、車載スペースにある程度余裕があるオートキャンパー
  • -5℃前後まで下がる可能性がある平地〜高原キャンプ場をよく利用する人
  • ダウンの取り扱いに不安があり、化繊で気楽にガンガン使いたいと考えている人

【向いていない人】

  • 登山・徒歩キャンプ・ツーリングキャンプなど、荷物を背負って移動するスタイルの人
  • 春〜秋のキャンプが中心で、冬キャンプはほとんど予定していない人
  • 軽量・コンパクトなギアで装備全体をミニマルにしたい人
  • 収納・積載スペースが限られた軽自動車ソロキャンパー

コールマン タスマンキャンピングマミー/L-15のよくある質問

Q1. 本当に-15℃まで大丈夫ですか?
A1. 使用可能温度-15℃という表記は「適切なマット・服装・テント環境を整えたうえで、理論上利用可能な下限」というイメージに近いです。多くのレビューでは、0℃〜-5℃でかなり余裕があり、-10℃前後は装備次第という印象が強いので、実際には表示温度より5℃程度余裕を見て計画するのおすすめです。

Q2. 洗濯はどうすればいいですか?
A2. 化繊シュラフなので、容量の大きな家庭用洗濯機やコインランドリーで丸洗いしやすいタイプです。ただし3.4kgとボリュームがあるため、無理に押し込むと洗濯機に負荷がかかることがあります。ファスナーを閉め、洗濯ネットに入れて弱水流コースで洗い、陰干しでしっかり乾燥させると安心です。

Q3. どんなマットを組み合わせれば良いですか?
A3. 0℃〜-5℃帯を想定するなら、最低でもR値3〜4程度のマットを用意したいところです。クローズドセルマット+厚めのインフレーターマットの二重構成にすると、地面からの冷気をかなり抑えられます。マットが薄いと、どんな寝袋でも寒さを感じやすくなるため、寝袋と同じくらいマットにも投資する価値があります。

Q4. 子どもと一緒に使えますか?
A4. サイズ的には大人1人用のマミー型ですが、小学生くらいまでなら、親子で布団のように上掛けとして使うといった応用も考えられます。ただし想定外の使い方になるため、安全面には十分注意し、窒息や転倒のリスクがないように配慮してください。

Q5. 夏や春秋にも使えますか?
A5. 気温10℃以上の季節では明らかにオーバースペックで、ファスナーを全開にしても暑すぎると感じる場面が多くなります。春〜秋は別の薄手シュラフやブランケットを用意し、L-15は冬専用と割り切って使う方が快適です。


全体のまとめ

  1. 0℃〜-5℃帯でかなり余裕のある暖かさ
  2. 使用可能温度-15℃はあくまで下限目安
  3. 重量3.4kg・収納サイズはかなり大型
  4. 車移動前提の冬キャンプ・車中泊向き
  5. ダウンより安く真冬クラスの保温力を狙える
  6. ファスナーの噛み込みには少し注意が必要
  7. マットと服装を整えれば氷点下キャンプも狙える
  8. 春〜秋には明らかにオーバースペックになりやすい
  9. L-8・マルチレイヤー・L0との比較で選びやすい
  10. 「冬専用の1本」と割り切ると満足度が高い

タスマンキャンピングマミー/L-15は、「冬キャンプで絶対に凍えたくない」という思いに寄り添ってくれる、頼れる極暖化繊シュラフです。使用可能温度-15℃というスペックどおり、0℃〜-5℃帯ではかなり余裕のある暖かさを感じやすく、車中泊や雪中キャンプでも安心感のある一本になりやすいと考えられます。一方で、重量3.4kg・収納サイズ約φ31×49cmという大きさは、明らかに車移動専用レベルであり、荷物を背負うスタイルとは相性が良くありません。タスマンL-8やマルチレイヤースリーピングバッグ、コンパクトコルネット/L0と比較しながら、自分のキャンプスタイルと行くフィールドの気温に合わせて選ぶことで、失敗の少ない冬用寝袋選びにつながっていきます。



実売価格(参考)

mt 【冬用寝袋-15℃】コールマン タスマンキャンピングマミー/L-15の実力は?特徴・注意点を徹底解説レビュー

セール時はおおむね13,000〜16,000円前後で推移することが多く、タイミングによっては公式価格より安く購入できる場合があります。価格は変動するため、購入前に複数ショップの最新価格を確認することをおすすめします。

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